結末を知っているのに、読むほどにドキドキする小説がある。
中島らも著の「人体模型の夜」。12話のお話で構成されている
ホラーオムニバスだ。
盗聴のために、引越しを続ける男性の話や、生命の尊さを
考えるあまり、ベジタリアンになった女子高生。読んでいるうちに
周りの空気がすっと薄くなるような気分になってくる。確か初めて
読んだのは、小学生の頃だったと記憶しているが、未だに
読むたびにドキドキするのだ。
わたしのお気に入りは、「はなびえ」というお話。主人公は、
異常なまでに鼻が利くOL。鼻が利きすぎるゆえに、ベジタリアンに
なることを、余儀なくされていた。そんな彼女が、昔の恋人に頼んで、
引越しをしたことから物語は始まる。
まるで都市伝説でありそうな、どこか薄気味悪く、でもリアルな
お話は、読むものをとりこにさせること間違いない。
その奇抜なキャラクターに目がいきがちな、中島らもだが、
彼の小説は本当に面白く、読むものを飽きさせない。ぜひ一度、
読んでもらいたい作家なのだ。
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