こんにちは、もったいない本舗です。
9月17日に公開された映画『聲の形』、皆さんはもうご覧になられましたか？
「君の名は。」も大人気ですし、アニメ映画が賑わっていますね。
さてさて。テレビで映画『聲の形』のCMが流れ始めてから、
早く観たくてずっとそわそわしていた私ですが、
涙を拭く用にきちんとハンカチを持って、観に行ってきました！
イジメっ子とイジメられっ子関係だった石田将也と西宮硝子は、
お互いに過去を抱えながら成長し、高校生の時に再会を果たします。
原作マンガを読んでいた私は、
映画が始まった時点でもう胸にググッと来てしまい…。
マンガと映画で一番違うのは”音”です。
登場人物達の声、劇中に流れる音楽の全てが揺れ動く二人の感情を
臨場感たっぷりに聴かせてくれて、のめり込んでしまいました。
特に、硝子の声が素敵。聴覚障害を持つ人独特の、あのたどたどしい発音。
マンガでも「好き！」を「つき！」と言ってしまい、伝わらない…という場面がありましたが、
本当に声として聴くと、硝子の想いが溢れんばかりでした…声優さんすごい。
映画は将也が中心の話にまとまっていて、
イジメの主犯として孤立し、罪悪感とトラウマから自殺まで考えた将也が、
周りの他人と関われるようになっていくまでの変化がしっかりと描かれていました。
その代わり、小学校の頃のクラスメイトだった植野・佐原・川井、硝子の妹である結弦、
高校から友人となる永束・真柴の過去はあまり描かなかったようです。
”自分が居なければ”と考えて人と関わるのが難しかった将也と硝子が、
支えあいながら、世界に一歩踏み出していきます。
「君に、生きるのを手伝ってほしい」 名言です。よく言った。
友人と思える人を得て、耳を塞ぐのをやめた将也。
周りの人に付けまくっていた”×印”も剥がれていきます。
ああ良かったね…と、最後の余韻に浸っている時に、流れ始めるaiko。
もう、エンドロールの間も泣き過ぎで動けませんでした。
扱っているテーマが重いだけに、ビジュアルの繊細さがまた美しい。
原作未読の方も、『聲の形』に浸れる映画になっていました。
映画『聲の形』公式サイトはこちら
【執筆担当者】
ミユキ（絵描きゲーマー女子）
”剣と魔法のファンタジー”をこよなく愛する、絵描きゲーマー。
異世界を旅する為に、マンガ・アニメ・ゲームに日常を費やしている。
そして溜まっていった想像力を駆使して、
マンガやイラストを描きまくるのが趣味。
自作の作品に深みを持たせる為に、ファンタジー以外の読み物も模索中。
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