こんにちは、もったいない本舗です。
皆さん、「イヤミス」という言葉を知っていますか?
ここ数年、書店のポップ等でよく目にするようになりましたが、
「イヤミス」=「イヤぁ~な後味の残るミステリー」の事です。
ミステリーの醍醐味といえば、小気味良い謎解き、清々しい読後感だと思うのですが、
イヤミスは、謎が解決してもスッキリしない、むしろ暗澹たる気持ちになる・・・そんな作品です。
本日は、米澤穂信さんの『満願』という小説をご紹介します。
先ほど長々と前置きを述べたのは、この作品がイヤミスの筆頭とも言えるべき作品だからです。
作者の米澤さん、『古典部』シリーズや『小市民シリーズ』等、
どちらかというと青春ミステリを書かれるイメージが強かったのですが、
この『満願』は、驚愕のどんでん返しあり、さらに 徹底的に打ちのめされるラスト。
「夜警」「死人宿」「柘榴」「万灯」「関守」「満願」という6つの短編が収録されています。
個人的に一番衝撃的だったのは「柘榴」ですね、
美貌の幼い姉妹と、彼女達を溺愛する容姿の一向に衰えない母親のお話。
ラストのブラックなオチにギョッとさせられること必至です!
「関守」も後々まで記憶に残るタイプのお話です。
伊豆半島南部にある峠で頻発している奇妙な死亡事故。
その事を取材に来たライターは、峠の前のドライブインで話を聞く事になり・・・これも黒い。
同著者の『儚い羊たちの祝宴』に引けを取らないブラックなミステリーです。
ちなみにこの『満願』ですが、数々の賞を受賞しています。
第27回山本周五郎賞受賞
2015年版「このミステリーがすごい! 」第1位
2014「週刊文春ミステリーベスト10」 第1位
2015年版「ミステリーが読みたい! 」 第1位
普通のミステリーに飽き飽きしている方、ブラックな刺激のある本が読みたい方、
是非読んでみて下さいね!!
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