こんにちは、もったいない本舗です。
あなたが、マンガを読んで一番泣いた作品はなんですか?
「泣けるマンガ」の中でも、私が最初に思い出すのは、こちらの作品。
羅川真里茂さんの『赤ちゃんと僕』です。
突然の交通事故で母親を失った小学生・榎木拓也が、
まだ幼い弟・実の面倒を見ながら、育児や家事に奮闘するホームコメディで、
実のワガママに振り回されながらも、優しいお兄ちゃんを頑張る姿が描かれています。
拓也の周りを取り巻く同級生やご近所さん、また父親の同僚の人たちが頻繁に登場し、
そのサブキャラクターたちにスポットを当てた話も多数あるため、
話のマンネリなど一切なく楽しめます。
時には、主人公の拓也と実が一切出てこない回もありますが、
それでも物足りなさを感じさせないのは、
きっと、サブキャラの性格や個性の表現の仕方がすごくうまいからだと思います。
また、日常のドタバタ騒動や家庭内の育児事情だけでなく、
学校のいじめ・家庭問題など深刻なテーマのものあり、
色々と考えさせられるシーンもたくさんあります。
私がこの作品をリアルタイムで読んでいたのは小学生の時でしたが、
今でも覚えているのは、拓也と「同級生の宮前くん」とのちょっと心が痛むお話。
自分の両親が離婚して母親が出て行ってしまった宮前くんが、
母親のいない拓也に「親近感がわくので友達になりたい。」と言い出すのですが、
次第に「お前の方がかわいそう」や「自分の不幸を見せたくないんだろ」
という言葉を拓也にぶつけてしまい、
拓也自身も「自分は不幸で可哀想なのか…」と悩んでしまうのです。
すごくヒドイことをしているように見えますが、
宮前くんは、それらの言葉に対して最初は悪気がなかったのかもしれません。
小学生は、まだまだ子ども…。そして、難しい年頃です。
宮前くんは、どんな気持ちでそんなヒドイ言ったのか。
言われた拓也は、それをどう受け止めて解決していくのか。
この宮前くんのストーリーは、第89~91話なので、
この2人の結末は、実際に読んでみてほしいです。
そして、この「赤僕」史上、最も泣けるのはやはり最終回。
画像の[愛蔵版]では全9巻あるため、少々長編ストーリーではありますが、
最終回までノンストップで、ぜひお楽しみください。
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【執筆担当者】
アサミ(サブカル女子)
少女マンガと恋愛ドラマをこよなく愛する20代(ギリギリ)。
好きな音楽はロキノン系(邦楽ロック)が中心で、
夏になると全国各地の夏フェスに飛び回る。
アニメもゲームもライトユーザーながら、有名どころは押さえている。
もちろん、サブカルの代名詞である
ヴィレヴァン(ヴィレッジヴァンガード)も大好き。
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