こんにちは、もったいない本舗です。
2016年マンガ大賞は、野田サトルさんの『ゴールデンカムイ』が受賞しました!
ずっと応援してきたマンガだったので、個人的にとても嬉しいです。おめでとうございます!
さて、先日発売された最新刊6巻。
元々この作品は、アイヌの隠された金塊を探すのが目的のサバイバル漫画なのですが、
ここ最近は、アイヌのグルメ漫画(エゾシカやエゾリス、アザラシまでも!)と化していました(笑)
今巻は180度趣向を変えてきて、札幌の”殺人ホテル”が舞台です。
いわくありげな美人女将が経営するこのホテルは、改築に改築を重ねた迷路のような作り。
そして地下には何故か拷問部屋。・・・と、まるでホラーのような展開なのですが。
このマンガの凄い所は、シリアスな設定に当然のようにギャグを埋め込んでくる事なんです。
シリアスとギャグの絶妙なバランスで、何とも言い難い(クセになる)読後感。
エゾシカ肉のカレーライスを見て、アシリパさんがまたもや「オソマ」に警戒。
※「オソマ」を知らない方は、是非調べてみて下さい。このブログでは書けない・・・!(笑)
脱獄王の白石が、牛山にホテルの女将と間違えられて襲われるシーンとか、もう笑いました。
一方で、新選組の生き残りである土方歳三と永倉新八のエピソードでは、
もし土方さんが箱館戦争で生き延びていたら、こんな格好良い爺さんになっていただろうなぁと、
新選組好きとしては、どこまでも妄想が広がる嬉しい展開。
既に飛び道具の時代ですが、まだまだ接近戦での刀の威力は絶大ですね!
土方&永倉コンビの、まるで西部劇のパロディのような戦闘もとにかく面白かったです。
さてこの作品、なんと2ヶ月連続刊行とのことで、近々7巻が発売される予定。
アシリパさんを殺人鬼から守るという、ブレない格好良さを見せつけた杉元と、
不穏な動きを見せる土方一行がどう絡んでくるのか、今から続きが待ち遠しいです。
今回は、衝撃的なアイヌ料理が出てこなかったのが少し心残りではありますが、
とりあえず今は「松前漬け」と、刻んだたくあんを載せたお茶漬けが食べたくてたまらない。
グルメな描写も魅力の『ゴールデンカムイ』、未読の方はこの機会に是非どうぞ!
※余談ですが、55話の扉絵を見て吹き出しました・・・完璧に油断してた・・・
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【執筆担当者】
ナナミ(ハイボール女子)
ハイボールをこよなく愛するアラサー。
小説、コミックが日々の活力で、好きな作家はとことん追いかける。
愛読書は北方謙三の『三国志』と、栗本薫の『グイン・サーガ』。
ミステリ、ファンタジー、SF、ホラー、古典まで幅広く読む。
好きなゲームが発売されると、徹夜でハイボールを飲みながらプレイする。
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