ドラクエ5が映画に!3DCGアニメ『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』の予習と復習

【2019年8月2日公開】あの名作ゲームが初の3DCGアニメ映画に!「ドラゴンクエストV」を原案に、佐藤健・有村架純・波瑠・山田孝之がキャラクターに命を吹き込みます。山崎貴(総監督・脚本)×堀井雄二(原作・監修)×すぎやまこういち(音楽)が手掛けたドラクエ映画の見どころとは?

勇者の剣と宝箱

あのドラクエが…映画に!?フル3DCGアニメで初の映画化

誰もが知っている超有名人気RPGゲーム「ドラゴンクエスト」が2019年に映画化されることが決定しました!

しかも今回の映画のストーリー原案は、ファンの間でも人気が高く“神ゲー”とも名高い「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」!もう、ドラクエファンなら絶対観るしかないですよね。映画化と言っても実写ではなく、フル3DCGアニメーションで映像化されるので、ドラクエの世界観が壊されることなく楽しめそうです。ありそうでなかった「ドラクエ映画」。果たしてどんな仕上がりになっているのでしょうか。期待大です!

【予習編①】山崎貴×堀井雄二の最強タッグでまったく新しいドラクエに

今回の映画は、ドラクエの生みの親としても有名な堀井雄二さんの監修の元、『ALWAYS 三丁目の夕日シリーズ』や『STAND BY ME ドラえもん』の監督でも知られる山崎貴さんが映画の総監督・脚本を務めています。日本屈指のCG技術を駆使した映像美(VFX)に定評のある山崎さんが総監督というだけあって、一足早くその映像を観たキャストたちからは、揃って「すごい」という声が漏れていたのだとか。ゲームの何十倍、いや何百倍ものスケールで再現された『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』は、もはや懐かしくもあり、新しくもある映画なのかもしれませんね。

また、「ドラゴンクエストV」を題材にしているからといって、ストーリーがすべてゲームと同じかというと、そうではありません。脚本のほとんどはゲームの進行に沿っているようですが、ラストシーンだけは映画オリジナルの展開になっているようです。ゲームが発売されて約25年以上の時を経て、ドラクエ5の新たなラストシーンを観れるなんて…!ファンにはたまりませんよね。

また、映画の予告編を見る限り、登場人物たちがドラクエのゲームキャラクターとは少し違った顔立ちになっているのがわかります。というのも、ドラクエといえば鳥山明さんのキャラクターデザインがもはやシンボル化されていますが、今回はゲームデザインのままではなく、顔立ちは独自のオリジナルデザインを施しているそうです。ビジュアルに少し違和感を覚えるかもしれませんが、3DCG作品の評価の高い山崎監督なら「変な出来栄えにはしないはず」と否が応でも期待してしまうので、ぜひキャラクターたちにも注目してほしいです。

【予習編②】気になるキャストも文句なし!?豪華すぎるメンバーが集結

さて、まだまだ気になるところと言えば、映画のキャラクターたちを誰が演じるのかというところですよね。今回アニメーション映画でありながら、声優さんではなく日本の名役者さんたちがキャスティングされています。山崎貴総監督のコメントによると

3DCGで映画を作るのは理想的な実写化のようなものだと思っています。ですから僕も実写化するならこのメンバーでというぐらいの気持ちを込めてキャスティングさせてもらっています。

ということで、現在テレビや映画などで活躍している俳優・女優さんが大集結。誰もが知る有名な人たちばかりです。その気になるキャスト陣は誰なのか。さっそくご紹介します!

リュカ 佐藤健 本作の主人公。ゲームでもお馴染みの紫色のターバンは健在。
ビアンカ 有村架純 主人公の幼馴染。正義感が強くサバサバした金髪の美人。幼少期に一緒に冒険をしたことも。
フローラ 波瑠 サラボナの大富豪の娘。青く長い髪の優しくおしとやかな女性で、街の男性たちから人気が高い。
ヘンリー王子 坂口健太郎 ラインハット王国の王子様。幼少期はイタズラ好きな性格で周囲をよく困らせていた。
パパス 山田孝之 主人公の父親。妻であり、主人公の母親でもあるマーサを探すために息子と旅を続けている。
サンチョ ケンドーコバヤシ パパスに仕えるぽっちゃりとした中年のおじさん。優しく涙もろい。

この他にも、安田顕さん、古田新太さん、松尾スズキさん、山寺宏一さん、井浦新さん、賀来千香子さん、吉田鋼太郎さんなどの参加が発表されています。

ゲームでは聴けなかったキャラクターボイスが聴けるだけでも、ゲームファンには嬉しいはず。この豪華すぎる人たちがパーティを組んで、一体どんな冒険を見せてくれるのか。この目で、この耳でぜひ体感してください。

映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』の詳細情報


公開日 2019年8月2日
総監督・脚本 山崎貴(代表作:『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠の0』)
監督 八木竜一/花房真
原作・監修 堀井雄二
キャスト リュカ/佐藤健、ビアンカ/有村架純、フローラ/波瑠、ヘンリー/坂口健太郎、パパス/山田孝之、サンチョ/ケンドーコバヤシ、プサン/安田顕、ルドマン/松尾スズキ、スラりん/山寺宏一、マーサ/賀来千香子
配給 東宝
公式ページ https://dq-movie.com/

【復習編】題材のゲーム「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」を振り返る

ドラゴンクエストV

映画の原作ともいわれている「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」は、当時もすでに人気RPGゲームとして確固たる地位を築いていた「ドラゴンクエスト」のシリーズ5作目として、1992年にスーパーファミコンで発売されました。その後もPlayStation2、ニンテンドーDS、iOS/Androidのアプリなどでリメイクされ、長年多くの人から愛されているゲームタイトルです。

物語は、紫色のターバンがトレードマークの主人公が、少年から大人になるまでの壮大な冒険を描いています。父との別れ、結婚、子どもの誕生など、さまざまな人生のイベントを経て、親子三世代で魔王を倒すという波乱万丈なストーリーです。

特に、冒険の途中で強制的に発生する結婚イベントは、ドラクエ5を語る上で外せないほどの有名なシーン。ビアンカか…フローラか…!多くのファンの間で今でも意見が分かれ、ネット上でも大きな議論になることもしばしば。どちらを花嫁に選ぶかによって、もらえるアイテムや共に冒険するパートナーのスキルに大きな差が出るので、何度やってもこのイベントだけは大いに悩んでしまいます。さらに、リメイクされたニンテンドーDSやアプリ版では、2人の他にフローラの姉・デボラも花嫁候補に加わり、さらに選択肢が広がります。

他にも主人公は、長年奴隷として働かされたり、自分の子どもが生まれてすぐに石化されたりと散々な目に合うのですが、そんな逆境にも負けず仲間や家族みんなで冒険をするひたむきな姿にプレイヤーは夢中になり、ゲームの中で起こる人間ドラマにもどんどんのめり込んでいきます。当時のCMで「人生を体験できるゲーム」と銘打たれていたように、まるで自分以外のもう一つの人生を歩んでいるような…そんな気分にしてくれるゲームです。

昔のレトロゲームでしょ…なんて思っている若い層でも、絶対に楽しめるほどストーリーの面白さは一級品です。幼い頃にプレイした大人たちも、まだ未プレイの子どもたちも、映画鑑賞の前にやってみることで、映画の面白さもグッとアップするはず!まだの人はぜひ、一度やってみてください。

まとめ

国民的人気ゲームのアニメ映画化とあって、ゲームファンのみならず多方面からも注目が集まる本作ですが「ただゲームをアニメ化する」というよりかは、「ドラクエ5のストーリーを再構築させた全然別物のアニメ」と考えた方が純粋に作品を楽しめるかもしれません。その証拠に、映画のタイトルには「ユア・ストーリー」という言葉が添えられ、「ゲームと映画との違いが、まさにこの言葉にマッチしている」と、ドラクエ5の原作者である堀井雄二さんも語っています。『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』とは、映画を観るすべての人が物語の主人公…まさに「あなたの物語」が描かれた作品なのかもしれませんね。

公開は2019年8月2日です。新しいドラクエの行く末を、どうか大迫力のスクリーンで目撃して来てくださいね。

広告
古本・CD・DVD・ゲームの買取はこちら

もったいない本舗
メールマガジン登録

セール情報や最新情報をお届け!

無料のメールマガジン登録

新着の動画