こんにちは、もったいない本舗のナナミです。
朝晩はずいぶん冷え込むようになり、空気の中にも秋の気配を感じるようになりましたね。
そんな秋の夜長にピッタリ!じっくりと読みたい漫画をご紹介します。
ますむらひろしさんの『銀河鉄道の夜』。
ご存じ、原作は宮沢賢治さんで、子供の頃に読んだという方もいるかもしれません。
でもこの漫画、特筆すべきは・・・登場人物がすべて猫だということです!
主人公のジョバンニも、友達のカムパネルラもみーんな猫なんです。
原作はある意味難解な部分があって、色々な解釈がありそうな作品なのですが、
この猫ちゃん達のおかげで、とても馴染みやすく宮沢賢治ワールドに浸る事ができます。
とにかく切なくなるほどに美しい漫画です・・・。
宝石箱をひっくり返したかのように、漆黒の空に輝く銀河ステーションの星々。
銀河の岸にさらさらと揺れるすすき。キラキラした水晶でできた砂。
ジョバンニが鳥のサギの足をもらって、「お菓子みたいだ」と呟きながら、
ポクポクとかじるシーンが好きです。(ポリポリじゃなく、ポクポクというのが良い)
今回ご紹介したこの漫画には、杉井ギサブロー監督により映画化された「最終形」と、
「初期形 ブルカニロ博士篇」という、2種類の『銀河鉄道の夜』が収録されています。
同じ物語でありながら、少しずつ展開もラストも違うので、読み比べると面白いですよ。
なかなか言葉で、この作品の素晴らしさをお伝えするのが難しいのですが、
ファンタジー好きな方には、是非とも一度手に取って頂きたいです。
ちなみに、明日10/2(金)と、明後日10/3(土)には、
東京国立博物館の野外シネマにて、19:00~『銀河鉄道の夜』が上映されるそうです!
映画も素晴らしいので、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょう??
東京国立博物館 野外シネマ
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【執筆担当者】
ナナミ(ハイボール女子)
ハイボールをこよなく愛する30歳。
小説、コミックが日々の活力で、好きな作家はとことん追いかける。
愛読書は北方謙三の『三国志』と、栗本薫の『グイン・サーガ』。
ミステリ、ファンタジー、SF、ホラー、古典まで幅広く読む。
好きなゲームが発売されると、徹夜でハイボールを飲みながらプレイする。
『もったいない本舗』では、上記のようなコミックの他、
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