- 2019/09/09
- アニメ
『本好きの下剋上』TVアニメ化決定!気になるあらすじと原作の魅力をご紹介します!
【2019年10月2日放送スタート】本好きのためのビブリア・ファンタジー!シリーズ累計120万部突破、大人気ライトノベル『本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~』がTVアニメ化決定!キャスト&最新情報と原作の魅力をたっぷりお伝えします。
大人気ビブリア・ファンタジー『本好きの下剋上』がTVアニメ化決定!
「このライトノベルがすごい!」2018年&2019年 2年連続で1位を獲得した『本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~』シリーズ。この度、【2019年10月2日】よりTVアニメ化が決定しました!本好きのための、本好きに捧ぐビブリア・ファンタジーとして全国の読書家や書店員より絶大な人気を博してきたシリーズです。この日を待っていた!というファンも多いのではないでしょうか。
幼い頃から本が大好きな、ある女子大生が事故に巻き込まれ、見知らぬ世界で生まれ変わった。貧しい兵士の家に、病気がちな5歳の女の子、マインとして…。おまけに、その世界では人々の識字率も低く、書物はほとんど存在しない。いくら読みたくても高価で手に入らない。マインは決意する。ないなら、作ってしまえばいいじゃない!目指すは図書館司書。本に囲まれて生きるため、本を作ることから始めよう!本好きのための、本好きに捧ぐ、ビブリア・ファンタジー開幕!
(「BOOK」データベースより引用)
「ライトノベルは軽すぎて苦手」という百戦錬磨の読書家さんでもハマってしまう人続出!という本シリーズの魅力は、何と言っても「本を一から作る」というモノづくりの過程が明確に再現されていることです。今まで文字でしか表現されていなかった本作が、どのように映像化されるのか今からワクワクしますね!
TVアニメ『本好きの下剋上』の詳細情報
放送開始日 | 2019年10月2日 |
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放送情報 | WOWOW:10月2日より毎週水曜24:30~ TOKYO MX:10月9日より毎週水曜日22:00~ BSフジ:10月10日より毎週木曜日24:00~ |
監督 | 監督:本郷みつる/副監督:川崎芳樹 |
キャスト | 井口裕香、田村睦心、速水 奨、中島 愛、折笠富美子、小山剛志、子安武人 他 |
原作 | 『本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~』 著者:香月美夜/イラスト:椎名 優(TOブックス刊) |
アニメーション製作 | 亜細亜堂 |
OP/EDテーマ | OPテーマ:「真っ白」諸星すみれ EDテーマ:「髪飾りの天使」中島 愛 |
公式サイト | http://booklove-anime.jp |
TVアニメ『本好きの下剋上』主要キャラクター一挙紹介!
登場人物 / CV | キャラクター紹介 |
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マイン CV:井口 裕香 |
本作の主人公。外見は少女だが、中身は大人。マインに転生する前は、日本の大学を卒業し図書館への就職が決まっていた本須麗乃。大の本好きだが、生まれ変わった世界では本が手に入らないことが分かり愕然とする。前世の記憶を頼りに、一から本作りを始めることを決意する。非常に病弱。 |
ルッツ CV:田村 睦心 |
マインの幼なじみの少年で、4人兄弟の末っ子。将来は様々な場所を旅する旅商人になるのが夢。マインの本作りの情熱に影響され、自らも親に反対されながら夢への第一歩を踏み出す。マインの病弱さを理解しており、度々暴走するマインのブレーキ役となる。責任感が強い。 |
フェルディナンド CV:速水 奨 |
神官長。マインの保護者であり教育係でもある青年。貴族として育ったが訳あって神殿にいる。文官としても騎士としても完璧に仕事をこなす文武両道タイプ。美形だが、過去の生い立ちから女性不信。マインのことは結構気に入っている。 |
トゥーリ CV:中島 愛 |
マインの姉で2歳年上。妹思いで優しく、下町の皆に慕われている。病弱なマインに代わって、家事の手伝いを一手に引き受けるしっかり者。妹の本作りを応援し、仕事を手伝うことも。母のような立派なお針子になるべく奮闘中。 |
エーファ CV:折笠 富美子 |
マインの母。美人で裁縫の腕は抜群。決して生活は楽ではないが、持ち前の明るさで娘たちに愛情を注ぎ続けている。病弱なマインの将来を心配している。本作りに目覚めた娘を応援するようになった。 |
ギュンター CV:小山 剛志 |
マインの父。平民の兵士。周囲が呆れるほどの愛妻家であり、親バカである。「街ごと家族を守る」がモットーで、家族のためなら命を投げ出すこともいとわないほど。 |
ベンノ CV:子安 武人 |
服飾・装飾を扱うギルベルタ商会の若きオーナー。マインと出会った当初から、彼女の異質さと才能にいち早く気付き、マインの監督役兼保護者となる。非常にやり手の商売人だが、商売ギルドのギルド長とは度々対立することも。 |
原作ライトノベル『本好きの下剋上』人気の秘密とは?
① ライトノベルを超えた!万人に愛される『本好きの下剋上』の魅力とは
今回TVアニメ化される『本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~』は、香月美夜さんのライトノベルが原作となっており、前述したとおり「このライトノベルがすごい!」2018年&2019年の2年連続で頂点に輝きました。実は本シリーズ、小説投稿サイト「小説家になろう」に連載されていたもの。2013年9月~2017年3月まで、約3年半にわたって投稿され既に完結済みの作品です。
主人公マインは、元々は日本の大学を卒業し、図書館への就職が決まっていた本須麗乃という女性。しかし不運にも事故に巻き込まれ命を落としてしまいます。そしてふと目覚めると、そこは見知らぬ世界。麗乃は貧しい兵士の家の少女マインに生まれ変わっていたのです。そこは、大好きな本どころか紙すらもない世界で、一から本を作ろうと奮闘する物語です。
本シリーズの最大の魅力は、何と言っても緻密に作り込まれた世界観!基本的にファンタジーを苦手とする人は、物語の設定にリアリティがないことでふと我に返ってしまうと聞きます。一旦作り物の世界を意識してしまうと、どうしてものめり込むことができないですよね。でもその点、『本好きの下剋上』は、かなりリアル。中世ヨーロッパを彷彿とさせる街の様子や、低い識字率、そして髪を洗うことすらままならない劣悪な環境など、細部までよく描かれているなぁと感じます。また、ライトノベルやweb小説にありがちな主人公のチート能力はなく、むしろ病弱設定です。志は高くとも、身体がついていかないもどかしさ。読者は思わず主人公を応援したくなってしまいます!
② 「本がないなら、作ってしまえばいいじゃない!」
「本がないなら、作ってしまえばいいじゃない!」どこぞの王妃が放った言葉と似ていますね(笑)本が好きでたまらない女性が、前世の記憶を持ったまま本のない世界に生まれ変わってしまったとしたら…!その衝撃と悲劇は想像を絶します。「本をイチから作ってみせる!」と意気込んだマインですが、本を作ろうにも紙がない。紙を作ろうにも材料がない。材料を集めようにも道具がない。すべてがないないづくしの環境で、果たしてマインは本当に本を作れるのでしょうか?!
本シリーズの醍醐味は、主人公が前世の記憶と現代技術を駆使して本作りに挑戦すること。マインの住む世界では、5歳の幼女がパピルスを作るための知識を持っていたり、難なく帳簿を付けたり、そもそも文字を読めること自体驚きです。日々の生活を懸命に生きる以外、なんの知識もない下町の人々にとって、もはやマインの言動は奇人変人のたぐいです。
初めこそ遠巻きにされていたマインが、やがて少しずつ周りから認められ、本を作るために協力や理解を得られるようになります。さまざまな駆け引きをしながら大人とも対等に渡り合うくだりは、何とも小気味良いです。モノ作りとはこんなに楽しいものなのかと、読んでいてワクワクさせられます!
③ 既刊小説&コミカライズ版の紹介
TVアニメを観る前にまずは原作から挑戦してみたい!という人のために、既刊の単行本をご紹介します。(2019年9月現在)わりと冊数出ていますが、スピード感ある展開なのでサクサク読めてしまいますよ。ぜひ挑戦してみて下さいね!また、小説はやっぱりハードルが高い…という人は、コミカライズ版から入ってみるのもおすすめです。
<小説>
<漫画>
※上記はすべて『~司書になるためには手段を選んでいられません~』というサブタイトルが付きますが、表では省略致します。
まとめ
さて、ここまで『本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~』のTVアニメ情報と原作の魅力をご紹介致しましたが、いかがでしたか?本が好きすぎるあまり「本を一から作ってしまおう!」という主人公の情熱には、目をみはるものがあります。病弱ながらもバイタリティあふれるマインに、こちらまで元気をもらえるはず。
アニメ界で実力あるプロの声優さんたちが、どのようにキャラクターに命を吹き込んでくれるのか?また今まで文章から想像するしかなかったマインやルッツ、そしてフェルディナントの動く姿を見るのがとても楽しみですね!
アニメ、原作小説、漫画、どれから楽しんでも良し!TVアニメ『本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~』は、2019年10月2日放送スタートです。本好きの人はもちろん、そうでない人もぜひこの秋イチオシの異世界ビブリア・ファンタジーを楽しんで下さいね!
ライティング担当 : sakura札幌在住30代。国内・海外問わず本(主にフィクション)をこよなく愛する。ミステリー、ホラー、ファンタジーが特に好み。好きな作家は恩田陸、上橋菜穂子、綾辻行人ほか多数。永遠のバイブルは北方謙三の『三国志』。アガサ・クリスティーの『アクロイド殺し』で衝撃を受けて以来、叙述トリックにはまり、ラストですべてがひっくり返される「大どんでん返し」本を求めてやまない。週末はドライブがてら本屋巡りをするのが趣味。 |