こんにちは、もったいない本舗です。
最近の映画のキャッチフレーズでよく見かける
「映像化不可能と言われていた~」というキーワード。
映画のオリジナル脚本よりも圧倒的に小説・マンガ・ラノベなどを原作にした作品の方が
多くなっているからこそ、目にする機会が多いフレーズなのかもしれません。
しかし、その「不可能」を「可能」にしたことで
観客はどんな仕上がりになっているのか、この目で確かめたくなるものです。
今回ご紹介する作品も来年2017年に映画化が決定。
原作は、第23回山本周五郎賞した作家・貫井徳郎さんの
超傑作と呼ばれているミステリー小説『愚行録』です。
しかしこの作品、「映像化不可能」ではなく
「映像化に向いていない」と原作者自身がコメントしているんです。
ネガティブ発言にも聞こえますが、
そんな言葉が出てしまうほどストーリーの内容・構成的に重いテーマを掲げ、
見る人を惹きつける泥沼に落ちた登場人物たちや、複雑に入り組んだプロットにより、
小説として完成されすぎている、といっても過言ではないシナリオだからこそ
言えるコメントなんです。
それを映像化する…という大きなチャレンジ。
「不可能を可能にする」ものよりも、私はすごく興味を惹かれます。
映画の主演を務めるのは妻夫木聡さんと満島ひかりさん。
この2人と聞くと李相日監督の『悪人』を思い出します。
あの作品も…なかなか衝撃的で、見終わった後にグッタリした記憶が…(笑)
今回の映画も決して軽いテーマではありません。
複雑な人間関係によって生まれる羨望、嫉妬や駆け引きなどが絡み合い、
ミステリーなのに、人間の本質を迫られる戦慄の群像劇のようです。
まずは映画を見る前に原作を読みたくなる…そんな作品です。
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【執筆担当者】
アサミ(サブカル女子)
少女マンガと恋愛ドラマをこよなく愛するアラサー。
好きな音楽はロキノン系(邦楽ロック)が中心で、
夏になると全国各地の夏フェスに飛び回る。
アニメもゲームもライトユーザーながら、有名どころは押さえている。
もちろん、サブカルの代名詞である
ヴィレヴァン(ヴィレッジヴァンガード)も大好き。
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