この間、何かの記事で、1980年代の「りぼん」で、一番好きな作品は何か?というアンケートを見た。堂々の第一位は一条ゆかり著の「有閑倶楽部」だった。これには大いに納得である。
有閑倶楽部は1981年から連載がスタートし、今でも不定期に連載されている少女漫画で、主人公は「聖プレジデント学園」という架空の学校に通う、男3人・女3人の生徒。それぞれに、優れた能力と、強力なコネを持っていて、いろいろな事件に首を突っ込んでいく。
この有閑倶楽部、主人公のキャラが6人とも際立っていて、子供心に高校生くらいになれば、こんなすごい人たちがいるんだ、と勘違いしたのを今でも覚えている。変わり者ばかりだけれど、正義感が強い6人に、とても憧れていた。
2007年にはドラマ化され、主役の6人を、大人気のアイドルや女優が演じたこともあり、ドラマで観た、という人も多いだろう。
荒唐無稽な事件ばかりなのだけれど、なぜだかついつい引き込まれてしまう。そんな有閑倶楽部。こちらも、少女漫画という枠を超えた少女漫画だと思う。