こんにちは、もったいない本舗です。
最近、日本の文化を外国人の視点から紹介された漫画が多々ありますよね。
もちろん日本の良い所が取り上げられるのは、日本人としてとても嬉しいことですが、
その反面、あまりにも日本礼賛が前面に出ている事に、ちょっと食傷気味になっていたり・・・
そんな中、先日出会った漫画『ふしぎの国のバード』。
明治時代の初期に、東京から蝦夷地まで旅した英国人冒険家イザベラ・バードの旅行記。
実はこの方、実在の人物で、当時の地図なき道を冒険したという何とも逞しい女性なんです！
なんていうかね・・・当時の日本の描写は、現代の私達から見ると かなり衝撃 ですよ。
風光明媚な土地、温かい人間達。でも、そればかりではありません。
ノミやシラミだらけの布団、蔓延する謎の伝染病、働けど働けど貧しい暮らし。
人力車の車夫の寿命が短いことや、お風呂が男女混浴が普通だったり・・・
新しい服が買えず、長く持たせるために普段は裸で暮らすあたりは、カルチャーショック！
読者もイザベラの視点で、文化の違いを体感できるのがこの漫画の良いところ。
実際のイザベラ・バードさんは、漫画よりも年上でなかなかアクの強い方だったようですが
漫画ではドレスの似合う元気な美人さんに描かれています（笑）
通訳としても料理人（！？）としても優秀な鶴吉は、無口・暗い・イケメンという
相反する要素が３拍子揃ったキャラで、イザベラとの掛け合いが楽しめます。
鶴吉は暗いけど、何か熱いものを秘めているような気がするんだよなぁ～。
決して日本の良い部分ばかりを描いたばかりではない『ふしぎの国のバード』。
現在３巻まで発売中。イザベラは無事に北方の蝦夷地まで辿り着くことができるのか？？
とても面白い漫画なので、みなさんも是非読んでみて下さい！
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【執筆担当者】
ナナミ（ハイボール女子）
ハイボールをこよなく愛するアラサー。
小説、コミックが日々の活力で、好きな作家はとことん追いかける。
愛読書は北方謙三の『三国志』と、栗本薫の『グイン・サーガ』。
ミステリ、ファンタジー、ＳＦ、ホラー、古典まで幅広く読む。
好きなゲームが発売されると、徹夜でハイボールを飲みながらプレイする。
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