こんにちは、もったいない本舗です。
本来”人間でないモノ”を”人間”だとして表現する「擬人化」。
日本では昔から、全ての事象に人間と同じ意思があると考えていたらしく、
皆さんもお母さんから言われていたであろう
「ご飯粒の中には神様が居るから～ウンタラカンタラ」
も、一種の「擬人化」であるみたいです。
そう考えると、私達は「擬人化」に親和性が高いのかもしれませんね。
今や「擬人化」表現が使われているサブカル作品は、
誰しもが目にすることもある、ポピュラーなものになっています。
動植物などから始まり、食べ物や土地、戦艦に刀剣まで…
様々な物が「擬人化」されていますよね。
ということで今回は、綺麗な宝石達が「擬人化」して活躍するマンガ作品
『宝石の国』をご紹介します。
10月からアニメ化が決定しているマンガなので、
もうご存知の方も多いでしょうか。
不死の身体を持つ28人の宝石達。
彼らを装飾品にしようと、月からは幾度も「月人」が襲来して来ます。
宝石達は、戦いに出る者、道具を作る者、見張りをする者など
それぞれの得意分野に合わせて、仕事を任されています。
戦いに出たいと願いながら、周りより脆く壊れやすい性質のフォスフォフィライトは、
長く「役立たず」と言われ続けて来ましたが、
ようやく宝石達の長・金剛から命じられ
今を記録し分類する”「博物誌」係”を任されることになりました。
「月人」との戦いには、ある程度硬度が高く、
砕けにくい宝石である事が必須。
身体が砕けても、全ての欠片を集めてくっつければ生き返るという宝石達でも
逆に砕けた身体の一部でも無くなってしまえば、
生き返ることは叶わないからです。
フォスの脆さは相当なもので、硬度は三半。(ちなみに、ダイヤモンドの硬度は十)
金剛先生が怒りの雷を落とすだけで割れてしまいます。
しかも、不器用すぎて他の仕事の才能も特に見られないということで、
しぶしぶ”「博物誌」係”を引き受けることに。
やっぱり彼らの中では、華麗に戦って「月人」を退ける
”戦闘役”を与えられた宝石が花形なんでしょうかねぇ…。
さて、私が『宝石の国』を手に取ったのは
単行本カバーを見て一目惚れしたからなんです。
モノクロのマンガ本編では分かりにくくはありますが、
登場人物が皆宝石なだけあって、
フルカラーになっているカバーの色鮮やかさは素晴らしい。
カラフルでキラキラしてて…これ、女性は絶対好きでしょう！(笑)
全編カラーになるアニメも、とても楽しみです。
宝石「擬人化」の新たな世界、マンガ『宝石の国』
「擬人化」作品が好きだなーという方、是非是非手に取ってみてくださいね。
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【執筆担当者】
ミユキ（絵描きゲーマー女子）
”剣と魔法のファンタジー”をこよなく愛する、絵描きゲーマー。
異世界を旅する為に、マンガ・アニメ・ゲームに日常を費やしている。
そして溜まっていった想像力を駆使して、
マンガやイラストを描きまくるのが趣味。
自作の作品に深みを持たせる為に、ファンタジー以外の読み物も模索中。
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