• 2023/04/24

【貴志祐介】最高傑作は?スタッフおすすめ人気ランキング10選

貴志祐介さんは決して速筆の作家ではありませんが、手がけた小説はどれも大ヒット!ホラー小説を中心に、SF、ミステリーなどジャンルに縛られない作風は、世の中の読書家たちを魅了し続けています。ぜひ一度は読んで欲しい<おすすめ貴志作品>をランキング形式でご紹介します。

【貴志祐介】TOP画像
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貴志祐介さんってどんな作家?

皆さんは、貴志祐介(きしゆうすけ)さんの作品を読んだことはありますか?

読書好きの方なら、おそらく誰もが一冊は読んだことがあるのではないでしょうか。貴志さんは1996年に『ISOLA』(後に『十三番目の人格 ISOLA』と改題)で、<第3回日本ホラー小説大賞佳作>を受賞して小説家デビューしました。決して多作ではないものの、「執筆すれば文学賞」と言っても過言ではないぐらい受賞歴の多い作家さんです。

主な受賞歴
  • 1996年 『ISOLA』第3回日本ホラー小説大賞佳作
  • 1997年 『黒い家』第4回日本ホラー小説大賞
  • 2005年 『硝子のハンマー』第58回日本推理作家協会賞
  • 2008年 『新世界より』第29回日本SF大賞
  • 2010年 『悪の教典』第1回山田風太郎賞
  • 2011年 『ダークゾーン』第23回将棋ペンクラブ大賞特別賞

※他にも文学賞候補作は複数あり。

貴志さんの一番の特徴といえば、人間の悪意や醜さが極限まで浮き彫りになった緻密な心理描写。(特に『黒い家』や『悪の教典』などを読むと、性善説というものが信じられなくなるほど!)貴志さんはホラーだけではなく、SFやミステリーなど幅広いジャンルを手がけており、2008年には『新世界より』が大ヒットしたこともあってSF小説作家としても広く知られるようになりました。

「貴志作品に興味があるけれど、どの作品を読めば良いのかわからない!」という方のために、20年来の貴志祐介ファンである古本店『もったいない本舗』のスタッフsakuraが、<おすすめ貴志祐介作品>をランキング形式で10作品厳選してご紹介します。ジャンルも記載しておきますので、ぜひ参考にしてみて下さいね!

<貴志祐介>人気おすすめランキングTOP10!

1位 新世界より

新世界より(上)

出版社 講談社
出版年月 2008年1月
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SF

第29回日本SF大賞受賞。SFのオールタイムベストに入るくらい大好きな作品です。初めてこの作品を手に取ったとき、「これ貴志さんが書いたのか!」と衝撃を受けました。発売から15年経った今でもそのインパクトは健在で、これまでの<ホラー小説作家>というイメージを軽く覆すほどの本格的なSF作品でした。漫画化、アニメ化もされ話題になりましたね!

本作の舞台は1000年後の日本。のどかで牧歌的な風景が広がる一方で、"呪力"というワードや、何かから守るように注連縄に囲まれた町に不穏な空気を感じ始めます。次々と消える子どもたち、悪鬼と業魔の不気味な伝説、見せかけのユートピア。ドヴォルザークの「新世界より」のメロディーを背景に、あのシーンを思い浮かべると鳥肌が止まりません。ハードカバー2冊(文庫は3冊)という超大作ですが、あっという間に読み終えてしまう面白さです。未読の方は、絶対に読んで欲しい名作小説です。

2位 天使の囀り

天使の囀り

出版社 角川書店
出版年月 2002年12月
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ホラー/サスペンス

読み方は『天使の囀り(さえずり)』。お世辞抜きで、めちゃくちゃ怖いです。そして生理的に受け付けないのに、面白すぎてページを繰る手が止まらない!アマゾンでウアカリという猿を食べたことで、人々が次々と異常な方法で連鎖のように自殺を遂げていくというホラー。死恐怖症だった人は、突如として「死」に魅入られるようになり、先端恐怖症の人は自ら眼球を突くのです。死の直前に聴こえるという「天使の囀り」は何を意味しているのか?

本作に出てくるセミナーハウスの場面は、ホラー小説界屈指の名シーンだと思います(笑)グロ描写注意、虫嫌いさん注意!でもその不快感を差し引いてもぜひ皆さまにおすすめしたく…。何故かというと、得体の知れない怖さではなくその<謎の死>にきちんと納得のいく説明がされているからです。本作を読む前と後では、必ず世界が変わって見えることをお約束します。

3位 クリムゾンの迷宮

クリムゾンの迷宮

出版社 角川書店
出版年月 1999年4月
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ホラー/SF

サバイバルゲームやバトロワ系作品が好きな人には『クリムゾンの迷宮』をおすすめします。主人公は、深紅色の奇岩が連なった異様な世界で目が覚めます。かたわらに置いてあるゲーム機には「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された」との文字が。昔、ゲームブックって流行りましたよね。読者の選択によって、その後の展開と結末が変わる本です。その本の中に主人公が迷い込んでしまった…というイメージでしょうか。

この世界に集められた9人の男女は、どこか皆訳アリです。見知らぬ土地で、<武器・食料・情報・サバイバル用品からどれかを選べ>と言われたら、読者の皆さんならどれを選ぶでしょうか?(安易に食料を選んだら…)ひとつの選択が「死」に直結するという醜悪なゼロサムゲームに、瞬く間に魅了されてしまいます!徐々に精神が破壊されていく人間の狂気と隠しきれない悪意。何度も読み返したくなるホラー作品です。

4位 秋雨物語

秋雨物語

出版社 KADOKAWA
出版年月 2022年11月
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ホラー短編集

現代版「雨月物語」を意識して執筆されたという本作は、奇妙な味わいを残す「餓鬼(がき)の田」「フーグ」「白鳥の歌(スワン・ソング)」「こっくりさん」の4つの短編から成ります。『天使の囀り』や『黒い家』のように恐ろしいホラーというわけではないのですが、どれも不条理で嫌な後味を残す作品ばかり!一度より二度目、二度目より三度目と、読めば読むほどに味が出てくるスルメのような短編集です。

突如として知らない街や、富士の樹海など、自らの意に反して知らない世界に飛ばされてしまう「フーグ」は衝撃的なラストに言葉を失います。そしてラストに収録された「こっくりさん」が秀逸。人生に絶望した人間たちが集まって、人生の一発逆転を狙おうとする"闇バージョン"こっくりさん。文字通り命をかけた禁断の儀式ですが、不思議と怖さと一抹の爽やかさが同居する新感覚ホラーでした!続編として『梅雨物語』の刊行が予定されています。

5位 罪人の選択

罪人の選択

出版社 文藝春秋
出版年月 2022年11月
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SF/ミステリー短編集

本作『罪人の選択』が、実は貴志さんの本領なのではと感じるほどの、粒揃いの短編集です。「夜の記憶」「呪文」「罪人の選択」「赤い雨」の4編が収録されていますが、表題作がミステリーである以外はすべてSF色が強い作品。特に『新世界より』が好きだった人は、きっとこの作品集も楽しく読めるのではないでしょうか。「夜の記憶」は本格デビュー前に書かれた作品ということもあり、未熟な感じを受けるもののかなり貴重な一編です!

中でも特に面白かったのは「赤い雨」。これは短編にしておくのが惜しいほどの世界観です。チミドロという藻類の生物により、赤い雨が降るようになった近未来。地上も、人間もすべてが血のように赤く覆われ、やがて死に絶えていきます。限られたエリートだけが赤い雨の当たらないドームで研究を続けているのですが、ある日スラム出身の女医は禁忌を犯してしまうのです。ディストピアと風刺あふれる貴志ワールドが素晴らしく、ずっとこの世界に浸っていたいほどの傑作SFでした。

6位 黒い家

黒い家

出版社 角川書店
出版年月 1998年12月
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ホラー/サスペンス

第4回日本ホラー小説大賞受賞。貴志さんにサイコパスを描かせたら、もうそれは想像を絶するほどの恐ろしさ!本作『黒い家』は映画化もされているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。生命保険業界には、決して表には出せない闇があるというのはよく聞く話ですが、こんなにも人間の黒い部分を見せられてしまったら、もはや誰も信じられなくなるのでは…。それほどまでに人間の狂気や鬱屈した感情がリアルに際立つ作品です。

生命保険会社に勤める主人公は、ある日顧客の家で子どもの首吊り死体の発見者となります。そしてほどなくして保険金が請求されるものの、主人公はその顧客の不審な態度から他殺を疑い、独自で調査を始めるのです。(やめておけば良いものを…)終盤のスピード感とじりじりと追い詰められる恐怖は、全身が総毛立つおぞましさです。色々と考察したくなる、ホラー好きな人には外せない一冊。

7位 悪の教典

悪の教典(上)

出版社 文藝春秋
出版年月 2012年8月
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ホラー/サスペンス

第1回山田風太郎賞受賞。『黒い家』とはまた違う種類のサイコパス小説を読みたい方はこちら!本作『悪の教典』の蓮見(ハスミン)は、生徒たちから絶大な人気がある熱血教師なのですが、他人への共感力というものが欠如した高IQ値のサイコパスだから手に負えません。なまじ頭が切れるだけに、学校という閉鎖空間はハスミンの絶好の狩り場になってしまいます。もはや生徒たちはじわじわと追い詰められる獲物のよう…(恐)

上下巻と結構なボリュームがあるものの、特に下巻に入ってからはジェットコースターが急降下するような恐ろしいまでの疾走感があり、阿鼻叫喚の地獄絵図!爽やかな好青年の仮面が徐々に剥がされていく過程は、恐怖以外のなにものでもありません。それでも、大きな声では言えませんが一抹の「爽快感」があることも否めません。伊藤英明さん主演で映画化もされているので、気になる方はあわせてどうぞ!

8位 青の炎

青の炎

出版社 KADOKAWA
出版年月 2002年10月
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ミステリー

貴志作品の中では、最もミステリー小説として最後まで読ませてくれて、さらに主人公に一番感情移入してしまう作品だと思います。若かりし頃の二宮くん主演で映画化もされましたね。主人公・秀一は17歳の高校生。女手ひとつで子どもたちを育ててくれた母と、素直で明るい妹の3人で平和な生活を送っていましたが、そこに母が10年前に別れた男・曾根が居座るように。曾根は母のみならず妹にまで手を出そうとします。

大切な母と妹を守るために、完全犯罪に手を染めることを決意する秀一があまりにも悲しい。もっとまわりの大人たちに頼ることはできないのだろうかと考えるけれど、17歳という若さと、秀一の責任感と頭の良さも影響して、すべてひとりで背負い込む選択をしてしまったのでしょう。今までこんなに切ない殺人計画があったでしょうか。読み終えた後の、あの虚無感と喪失感と言ったら筆舌に尽くしがたいです。

9位 十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA

十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA

出版社 角川書店
出版年月 1996年4月
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ホラー

第3回日本ホラー小説大賞佳作。貴志さんのデビュー作ということで多少荒削りな部分もありますが、やはり面白い!主人公の由香里は、人の感情を読み取ることのできる「エンパス」という能力の持ち主。その能力を活かして阪神大震災の後、ボランティアとして被災者の心のケアを行っていたのですが、そこである一人の少女に出会います。千尋というその少女の中には、多数の人格が宿っていることが判明しますが、ある日十三番目の人格「ISOLA」が出現するのです。

『黒い家』などもそうなのですが、「追われる恐怖」を描くのは貴志さんのお得意ですね。多重人格者を描いた作品は多々ありますが、この十三番目はその中でも相当恐ろしい人格です…!特に本作は中盤以降のスリリングさが尋常ではなく、あっという間に読み切ってしまうこと必至。ファンタジーもひとさじミックスされているので、他の貴志作品に比べると怖さ度合いは控えめですが、貴志ファンなら一度は読んでおいて損はない作品です。

10位 ダークゾーン

ダークゾーン(上)

出版社 KADOKAWA
出版年月 2017年12月
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ホラー/SF

第23回将棋ペンクラブ大賞特別賞受賞。『クリムゾンの迷宮』もそうでしたが、時々貴志さんって思い出したかのように"理不尽な環境に放り出される系"の作品を書かれますよね(笑)本作『ダークゾーン』では、ある廃墟で目を覚ましたプロ将棋棋士の卵である主人公が、軍艦島に似たパラレルワールドで強制的に命を賭けたゲームに参加させられてしまいます。

異空間であるダークゾーンで、人間を将棋の駒にした悪趣味なゲーム。ダークゾーンと現実世界との繋がりにもうひとひねり欲しい感じはしますが、単純に将棋のルールだけでなくダークゾーンならではのルールが自然に頭に入ってくるのは、貴志さんの筆力によるものなのでしょう。おそらくバトロワ系×ゲームがお好きな人なら楽しめると思いますが、ある意味人を選ぶ作品とも言えますね。

貴志作品に<読む順番>やシリーズはある?

貴志作品には、おすすめの<読む順番>やシリーズはあるのでしょうか?前述したように、貴志さんは色々なジャンルの作品を書かれているので、人によっては「この作品は好きだけどこの作品は苦手」という好みが顕著に現れる作家さんだと思います。ぜひコンプリートして欲しいとは思いますが、初心者の方におすすめしたいのは<自分の好きなジャンル>から挑戦してみることです!

今回は、貴志ワールドへの取っ掛かりとして最適な順番でご紹介しますので、これから読まれる方はぜひ参考にしてみて下さいね。

<ホラー>好きにおすすめ
デビュー作がホラー小説大賞への応募だったということもあり、貴志さんの真骨頂はやはり<ホラー>だと思います!人間が抱える闇とむき出しの悪意を堪能したい人は、まずはこちらから読んでみて下さい。

① 天使の囀り

② 黒い家

③ クリムゾンの迷宮

④ 悪の教典

<ミステリー>好きにおすすめ
<ミステリー>好きさんには何と言ってもノンシリーズの『青の炎』。あとは大野智さん主演でドラマ化された防犯探偵・榎本シリーズ。これは続きものなのでぜひ②~⑤は順番に読んで下さいね。

① 青の炎

② 硝子のハンマー

③ 狐火の家

④ 鍵のかかった部屋

⑤ ミステリークロック

<SF>好きにおすすめ
最近の貴志作品は<SF>色が強く、新たなファン層を獲得してきています。貴志SFは作り込まれた世界観が圧倒的に素晴らしいので、個人的には今後もこの路線で書いて欲しいと思っています。

① 新世界より

② 罪人の選択

③ 秋雨物語

④ ダークゾーン

<話題作>だけ読みたい人
ひとまず映像化などされている<話題作>から読んでみたい!という人におすすめなのはこちらの作品。原作と映像を比べてみるのも楽しいかもしれませんね。

① 新世界より

② 青の炎

③ 黒い家

④ 悪の教典

⑤ 硝子のハンマー

【メディアミックス情報】映画・ドラマ/アニメ/漫画化は?

先ほど<話題作>のところでも少し取り上げましたが、貴志作品の【メディアミックス情報】をご紹介します。貴志さんの全著作数が15冊ちょっとということを考えると、メディア化されている作品の割合はかなり多いと思います。中には原作と全く印象が変わっているものもありますので好みの問題はあるかと思いますが、興味のある方はぜひこちらもチェックしてみて下さいね。

映画・ドラマ化作品

まずは、映画・ドラマ化されている作品をご紹介します。『黒い家』はなんと韓国でもリメイクされています!これで保険業界の闇と追われる恐怖は世界共通の恐ろしさということが証明されました(笑)中でも個人的に一番のおすすめは『青の炎』。二宮くんの演技の素晴らしさが際立つ名作ミステリーです。

公開年 タイトル 監督・キャスト
1999年 黒い家

監督:森田芳光

キャスト:内野聖陽、大竹しのぶ

2000年 ISOLA 多重人格少女

監督:水谷俊之

キャスト:木村佳乃、黒澤優

2003年 青の炎

監督:蜷川幸雄

キャスト:二宮和也

2012年 鍵のかかった部屋(ドラマ)

脚本:相沢友子

演出:松山博昭

キャスト:大野智、戸田恵梨香

2012年 悪の教典

監督:三池崇史

キャスト:伊藤英明

2007年 검은 집(韓国版『黒い家』)

監督:シン・テラ

キャスト:ファン・ジョンミン、カン・シニル

公開年 タイトル
1999年 黒い家
監督・キャスト

監督:森田芳光

キャスト:内野聖陽、大竹しのぶ

公開年 タイトル
2000年 ISOLA 多重人格少女
監督・キャスト

監督:水谷俊之

キャスト:木村佳乃、黒澤優

公開年 タイトル
2003年 青の炎
監督・キャスト

監督:蜷川幸雄

キャスト:二宮和也

公開年 タイトル
2012年 鍵のかかった部屋(ドラマ)
監督・キャスト

脚本:相沢友子

演出:松山博昭

キャスト:大野智、戸田恵梨香

公開年 タイトル
2012年 悪の教典
監督・キャスト

監督:三池崇史

キャスト:伊藤英明

公開年 タイトル
2007年 검은 집(韓国版『黒い家』)
監督・キャスト

監督:シン・テラ

キャスト:ファン・ジョンミン、カン・シニル

アニメ化作品

貴志作品の中で唯一のアニメ化作品は『新世界より』です。硬派な原作ファンは、キャラクターデザインに違和感を覚える人もいるかも?でも実は原作に忠実で、かなり攻めたアニメであることは間違いありません。サトル役が梶裕貴さんというのがツボでした!

放送年 タイトル 監督・キャスト
2012年 新世界より

監督:石浜真史

キャスト:種田梨沙、梶裕貴

放送年 タイトル
2012年 新世界より
監督・キャスト

監督:石浜真史

キャスト:種田梨沙、梶裕貴

コミカライズ作品

コミカライズ作品の中で、最もおすすめなのは『悪の教典』です。もちろんこのバトロワ的展開が好きな方限定ですが…。ハスミンの見せかけの好青年っぷりがうまく表現されているし、画力も申し分ないです。また画力で言うならば、『天使の囀り』も原作のおぞましさが貘九さんの美麗な絵柄により程よく中和されていて、こちらも魅力的な漫画です。

発売年 タイトル 著者
1999年 ISOLA 多重人格少女

画:凛野 ミキ

2003年 青の炎

画:新井理恵

2012年 新世界より(全7巻)

画:及川徹

2012年 悪の教典(全9巻)

画:烏山英司

2013年 クリムゾンの迷宮(全3巻)

画:三上達矢

2020年 天使の囀り(全2巻)

画:貘九三口造

発売年 タイトル
1999年 ISOLA 多重人格少女
著者

画:凛野 ミキ

発売年 タイトル
2003年 青の炎
著者

画:新井理恵

発売年 タイトル
2012年 新世界より(全7巻)
著者

画:及川徹

発売年 タイトル
2012年 悪の教典(全9巻)
著者

画:烏山英司

発売年 タイトル
2013年 クリムゾンの迷宮(全3巻)
著者

画:三上達矢

発売年 タイトル
2020年 天使の囀り(全2巻)
著者

画:貘九三口造

悪の教典 1 (アフタヌーンKC)

作者 烏山英司(画)貴志祐介(原作)
出版社 講談社
出版年月 2012年10月
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天使の囀り 1 (ソノラマ+コミックス)

作者 貘九三口造(画)貴志祐介(原作)
出版社 朝日新聞出版
出版年月 2020年12月
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まとめ

さて、ここまで貴志祐介先生のおすすめ小説をご紹介させていただきましたが、いかがでしたか?さまざまなジャンルに精力的に挑戦し、決して多作ではないものの、新作が出るたびに爆発的な人気が出るほどファンの多い作家さんです。(中には『雀蜂』のように少しハズレの作品もありますが…)インタビューによると『秋雨物語』の続編『梅雨物語』が刊行予定ということ。今か今かと待ち望んでいるファンも多いと思いますが、新作の発表を楽しみに待ちましょう!

古本店『もったいない本舗』では、貴志さんの本をお得な価格で数多く取り揃えております。小説だけでなくコミックも豊富なので、気になる商品があった方はぜひ当店で探してみて下さいね。

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sakura
ライティング担当 : sakura

札幌在住30代。本や少年コミックを読むことが大好きで、家事の合間にハイボールを飲みながら読書をするのが至福のとき。小説はイヤミス、ホラー、児童文学まで好きなジャンルは多岐にわたり、ラストですべてがひっくり返される「大どんでん返し」本を好んで読む。子どもの頃からホラー映画が好きで、最近は『死霊館』や『インシディアス』など心の奥底まで恐怖心をかきたてられるようなジェームズ・ワン監督作品に魅了されている。

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