- 「マンガ大賞」とは?最新の2024年大賞&ノミネート作品
- マンガ大賞歴代受賞作品のおすすめ漫画50作品《ジャンル別》
- 【恋愛漫画】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画5選
- 【青春】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画5選
- 【ヒューマン】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画5選
- 【お仕事系】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画5選
- 【異国が舞台】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画4選
- 【ファンタジー】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画5選
- 【SF】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画5選
- 【アクション】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画4選
- 【ミステリー・ホラー】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画4選
- 【コメディ】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画3選
- 【エッセイ】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画5選
- 映像化が話題の「マンガ大賞」受賞作品(人気作)
- 「マンガ大賞2024」受賞作品レビュー(最新)
- その他「マンガ大賞」以外の有名なマンガ賞
- まとめ
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- 2024/04/19
【歴代マンガ大賞】大賞&受賞作品で面白い傑作50選<ジャンル別>
歴代「マンガ大賞」受賞作品のおすすめ漫画はどれ?マンガ好きスタッフが、過去のマンガ大賞ノミネート作品の中でも特に「読んで良かった」と思う作品のみをピックアップ!人気急上昇中の漫画ばかりですが、まだ読んだことのない人はぜひ手に取ってください!
「マンガ大賞」とは?最新の2024年大賞&ノミネート作品
2008年の開始以来、15年以上の歴史を持つ「マンガ大賞」。書店員を中心とした有志による選考委員が、誰かに薦めたいと思う"今一番フレッシュなマンガ"を投票で決めるマンガ賞です。
選考対象は、前年の1月1日から12月31日に出版されたマンガ作品であること。そして、最大巻数が8巻までの作品であることです。過去に受賞した作品は除かれ、一次選考では各選考員が「人にぜひ薦めたいと思う5作品」を選出。その上位10作品がノミネート作品として二次選考へ進み、そこでさらに各選考員がTOP3を選んだ得票順で大賞が決定されます。
書店の店頭POPや電子書籍サイト、その他本を取り扱うサイトでも「本屋大賞」にノミネートされた作品は大きく取り上げられ、多くの人にとって新しい漫画を手に取るきっかけになっている賞のひとつです。
まずは、2024年4月2日に行われた授賞式で発表された、最新の「マンガ大賞2024」受賞作品&過去の大賞受賞作品を振り返ってみましょう。
「マンガ大賞2024」大賞&ノミネート作品
過去の「大賞」受賞作品一覧
『これ描いて死ね』(2023年) | 『ダーウィン事変』(2022年) |
『葬送のフリーレン』(2021年) | 『ブルーピリオド』(2020年) |
『彼方のアストラ』(2019年) | 『BEASTARS』(2018年) |
『響~小説家になる方法~』(2017年) | 『ゴールデンカムイ』(2016年) |
『かくかくしかじか』(2015年) | 『乙嫁語り』(2014年) |
マンガ大賞歴代受賞作品のおすすめ漫画50作品《ジャンル別》
さて、過去に15回以上開催されている「マンガ大賞」ですが、大賞だけでなくノミネート作品の面白さも、いわば選考員の折り紙つき!個々の好みや評価はそれぞれあるとは思いますが、ここでノミネートされる漫画は「ハズレがない」と言っても過言ではありません。
今回は、そんな「マンガ大賞」の歴代ノミネート作品の中でも、特におすすめしたい漫画をジャンル別でご紹介します!歴代のノミネート作品・およそ200タイトルの中から厳選しました。まだ見ぬ素晴らしいマンガのページを開いてみてください!
<ジャンル別一覧>
「マンガ大賞」歴代受賞作品のおすすめ漫画50選
【恋愛漫画】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画5選
『正反対な君と僕』
読みながらのニヤニヤ不可避!見た目も中身も反対な男女のピュアな恋模様を描きつつも、思春期特有のうまく表現できない心のモヤモヤをスッと言語化したセリフに共感が止まりません。1話目から炸裂する胸キュン展開に一緒に悶絶しましょう。
『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』
社会の荒波に揉まれ、束の間の癒やしを求める大人たちに捧ぐ!仕事帰りに立ち寄るスーパー裏の喫煙所で、ただ会話を交わすだけなのにお互い特別な居心地を感じる…。そんな2人の距離感が素敵。くっつかないことこそが、この漫画の最高のエンタメです。
『自転車屋さんの高橋くん』
強面ヤンキーの遼平とアラサー女子・朋子の自然体な恋に胸キュン!心に残るセリフも、2人の間に流れる空気感も、不器用なやりとりも、そのすべてがじんわりと読者の心を温めます。甘々な展開にも幸せのため息が止まりません。
『僕の心のヤバイやつ』
ヤバイ妄想を繰り返す「陰キャ」市川くんが、クラスカースト頂点の山田さんへの恋心を少しずつ自覚していくラブコメです。巻数が進むごとにドキドキが加速!2人への感情移入が止まらず、切ないシーンには一緒に号泣しちゃいました。
『金剛寺さんは面倒臭い』
この漫画の強引な勢いと熱量についていけるか…!?ページ全体からあふれる独特なテンションに最初は圧倒されますが、ハッとする名言や胸が高鳴る2人のピュアな恋愛に胸を打たれます。心に元気と幸せをチャージしたいときにどうぞ!
【青春】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画5選
『ルックバック』
1巻完結の長編読み切り。小さい頃に絵や漫画を描くことが好きだった人たちに強烈に刺さるテーマで、無駄のないコマ割りやキャラの心理描写の巧さにただただ圧倒されます。読後の余韻も素晴らしく、忘れられない感動の読書体験が待っていますよ。
『ブルーピリオド』
東京藝術大学卒の作者が生み出した、本格的な青春美術漫画。芸術やアートのことがわからなくても、魂を削りながら正解のない何かを表現し、生み出そうとする登場人物たちのエネルギーに、読みながらこちらの体まで熱くなります。
『スキップとローファー』
「読めば、いつのまにかポジティブに!」。過疎地から東京に引っ越してきた主人公・美津未ちゃんの天然だけど健気で一生懸命な姿にこちらの心もほっこり…♪清涼感あふれるリアルな高校生の日常と、思春期特有のエモさが光る作品です。
『日々ロック』
学校のいじめられっ子が、泥臭く音楽に人生を捧げる青春サクセスストーリー!卑屈でみじめで情けない主人公だけど、心は熱い。周囲にバカにされてもロックに生きる男子高校生の熱い生き様に、感情を大きく揺さぶられます。
『銀の匙』
笑いあり涙ありの農業高校のアオハル!酪農や農業のことに詳しくない人ほど面白いし、ハマるのではないでしょうか。部活でも授業でも常に動物と関わる環境を通じて、命の大切さや食への感謝の気持ちを主人公と一緒に学んでいけます。
【ヒューマン】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画5選
『ダーウィン事変』
本作の主人公は、チンパンジーと人間の間に生まれた「ヒューマンジー」と呼ばれる生物・チャーリー。人間の固定概念や悪意・嫌悪をフラットな感情で捉え、疑問を投げかけるチャーリーの言葉に思わずドキッ…!考えの幅を広げてくれます。
『海が走るエンドロール』
夫と死別した女性が"映画を撮る"という大きな挑戦を始める物語。「創作の波にのまれる」「こっち(映画を作る)側の人間」という表現にグッときます。才能あふれる若者と対等に交流するうみ子さんに、読者の私たちも大きな勇気をもらいます。
『君と宇宙を歩くために』
勉強もバイトもうまくいかないヤンキーと、変わり者の転校生。見た目も中身も違う男子高校生が、違うやり方でお互い社会に適応しようと精一杯工夫する姿に、涙腺が刺激されます...!生きづらさを感じたときに、手に取ってほしい漫画です。
『我らコンタクティ』
なぜか一人でロケット開発をする元・同級生と、個性豊かな大人たちを巻き込んでロケット打ち上げ実現に奔走するヒューマンドラマ!夢物語のようなことを大人になってから全力で挑んだ先に待つ、熱い感動をどうぞ味わってください。
『違国日記』
人との生活に不慣れな小説家・槙生と両親を亡くした中3の少女・朝との同居譚。年齢が20も違う叔母と姪だけど、お互いをきちんと尊重する関係性が素敵です。また一つひとつの繊細なセリフがじんわりと心に染みる、感慨深い読書体験ができます。
【お仕事系】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画5選
『大東京トイボックス』
日本のゲーム業界を舞台にした漫画『東京トイボックス』の続編!今回もゲーム作りへの大きな情熱と愛が詰まった熱い作品になっています。本作から登場する新人ゲームクリエイター百田モモの成長と一緒に、ゲーム業界の裏側を覗いてみませんか?
『これ描いて死ね』
ギョッとするようなタイトルですが、ページを開けば愉快で可愛い女子高生たちが漫画作りに夢中になる姿が面白可笑しく描かれています。…かと思えば、巻末の「ロストワールド」では命がけで漫画を描く創作の深層心理がリアルに表現されていて、脳が揺れます。
『あかね噺』
必要なのは、その身一つと噺だけ。落語という究極にシンプルなエンタメに魅せられた少女が、父が果たせなかった「真打」になるために落語の世界に飛び込みます。お堅いテーマだと敬遠せずに読んでみてください。スポ根に負けない、ジャンプらしい熱さに夢中になりますよ。
『響 ~小説家になる方法~』
作者の小説への愛にあふれ、読み手を一気に魅了する構成力が光る漫画!主人公の想像を絶する極端な言動に驚くものの、展開のリアルさより他人の才能に打ちのめされる人たちの丁寧な造形や機微に心を大きく動かされる作品です。
『波よ聞いてくれ』
酒場で愚痴った自分の失恋トークを録音され、それをラジオで流されたことでラジオのパーソナリティへ!強烈なキャラたちやありえない出来事は、漫画だからこそニヤリとします。小気味良い会話劇によって読者をグッと物語に惹き込むパワーも凄いです。
【異国が舞台】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画4選
『乙嫁語り』
ページの描き込み量がすごい…!19世紀の中央アジアを舞台にした物語で、登場人物が身に着ける服や装飾、住居や小物などが美麗な作画で再現されています。嫁ぐ女性たちの伝統や暮らしと共に、心ときめく夫婦のやりとりに注目してください。
『チ。―地球の運動について―』
「天動説」が当たり前で「地動説」を唱えるだけで「異端」として拷問され処刑されていた、15世紀のヨーロッパ。そんな時代に曲げられない信念で「地動説」の心理を命がけで証明する物語です。とにかく読んでください。魂が湧きたちます…!
『天幕のジャードゥーガル』
デフォルメしたキャラからは想像できないほど、過酷な展開が待っている歴史漫画。13世紀、地上最強の国「モンゴル帝国」の捕虜となった少女が、帝国への復讐心を胸に"知恵"を武器にしてどう生き抜くのか…。史実に基づいた驚きの展開から目が離せません。
『北北西に曇と往け』
アイスランド島に住む17歳の青年が、探偵業をしながら現地の人と交流するストーリー。アイスランドの凍てつく空気感がページ越しに伝わるような美しい絵のタッチにも目を奪われます。ミステリー?ロードムービー?ぜひ読んでたしかめてみてください。
【ファンタジー】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画5選
『金の国 水の国』
全1巻という手の取りやすさも魅力的ですが、1冊で完結しているとは思えないほどの濃密なストーリーにより、読後には最上級の幸福感が全身を包み込みます。どのページにも満ち満ちている美しい世界観と温かい優しさに存分に癒されてください。
『ダンジョン飯』
RPGゲームでお馴染みのダンジョン迷宮。そこに出現する魔物を調理したとしたら…?この漫画は、迷宮内で自給自足する冒険者たちのお料理奮闘劇です。魔物の味が想像できる表現力も素晴らしく、魔物が美味しそうに見えてきます…!
『メイドインアビス』
秘境の大穴「アビス」へ挑む冒険活劇ですが、ほのぼのとした雰囲気が途中で一変…!可愛い絵柄からは想像もできない絶望と衝撃が待っています。目を背けたくなる描写もありますが、緻密な設定と圧倒的な画力により、読めば一気に惹き込まれますよ。
『BEASTARS』
登場人物は全員動物!肉食動物の"喰うもの"と草食動物の"喰われるもの"が共存する学園での青春群像劇です。見た目は動物ですが、人間社会の縮図のようなストーリーが秀逸…!タイトルの意味がわかったときには、思わず鳥肌が立ちました。
『とんがり帽子のアトリエ』
正統派ファンタジー漫画好きにおすすめ!精緻で美しい作画や遊び心あふれるコマ割りなど、漫画のどのページを眺めていてもワクワクします。もちろん肝心のストーリーも、魔法ファンタジー好きの期待を裏切らない面白さです。
【SF】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画5選
『日本三國』
冒頭で背筋がひやり…!人災や天災によって経済・文明が衰退した令和末期の日本で、理不尽な仕打ちを受けた主人公が口弁だけで日本再建に奮闘する戦記物です。日本の未来が安寧なものだとは限らないと思い知らされた気がします…!
『彼方のアストラ』
宇宙旅行が当たり前の近未来で、高校生9人が宇宙で遭難事故に!遠く離れた故郷の星への生還を目指す少年・少女たちによるSFサバイバルに、ミステリーやギャグなどさまざまなエッセンスをプラス!緊張と緩和のバランスが絶妙です。
『サザンと彗星の少女』
宇宙でのボーイミーツガール!水彩絵の具で描かれたアナログ作画を全編オールカラーで楽しめます。物語は、敵に追われる謎の少女・ミーナを守るため、地球人のサザンが宇宙を奔走するSF冒険活劇。古き良き王道な展開が胸アツです。
『僕だけがいない街』
タイムリープをしながら過去&現代で起きた事件の真相を暴く、本格ミステリーSF。本作はアニメ・ドラマ・映画など多数映像化されていますが、個人的には原作漫画が最もおすすめ!広げた風呂敷が鮮やかに畳まれる巧妙なストーリー展開がお見事です。
『タコピーの原罪』
タコピーのおかげで物語は少しマイルドになっていますが、憎悪にまみれた辛い出来事が上・下巻に渡って続いていきます。でもそんな過酷な展開に隠されていた真実を知ったとき、予想外の救いが…!苦しいけれど、ぜひ最後まで読んでください…!
【アクション】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画4選
『怪獣8号』
2024年4月にテレビアニメもスタート!世界屈指の怪獣発生率を持つ架空の日本で、怪獣討伐を夢見る主人公がなぜか自分が怪獣に変身!32歳で夢を追う熱い主人公の正統派なバトル漫画で、読むだけでスカッとします。
『僕のヒーローアカデミア』
大人も子どもも楽しめる王道中の王道な少年漫画!ヒーローを目指す少年・少女たちが、多くの試練やバトルを通して自分の個性や努力の大切さを学びつつ、仲間との友情や絆を強くしていきます。感動で心と目頭が熱くなりますよ。
『七つの大罪』
異国情緒あふれるファンタジー&バトル漫画!個性豊かで魅力的なキャラクターの深いエピソードや少年漫画らしい痛快な戦闘シーンなど、読みごたえも抜群!なぜ7人たちは罪を背負うことになったのか…?その過程を知ったとき感涙必至です。
『テラフォーマーズ』
戦う敵は…ゴキブリ…!?火星で異常な進化を遂げた人間型ゴキブリ・テラフォーマーと特殊な手術により人間離れした身体能力と外見を手に入れた人間との壮絶なバトルを描いています。現在休載中なので、連載再開を切に願います…!
【ミステリー・ホラー】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画4選
『百万畳ラビリンス』
ゲームのバグを見つけるのが得意な女子大生が、ある日ルームメイトと木造迷路に閉じ込められた!?ゲーム脳を駆使して、謎の空間から脱出するために頭をひねらせます。全2巻のボリュームなのに、予想外な真相により読後の満足感はひとしおです。
『ゴールデンゴールド』
この漫画をどのように説明すれば良いのか…。島のほのぼのとした空気や思春期の甘酸っぱさにほっこりしたかと思えば、得体の知れない「フクノカミ」に背筋がゾクリ。不気味に変容する島の様子…。でも怖いもの見たさで読むのを止められません…!
『九龍ジェネリックロマンス』
ドキドキが止まらない大人のラブロマンス…だと思っていました。読むまでは。1巻の終わりの衝撃は、記憶を消してもう一度味わいたい…!同僚とのじれったい恋の裏に隠れた数々の謎。考察をせずにはいられない巧妙なストーリーを堪能してください。
『光が死んだ夏』
青春ホラーと銘打った話題作ですが、1話目の冒頭からエンジン全開な急展開…!一度読んだら、いやが上でも先を読みたくなります。10代のブロマンスと奇怪な"ナニカ"への恐怖心が混ざり合い、読み手の好奇心が大いに刺激される漫画です。
【コメディ】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画3選
『女の園の星』
読むだけで元気がもらえる、女子高の教師・星先生の日常を描いたギャグコメディ。言葉選びのセンスが光りすぎて、まぶしいくらいです…!(笑)女の園のとある日常に潜んだ、くだらないけどジワリとくる笑いをふんだんにお届けします。
『月刊少女野崎くん』
4コマ漫画ですが、キャラのかっこいいや可愛いが大渋滞…!4コマ漫画慣れしていない人にも読みやすく、誰も傷つけないギャグにも癒されます。ラブコメらしくしっかりキュンとするシーンもあるので、読みながら口元が緩みっぱなしになります。
『ハイスコアガール』
ゲーム好きな昭和生まれの人は、きっとハマる!大人のノスタルジーを刺激する、1990年代ゲームネタが満載のラブコメディです。学校では話さないのに、ゲーム内では何度も交流を重ねて心を通わせる2人の特別感がたまりません…!
【エッセイ】歴代「マンガ大賞」おすすめ漫画5選
『かくかくしかじか』
漫画家・東村アキコ先生の自叙伝的作品。ちょっと絵のうまい田舎の女子高生と、生涯の恩師となる日高先生との笑いと涙の物語です。スパルタな指導の中にも生徒への深い愛情を感じる先生の人柄や行動に、思わず涙ぐんでしまいます。
『人間仮免中』
壮絶すぎて読むのが苦しいのに、なぜかページをめくる手が止まらない…!卯月妙子さんが歩んだ凄まじい人生を、少し過激に、そしてユーモラスに描いています。作者の今後の人生の幸せを願わずにはいられない、ノンフィクション漫画です。
『ママはテンパリスト』
子育ては大変だけど面白い!先ほどの自叙伝とは違い、今度は東村アキコ先生の育児エッセイです。息子・ごっちゃんの面白すぎる言動に、子育て経験がある人もない人も思わず爆笑しちゃうはず。この漫画を読んで日々の疲れを吹き飛ばしてください!
『さよならもいわずに』
大切な人を失った男性の心情をここまでさらけ出した漫画が、かつてあったでしょうか。最愛の妻との暮らしを丁寧に再現したであろう細かな描写にさえ、作者の強い愛を感じます。涙なしでは読めないドキュメンタリーなのでハンカチの準備をお忘れずに。
『さよならタマちゃん』
睾丸のがんに冒された作者の入院生活と、そこで出会ったがん患者の様子をポップな絵柄で描いたノンフィクション。「がん」というセンシティブなテーマを扱っているのに、作者の手腕によりストーリーは常に明るく優しい雰囲気に満ちています。
映像化が話題の「マンガ大賞」受賞作品(人気作)
さて、次に紹介するマンガは改めて説明不要な人気作ばかりですが「マンガ大賞」を受賞したことで映像化された作品も多いんです。なかには、アニメや映画などが話題になり、原作漫画は知らなくても「映像化作品は見たことがある」という人も多いのではないでしょうか。
映像化作品と一緒に原作漫画も一緒に読んでほしい、おすすめ漫画はこちらです!
話題のアニメ化作品のおすすめ
『【推しの子】』
作者/赤坂アカ(原作)、
横槍メンゴ(作画) 《キャスト》
大塚剛央、伊駒ゆりえ、潘めぐみ、石見舞菜香 他 2024年7月にSeason2開幕!声優たちの演技のぶつかり合いが期待できる「2.5次元舞台編」のストーリーが映像化されます。絵や文字では感じ取れないキャラクターの動きや声はどのように表現されるのか!?引き続き目が離せません…! |
『葬送のフリーレン』
作者/ 山田鐘人(原作)、
アベツカサ(作画) 《キャスト》
種﨑敦美、市ノ瀬加那、小林千晃、和氣あず未 他 世界を救った勇者一行のひとり、長寿のエルフ・フリーレンの切なくも心温まる冒険譚。2クール全28話で放送された第1期。繊細で切ないシーンも、剣と魔法を使ったバトルシーンも、作画のクオリティが素晴らしく原作ファンも納得の仕上がりでした。 |
『SPY×FAMILY』
作者/遠藤達哉
《キャスト》
江口拓也、早見沙織、種﨑敦美、松田健一郎 他 完全オリジナルストーリーの劇場版も大ヒット!スパイの父、殺し屋の母、超能力者の娘、未来予知ができるペットという、かりそめの家族たちによるアクションホームコメディです。「フリーレン」と「あーにゃ」が同一人物だとは思えない、種﨑敦美さんの演技の幅広さにも驚きです。 |
『チェンソーマン』
作者/藤本タツキ
《キャスト》
戸谷菊之介、楠木ともり、坂田将吾、ファイルーズあい 他 漫画でも衝撃的だったシーンが、アニメではさらにパワーアップ。チェンソーなどの音が加わるだけで「ここまで恐怖心を煽られるのか!」と驚愕するほど、バトルシーンの凄惨な描写に胸がざわめきます。大迫力のアクションシーンは一見の価値ありです。 |
『約束のネバーランド』
作者/ 白井 カイウ(原作)、
出水 ぽすか(作画) 《キャスト》
諸星すみれ、内田真礼、伊瀬茉莉也、甲斐田裕子 他 原作でも人気な「グレイス=フィールドハウス脱出編」を中心に描いたアニメ第1期が大好評!ハウスや世界の秘密を徐々に暴くドキドキ感は、アニメの方が一枚上手です。第2期のアニメは少々駆け足でストーリーが進むので、第1期アニメ以降は原作漫画で補完するのがおすすめです。 |
実写ドラマ化作品のおすすめ
『ミステリと言う勿れ』
作者/田村由美
《キャスト》
菅田将暉、伊藤沙莉、永山瑛太、門脇麦 他 菅田将暉さんの主人公・久能整くんの再現度が素晴らしい…!ドラマでは伊藤沙莉さん演じる風呂光さんの存在感が原作とは違ったり他にもドラマオリジナル改変があったものの、原作でも人気だったエピソードは丁寧に表現されていました。「広島編」を描いた映画化も大好評でしたね。 |
『きのう何食べた?』
作者/よしながふみ
《キャスト》
西島秀俊、内野聖陽、磯村勇斗、山本耕史 他 深夜ドラマで放送されたにも関わらず、たくさんの賞を受賞するほどの大人気作!男性カップルの日常を描いたグルメ×ヒューマンドラマです。ドラマはSeason2まで制作され、劇場版も公開されました。食費を毎月2万5,000円でやりくりするシロさんのアイデアあふれる食卓や、ケンジとの心温まる日常に、視聴者もたくさんの幸せをおすそ分けしてもらいました。 |
『凪のお暇』
作者/コナリミサト
《キャスト》
黒木華、高橋一生、中村倫也、市川実日子 他 原作漫画のほどよいゆるさを見事に実写で再現!キャスト陣が醸し出す表情や空気感も、ぴったりと漫画のイメージにハマっています。高橋一生さんの慎二役、中村倫也さんのゴン役は、もしかしたら原作以上の魅力を引き出していたかもしれません…!ドラマオリジナルの幕引きも個人的にはとっても良かったです! |
『トリリオンゲーム』
作者/ 稲垣理一郎(原作)、
池上遼一(作画) 《キャスト》
目黒蓮、佐野勇斗、福本莉子、今田美桜 他 2025年には劇場版の公開も決定!主演の目黒蓮さんの新しい一面が見られるドラマです。ワガママで破天荒だけど、その圧倒的な頭脳と行動力、そして周囲が驚く発想力で多くの逆境を乗り越えるハルと、気弱だけど驚異のハッキング技術を持つ相棒のガクが、億万長者へとのし上がるストーリーが痛快です。 |
『モテキ』
作者/久保ミツロウ
《キャスト》
森山未來、野波麻帆、満島ひかり、菊地凛子 他 放送当時、卑屈で面倒くさい男を演じさせたら森山未來さんの右に出る者はいなかったのではないでしょうか…。それほどまでに、原作の幸世を超越するほどドラマの幸世のインパクトが強かったです。ドラマは原作に沿っていましたが、完全オリジナルストーリーの『劇場版 モテキ』も面白いのでぜひチェックしてください。 |
『失恋ショコラティエ』
作者/水城せとな
《キャスト》
松本潤、石原さとみ、水川あさみ、水原希子、有村架純 他 松本潤さんがここまで不毛で切ない片想いをする作品は、後にも先にも、もう見られないような気がします。本ドラマといえば、サエコ役を演じた石原さとみさんの圧倒的な魅力と存在感を語らないわけにはいきません。小悪魔系女子・サエコの可愛さ・ずるさ・セクシーさに、主人公だけでなく視聴者の心も大きく振り回されました。また、脇を固めるキャストの豪華さにも目を見張ります…! |
実写映画化作品のおすすめ
『ゴールデンカムイ』
作者/野田サトル
《キャスト》
山﨑賢人、山田杏奈、眞栄田郷敦、工藤阿須加 他 漫画やアニメなどの2次元では表現できない圧巻な世界観!雄大な北海道というロケーションと、細部にまでこだわり抜いた美術・衣装、さらにキャスト陣の体を張った演技により、見事3次元に昇華されています。山崎賢人さんをはじめとするキャストたちの熱を帯びたアクションにも、きっと原作ファンは目を輝かせてしまいますよ。 |
『テルマエ・ロマエ』
作者/ヤマザキマリ
《キャスト》
阿部寛、上戸彩、北村一輝、市村正親 他 主演の阿部寛さんがローマ人に適役なのは、もはや誰も異論はないはず。古代ローマから現代の日本のお風呂にタイムスリップしてきたルシウスが、さまざまなカルチャーショックを受けながらも、日本の銭湯の文化をローマ帝国の風呂づくりに生かしていきます。日本人を「平たい顔族」と呼ぶ阿部さんのコメディエンヌの一面も最高です。 |
『宇宙兄弟』
作者/小山宙哉
《キャスト》
小栗旬、岡田将生、麻生久美子、濱田岳 他 「二人で一緒に宇宙に行こう!」と約束する兄弟を小栗旬さんと岡田将生さんが熱演!海外のNASA宇宙センターでの大型ロケ&JAXA全面協力による演出により、説得力のあるシーンばかりで宇宙へのロマンをかき立てられます。コミカルなシーンを混ぜながら、兄弟の絆にウルッとくる映画になっています。 |
『バクマン。』
作者/ 大場つぐみ(原作)、
小畑健(作画) 《キャスト》
佐藤健、神木隆之介、小松菜奈、桐谷健太 他 真城最高と高木秋人の高校生コンビが週刊少年ジャンプの連載を目指すサクセスストーリー!メインキャストは佐藤健さん×神木隆之介さん、ライバル役は染谷将太さんが演じています。役者さんの演技力にプラスして、大根仁監督による深層心理をCGを使って表現した独特な世界観は、3次元だからできる遊び心あふれる演出です。 |
『3月のライオン』
作者/羽海野チカ
《キャスト》
神木隆之介、染谷将太、有村架純、倉科カナ、清原果耶、佐々木蔵之介 他 実写映画化作品の中でも類を見ないほど、配役が完璧!特にプロ棋士たちを演じる俳優さんたちは、まるで漫画から飛び出してきたかのようなビジュアルです。前後編の2部作なため、花本姉妹とのハートフルな交流や零くんが抱える心の闇などの人間ドラマ部分だけでなく、盤上で繰り広げられる鬼気迫る勝負も丁寧に描かれています。 |
『メタモルフォーゼの縁側』
作者/鶴谷香央理
《キャスト》
芦田愛菜、宮本信子、高橋恭平、古川琴音 他 芦田愛菜さんと宮本信子さんが演じる、17歳のうららと75歳の雪がとにかく可愛い…!女性はいくつになっても違ったチャーミングさがあるんだな、と2人の等身大な演技を見て実感しました。"BL漫画"を通じて年齢も立場も超えて仲良くなる2人の友情にも心がほっこり…!原作漫画が持つ優しい空気感もきちんと映像に落とし込まれています。 |
『ちはやふる』
作者/末次由紀
《キャスト》
広瀬すず、野村周平、新田真剣佑、上白石萌音 他 実写映画は全部で3作品!かるた部創設から地区大会、全国大会などストーリーの輪郭は原作をなぞるものの、映画独自のエピソードをいくつも重ねながら、独自の魅力を創り出しています。漫画では表現できない沈黙やスピード感を全身で感じてください。 |
『カラオケ行こ!』
作者/和山やま
《キャスト》
綾野剛、齋藤潤、芳根京子、橋本じゅん 他 ヤクザ役を演じさせたら随一の演技派俳優・綾野剛さんが今回は歌が不得手なヤクザ・狂児を演じ、多くの楽曲を実際に歌唱してくれています。また、フレッシュな新人の齋藤潤さんの聡実役も、原作の解像度をより高めていました。オリジナル展開も含め原作ファンからの満足度も高く、映画ならではの監督の手腕が光っています。 |
「マンガ大賞2024」受賞作品レビュー(最新)
年明けにノミネート作品が発表され、毎年3月下旬から4月の下旬に大賞が決まる「マンガ大賞」。今年もノミネート作品、全10冊をすべて読んでみました!ジャンルも多種多様で、普段だったら手に取らないようなジャンルでも、大いに楽しませてくれるマンガばかりでした。簡単なレビューをまとめたので、ぜひご覧ください!
大賞 『君と宇宙を歩くために』(泥ノ田犬彦)
2位 『黄泉のツガイ』(荒川弘)
3位 『神田ごくら町職人ばなし』(坂上暁仁)
4位 『平和の国の島崎へ』(濱田轟天、瀬下猛)
5位 『ダイヤモンドの功罪』(平井大橋)
5位 『天幕のジャードゥーガル』(トマトスープ)
7位 『正反対な君と僕』(阿賀沢紅茶)
8位 『環と周』(よしながふみ)
8位 『ひらやすみ』(真造圭伍)
10位 『ファミレス行こ。』(和山やま)
その他「マンガ大賞」以外の有名なマンガ賞
なにかのマンガ賞を受賞した作品は、マンガ好きの人が次に読むマンガを探すときに参考にすることが多いですよね。知名度の高い「マンガ大賞」以外にも、日本国内にはさまざまなマンガ賞があります。なかには「マンガ大賞」受賞作の多くも、他のマンガ賞を受賞しているものが数多く存在します。
ここでは、日本にたくさんあるマンガ賞の中でも、「マンガ大賞」と同じくらい注目されている3つのマンガ賞をご紹介します。
このマンガがすごい!
「今年の顔」となるマンガ作品のランキングを発表する、宝島社が発行するマンガ紹介のムック本。有名・無名関係なくさまざまな職種・立場・年齢のマンガ好きがアンケート参加者になり、毎年12月に「オトコ編」「オンナ編」に分けて、注目マンガをランキング化しています。
【主な受賞作】『ダイヤモンドの功罪』『黄泉のツガイ』『神田ごくら町職人ばなし』『平和の国の島崎へ』『スキップとローファー』『光が死んだ夏』『タコピーの原罪』『あかね噺』 など
《オンナ編》『違国日記』『天幕のジャードゥーガル』『海が走るエンドロール』『女の園の星』『メタモルフォーゼの縁側』『金の国 水の国』 など
次にくるマンガ大賞
新刊や話題の本・コミックを紹介する書籍情報誌「ダ・ヴィンチ」と日本最大級の動画サービスを提供している「ニコニコ」が2014年に創設した"ユーザー参加型"のマンガ賞です。ユーザーによるエントリー&投票を行い、順位を決定。「コミックス部門」と「Webマンガ部門」に分けたランキングを発表しています。
【主な受賞作】『あかね噺』『これ描いて死ね』『女の園の星』『チ。ー地球の運動についてー』 など
《Webマンガ部門》『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』『正反対な君と僕』『光が死んだ夏』『怪獣8号』 など
手塚治虫文化賞
日本のマンガ文化の発展・向上に大きな歴史を刻む手塚治虫さん。「マンガの神様」とも言われる手塚治虫さんの志を引き継ぎ、日本のマンガ文化の発展に貢献することを目的とした、朝日新聞社が主催するマンガ賞です。マンガ大賞、新生賞、短編賞、特別賞の4部門あり、それぞれに副賞として賞金も贈呈されます。
【主な受賞作】『チ。-地球の運動について-』『ゴールデンカムイ』『3月のライオン』
《その他部門受賞》『葬送のフリーレン』『水は海に向かって流れる』『BEASTARS』『昭和元禄落語心中』『聲の形』『宇宙兄弟』 など
まとめ
「マンガ大賞」受賞作品の《ジャンル別》おすすめ漫画50選、お付き合いいただきありがとうございました。
ここで紹介した漫画は、圧倒的な画力で表現された唯一無二の世界観や、感情を揺さぶる感動的なストーリー、そして読者の共感を呼ぶキャラクター造形など、細部にまでこだわりが光る漫画ばかりです。
自分の好みに合った作品を選んで、読んだことのない新しいマンガの世界をたっぷりと楽しんでください。
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ライティング担当 : shima.shima山梨県在住、30代の2児の母。テレビはドラマ・アニメ・バラエティを観ることが多い。ドラマなら恋愛・仕事・サスペンス、漫画やアニメならラブコメ・スポ根・青春・SFが好みだが、総じて"泣ける系"のジャンルにも弱い。特に30代に突入してからは若者の青春群像劇でたいてい号泣している。気になる映像化作品をチェックするときは、映画を観てから小説(漫画)を読む派。ゲームも好きだが、最近は息子と一緒にポケモンばかりやっている。 |