“森ガール”という言葉が流行りだしたと同時に、生まれた言葉が“沼ガール”である。“森ガール”に憧れつつも一歩及ばない女性のことをさすらしい。ゆるいワンピースを着ていると、妊婦に間違われ、花柄やレースが大好きなのに、致命的に似合わないなど、どうも自虐的な“沼ガール”。そんな“沼ガール”にオススメの漫画として紹介されたのが、瀧波ユカリ著の「臨死!!江古田ちゃん」である。
「臨死!!江古田ちゃん」は、主人公江古田ちゃんの生活を綴った4コマ漫画。江古田ちゃんは東京で一人暮らしをしている、家の中では全裸がモットーの女の子。一生懸命なのに、どこかずれた部分がある江古田ちゃんは、女性なら誰でも納得するような、ちょっと笑えない寂しいエピソードばかり。恋愛に対しても積極的なのに、なかなか本命の男性には相手にされず、どうでもいい男とばかり寝てしまう。
“森ガール”に憧れて、一生懸命目指しているのに、どこか一歩違う“沼ガール”と、なんだか全てにおいてピントのあっていない江古田ちゃんは、確かになんとなくだけれど、共通点が多い。
この漫画を読み終えた後、爆笑と同時に、ちょっと寂しくなった女性は、“沼ガール”なのかもしれない。
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