もったいない本舗 人気の本、漫画、映画、アニメ、音楽情報をお伝えします。

新海誠監督のオススメ映画!圧倒的な映像美を誇る作品第1位は?

『君の名は。』が大ヒットした新海誠監督。その圧倒的な"映像美"は、日本のアニメ界の中でも随一と言われています。「切ない」「すれ違い」を描かせれば右に出る人はいない新海監督が手掛けるおすすめ映画は?あらすじからおすすめポイントまでランキング形式でご紹介します!

桜並木の道

新海誠監督が手掛ける作品の魅力とは?


画面に映し出される映像にふと見惚れたことはありませんか?日本のアニメーション技術は世界でもトップクラスとも言われています。実写と見間違うような美しい風景や自然描写、普段目にするものも細かくリアルに描かれ、アニメーションであることを忘れてしまいそうになることも。

中でも、ひときわ輝きを放つ新海誠(しんかい まこと)監督。国内だけにとどまらず世界中からも高い評価を受け、日本のアニメーション映画界を牽引する次世代監督と注目を集めています。ここでは「新海誠監督って?」という方のために、もう少し掘り下げてご紹介します!

■ 新海誠監督ってどんな人?

新海誠監督は、アニメーション映画作家・映画監督・小説家。2016年8月26日に公開されたアニメ映画『君の名は。』が、爆発的に大ヒットし社会現象になりましたね!日本の映画では、『アナと雪の女王』に次ぐ4位の興行収入を記録し、5位の『ハリー・ポッターと賢者の石』とは50億円以上の差をつけました。『君の名は。』で新海誠という名前を知った人も多いと思いますが、実は以前より圧倒的な"映像美"を誇るアニメ監督としてファンの間ではとても有名でした。あまりにも精度が高い背景描写は、本物と見紛うほどの美しさです。

■ 新海誠監督作品の特徴って?

新海誠監督の作品は、「切ない」「すれちがい」が代名詞になるほど、"泣ける"映画揃いなんです!何度観ても繰り返し同じ場所で泣いてしまうという人も続出。新海監督と、すれ違う男女の恋愛描写は、切っても切り離せません。とはいえ、この監督特有の詩的な世界観から、中には何度か観賞しなくては理解できないような難解な作品もあり…。

ではどの作品がおすすめなの?!と思った人へ、あらすじから見所ポイントまで徹底解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください!

【時系列順】新海誠監督の映画作品をcheck!


時系列で確認しよう

『君の名は。』を観て、新海監督の過去作品もぜひ観てみたい!と思った人もたくさんいるはず。この監督について最も感心するのが、どの作品も絶対にブレない姿勢を貫いているところです。普通のアニメ作品なら、それほど重視しないような風景描写に徹底的に力を入れており、唯一無二の新海ワールドを作り上げています。

青空をゆったりと流れる雲、アスファルトに跳ね返る雨粒、窓ガラスに反射する夕日、頬をなでていく春の空気。映像を一目見ただけで「あ、新海誠だ」とすぐに分かる独特の世界観が特徴です。それでは、過去の新海作品を時系列順に確認していきましょう!

時系列順!新海誠監督作品

〈アニメ映画〉

タイトル              公開年

 ほしのこえ
 雲のむこう、約束の場所
 秒速5センチメートル
 星を追う子ども
 言の葉の庭
 君の名は。
2002年
2004年
2007年
2011年
2013年
2016年


〈短編映像〉

タイトル              公開年

 遠い世界 OTHER WORLDS
 彼女と彼女の猫
 笑顔
 猫の集会
 だれかのまなざし

1999年
1999年
2003年
2007年
2013年


こうやって時系列順に見ていくと、2年~4年のペースでコンスタントに新作を発表していることが分かりましたね。どれも“新海ワールド”全開で素晴らしい作品ばかりですが、「どれから観たらいいのかわからない…!」「過去に発表している劇場作品なども知りたい…!」という方へランキング形式でご紹介します!

新海誠作品のおすすめランキング!


雨の雫

新海誠監督といえば、アニメ好きの人なら知らない人はいないと言っても過言ではありません。ここでは新海誠監督のファン、もったいない本舗スタッフSが独断と偏見で選んだランキングを、あらすじや感想と一緒にご紹介します!


6位 星を追う子ども

ー『それは、さよならを言うための旅。 』ー

<あらすじ>

山奥にある古い防空壕を秘密基地にする明日菜は、幼い頃に父を亡くし今では母と2人暮らし。秘密基地では、父の形見の鉱石を使った手作りのラジオを聴いて日々を過ごしていました。そんなある日、見たこともない怪物に襲われた明日菜を救ってくれたのが、地下世界「アガルタ」からきたシュンという少年。すぐに仲良くなった2人ですが、後日シュンが遺体となって発見されます。シュンの死に実感が湧かない明日菜は、新任教師・森崎の授業で聞いた死後の世界に興味を持ち、地下世界「アガルタ」へ向かうことに…。

<スタッフSの感想>

「どうしてもジブリと比べてしまうんです。」これは映画を観た大半の人が持つ意見だと言います。確かに『天空の城ラピュタ』を彷彿とさせるようなストーリー、さらに王道ファンタジーとくればジブリと比較したくなる気持ちも分かります。私も初期の新海作品から追いかけていたわけではなく、『秒速5センチメートル』から観始めたので、なおさら「新海誠らしくない」というイメージが強かったのも事実…。でも、一度ジブリフィルターを取ってまっさらな気持ちで観てみてください!ストーリー的には子ども向けとは言いがたいですが、美しい自然や満天の星空、地下世界「アガルタ」の退廃した描写など見所がいっぱいです。過小評価されていますが、普通に面白い映画ですよ!


5位 ほしのこえ

ー『私たちは、たぶん、宇宙と地上にひきさかれる恋人の、最初の世代だ。』ー

<あらすじ>

2046年の未来を舞台に、ロボットのパイロットとして宇宙に旅立つことになった少女・ミカコと、地球に残されることになった少年・ノボルの遠距離恋愛を描くSF作品。お互いほのかな恋心を抱いていた2人。最初は超長距離メールサービスで連絡を取り合っていましたが、ミカコの調査隊が地球から遠ざかっていくにつれて、メールの送信にかかる時間が数日、数週間とどんどん開いていきます。時間のずれは確実に2人の関係を引き離し、やがてミカコは大規模な戦闘に突入することに。

<スタッフSの感想>

まず、新海誠監督がたった一人で作り上げた作品ということに驚きです!脚本、演出、美術なども全てほぼ一人で担当していたということから当時かなり話題になりましたね。2002年の映画なので、どうしても今のCG技術に比べると見劣りがしてしまうかもしれません。それでも新海誠監督のカラーとも言うべき「すれ違う恋」の美しさの原型が、この映画で見事に表現されていると思います。宇宙から地球に向けて送った、8年後に届くメール。8年後に相手は何をしているのか、自分のことを忘れていないだろうか。ミカコとノボルの間にある、埋めることのできない圧倒的な距離と時間。あまりにも切ない恋の行方は…?!ぜひ映画でご確認ください!


4位 雲のむこう、約束の場所

ー『あの遠い日に僕たちは、かなえられない約束をした。』ー

<あらすじ>

1996年、日本が南北に分断されたもうひとつの戦後の世界が舞台。青森県に住む少年・浩紀と拓也は、「エゾ」(北海道)に建てられた謎の巨大な塔まで、いつか自分たちの力で飛ぼうと小型飛行機ヴェラシーラを組み立てていました。2人が密かに憧れていたクラスメイトの少女・佐由理もその計画に協力し、浩紀と拓也は、「ヴェラシーラが完成したら佐由理を塔まで連れていく」という約束をします。しかし、ある日突然姿を消した佐由理。悲しみに打ちひしがれてヴェラシーラの製作を止めてしまってから3年後、浩紀は偶然、佐由理があのときからずっと原因不明の病で眠り続けることを知り…。

<スタッフSの感想>

SF好きな新海誠監督の好みが、これでもかというぐらい詰め込まれた作品ですね!2つに分断された日本という設定はとても魅力的で、2人の少年が異国の地にそびえ立つ謎の塔に憧れる気持ちもよく理解できます。にもかかわらず、このなんとも難解なストーリー!予備知識なしで観ると、ちんぷんかんぷんかも…?この作品の軸になっているのは「ユニオンの塔」なのですが、これがまた平行宇宙やらなにやらが出てきてよく分からない。それでも魅力的なのは、現実離れした世界を描いてはいても登場人物がしっかり"青春"しているということですね。ハッピーエンドなんて珍しい!と思いきや…オープニングのあのシーンを思い出してみて下さい。あれ、もしやこの映画って究極のウツ系展開…?


3位 言の葉の庭

ー『愛よりも昔、孤悲のものがたり。』ー

<あらすじ>

靴職人を目指す高校生タカオは、雨の日の1限だけは授業をサボり庭園で靴のデザインを考えていました。雨が降ったある日、いつものように庭園に来たタカオは、昼間からチョコレートをつまみにビールを飲んでいる女性ユキノと出会います。ユキノはある出来事から心を病んでしまい、歩き方を忘れてしまった大人の女性でした。雨の日、少しの間だけ共有する2人の時間。タカオはユキノに靴職人の夢を話し、徐々に2人はお互いのことを意識し始めるように。そんなある日、タカオは学校でユキノに関する妙な噂話を聞き…。

<スタッフSの感想>

新海誠監督の作品には、基本的に少年少女が登場しますが、本作は珍しく大人の女性がメイン。どこか物憂げな雰囲気を持つ年上の女性ユキノに、タカオが少しずつ惹かれていく過程にドキドキさせられます。ユキノがなぜ昼間から庭園でビールを飲んでいるのかは中盤以降に明らかになるのですが、私はある意味立場的に逆転しているタカオとユキノの関係(これはぜひ映画をご覧になってください)に一番惹かれてしまいました。また、特筆すべき点としてこの映画の特徴は「雨」。草木から滴り落ちる水滴や、地面に跳ね返る雨粒の描写がとにかく美しいんです!あまりにも綺麗なので、憂鬱な雨の日が少しだけ好きになってしまいそう。大人の皆さんにこそぜひ観賞していただきたい、若かりし頃の純粋な恋心を思い出す素敵な作品です。


2位 君の名は。

ー『まだ会ったことのない君を、探している。』ー

<あらすじ>

東京に住む男子高校生・瀧と、都会に憧れる田舎暮らしの女子高生・三葉は、ある日夢の中でお互いの体が入れ替わっていることに気付きます。最初はただの夢だと思っていた2人ですが、その後もたびたび「入れ替わり」現象が起こり現実を受け入れるように。東京暮らしの瀧は田舎の生活を、田舎に嫌気が差していた三葉は都会の生活を満喫しますが、ある日を境にその「入れ替わり」が突然途絶えてしまいます。曖昧な記憶だけを頼りに飛騨に向かった瀧は、そこである衝撃の事実を目の当たりにすることに…。

<スタッフSの感想>

日本中で大ヒットした映画なので、まず知らない人はいないでしょう。なんとハリウッドで実写映画化も決定したということですから、海外での人気度の高さもうかがえますね!前半は男女の体が入れ替わるというコメディ展開、後半からは一気にシリアス展開に様変わりします。私は映画館に観に行ったのですが、終盤以降は超満員の中涙をこらえるのに必死でした…。ネタバレ防止のため詳しい内容は割愛しますが、まさかここまでSF展開だとは思っていませんでした。(もちろん良い意味で!)新海誠監督の作品は悲恋展開が多いですが、『君の名は。』は後味も良く、自信を持って万人におすすめできる傑作です。


1位 秒速5センチメートル

ー『どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。』ー

<あらすじ>

東京に住む小学生・貴樹と明里はともに体が弱く、図書館で本を読むことが好きという共通点から、ごく自然に仲良くなります。ずっと一緒にいられると思っていた2人でしたが、明里は小学校卒業と同時に栃木へ転校してしまいます。でもある日栃木にいる明里から手紙が届き、そのことをきっかけに2人は文通を繰り返すように。しかし今度は貴樹が鹿児島へ転校することが決まります。もう二度と会えなくなってしまうかもしれないと焦った貴樹は、明里に会いに行くことに。でも、約束の日は大雪のため列車の運行がストップしてしまい…。

<スタッフSの感想>

秒速5センチメートルというのは、桜の花びらの落ちる速度だそうです。新海誠監督の真骨頂といえば「すれ違い」ですよね!『君の名は。』でも男女のすれ違いを描いていましたが、原点は間違いなくこの『秒速5センチメートル』です。第1話『桜花抄』・第2話『コスモナウト』・第3話『秒速5センチメートル』の3つの短編から構成される物語。どのお話も何故こんなに切ないのか分からなくなるぐらい胸が痛くなる話ばかりで、巷ではウツ映画と言われているほどです。ただその切ないストーリーと絶妙な音楽、それに例えようのない映像美が相まって、ずっと心に残り続ける映画に仕上がっています。決してすがすがしい作品とは言えませんが、ノスタルジックな気持ちに浸りたい大人の皆さんは必ず一度は観ておくべきしょう!



意外!新海誠監督は実はこんなCMも手掛けていた?


実は新海監督ってCMも手掛けていることをご存知でしたか?信濃毎日新聞、大成建設、Z会、サントリー×『君の名は。』のタイアップCM等、さまざまなジャンルのCMを制作していますが、すごいのは最初の数秒だけで新海誠監督の作品だと分かるということ。それだけ圧倒的な映像美やリアルな描写という点で、他の監督とは一線を画しているということですね。


例えば、Z会「クロスロード」の120秒CM。あまりのクオリティの高さに、まるで映画の予告動画を観ているかのような錯覚に陥りますね!ある2人の男女の人生が、知らず知らずのうちに交錯していくなんて、まさに『君の名は。』のショート版。新海監督には 、この2人を主人公にした長編アニメを作って欲しい!と思う人もたくさんいるのではないでしょうか。

新海誠監督のCMは、とてもCMとは思えないほど繊細な映像で美しく、たった数十秒だけでもキャラクターがしっかりと立っています。通常なら早く終わって欲しいと思うようなCMでも、「新海誠監督のCMならいつまでも観ていたい」と思わせる力量はさすがです。気になった人は、過去のCM動画もぜひチェックしてみてくださいね。

まとめ


さて、ここまで新海誠監督の映画やCMなどオススメ作品をご紹介してきましたがいかがでしたか?

日本のアニメ映画のクオリティは、世界屈指と言われています。宮崎駿監督、細田守監督、庵野秀明監督…他にも今後の日本のアニメ界を牽引していく若手のアニメ監督がどんどん出てきていますよね!でも、勢いだけのアニメ映画に疲れてしまった人、ちょっとノスタルジックな気分に浸りたい人、感動して思いっきり泣きたい人は、ぜひ新海誠監督の作品を観てみてください。

独特な世界観や、斬新な切り口、予想外の展開と気が付けばストーリーに引き込まれ、気が付けばもうそこは新海ワールド。目を奪われる映像美だけでなく、交差する時間や距離、何とも言えないもどかしい物語や音楽へのこだわりにも注目です。作品を観た後には誰かと感想を言い合ったりするのも面白いかも知れませんね。

■ 新海誠監督作品の特徴 ■
① 圧倒的な映像美!
② まるで本物?と思うほどの緻密な自然描写
③ すれ違う男女の切ないストーリー

小説『君の名は。』

また、「アニメーション映画」は新海誠監督の特徴でもある“映像美”を存分に楽しめますが、実は「小説」もおすすめです。小説とはいえ、細かい風景描写がとても素晴らしくあたかも映像を観ているような感覚に陥るはずです。読みやすい文章なので普段あまり読書をしないという人にもぴったり。映画とは若干内容が異なる部分もあるので、映画はもう観たという方でも別の視点から新海ワールドを堪能できるのではないでしょうか。

『もったいない本舗』では、新海監督のアニメDVDはもちろん、小説も豊富に取り揃えております。「アニメ映画を観るのはちょっと…」「映画は観たけどまだ余韻に浸っていたい…」という方は、ぜひ小説も読んでみて下さいね!

▲ページ上部へ