• 2023/01/20
  • 2020/12/10

【2023年版】絶対に観るべき面白い洋画62選!<ジャンル別>

映画選びに迷ったらぜひ参考に!不朽の名作から最新映画まで、絶対に観ておきたい「面白い洋画」62作品をランキング形式でご紹介します。心温まる感動映画、手に汗握るアクション映画、背筋がひやりとするサスペンス映画までおすすめ洋画をジャンル別にセレクトしてみました。

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【感動映画】涙なしには観られない!心に響く8作品

世の中には数多くの映画がありますが、良くも悪くも玉石混交。心の奥底まで響くような作品はごくわずかですよね。そこで、『もったいない本舗』の映画大好きスタッフsakuraがおすすめする、何度も繰り返し観たくなるようなおすすめ感動映画8作品をご紹介します。

1位 ボヘミアン・ラプソディ(2018年)

QUEEN
伝記映画
鳥肌もの

世界的なロックバンドQUEEN(クイーン)はご存じでしょうか。どんな人たちかはよく知らなくても、きっと曲を聞けば「あぁこの曲聞いたことある!」と100人中100人が答えるはず。ヒット曲は軒並みCMなどでも起用され、今や人々の生活の一部となっているぐらい偉大なバンドなんです。さて、本作はボーカルのフレディ・マーキュリーにスポットを当ててQUEENの誕生から輝かしい栄光、挫折、そして終わりまでを描いた物語。主演のラミ・マレックは、まさにフレディが乗り移ったかのような圧巻の演技。ラスト20分はもう鳥肌が立ちっぱなしでした。観終わった後には、感動、喜び、哀しみまでさまざまな感情が駆け巡ることでしょう。やっぱりQUEENの曲は最高!!

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2位 コーダ あいのうた(2021年)

感動
泣ける
家族の絆

第94回アカデミー賞作品賞、助演男優賞、脚色賞に輝いた『コーダ あいのうた』。この映画、本当にたくさんの人に観て欲しい!この先、何度も何度も映画のワンシーンを思い出して涙するような素敵な作品です。家族の中で、ただひとりだけ"聴者"である少女ルビー。彼女には天性の歌の才能があり、学校の先生は早くもその才能に気付いていたのですが、いかんせん家族にはルビーの歌声を聴くことができないのです。当然のようにルビーは家業を手伝うものと信じている両親と、妹には自由な人生を歩んで欲しいと願うお兄さん。そしてルビーの選んだ選択とは…。中盤以降は号泣必至!あの無音のシーンに、本作のすべてが詰まっているような気がします。

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3位 レ・ミゼラブル(2012年)

不朽の名作
ミュージカル
感動系

ヴィクトル・ユゴーの名作小説『レ・ミゼラブル』をミュージカル映画化した作品です。最初に観たときの印象は「俳優さんたちがみんな歌上手い!」でした。ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ…ほかの俳優さんたちも皆びっくりするぐらい歌唱力が高いのです。ミュージカルは「突然歌いだすのが苦手」という人もいるかと思いますが、本作はとにかくストーリーの完成度が高いのが特徴。19世紀のフランスを舞台に、貧しさのあまりパンを盗んで投獄されたジャン・バルジャンの半生を描いた作品で、一度観始めたらその理不尽さにのめり込んでしまうでしょう。

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4位 グリーンブック(2018年)

人種差別
心温まる

観終わった後、しみじみと「良い映画を観たなぁ」と心温まる作品が『グリーンブック』です。舞台は1962年のニューヨーク。人気のナイトクラブで用心棒をしているトニーは、黒人の天才ピアニストであるドクター・シャーリーの南部コンサートツアーの運転手として雇われることに。でも当時は人種差別が根強く残っていて、「黒人専用ホテル」だったり、白人と同じレストランで食事をすることさえ制限されるのです。無学でガサツで喧嘩っ早いトニーと、教養はあるものの気難しいドクター・シャーリー。全く正反対の2人が、まるで違う価値観のもと衝突しながらも心を通わせていくストーリーに思わず涙…!これが「実話」だというから驚きですね。

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5位 LION/ライオン 〜25年目のただいま〜(2015年)

感動の実話
泣ける
親子とは

「事実は小説より奇なり」と言いますが、こんなことが現実に起こりうるものなのでしょうか。『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』は、実話を元に作られた映画ですがまさに奇跡としか言いようがありません。インドで兄とはぐれ迷子になってしまい、保護された結果、オーストラリアに養子に出されてしまった5歳の少年サルー。優しいオーストラリア人夫婦に育てられ立派な青年に成長したサルーは、幼い頃のおぼろげな記憶だけをたよりに、遠く離れたインドの家族を探し出そうとするのです。これを観て最初に思ったのが…「Google Earthって偉大すぎる!」でした。インドでは、年間に行方不明になる子どもが8万人もいると聞いて衝撃を受けました。サルーの行動力、記憶力、強運、執念、そして彼を助けてくれる人たちの優しさ。すべてがプラスに働いたのだろうなぁ…。

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6位 英国王のスピーチ(2010年)

イギリス
演技派揃い
感動の実話

『英国王のスピーチ』は、コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム=カーターと、とにかく個性的な演技派俳優揃い!現エリザベス女王の父であるジョージ6世は、子どもの頃から吃音に悩んでいたといいます。一般人ですら吃音の矯正は大変なのに、全国民の前でスピーチをしなければならないとは…想像を絶するストレスとプレッシャーだったのではないでしょうか。本作のポイントは、王の吃音の治療にあたった言語聴覚士・ライオネルとの友情です。お互いの立場を超えた距離感は、観ているこちらまで時々ヒヤヒヤさせられますが、だからこそ心からの信頼関係を築くことができたのでしょうね。アカデミー賞で作品賞・監督賞など4部門受賞も納得の、素晴らしい映画です。

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7位 オンリー・ザ・ブレイブ(2017年)

実話
森林火災
目が離せない

実際にアメリカで起こった大規模森林火災を描いた実話です。日本では森林火災ってあまり馴染みがないかもしれません。…が、この映画を観たら恐怖を覚えますよ!気温や風向き、湿度などすべてを瞬く間に判断するスペシャリストたち。毎日毎日、血反吐を吐くぐらいの厳しい訓練を乗り越えてきたベテランですら常に命の危険と隣り合わせなんです。「建物火災と違うんだから、最悪すぐに脱出できるでしょ?」と思いきや大間違い!火は生き物のように動き、一瞬のうちに取り囲まれてしまうのです。本作『オンリー・ザ・ブレイブ』は実話なので、決して綺麗事だけではありません。でも、森林火災による被害を防ぐために命をかけている男たちが確かにいるのだと、世の中に知らしめた作品です。

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8位 それでも夜は明ける(2013年)

衝撃の実話
奴隷制度
人種差別

『それでも夜は明ける』は、第86回アカデミー賞作品賞をはじめとするさまざまな賞を受賞した問題作です。アメリカに奴隷制度があった1800年代の実話。今なら人種差別はいけないことなんだと、誰でも知っています。それでも差別はなくならない。では、奴隷制度が当たり前にあった時代はどうだったのか?まさに黒人たちにとって地獄のような時代でしょう。家族と幸せに暮らしていた自由黒人ソロモンは、ある日突然誘拐され、財産、名前すら奪われ奴隷とされてしまいます。本作では、彼がふたたび家族と再会するまでに生き抜いた長い年月が克明に描かれています。世間の風潮に流される傍観者であること、実はこれが一番恐ろしいことなのかもしれませんね。

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【人間ドラマ】名作の宝庫。マイベスト続出の9作品

次にご紹介するのは、複雑に絡み合った人間模様や、登場人物の悩み・葛藤などを克明に描いた人間ドラマです。このジャンルは名作だらけ!生涯のマイベストに挙げる方が多いのが特徴です。一度観たら一生記憶に残り続ける珠玉の9作品をご紹介します。

1位 マイ・インターン(2015年)

人間ドラマ
心温まる
ファッション

『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ主演。そして共演がロバート・デ・ニーロという超豪華キャスト!『プラダを~』も名作ですが、今回は仕事と人生の向き合い方について真っ向から考えさせられた『マイ・インターン』をランクインさせました。ニューヨークのファッション業界でバリバリ働くジュールズのもとにやってきたのは、シニア・インターンのベン。どんなファッションも完璧に着こなし、仕事もプライベートも充実しているジュールズにも憧れるし、近づきすぎず必要なときにはそっと寄り添ってくれるベンのような人になりたいとも思う。歳が親子ほど離れている2人の友情に、思わず涙…!こんな友人がいたら幸せですね。

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2位 イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年)

伝記映画
数学者
手に汗握る

ベネディクト・カンバーバッチ、大好きです。決して二枚目俳優というわけではないのに、立ち居振る舞いや所作が本当に美しくて。そこにいるだけで目を引いてしまう俳優とでも言うのでしょうか。本作『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』は、彼の持つ独特の魅力が最大限に発揮された映画だと思います。第二次世界大戦中、世界最強と言われたドイツ軍の暗号エニグマ。解読不可能と言われた暗号解読に挑んだ天才数学者アラン・チューリングの半生を描いた伝記映画です。天才ゆえに孤独、一般の価値観とはかけ離れたところにいるアランが、自らの頭脳を使い激動の時代を生き抜く様は、まるで何かに憑りつかれているようで鬼気迫るものがあります。

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3位 悪童日記(2013年)

戦争
双子の兄弟
衝撃作

アゴタ・クリストフの世界的なベストセラー『悪童日記』を映画化!第二次世界大戦下、双子の兄弟は祖母が住む田舎へと疎開してきます。あまりにも大人びた2人は、過酷で汚い生活の中、自らの目に映ったことだけを淡々と日記に書き留めるのです。sakuraは原作の大ファンなのですが、最初映画化と聞いたとき正直耳を疑いました。原作が色々な意味でショッキングな作品であり、なんとなく読むときに後ろめたい気持ちになるというのと、あの雷に打たれたような衝撃を映像で表現できるはずがないと思ったからです。でもそんなのは杞憂に終わったようで、主演のギーマント兄弟を発掘できた時点でこの映画は勝ちが確定したようなものでしょう。感情のない抑えた演技が見事でした。

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4位 ノマドランド(2021年)

心に残る
美しい風景
ロードムービー

タイトルにもある「ノマド」とは「遊牧民」という意味。最近ではひとつの場所で働かず好きな時間に好きな仕事をする"ノマドワーク"という働き方が注目されるようになりましたよね。本作の主人公である60代女性ファーンは、リーマンショック後、会社の倒産とともに車上生活者となり季節労働の現場を渡り歩く「ノマド」となります。その日その日を懸命に生きる、何にもしばられない生活。ドキュメンタリータッチで描かれる本作は、ひたすらに静謐で、どこか哀しみを帯びています。アメリカ西部の広大な自然の描写も美しく、自分の生き方を考えさせられる傑作ロードムービーです!日々あくせく働いている人は、本作を観た後、自らを俯瞰して見られるようになるかもしれません。

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5位 はじまりへの旅(2016年)

何気に感動
サバイバル
家族愛

先ほどご紹介した『グリーン・ブック』もそうですが、ヴィゴ・モーテンセンって本当に渋みのある良い演技をするようになりました。本作『はじまりへの旅』も同様で、6人の子どもたちの父親役をコミカルに演じています。面白いのは、この大家族が普通の家族ではないこと。現代社会から遠く離れ、アメリカ北西部の森の中で暮らしているのです。自給自足、自分たちで狩りまでするサバイバルな生活かと思いきや、父親の教育でみな6ヵ国語を操るほどの頭の良さ。でも母の死をきっかけに、母の最後の願いをかなえるため旅に出るというロードムービー。何なんでしょうね、この家族(笑)世間に馴染むことや、「教育」の意義って何なのだろうかと、色々と考えさせられました。

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6位 マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年)

人間ドラマ
演技が光る
一筋の光

しっとりと落ち着いた大人の人間ドラマを観たいなら『マンチェスター・バイ・ザ・シー』がおすすめ!2017年アカデミー賞で脚本賞受賞、また主演のケイシー・アフレックが主演男優賞を受賞したのも納得の傑作ヒューマンドラマです。兄の死をきっかけに故郷に戻ってきたリー。彼は兄の遺言により、リーの甥にあたるパトリックの後見人になることに。パズルのピースを埋めるかのように少しずつ明らかになる衝撃の過去。リーを演じたケイシー・アフレックは、俳優歴は長いにもかかわらず「あのベン・アフレックの弟」というイメージがずっとついてまわっていたのですが、本作でいよいよ開花しましたね!どこか常に怒りを秘めたような演技が印象的でした。終始陰鬱な雰囲気ではあるのですが、未来に向けてそっと背中を後押ししてくれるような映画です。

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7位 ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日(2012年)

ファンタジー
映像美
人間とトラ

圧倒的な映像美を楽しみたいなら、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』をご覧ください。本作には明確なメッセージ性があるのですが、この宗教観については私たち日本人には理解しがたい部分があります。でも、トラと一緒に漂流するサバイバル物、というスタンスで観ても十分に楽しめるかと。ほぼ海上で物語は進んでいくのですが、海はさまざまな姿を見せてくれます。朝焼けが広がる海や、漆黒の海、そして光を放つクラゲが漂う幻想的な海…。世の中にはこんなにも色彩があったのかと驚かされるほど、美しい映像のオンパレードで、思わず目が釘付けになってしまいます!個人的なツボはミーアキャット軍団です。

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8位 運び屋(2018年)

名優
実話ベース
家族愛

クリント・イーストウッドが監督と主演を務めた作品です。いつも驚くのですが、もう90歳のおじいちゃんなんですよね。本作『運び屋』でも、リアルに90歳の老人役を演じたのですが、良い歳の取り方をされているなぁと思います。高齢の主人公アールは、商売に失敗し自宅も差し押さえられてしまう事態になったとき、ある仕事を持ちかけられます。車の運転だけをするはずだったのが、実はそれはメキシコの麻薬カルテルの「運び屋」だったのです…!クリント・イーストウッド作品は、どんな映画でも現代に生きる私たちが忘れている大切なことを思い出させてくれます。持つべきものはお金なのか、それとも時間なのか、家族なのか。きっと観終わった後には、清々しい気持ちになることでしょう。

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9位 はじまりのうた(2013年)

音楽映画
前向きになる
音楽が良い

生きづらい世の中になりましたが、一歩ずつでも前向きに生きていこうという皆さんにエールを送る映画が『はじまりのうた』です。恋人の浮気という裏切りに遭い、失意のどん底にあったシンガーソングライター・グレタと、スランプに陥っていた音楽プロデューサー・ダン。偶然同じ場所に居合わせ、意気投合した2人が一緒に曲作りをしていくという物語です。キーラ・ナイトレイの歌声が本当に素敵です。安易に恋愛ものにしない硬派な展開も良く、音楽を愛する人のための映画に仕上がっています。ちなみに恋人役はなんと、マルーン5のアダム・レヴィーン!やっぱり彼はプロですね。音楽は、自分の背中をそっと押してくれる最高の相棒になるのだと、本作が教えてくれました。

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【アクション映画】手に汗握る!テンションが上がる9作品

アクション映画は、とりわけハリウッドでは人気のジャンルです。でも身体能力をフルに使う映画だけがアクションではありません!スタイリッシュなカーアクションや、熱狂的なファンを生み出した伝説のアクション映画までテンションMAXの9作品をご紹介します。

1位 ベイビー・ドライバー(2017年)

天才ドライバー
音楽が良い
アクション

この世に天才ドライバーを描いた映画はいくつもありますが、ハードボイルド系が好きな方は『ドライヴ』を、ノリノリ系が好きな方は『ベイビー・ドライバー』がおすすめです!本作は、アクション・クライム・恋愛・音楽すべてがごちゃまぜになったカーアクション映画です。子どもの頃の事故の後遺症により耳鳴りに悩まされる主人公ベイビーですが、自分の好きな音楽をipodのプレイリストで流しながら運転すると、耳鳴りは消え、驚異のドライビングテクニックを発揮できるのです。その天才的な能力を買われて、犯罪組織の逃し屋として活躍していたベイビーは、ある女性に恋をしてしまうのですが…。とにかく音楽が良い!そしてストーリーが最高に小気味良い!!若干コミュ障的な青年の成長物語としても楽しめます。

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2位 キングスマン(2015年)

スパイ映画
アクション
スタイリッシュ

スパイ映画といえば『007』という人は多いと思いますが、新時代のスタイリッシュで最高に面白いスパイ映画なら『キングスマン』をおすすめします!さきほどご紹介した『英国王のスピーチ』で主演を務めたコリン・ファース主演。こんなにもブリティッシュ・スーツの似合う俳優さんは他にいないのではないでしょうか。ロンドンの高級テーラー「キングスマン」は、実は世界最強のスパイ機関。もうそれだけでも面白いのに、仕込み武器の数々は、かの有名なジェームズ・ボンドも顔負けだと思います(笑)本作は目まぐるしいスピード展開に加え、クールでスマートなキャラクター、さらにコメディ要素までふんだんに盛り込まれた至極のアクション映画です。ちなみに、本作はシリーズ化しており『キングスマン:ゴールデン・サークル』、最新作『キングスマン:ファースト・エージェント』も出ています。

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3位 アンチャーテッド(2022年)

原作はゲーム
アドベンチャー
トレジャーハンター

昔、一世を風靡した<インディー・ジョーンズ>シリーズが好きな人は絶対に楽しめる作品!タイトルの「アンチャーテッド」とは"地図にない場所"という意味。消息を絶った兄が残してくれた手がかりとマゼランの航海図を頼りに、財宝を探しに旅に出るというアクション・アドベンチャーです。ご存じの方も多いかと思いますが、実はこの作品はゲームが原作!ゲームの緻密な世界観と、映画ならではのエンターテイメント感が上手くミックスされていて、日曜日の昼下がりに観たい映画です(笑)『スパイダーマン』のピーター役としても記憶に新しいトム・ホランドと、何故かいつも残念な役柄のマーク・ウォールバーグのコンビがぴったり!

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4位 ボーダーライン(2015年)

メキシコ
麻薬戦争
底知れない悪

とんでもないクセモノ揃いの映画が『ボーダーライン』です。いわゆる麻薬戦争を描いた作品なのですが、本作を観たら「メキシコ」の陽気なイメージが一変してしまう可能性大!sakuraはこの映画を観て、一生メキシコで暮らすことはできないと思いました(笑)しかし、これがまた面白い。面白いと言ったら語弊があるかもしれませんが、一瞬たりとも目が離せない映画なのです。麻薬カルテルを殲滅するために捜査官たちが派遣されるのですが、主人公のエリートFBI捜査官を除くと、彼らこそ悪ではないのかと思ってしまうほど容赦がなく。善悪の『ボーダーライン』とは一体どこにあるのでしょうか。心に澱のように重たいものが残る映画です。

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5位 バーフバリ 伝説誕生(2015年)

インド映画
美麗
大迫力

インド映画の歴代興行収入No.1を樹立した映画『バーフバリ 伝説誕生』。本作を観たとき、パンチを浴びせられたかのような衝撃でした。スケールが大きすぎる!この世のものとは思えない美女!そしてやっぱり歌って踊ってる!日本で上映されたときには「絶叫上映」「爆音上映」も許可されるほどのバーフバリ旋風を巻き起こしたほど。(絶叫なんて、今となっては遠い昔のよう…)余計なことは言いません。ぜひ五感をフルに使って楽しんでいただきたい。そしてアヴァンティカ役のタマンナーさんの美しさも愛でていただきたい!観終わった後には、あなたも「バーフバリ!バーフバリ!」と叫んでいることでしょう。続編に『バーフバリ 王の凱旋』があるのであわせてご覧くださいね。

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6位 モービウス(2022年)

マーベル
ヴィラン
正義と悪

原作ではスパイダーマンの敵(ヴィラン)として描かれるモービウス。彼が主人公となった作品がこの映画『モービウス』。正義と悪のはざまで揺れる天才医師モービウスの葛藤ゆえか、主演のジャレッド・レトの個性的な魅力のおかげなのかわからないけれど、なんとも危うい美しさというか、いけないものをこっそり覗き見ているような気になる映画です。(同意してくれる方はいるでしょうか…)血液の難病を持つ優しい天才医師が、自らを実験体としてコウモリの血清を投与し、超人的な身体能力とパワーを手に入れた代償は、あまりにも悲しいものでした。それにしてもジャレッド・レト、50歳overとは信じられないほど若いですね。やはりコウモリの血か…(笑)

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7位 ジャンゴ 繋がれざる者(2012年)

西部劇
賞金稼ぎ
爽快

クエンティン・タランティーノ監督作品の中で、最も好きなのがこの『ジャンゴ 繋がれざる者』です。上映時間は165分と少々長いのですが、全く飽きさせない作りになっているのがタランティーノ監督の手腕なのでしょうね。妻を奪われ、奴隷となった黒人ジャンゴ。ある賞金稼ぎと出会って、銃の腕を磨きながら稼いだ金で妻を取り戻そうとする西部劇です。銃撃シーンはいっそ清々しささえ感じさせるほど凄まじく、不思議と後味は爽やか。悪役であるレオナルド・ディカプリオが、実際に手に怪我をしてしまい、そこをアドリブで乗り切ったという逸話は有名なので、注目してみて下さいね。「ジャンゴ~♪」の音楽がキャッチーで、つい口ずさんでしまいます(笑)

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8位 特攻野郎Aチーム THE MOVIE(2010年)

アクション
爽快
ツッコミ所

本作は1983年から放送されていた同タイトルのTVドラマシリーズの劇場版です。sakuraの中で邦題がちょっとアレな映画TOP5に入ります。(ちなみに1位は「バス男」。現在は改題されていますが…)しかし、なんてことでしょう。ダサい、ダサいと言われ続けていると逆に愛着が湧いてくるものです。それに映画を観ればきっと納得!こんなブッ飛んだアクション映画に、真面目なタイトルをつけられますか!(笑)無実の罪で監獄送りになってしまった特殊部隊Aチームは、その汚名をすすぐため脱獄し黒幕に迫っていくというストーリー。リーアム・ニーソンやブラッドリー・クーパーが演じるAチームがとにかくカッコイイ!!『エクスペンダブルズ』が好きな人にもおすすめです。

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9位 ランボー ラスト・ブラッド(2020年)

アクション
シリーズ物
ファン必見

言わずと知れた「ランボー」シリーズ。シルヴェスター・スタローンも、もう70歳を超えていますからおじさんどころかおじいさんの域です!(笑)それでも凄まじいアクションと肉体美は未だ衰えを知らず…本当に頭が下がる思いです。もうこれはファンのための映画と言っても良いでしょう。祖国へ戻ったランボーは故郷アリゾナの牧場で、友人とその孫娘と一緒に"家族"として暮らしています。しかし、その孫娘ガブリエラがメキシコの人身売買カルテルに拉致されてしまうのです。ランボーはどこまでいっても孤独な闘いを強いられるのですね…!ランボーが仕掛ける凄まじいトラップ屋敷には思わず笑ってしまいました。ストーリー云々よりも、老いてなお最強(最狂)のランボーを見たい人におすすめです。

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【恋愛映画】甘酸っぱく切ない気持ちに浸れる7作品

人を愛する気持ちは万国共通です。気になる人を想って切ない気持ちになったり、もどかしさを感じたり。胸を引き裂くような別れの哀しみも恋愛映画ならではです。そこで、恋愛から離れてしまった人でもあの甘酸っぱい気持ちを思い出す素敵な恋愛映画7作品をご紹介します!

1位 ラ・ラ・ランド(2016年)

恋愛
ミュージカル
感動

『もったいない本舗』の映画好きスタッフsakuraが迷わずオススメする映画!『ラ・ラ・ランド』です。いつか自分の店を持ちたいという夢を持つジャズピアニストのセブと、女優の卵であるミア。夢を追いかける男女の切ないストーリーはもちろんのこと、カラフルな衣装や耳に残る美しい音楽、すべてに満点をつけたいほど大好きな作品です。ありきたりの恋愛ストーリーと思ったら大間違い!ラスト8分間に本作のすべてが集約されていると言っても過言ではありません。思い出すたびに、切なさと温かさが入り混じったような気持ちになる映画です。第89回アカデミー賞では、史上最多14ノミネート・6部門を受賞しました。

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2位 きみに読む物語(2004年)

泣ける
身分違いの恋
名作

1位でご紹介した『ラ・ラ・ランド』で主演を務めた、今をときめく俳優のひとりライアン・ゴズリングですが、彼が有名になったのは実はこの『きみに読む物語』。最近ではストイックな役もこなすようになりましたが、当時は甘い恋愛映画にぴったりの俳優さんでした。本作は、アルツハイマーを患っているある年老いた女性へ読み聞かせる物語。老女は年を重ねてはいても、過去の美しさの片鱗を覗かせています。なぜ老人は、物語を読み聞かせるのでしょうか。中盤以降に明らかになる真実は、あまりにも優しく切なく、涙なしでは鑑賞することができません。必ずハンカチを手元に置いて下さいね!

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3位 アデライン、100年目の恋(2015年)

恋愛
ファンタジー
目の保養

時空を超えた恋愛ストーリーというのは、ある意味使い古されたテーマかもしれませんが、『アデライン、100年目の恋』は一味違います。ある出来事がきっかけで、永遠に年を取らなくなってしまったアデライン。「100年経っても29歳の美貌を保ったまま生きられるなんて羨ましい!」と世の中の女性たちは思うのではないでしょうか。でもそれは、愛する人と一緒に年を重ねていけないということ。ハリソン・フォードがまた良い役どころで、自分の息子の彼女がかつて遠い昔に愛した女性だったとわかったときの衝撃…!いや、まぁその顔になりますわな(笑)もう涙腺が崩壊してしまうほど号泣した作品です。アデラインを演じたブレイク・ライヴリーがとにかく美しかったです。目の保養!

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4位 ぼくのエリ 200歳の少女(2008年)

北欧ホラー
ロマンス
切ない

北欧映画は独特の陰鬱さがあります。凍てつくような空気、抑圧された感情、無垢な残酷さを美しく描くのもまた北欧映画ならではです。『ぼくのエリ 200歳の少女』は、ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの著作『MORSE』を映画化した作品。いじめられっ子のオスカーは、ある日隣の家に引越して来た風変わりな少女エリに惹かれていくのですが…。いわゆるヴァンパイア×人間の恋愛ものなのですが、一時期ブームとなった『トワイライト』のような甘~い展開ではありません。残酷で、痛々しく、儚い2人の関係。純白の雪の上にポトリを朱を落としたような対比の描写が見事で、静かな余韻に浸りました。ちなみに『モールス』というタイトルでハリウッドリメイクもされていますが、やはりオリジナルのほうが雰囲気が抜群に良いです!

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5位 華麗なるギャツビー(2013年)

不朽の名作
恋愛
一途な男

スコット・フィッツジェラルドの名作小説「グレート・ギャツビー」を映画化した作品です。ロバート・レッドフォード主演で以前映画化されていましたが、個人的にはこのレオナルド・ディカプリオ版がたまらなく好きです…!レオ様は「タイタニック」の頃よりも大人の色気が出ているし、当時を再現したクラシカルな衣装が素敵すぎるし、音楽も素晴らしい。ごくごく簡単に説明すると、半生をかけて一人の女性を一途に愛し続けた男ギャツビーの物語です。本作は常にどこか退廃的で、破滅的な雰囲気を匂わせます。絶対にハッピーエンドでは終わらない、終わらせないという張り詰めた空気感がとても良い。豪華絢爛で、それでいてミステリアスな本作は、きっと一度観れば忘れられない映画になること間違いなし!

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6位 ジェーン・エア(2011年)

不朽の名作
恋愛
衣装が素敵

シャーロット・ブロンテの不朽の名作『ジェーン・エア』を映画化した作品。過去に何度も映像化されていますが、今回ご紹介するのは、ミア・ワシコウスカ主演の2011年版です。イギリスの恋愛小説に共通するのは「意志の強い女」と「不器用な男」だとsakuraは密かに思っているのですが、本作も自立した強い女性ジェーンと、不器用だけど徐々に愛を知っていくロチェスターとの関係が、イングランドの荒涼とした美しい自然を舞台に描かれます。ミア・ワシコウスカは、『アリス・イン・ワンダーランド』のアリス役とはうって変わって、孤独で聡明な女性を演じていて好印象!この映画が気に入った方は『プライドと偏見』もお好きかと思います。

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7位 バーレスク(2010年)

ミュージカル
音楽が良い
衣装

ミュージカル映画が苦手という人でも、『バーレスク』ならきっと抵抗なく観られるのではないでしょうか。シンガーのクリスティーナ・アギレラが主演、またシェールもクラブのママ役で出演しているので、2人の抜群の歌唱力は折り紙つきです。田舎の女の子が、歌手を夢見てLAへ、そして自らを売り込んでいくというサクセスストーリー。王道展開なのにここまで見入ってしまうのは、やはりその圧倒的な歌声のおかげでしょうね。クリスティーナ・アギレラといえば、どうも当時はブリトニー・スピアーズの人気の陰に隠れていたイメージがあったのですが、いやぁ、やっぱり歌上手すぎです。煌びやかな衣装とパフォーマンスの完成度も存分に楽しんでいただきたいです!

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【SF映画】ディストピアから宇宙ものまで定番8作品

SF映画といえば、昔は「エイリアン」や「ターミネーター」などが定番でした。でも最近のSFの特徴はとにかく幅が広い!荒廃した世界を描いたディストピア映画や、知的生命体との交流を描いたSF映画などおすすめ8作品をご紹介します。

1位 マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年)

近未来
アクション
荒廃

最初に言っておきますがどこまでもぶっ飛んだ映画です!でもこの世界観が最高に素晴らしく、何度も繰り返し観てしまいます。水も石油もすべての資源が枯渇してしまった近未来。恐怖を民衆を支配するイモータン・ジョーと、反逆を企てる女戦士フュリオサ、そして家族を奪われた元警官のマックス。荒廃した世界において、彼らの狂気と生命力がぶつかり合いとんでもない胸熱映画に仕上がっています!砂漠を疾走するカーチェイスと燃え上がる炎、その中でどこまでも清らかな女性たち。(どうしてこんなに美人揃い!?)この狂った世界にどっぷりと浸かりましょう。

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2位 インセプション(2010年)

SF
映像革新
夢の中

『TENET テネット』で話題の鬼才クリストファー・ノーラン監督の作品です。初めてこの作品を観たとき、鳥肌が立つほどその特異な設定と映像美に目が釘付けになりました!「寝ている無防備の状態で情報を盗む」「夢の中からさらに夢に入る」なんて、誰が映像にしようと考えたでしょうか。やはりそこが鬼才と言われる所以であり、この監督にしか成し得ないものだと思います。一度で理解しようとはせず、ぜひ2回観て下さい。余韻の残るラストは、きっとあなたの心にも"もやもやした感情"を残すはず(笑)レオナルド・ディカプリオは断然『タイタニック』の頃よりもこの『インセプション』の頃が味があって好きですね。

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3位 TENET テネット(2020年)

SF
時間逆行
難解?

『インセプション』に続き、クリストファー・ノーラン監督作品をランクインさせました。やはりこの監督の作品は一度観ただけでは難解で理解できず…それにもかかわらずとにかく面白い!(笑)SFではタイムリープ系は基本中の基本ですが、本作は"時間が逆行する"というなんとも特殊な設定です。ノーラン監督でなければ、おそらく駄作に転じる可能性も多分にあったのではないでしょうか。時間に隠された謎を解き、第三次世界対戦を止めるという巨大なミッション。本作は2度以上鑑賞することをおすすめします。緻密に張り巡らされた伏線に気付けるのが、おそらく2回目以降でしょう…。映像美、演出、音楽、すべてがハイレベルの傑作映画の誕生です。

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4位 NOPE/ノープ(2022年)

SFホラー
謎の飛行物体
チンパンジー

『ゲット・アウト』『アス』で世界を震撼させたジョーダン・ピール監督作品!この監督、冒頭から引き込まれる描き方が天才的で、さらに「不気味」の魅せ方が本当に上手い。この『NOPE』も例外ではなく、あのチンパンジーのシーンが衝撃すぎて言葉を失いました。キャッチコピーは「最悪の奇跡が起こる。」南カリフォルニアの牧場で、目の前にいた父が突然空からの落下物で命を落とします。一瞬目にした謎の飛行物体は一体何なのか?じわじわとその飛行物体に迫っていくのですが、特筆すべきはその映像の美しさです。どのシーンを切り取っても畏敬の念を起こさせるような映像美とはこのような作品を言うのでしょう。異様なのに、不思議と清々しさを感じさせるジョーダン・ピールマジック。

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5位 アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年)

恋愛
タイムトラベル
泣ける

何気ない日常が愛おしくなり、一日一日を大切に生きようと思える映画です。恋愛×タイムトラベルは王道中の王道ですが、本作はストーリーが進むにつれて恋愛だけではなく父と子の物語にシフトしていきます。タイムトラベル能力を持つ主人公ティムは、クローゼットの中で強く念じただけで、過去へと遡ることができるのです。タイムトラベル映画は、主人公が調子に乗りすぎて後でそのツケを払うような自業自得展開が多いのですが、本作はそれがまったくありません!見た目は冴えない男(ドーナル・グリーソンはその点ハマり役!)ですが心優しいティムの行く末に、観客は目が離せません。自らの選択ひとつが大切な人の命運を分けることになったなら…あなたはどうしますか?

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6位 オデッセイ(2015年)

SF
火星
一人ぼっち

過去に何人もの人が、宇宙に取り残されてきたでしょうか。『アルマゲドン』、『ゼロ・グラビティ』、『インターステラー』…宇宙でのミッションはSF映画の定番中の定番で、悲しいことに命を犠牲にしないと得られないものがほとんどです。でも本作『オデッセイ』のマークは、"ぼっち宇宙"ものの主人公の中でもずば抜けてポジティブでユーモアがあり、「結構一人で楽しんでるじゃん」と笑ってしまうほど。水もない、食糧も1ヶ月分、NASAの次の探索ミッションまで4年という絶望的な状況。火星に一人取り残されても、持ち前の精神力の強さで、目の前の小さなミッションをひとつひとつクリアしていくのです。センチメンタルな宇宙映画が多い中で、本作はかなり新鮮に映りました。

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7位 遊星からの物体X ファーストコンタクト(2011年)

SFホラー
後日譚
クリーチャー

本作は1982年の『遊星からの物体X』(ジョン・カーペンター監督)を鑑賞した上でご覧いただきたいです!sakuraは『遊星からの物体X』の大ファンなのですが、2011年にこの前日譚『遊星からの物体X ファーストコンタクト』が制作されて狂喜乱舞しました…!前作に繋がる伏線があちこちに張られている上に、1980年代の雰囲気を壊さないように小道具なども巧みに再現されているのに驚きました。南極大陸で、ノルウェー観測隊が出会ったおぞましいクリーチャーたち。もうね、このシリーズはクリーチャーの造形美(とあえて表現したい!)に尽きますよ。火炎放射器に頼りすぎではないだろうかとツッコミどころも多々ありますが、そのことを差し引いてもやはり素晴らしいSFホラー映画です。

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8位 メッセージ(2016年)

SF
人間ドラマ
宇宙人

未知との遭遇…というと、基本的に思い浮かべるのは好戦的な宇宙人ばかりだと思いませんか?(笑)『エイリアン』然り、『宇宙戦争』然り、キワモノだと『第9地区』もまた然りです。でも本作『メッセージ』から受け取れるものは、知性と哲学。そして静謐さと哀しみ。宇宙人SFものにもかかわらず、こんなにも奥深さを感じさせられた作品は初めてかもしれません。突如として地上に降り立った球体の形をした宇宙船。言語学者のルイーズは、知的生命体と意思を通わせるために軍に雇われます。彼らが伝えたいメッセージとは一体何なのか?映画公開当初、この宇宙船がお菓子の「ばかうけ」に似ていると話題になりました。良い映画なのにやっぱり「ばかうけ」にしか見えなくて困っています。

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【ホラー・サスペンス映画】ひやりと背筋が寒くなる8作品

人間ってどうしてホラー映画に惹かれるのでしょうか?日常がじわじわと浸食される恐ろしさ、そして非日常から日常に戻ったときの安心感。ホラーが苦手な人にもぜひおすすめしたい、背筋がひやりと寒くなるようなホラー映画&サスペンス映画をご紹介します。

1位 ラストナイト・イン・ソーホー(2021年)

タイムリープ
1960年代
サイコホラー

もう映像、サウンド、ストーリーまで何もかもが最高!比較的新しい作品なのですが、めちゃくちゃ好きな映画になりました。そして主演のアニャ・テイラー=ジョイがとにもかくにも魅力的。(ドラマ「クイーンズ・ギャンビット」のチェスの天才少女役で注目されましたね)ロンドンにやってきたデザイナー志望のエロイーズは、「ソーホー地区」にあるアパートの部屋を借りるのですが、眠りにつくと夢の中で60年代のソーホーにいたのです。そこで出会ったのは歌手を目指す美しい女性サンディ。シンクロする夢と現実。そして夢の中で起こる恐ろしい殺人事件の真相とは?60年代ロンドンのファッションや音楽も煌びやかで、幻想的なホラー映画が好きな人にぜひおすすめしたい一本です。

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2位 インシディアス(2010年)

ホラー
人気シリーズ
演出が良い

『ソウ』シリーズで爆発的な人気となったジェームズ・ワン監督の作品。sakuraはこの監督作品が本当に大好きで、中でもシリーズ通してヒット作を記録し続けている『インシディアス』シリーズは何度も繰り返し鑑賞しています。引っ越した新居でおかしな現象を経験する一家。屋根裏から不気味な音が聞こえてきたり、赤ちゃん用のモニターから声が聞こえてきたり。引越してもそれは変わらず、状況は悪くなるばかり。心の奥底まで震えあがるような恐怖心だけではなく、不思議とほっこりさせるようなファンタジー要素も内包していて、何というか"クセになる"ホラーなんです!日本的なじめっとした怖さではないので、ホラー映画が苦手な人でも楽しめると思います。シリーズすべて面白いです!

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3位 ゲット・アウト(2017年)

サスペンス
どんでん返し
衝撃の展開

『ゲット・アウト』は相当よくできた脚本だと思います。何しろ、最後の最後まで展開が読めない!終始不気味な空気をまとっていて、ラストの瞬間まで目を皿のようにして見入ってしまった作品です。黒人の青年クリスは、ある週末に白人の彼女ローズの実家に招かれます。ローズの両親の過剰な歓迎と、黒人ばかりの使用人にちょっとした違和感を感じるクリス。本作は「何かわからないのだけれど、どこかがおかしい」という奇妙な感覚が、物語が進むに連れて徐々に大きくなっていきます。それは、家政婦の張り付いたような笑顔だったり、猛スピードで走る謎の管理人などさまざまなのですが、「普通」ではない言動というのは、何故こんなにも恐ろしいのでしょうか。非常に面白いサスペンス映画です。

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4位 ミッドサマー(2019年)

カルトホラー
精神崩壊
美しさの裏に

恐ろしい映画です。重要なことなので二度言います、恐ろしい映画です!sakuraが今まで観てきたホラー映画の中で、一番精神が崩壊しかけた映画と言っても過言ではありません(笑)アメリカで暮らすダニーは、友人たちとともにスウェーデンで夏至に開催される祝祭に参加することになります。ホルガ村はとても美しい場所で、村人たちからも異常なほどの歓待を受けるのですが、ダニーたちは徐々にそのおかしな空気に気付き始めるのです。何を言ってもネタバレになりそうなので多くを語れませんが、花々が咲き誇る美しい映像に騙されないでください!うっすらと不穏な空気に気付き始めたら、もうホルガ村から出られなくなりますよ…。トラウマ級の作品ですが、ぜひ皆さんにもこの得難い体験を味わっていただきたいです。

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5位 ナイトメア・アリー(2021年)

大恐慌時代
カーニバル
妖しい美しさ

大好きなギレルモ・デル・トロ監督作品!ギレルモ監督といえば『パンズ・ラビリンス』や『スケアリーストーリーズ 恐い本』でも描かれるような"クリーチャー"が有名なのですが、本作ではそのクリーチャーは封印。それでも妖しく美しいギレルモワールドは健在で、大恐慌時代を舞台にしたカーニバルにぴたりとはまっています。ブラッドリー・クーパーが演じるのは何か訳ありらしい男。彼はショービズ界で成功するべく、怪しげなカーニバルでトップ興行師にまで上り詰めるのですが…。ちなみにケイト・ブランシェットやルーニー・マーラなど美の競演もすさまじく、あっという間の150分でした!狂った世界を垣間見たい人はぜひ。

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6位 新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年)

パニックホラー
韓国映画
家族愛

韓国で大ヒットを記録したパニックホラーです。高速鉄道で突如として起こった謎の感染爆発。列車内という密室で、次々と感染者が増えていくのです。そして列車の外でも感染者は増え続け、列車を降りることもできないという絶体絶命の状況に!ゾンビ映画は、ただ「怖い」だけで終わる作品が多いのですが、本作は泣ける要素を絡めてきているのが特徴です。たまたま列車に乗り合わせてしまったある父娘、出産間近の妻とその夫、高校生カップル…。徐々に日常が壊されていく様子や、さまざまな事情を抱えた登場人物たちの人間模様がリアルに描かれています。続編として『新感染半島 ファイナル・ステージ』が出ていますが、前作よりもアクションに徹した印象。ゾンビが蔓延した半島を舞台に描かれていて、終末的な世界観がとても好みでした。ぜひあわせてお楽しみいただきたい!

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7位 クワイエット・プレイス(2018年)

ホラー
設定勝ち
音を立てたら

「音を立てたら、即死」という印象的なキャッチコピーが話題となった『クワイエット・プレイス』。どうせマニアックなB級作品だろう…と思っていましたが、なかなかどうして面白いではありませんか。音に反応して人間を襲う"何か"により人類が滅亡寸前というトンデモ設定で、この世界観の説明はほぼありません。「音を立てる」⇒「何かが襲ってくる」⇒「逃げる」⇒「音を立てる」のループで成り立っている映画なのですが、緊張感がハンパないです。そして、この状況で母親は出産を控えているのです…!うっかり音を立てる登場人物に苛立ち、でも音を立てないと物語進まないし、と時々我に返りつつも楽しめました。続編『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』では、何故こんな世界になってしまったのかという"その日"も描かれていて、ファンとしては見逃せません!

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8位 ヴィジット(2015年)

何かが異常
怖い
B級良作

M・ナイト・シャマラン監督が手がけるサスペンス映画『ヴィジット』。やはりこの監督の映画は『シックス・センス』同様ひと癖もふた癖もあり、観ている者の"常識"をこれでもかというほど揺さぶってきます。初めて祖父母の家に遊びに行った2人の姉弟は、奇妙な「3つの約束」を与えられます。でもその日から、祖父母のおかしな言動が目に付き始め…。誰しも怖さを感じるツボは人それぞれだと思いますが、どの国でも共通する怖さは、「何だかわからないけどどこか異常な人間」だと思いませんか?一見普通に見えるのにどこか挙動がおかしい、笑顔の裏に時折見せる異常な目の光。本作はそれが老人ということで、怖さが2割り増し!床下シーンは恐怖…。

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 【ミステリー・クライム映画】謎が謎を呼ぶ…人気の7作品

次にご紹介するのは、謎解き要素強めのミステリー映画です。殺人事件の犯人探しはもちろんのこと、華麗なトリックを披露してくれるのもこのジャンルの醍醐味と言えるでしょう。個人的におすすめしたい人気のミステリー映画&クライム映画7作品をご紹介します。

1位 パラサイト 半地下の家族(2019年)

前半コミカル
後半ダーク
韓国映画

これはめちゃくちゃ面白いですよ…!本作を何のジャンルに分けたら良いのでしょうか、ある家族の形を描いた人間ドラマでもあり、ブラックコメディでもあり、紛れもなく昨今の韓国の姿が反映されたクライムムービーでもあるでしょう。そんなジャンルに囚われない爽快・痛快な作風が評価され、カンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルム・ドールの受賞へと繋がったのではないでしょうか。本作はタイトルのとおり半地下に住んでいる家族の物語です。仕事もお金もない(でも楽観的)なキム一家が目をつけたのは、大豪邸に住むIT企業の社長一家でした。全く正反対の家族が交差したその先に待つものとは…?鑑賞後に"パラサイト"という言葉の意味に納得するはず。何度も繰り返し観たくなってしまうスルメ映画です!

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2位 グランド・イリュージョン(2013年)

マジック
どんでん返し
小気味良い

理屈抜きに楽しめる『グランド・イリュージョン』は、何故だか繰り返し観たくなる映画のひとつです。4人のイリュージョニスト"フォーホースメン"が仕掛けたのは、ラスベガスにいながらにしてパリの銀行から大金を奪い、ショーの観客たちにばらまくという離れ業。彼らは遠く離れた場所からどのように金を盗んだのか?『オーシャンズ11』にマジック要素を取り入れたような作品で、エンターテイメントとして最高に面白いのはもちろん、どんでん返しが好きな人はきっと気に入るのではないでしょうか。続編の『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』もあわせてお楽しみ下さい!

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3位 鑑定士と顔のない依頼人(2013年)

ミステリー
どんでん返し
騙される

本作は、ぜひ予備知識なしで観ていただきたい。絶対にネタバレサイトなんて観たらだめですよ!何を言ってもネタバレになりそうなので多くは語りませんが、ラストはあまりの衝撃に言葉を失いました。ある女性から、亡くなった資産家の両親の美術品鑑定を依頼された主人公。でもなぜか彼女は、あらゆる言い訳をして一向に主人公の前に姿を現さないのです。依頼人の本当の目的は一体何なのか?『英国王のスピーチ』でも出演していたジェフリー・ラッシュ主演です。本当のこの方は味のある俳優さんですよね。賛否両論あると思いますが、sakuraはこの衝撃のラストにしばらく放心状態でした(笑)

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4位 マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年)

リーマンショック
金融系
テンポ良し

2008年にアメリカで起こったリーマンショックで、世界中が大不況を迎えました。でもその裏側では、これを予見して勝者になった人たちが確かにいたのです。そんなアウトサイダーたちを描いた『マネー・ショート 華麗なる大逆転』は、「サブプライムローン」「モーゲージ債」「CDO」など、経済用語をひととおり予習してから観たほうがより一層楽しめます!金融系の映画は一般的に難しく、エンターテイメントとして楽しむには不向きです。本作も例に漏れず…という感じではありますが、コメディ的要素を絡めながらところどころで詳しく解説してくれるシーンがあるので、個人的にはとても楽しめた映画です。しかし「華麗なる大逆転」という副題のわりにはすっきりしません…(笑)

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5位 プリズナーズ(2013年)

サスペンス
失踪事件
正義とは

ごく普通の父親が狂気を覗かせる瞬間が、こんなにも恐ろしいとは…!本作を観ながら、正義が一体どこにあるのかわからず頭の中をグルグルと彷徨っていたし、現実にも警察の方たちはこういう気持ちを抱えながら日々捜査をしているんだろうなと、ふと思いました。ある平和な田舎町で起こった、幼い少女が忽然と消えてしまうという不可解な事件。父親は、第一容疑者の証言から犯人を確信しますが、証拠不十分ということで捜査は難航します。父親のもどかしさも、警察の葛藤も痛いほどわかり、何とも鬱々としてしまった映画です。そしてラストシーン……!ひどく消耗してしまったので、再見する気力はありませんが、映画としての完成度は抜群に高いと思います。

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6位 スティルウォーター(2021年)

心に刺さる
父と娘
役作りが光る

主人公はあのマット・デイモンですよ!あの<ボーン・アイデンティティー>シリーズでめちゃくちゃイケメンだったあのマットが…そのへんのオッサンにしか見えない!(笑)ただただ娘を心配する、寡黙で保守的で鈍くさいオッサン。褒めているんですよ!この役作りは本当に素晴らしいと思います。アメリカのスティルウォーターに住む失業中のビルは、殺人犯としてフランスのマルセイユに投獄されている娘から「真犯人は別にいる」という情報を聞きます。ビルは真犯人を探すべく調査を始めるのですが…。この映画の良さは何と言っても真相の衝撃と、観終わった後の行き場のない感情、そして何とも言えない余韻です。鑑賞後は「スティルウォーター」というタイトルが、心に刺さります。

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7位 チャイルド44 森に消えた子供たち(2015年)

ミステリー
ソ連
秘密警察

2009年版「このミステリーがすごい!」海外編で1位を獲得した『チャイルド44』を映画化。原作はロシアで発禁本になったという問題作です。スターリン政権下のソ連で、子どもばかりが次々と惨殺されるという事件が起こります。秘密警察の捜査官レオは、捜査に乗り出すものの、同僚に裏切られさらに妻ライーサにもスパイ容疑がかけられる事態に。共産主義の社会では、連続殺人など起こるはずがない、起こってはならないのですよね。自らの家族すらも信じられないという社会が恐ろしいです。上映時間137分と決して短くはない映画ですが、それでも原作をフルには描ききれなかったようで、そこだけが残念。映画とあわせて原作を読むとより理解度が深まりますよ!

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 【コメディ映画】笑って泣いてほっこりできる6作品

映画を観てたくさん笑うことで、小さな悩みも吹っ飛んでしまいますよね!最後にご紹介するのは、心が軽くなるようなほっこりコメディ映画です。日々の生活にちょっと疲れたら、最近笑顔になっていないなぁと思ったら、ぜひ観て欲しい6作品をピックアップしました。

1位 シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年)

ハートフル
美味しそう
ほっこり

映画を観ているだけでおなかが減ってくる!そして観終わった後には幸せいっぱいの気持ちになる!という素敵なグルメ映画です。トラブルにより突然店を辞めた一流レストランのシェフは、キューバサンドイッチとの出会いから、トラックで移動販売を始めることに。本作に登場する"クロックムッシュ"がとにかく美味しそうで、sakuraも真似して作ってみました(笑)過去にも『幸せのレシピ』や『バベットの晩餐会』のような名作など数々のグルメ映画がありましたが、この『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』は、SNSを最大限活用した広告など、よりカジュアルで現代に沿った作品に仕上がっています。すぐにでもサンドイッチを作りたくなっちゃいますよ!

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2位 最強のふたり(2011年)

人間ドラマ
心温まる
元気が出る

思い切り笑って、泣いて、最後には元気が出る映画なら迷わず『最強のふたり』を選びましょう!何となく食指が動かない邦題かもしれませんが、食わず嫌いをせずにぜひ手に取ってみて下さい。きっと万人が楽しめる質の良い映画とは、このような作品のことを言うのでしょう。ある事故により全身麻痺となってしまった大富豪のフィリップは、身の回りの世話をしてくれる介護人を新たに面接します。そこで出会ったのが黒人青年のドリス。歯に衣着せぬ物言いをする陽気なドリスに、フィリップは好感を持ち彼を採用します。何から何まで対照的な2人の生活がとにかく新鮮!アース・ウィンド・アンド・ファイアーの音楽も素敵で、ついつい踊りだしたくなりますよ。

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3位 ミッドナイト・イン・パリ(2011年)

コメディ
パリ
芸術の街

なんてロマンティックすぎるコメディ!今までウディ・アレン監督作品になんとなく苦手意識を持っていたのですが、本作はとても楽しめました。恋人とパリに旅行に来た売れっ子脚本家のギルは、パーティーに参加した帰り道、真夜中の鐘が鳴り…ある一台の車が目の前に止まります。それは、ギルが憧れていた1920年代への扉!タイムスリップした先は、ダリ、ヘミングウェイ、フィッツジェラルド…名だたる芸術家たちが花開く黄金時代だったのです。人間誰しも現実と比べて過去を懐かしんだり、「あのときは良かった」といつの時代も思っているものです。今が「一番」だとは、そのときは気付かないものなんですね。

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4位 グランド・ブダペスト・ホテル(2014年)

コミカル
絵になる
シュール

『グランド・ブダペスト・ホテル』は、どのシーンを切り取っても絵になるという類稀な映画です。格式高いグランド・ブダペスト・ホテルで「伝説のコンシェルジュ」と呼ばれるグスタヴ・Hが、ある遺産争いに巻き込まれてしまう謎解きサスペンス。こんなに豪華で良いのか不安になるぐらいの俳優陣、パステルカラーのキュートな世界観、ミステリー×ブラックユーモアのバランスの良さ!ウェス・アンダーソン監督のセンスの良さが光りますね。コメディの中にも、暗さもあってシュールな空気感が魅力的。決して万人受けする映画ではありませんが、美術品だけでも本当に見事なのでぜひ一度ご覧ください!

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5位 ラブ・アゲイン(2011年)

ホームコメディ
笑える
ほっこり

たまには、笑ってほっこり幸せな気持ちになれるラブコメはいかがですか?『ブリジット・ジョーンズの日記』や『メリーに首ったけ』など、定番ラブコメを楽しんだ次はこれ!『ラブ・アゲイン』をおすすめします。実は、さきほどご紹介した『マネー・ショート 華麗なる大逆転』で出演していたスティーヴ・カレルとライアン・ゴズリング主演で、2人の俳優としての引き出しの多さを感じさせます。40代の冴えない男キャルは、平凡だけど幸せな結婚生活を送っている…はずだったのですが、妻の浮気が発覚し離婚を切り出されます。妻の愛を取り戻すために、もう一度「イケダン」になることを決意するのですが…。遊び人ジェイコブ役のライアン・ゴズリングがただただカッコイイ。そして、この映画を観て「モテる男はストローを使わない」ことを知りました。

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6位 ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年)

実話ベース
人間と猫
ほのぼの

たまには心が温かくなる映画が観たい!とチョイスした映画が『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』だったのですが、これが想像以上に当たりの映画でした。ミュージシャンを目指すものの夢破れ、薬物中毒になりホームレス同然の生活をしていた主人公ジェームズ。そんな不安定な彼の前に現れたのは、一匹の茶トラ猫ボブでした。本作は実話をベースにした作品ということで、実はこのボブは本物のボブが出演しているそうです!ボブに愛情を注いでいくうちに、人と人との繋がりが生まれ、人生が上向いていくというストーリーです。あらすじだけ書くとトントン拍子に幸せが訪れるように見えますが、薬物依存などの描写はかなりダーク。人間はひとりでは生きていけないんだなぁと考えさせられた作品です。結果、猫はカワイイ!

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まとめ

おすすめ洋画のまとめ画像

最後までお付き合い頂きありがとうございます。今回は『もったいない本舗』の映画大好きスタッフsakuraが、心からおすすめしたい洋画を62作品厳選してご紹介しましたが、いかがでしたか?

世の中には、まだまだ感動する映画、笑える映画、ドキドキさせられる映画がたくさんあります。映画を選ぶときは、口コミやレビューはもちろん参考になりますが、ときには予備知識なしでジャケットだけで選んでみるなんていうのも面白いですよ!映画に対する感じ方は十人十色。あなただけの生涯のお気に入り映画を選んでみて下さいね。

sakura
ライティング担当 : sakura

札幌在住30代。本や少年コミックを読むことが大好きで、家事の合間にハイボールを飲みながら読書をするのが至福のとき。小説はイヤミス、ホラー、児童文学まで好きなジャンルは多岐にわたり、ラストですべてがひっくり返される「大どんでん返し」本を好んで読む。子どもの頃からホラー映画が好きで、最近は『死霊館』や『インシディアス』など心の奥底まで恐怖心をかきたてられるようなジェームズ・ワン監督作品に魅了されている。

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