- 2020/07/15
- 2018/04/09
サブカル女子って?好きなファッション・漫画・音楽を大解剖
いま話題のサブカル女子を徹底解説!言葉の意味や、髪型・服装・性格の特徴まで詳しくご紹介します。あなたのサブカル度が何%なのかわかる診断テストもアリ。さらにサブカル女子が好きそうな漫画や音楽情報も。マイナーなものをこよなく愛する人には“あるある”なネタが満載!
サブカル女子って何?その意味を解説!
サブカルとは?
サブカルチャーの略。ある社会に支配的にみられる文化に対し、その社会の一部の人々を担い手とする独特な文化。例えば、若者文化・都市文化など。副次文化。下位文化。
つまり、多くの人が好きなものではなく、少数派の人に支持されているもののことを指すようです。現代の日本ではマイナーな映画や音楽はもちろん、アニメ・ゲーム・アイドル・特撮・フィギュアといったコアなファンが多い趣味もサブカルチャーに含まれています。そんなちょっとマニアックなものが好きな人たちのことを“サブカル系”と呼び、近年若者を中心に増え続けているようです。増えているなら、もはやメインカルチャーになっている気もしますが、そのへんの定義は曖昧になっているのが現状です。
そして、このサブカル系に属している女の子をのことを「サブカル女子」と呼び、最近色々なところで耳にするようになりました。いわゆる“オタク文化”もサブカルなわけですが、オタク系の人から言わせると、サブカル系の人とはちょっとどこか違うそうです。明確な基準はありませんが、サブカル女子は流行に左右されない性分なため、自分のこだわりが見た目にも強く出る傾向にあるのだとか。「周りの人とはちょっと違う。だけどオシャレ…!」こんな人が現代のサブカル女子の特徴かもしれません。
具体的にまだピンとこない人のために、次はサブカル女子の外見や性格的な特徴を詳しく見ていきましょう!
サブカル女子ってこんな人!見た目&中身の特徴
髪型 |
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前髪は重め マッシュルームカット ボブ 巨大なお団子ヘアー |
メイク |
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リップ&チークは濃いめ (頬よりも高い位置に) アイシャドウを目の下に入れる |
趣味 |
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カメラ 寝ること LIVE参戦 カフェ巡り |
休日によく行く場所 |
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ヴィレッジヴァンガード タワーレコード ディスクユニオン 駄菓子屋 ミニシアター(単館) |
ファッション |
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丸メガネ 派手なタイツや柄もののニーハイ 柄の多い色のアウター ビッグサイズのパーカー 私服でもバンドTシャツ 基本リュック(缶バッジ付き) 靴はドクターマーチンか黒スニーカー イヤホン派ではなくヘッドフォン派 |
好きな芸能人 |
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綾野剛 加瀬亮 菅田将暉 松田翔太 瑛太 |
好きな街 |
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下北沢 吉祥寺 中野 高円寺 その他、古着屋が集まる街 |
これらの特徴を見て「いる!いる!」と頷く人も多いのでは。自分の周りの友達の中にはいなくても、街中でこんな見た目の女の子を見かけたことはあるはずです。
彼女たちは売れてないバンド・芸人・俳優などを発掘するのが好きで、インディーズや若手という響きに惹かれる傾向が強いよう。人とは違う趣味・情報を持つことがサブカル女子流のステータス!自分が好きだったものが流行り出してしまうと、途端に興味がなくなってしまうことも多いのだとか。
「流行っているから」「男受けするから」という理由で服装や身なりが左右されないのもサブカル女子の大きな特徴です。
あなたも隠れサブカル好き?サブカル女子度がわかる診断テスト
ここまでの記事を読んで「自分はこうじゃないな…」と、サブカル女子のことを他人事だと思っていませんか?気付いていないだけで、実はアナタも隠れサブカル女子かも?!アナタの“サブカル度”をさっそくチェックしてみましょう。
<0~1つ> サブカル度:☆☆☆☆☆(0%) |
サブカル女子の要素ゼロ!みんなが好きな流行りものを追いかける今どき女子!むしろサブカルチャーの良さがわからない…!と思っているのでは? |
<2~4つ> サブカル度:★☆☆☆☆(20%) |
際立ってサブカルチャーが好きというわけでなく、いたって普通の趣味を持っている人。周りの友達とも気が合うことが多いのでは。でも少しミーハーな気質アリかも?! |
<5~7つ> サブカル度:★★★☆☆(50%) |
自分の好きなものは好き!というこだわりが強いアナタはサブカル度50%。とはいえ、興味のある分野への情熱が強いだけなので、サブカル女子と呼ぶにはまだまだです。 |
<8~11つ> サブカル度:★★★★☆(80%) |
サブカル度80%のアナタは、人とは違うものが好きでもまったく気にしないタイプ。世の中にまだ知られていないオシャレっぽいものを発見しようと、日夜目を光らせているはず。それらが流行ったら「私は昔から好きだった」と言いがちな傾向も。 |
<12つ以上> サブカル度:★★★★★(MAX) |
アナタはサブカルチャーを愛する真のサブカル女子です!他の人と同じファッション、メイク、趣味なのがとにかくイヤ!だけど自分と趣味の合う人を見つけると大喜び!でも実は「人とは違う私」が大好き、な可能性が…! |
見た目だけでなく、内に秘めた自分の趣味嗜好によってサブカル女子にカテゴライズされることもあるので、今まで自覚していなかった人もいたのでは?!これ以外にも、現代アートや文芸・写真などアーティスティックなものが好きな人もサブカル女子・予備軍の可能性が高いのだとか。そんなサブカル好きは、ここ数年で若者を中心に爆発的に増えていて、その独自の趣味を共有・発信できるイベントやツールもかなり増えています。サブカルチャーが好きだから肩身が狭い…ということもほとんどないので、少しでもサブカルに興味がある人は、好きなものを突き詰めてそれにどっぷりとハマってみてはいかがですか?そうすると、新たな世界が見えてくるかもしれませんよ。
歌で学ぶ“サブカル女子”――男性はこう思っているかも?
ここ数年のサブカル女子の流行りを決定づけるかのように、2012年には「キュウソネコカミ」というバンドによって、彼女たちの特徴を歌った曲が発表されました。
タイトルは『サブカル女子』!!!
まさに、そのままですね。サブカル女子について男性目線で歌っているコミカルな歌詞は聴いていて思わず笑ってしまいそうになります。
キュウソネコカミ/「サブカル女子」MV
かなり作詞・作曲者の偏見が詰まった曲ではありますが、サブカル女子にありがちな“あるある”が盛りだくさんで、多くの人から共感&笑いを得ている大人気曲です。ただ叩いているだけじゃなく、結局「でも好きさ」と言ってくれるあたりが憎めないですよね。この「キュウソネコカミ」というバンド自体、就活を諦めた人たちが集まったといわれているため、他の曲でも世の中の不平・不満を独自の卑屈な考え方で訴えたり、社会問題などを皮肉って歌っています。それにも関わらず、その等身大の歌詞だけでなく、ポップでキャッチーな曲調と観客を最大限楽しませるライブパフォーマンスによりアンチの人よりもファンの人が圧倒的に多いんです。「サブカル女子はこう思われている…!」という男心を垣間見たい人は、ぜひじっくり聴いてみてください。
【漫画&音楽】サブカル女子が好きなものを集めました!
サブカル女子が好きそうな漫画や音楽はコレ!人によって多少、解釈が違うとは思いますが、彼女たちは一般的に“マニアック”と言われるものを好みます。これさえ押さえておけばあなたもサブカル女子の仲間入り?!サブカルをちょっとかじってみたい…という人にもおすすめです。
漫画部門
モテキ
(作:久保ミツロウ)全4巻
今までろくにモテたことのない派遣社員のヘタレ男子を主人公にした青年漫画。夢なし、金なし、才能なし…三十路が間近に迫りこのままで良いのかと人生を不安視していたところ、ある日突然人生の「モテ期」がやってくる…!ドラマ・映画化もされた人気作の原作漫画なので読んだことのある人も多いかもしれません。主人公・幸世のダメっぷりもさることながら、幸世をとり巻く女性陣の行動に読者も困惑するのでは。でも、それが妙にリアルだし、ヤキモキするし、心に刺さる。いくつになっても男も女もダメなところがある、そんなことを気づかせてくれますよ。
コジコジ
(作:さくらももこ)全4巻
メルヘンな国に住む可愛くてファンシーなコジコジ。…これって子ども向けなんじゃないの?と思っている人もいるかもしれませんが、実はシュールなブラックジョークがふんだんに詰め込まれたナンセンスなギャグ漫画なんです。いつも楽天的で何も考えてなさそうなコジコジですが、たまに出る哲学的な発言に読者も思わずハッ…!としてしまうはず。個性豊かなクラスメイトたちのツッコミやブラックギャグの数々も見どころのひとつ。アニメのOPとEDの評価も高く、一度見ると何度もリピートしたくなるほど中毒性があります。
ギチギチくん
(作:丸尾末広)全1巻
サブカル系から絶大なる支持を集めている漫画家さんの一人・丸尾末広さん。丸尾作品といえば、エログロ系の作風を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、この作品ではその要素がかなり少なくなっています。毒も少なくあっさりとした読後感を味わえるので、初めての丸尾作品としてもおすすめです。不気味なのにどこか可愛い、ギチギチくん。読み進めるうちに多くの人がギチギチくんに心を許してしまうかと思いますが、最後の展開でそれが大きく裏切られるかも…?20年以上前の古い作品ですが、いま読んでも時代を感じさせずに楽しめる作品です。
blue
(作:魚喃キリコ)全1巻
女子校に通う10代の高校生の日常を切り取った、純粋でピュアなラブストーリー。思春期の少女だからこそ、大人になると消えてしまうような不安やときめき、そして好奇心を繊細に描き、セリフ一つひとつが胸に染み渡ってきます。ムダを一切排除したようなシンプルなイラストも、作品の世界観にぴったり。現代では“百合”という言葉で表現されるような刺激的なテーマが軸ですが、女の子同士だからこそ生まれる残酷な矛盾も、自分の青春時代を振り返れば誰もが責めることはできないはずです。この漫画を読んで、人が人を想う切なさを感じ取ってください。
音楽:バンド部門
ゆらゆら帝国
ゆらゆら帝国/「空洞です」MV
一度聴くとクセになる…それが「ゆらゆら帝国」の曲です。2010年にすでに解散してしまったのが惜しい…!
ヤバいTシャツ屋さん
ヤバいTシャツ屋さん/「ハッピーウェディング前ソング」MV
バンド名がもはやヤバイ。そしてこの曲もなかなかヤバイ…!だけど友達と一緒に歌ったら間違いなく楽しい!他にもロックな曲も多々あり。
音楽:アイドル部門
私立恵比寿中学
私立恵比寿中学/「ハイタテキ!」MV
メンバー全員、永遠の中学生!中学9年生もいるんです。エモーショナルなナンバーも多く聞いているだけで元気になります。
バンドじゃないもん
バンドじゃないもん/「キメマスター!」MV
バンド「神聖かまってちゃん」のドラムがリーダー!全員楽器を弾いているわけじゃないのもまたイイ。
まとめ
周囲から言われる、“少し変わっている”とか“派手”という言葉は逆に彼女たちへの誉め言葉!人と違うこともすべて「個性!」とプライドを持って、独自の世界観を楽しんでいる姿はカッコイイですよね。
少数派に支持を受ける“サブカルチャー”と言えど、定義はあいまいでまだまだその世界も無限大です!「なかなか趣味を見つけられない…」いう人ほど、サブカルの世界に足を踏み入れてみると意外とアッサリとハマるものが見つかるかもしれません。
最近、ネット上では「サブカル女子」を否定的に考える人も中にはいるようですが、それ以上にたくさんの人が“サブカル”に魅了されているのも事実。自分の好きなものにはとことん自信を持って、楽しいこと・好きなことを思いっきり楽しんでみてはいかがでしょうか。
ライティング担当 : momo山梨県在住、30代の2児の母。テレビはドラマ・アニメ・バラエティを中心に観ることが多い。ドラマなら恋愛・仕事・サスペンス、アニメならラブコメ・青春・SFが好みだが、総じて“泣ける系”のジャンルにも弱い。漫画は専ら少女漫画ばかりで、矢沢あいの『天使なんかじゃない』は自分史上最高の作品である。最近では咲坂伊緒の漫画が大好き。気になる映像化作品をチェックする時は、映画を観てから小説(漫画)を読む派。 |