こんにちは、もったいない本舗です。
突然ですが、皆さん「三毛別(さんけべつ)ヒグマ事件」はご存じですか?
1915年(大正4年)、北海道の苫前郡苫前村(現・苫前町)という場所で、
ある巨大な一頭のヒグマが数度に渡り民家を襲い、開拓民を食い殺したという事件です。
私がこの事件の事を知ったのは、吉村昭・著『羆嵐』という作品を読んでから。
何故『羆嵐』に興味を持ったのかは、今となってはよく覚えていませんが(笑)
とにかく、この小説を読んだ時の衝撃度といったら、生半可なものではありませんでした!
ヒグマの習性としては、人間を避けて行動する事が多いと言われています。
しかし当時食料不足の北海道。冬眠の時期を逸したヒグマにとって、人間は格好の餌食です。
確かにヒグマの縄張りに踏み込んだのは人間のほうだけれど、
それでも数度に渡り民家を襲う計画性、頭の良さに思わず背筋が凍りました。
さて、怖い物見たさとでも言いましょうか・・・その惨劇が起こった場所に興味を持った私。
ヒグマ事件の現場が残されているというので、実際に行ってきました!!
札幌から、高速道路を使って約2時間半。
苫前町の古丹別という場所に跡地があります。行けども行けども鬱蒼とした深い森。
今でもヒグマの生息地ですので、「ちょっとお邪魔します」という気持ちで森の中に入ります。
案内図の横の黒いモノにビクッとしたのは、おそらく私だけではないでしょう(笑)
そして、民家を襲う巨大なヒグマ!これは大きすぎじゃないかという気がしないでもないですが。
この付近でヒグマの目撃情報もあるそうですので、長居は無用。
もうこれで、思い残す事はありません。
好奇心を満足させるためだけに、苫前まで行ってきたのでした・・・。
さて、今年は日本史上最大規模の獣害事件「三毛別ヒグマ事件」から100年です。
先日発売された木村盛武・著『慟哭の谷』というノンフィクションに、
この事件の事が詳しく書かれていますので、『羆嵐』とあわせて是非どうぞ。
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