• 2023/02/06
  • 2022/09/16

『モブサイコ100』が面白い!漫画版のみどころ&キャラの魅力を紹介!

数度に渡るアニメ化や、実写ドラマに舞台までさまざまなメディアで取り上げられる『モブサイコ100』。完結から約5年後にアニメでも最終回まで描かれた、原作漫画を読むかどうか悩んでいる方々へ、今から追いかけても遅くない!原作漫画だからこその魅力や、みどころ、オススメポイントを紹介致します!!

モブサイコ100TOP画像

『モブサイコ100』とは?

『モブサイコ100』(通称:モブサイコ)は、WEBコミック配信サイト「裏サンデー」で2012年4月~2017年12月まで連載されていた漫画作品。『超能力』をテーマとしたバトル系・ホラー系・青春系・ギャグ系が随所に盛り込まれた少年漫画です。

TVアニメ『モブサイコ100』 PV

漫画最終回まで完全アニメ化!連載終了後も愛され続ける『モブサイコ100』

連載終了後もなお、メディア化を果たした『モブサイコ100』。1期から3期まで原作に沿った作りとなっており、原作ファンも大満足のアニメ化だったと思います。

しかし、長く続いている作品というものは、得てして手を出しづらくなってしまうものです。「もう3期までアニメ化している」「漫画も少なくない巻数が出てしまっている」、モブサイコに触れてみたいけれど、今更かも……?そう思う方も多いのではないでしょうか。

そんなことはありません!『モブサイコ100』に限らず、どの作品も遅い早いは関係ありません。読みたいと思ったら、絶対に手に取るべきだと思います。

まずは漫画から?アニメから?どちらにもメリットデメリットはあると思います。今回は作者の独特な作風が光る、全巻購入必至の面白さな漫画版の魅力を、伝えていきたいと思います。

【裏サンデー】「モブサイコ100」PV

あらすじ

空気を読むのが少々苦手で、見た目はいたって普通…むしろ地味な少年・影山茂夫—通称:モブは、強力な『超能力』を持っていた。時給300円という最低以下の賃金で雇われているバイト先「霊とか相談所」の所長でありモブの師匠・霊幻新隆の元で、悪霊の除霊に駆り出される日々に、疑問を抱く。

超能力以外はからっきしな自分を変えて普通の青春を過ごそうという理由から奮闘することに。しかし、本人の性格と、普通の生活には必要のない能力と認識している故か、その力のせいでさまざまな事件に巻き込まれていく……

不器用で、自分の大きすぎる能力のせいで望まない展開に、『感情』が積み重なっていくモブ。その『感情』が『100%』に達するとき、それは『爆発』する!

『超能力』といえば、漫画やアニメの世界ではポピュラーなテーマ・能力だと思います。そして、この手の能力が出てくる作品を手にする方は、ホラーやバトル要素が強いものを好む方が多いのではないでしょうか。

もちろん、その2つの要素もしっかりと押さえられています。しかし、この作者の画風だからこその、顔芸をはじめとするギャグ展開や、主人公の成長物語である青春譚の描写が、より一層作品の魅力を引き出していると思います。

身近なようで身近じゃない。日常の中の非日常。

普通の少年だけど普通の少年ではない主人公・モブの、超能力に振り回される青春っぷりをぜひご覧ください!

掲載サイト【裏サンデー】・アプリ【まんがワン】

今年で創刊10周年を迎えるWEB漫画サイト『裏サンデー』。創刊時に連載を開始した5作品の中に、『モブサイコ100』がありました。

ネットで更新されていた人気作『ワンパンマン』で有名だった著者が、新たな連載を始めると話題になりました。その後、着実に人気を得て、アニメ化をはじめ、さまざまな形でメディアミックスされています。『裏サンデー』初のコミックス発売時のラインナップにも、『モブサイコ100』はその名を連ねていました。

まさに、創世記の『裏サンデー』を支えた看板作品の一つだと思います。

現在、こちらのサイトでは『モブサイコ100』を第1話~3話まで無料で見ることができます(2023年1月26日現在)。また、後述するスピンオフ作品『REIGEN~霊級値MAX131の男~』も第1話~3話まで読むことが可能です。

以降の話数は、『裏サンデー』の作品を手軽にスマホで読めるアプリ『マンガワン』で読むことが可能です。2014年12月にリリースされ、人気を伸ばしている漫画アプリです。

こちらのアプリでは、毎日1話ずつになりますが無料で配布される「ライフ」を消費すれば、『モブサイコ100』を最終話まで全巻無料で読むことが可能です。(2023年1月26日現在)詳細は、アプリ内でご確認ください。

また、様々な電子書籍サイトでもほぼ取り扱いがあるタイトルです。ご自身が普段お使いになっているサイトやアプリなどのサービスを、一度確認してみてください。

どちらにも、無料で読めるおまけの無料漫画も掲載されています!ぜひご覧になってみてください。

著者はWEB漫画界の先駆け・ONE

■ONE公式Twitter

作者は、アニメ化もされた人気作『ワンパンマン』の作者・ONE先生

現在は、『となりのヤングジャンプ』にてリメイク版「ワンパンマン」が連載中。こちらのワンパンマン作画担当は村田雄介さんが担当されており、アニメ化もされ人気を博しています。もちろん、ONEさんの個人のサイト「ワンパンマン」も、不定期で連載が続いています。

ワンパンマン(リメイク版)

ONE版との大きな違いと言えば、やはり作画担当者の村田さんならではの緻密な作画!美麗で力強い絵は見ているだけでワクワクします。キャラクターのデザインも、原作へのリスペクトを強く感じた上で、かっこよく描かれています。ワンパンで敵に勝利してしまう、強すぎる主人公・サイタマの日常。強すぎるが故の悩みや、周囲に振り回される姿は必見。新しいヒーロー像を楽しむことができるでしょう。バトルもギャグも、これぞONE節と呼べる展開は、リメイク版でも発揮されています。

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▼公式サイトはこちら▼

「村田版ワンパンマン」も「ONE版ワンパンマン」も、同じ様でちょっとしたキャラクターの造形や性格、雰囲気が違っています。それぞれの魅力があり、こうした違いを探してみるのも楽しみ方の一つ!どちらも必見です!

個性豊かなキャラクター紹介!

ストーリーの面白さは勿論、『モブサイコ100』にはそれを彩るキャラクターがたくさん登場します。普通に見えるが、超能力少年な主人公のモブをはじめ、『普通だけど、普通じゃない』要素が、キャラクターにも備わっているように思います。こういう人、いるいる!と思える笑いどころもあれば、どうしてそうなる?と真顔になってしまう笑い所まで網羅!共感できる、人間らしい泥臭さも魅力の一つです。そんな個性豊かなキャラクターたちと、おすすめポイントを紹介します。

【主要キャラクター】

影山茂夫(かげやま しげお)
(通称:モブ)
影山茂夫 おかっぱ頭以外は見た目も普通な、淡々とした中学2年生の少年。成績も運動も得意ではなく、少々場の空気を読むのが苦手で、感情があまり表に出ない。性格は、平和主義でおとなしいが、それに反して強力な『超能力』を持つ。そのせいで周りに利用され、事件に巻き込まれることも。そんな今の生活に疑問を抱き、恋心を寄せるツボミちゃんにモテるため、自分を変えようと奮闘する。
能力:基本サイコキネシスを主に、たいていの超能力が使用可能。過去のトラウマから、無意識に感情を抑え込んでおり、それが爆発すると、未知数の力を発することも。
霊幻新隆(れいげん あらたか) 霊幻新隆 霊に関する相談を受ける『霊とか相談所』を経営する、自称・霊能力者。霊能力は皆無のため、得意の話術と器用貧乏さ、本物に遭遇した際はモブを利用し、霊現象を何かと解決に導いている。はたから見れば、詐欺師のような人物だが、問題は都度解決している。悩んでいた幼少のモブに的確な助言をした恩人でもあり、基本的には『いいやつ』である。
能力:とあるキッカケで悪霊のエクボは見えるようになったが、霊能力・超能力は皆無。鋭い洞察力と判断力、話術で常にその場を切り抜ける。必殺技一覧は後述。
エクボ エクボ 神になる野望のため、宗教団体の教祖となり信者を集めていた上級悪霊。モブにより宗教が解体されるが、その力を利用しようとモブに付きまとうようになる。悪霊らしく、決して善良ではないが、どこか憎めない性格。モブの助けになる助言や行動を起こすことも。彼的にはモブの信頼を得るために仕方が無く思っているが……
能力:モブに倒される前は、人の形をした悪霊の姿で霊力を使用した戦闘も見せていたが、弱体後はミニマムなサイズとなり、もっぱら人間に憑依し、その潜在能力を引き出し戦う。

▼アニメ「モブサイコ100 Ⅲ」キャラクターPV:モブ▼

▼アニメ「モブサイコ100 Ⅲ」キャラクターPV:霊幻▼

▼アニメ「モブサイコ100 Ⅲ」キャラクターPV:エクボ▼

【(笑)編~爪 第7支部編(第1巻~6巻)アニメ第1期エピソードに該当】

ポイント:律編からの『爪』との戦い

エクボ登場の1巻後半から、着実にモブの周辺が変化していきます。特にこの3巻から始まる『律編』で明確な敵対する組織が登場。律の兄・モブへの慕う気持ちと恐怖を抱く複雑な感情は、大小あれど兄弟がいる方は、抱いたこともある感情の一つではないでしょうか。また、戦いたくないけど、戦わなければいけない重圧に悩むモブの『爆発』までの流れは、必見です。

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影山律(かげやま りつ) 影山律 兄と違い、成績優秀で運動神経も抜群、女の子にもモテる好青年。ただし、超能力は一切持っていなかった。兄と間違えられたことがキッカケで『覚醒ラボ』に通い、超能力を得ようとする。着実に自分と兄を比較し続け、『悪いこと』をしたことにより幼少期より積み重ねられたストレスが爆発。エクボと接触し、超能力を得ることに。兄の能力への恐怖やコンプレックスを抱えているが、基本的には兄想いの優しい弟。
能力:モブと血縁であることも関係しているのか、元々の優秀さもあり、『覚醒ラボ』の中では最も高い能力を見せた。モブと違い、負けず嫌いで、気も強いので兄よりも戦闘に向いていると判断されることも。
花沢輝気(はなざわ てるき) 霊幻新隆 モブと出会う前は、超能力を日常生活にも使用し、黒酢中学校の裏番として『超能力』を持つ自分は特別であると振舞っていた。対決後は、今までの自分を振り返り、更生。初めて会った自分以外の能力者として、何かと協力しあう仲に。見た目も性格も少々気障っけがあるが、人あたりは良い。独特のセンスを持っており、頭頂部には常に気を張っている。
能力:元々の能力の高さだけでなく、咄嗟の判断や機転をきかせることに長けており、超能力を効果的に使用している。出力はモブに及ばないが、能力を武器に変化させたりと、テクニックの高さは作中でも上位に入る。

▼アニメ「モブサイコ100 Ⅲ」キャラクターPV:律▼

▼アニメ「モブサイコ100 Ⅲ」キャラクターPV:テル▼

『サイコヘルメット教』

エクボが教祖をしていた宗教団体『(笑)』に洗脳されていた元(笑)の信者たちが、自分たちを救ってくれた救世主としてモブを信仰している新しい団体。モブ本人はそれを知らずに過ごしている。(笑)を壊滅させた際に現場に居合わせた同級生・米里イチが、モブを探しているサイコヘルメット教の信者に接触。モブへの興味からモブの正体を信者たちに隠しつつ、活動に参加している。

『覚醒ラボ』

資産家の息子である密裏賢治が超能力の研究をするため、超能力を持った子どもたちを集めた施設。モブと間違えられ、連れてこられた律が超能力を得るキッカケの一つとなった。事件解決後も、ラボのメンバーとの交流があり、問題が起こった際に協力をしてくれることも。

【ホワイティ編~「爪」編(6巻~12巻)アニメ第2期エピソードに該当】

ポイント:最上編前後の変化

個人的に最も好きな話が7巻から収録されている『最上編』。力の使用を控えるモブの考えを、モブが苦戦を強いられた一人である最上啓示が否定します。7巻に至るまでの日常回でモブは、徐々に心を成長させており、だからこそ最上編がより一層面白い展開になったのだと思います。そして、以降の霊幻編は大人が見るにはちょっと辛いと思わせるリアルさが、秀逸な展開。成長していくモブとの対比が明確化された話となっています。モブの成長が目まぐるしく起こるエピソードが続き、それを経ての『爪』との戦いは読んでいてモブの姿に目頭が熱くなります。

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最上啓示(もがみ けいじ) 鈴木統一郎(すずき とういちろう)
生前、世界一有名だった霊能力者として活動。自身の力を他人の為に使い続けていたが、それが原因で母親を亡くしてしまう。絶望した最上は、今度は己のために力を使うことを決意する。死後『世直し』を行うため強力な悪霊となるため行動し、悪霊と化した。
能力:モブの全力でさえ効かない霊力を持つ。自分の精神世界に引き込んだモブに、『超能力を持っていないモブに、あり得たかもしれない生活』を見せ、精神的に追い詰めていった。
犯罪集団『爪』のボス。世界中を見てきたが、自分以上の超能力者を見たことが無いと豪語。冷徹な性格で、息子にさえ躊躇うことなく力を向けている。『超能力者』が最も優れた人類であると、世界征服を企むが……その根底にあるものは……
能力:対超能力者では、最も苦戦を強いられた相手であり、モブ同様前提に複数のエネルギーを扱える上、能力がそもそも高い。『譲渡』『吸収』『蓄積』の3つの技を使い分けて戦う。
鈴木将(すずき しょう) 芹沢克也(せりざわ かつや)
父親の『世界征服』という野望を阻止するため、暗躍をする統一郎の実の息子。強力な超能力は持っているが、父親と比べ弱い。兄に複雑な感情を抱いている律と、境遇が似ているため、何かと交流を持っている。戦うことを躊躇うモブに辛辣な言葉をかけたりもしたが、モブの家族を律と守ろうとしたりと、父親と比べると人間味のある少年である。
能力:超能力を利用して透明になったり、父親と同様、エネルギーを蓄積したものを放つ技を持つ。
元引きこもりな、『爪』の幹部『5超』の一人。強力な力を持て余して人生を悲観していたところを、統一郎に見いだされ救われる。根は善良な性格ゆえ、世界征服には少々疑問を抱いているが、恩人である統一郎のためとその力をふるう。モブと対峙し、世界の広さとその真っすぐさに触れ、改心。その後、思わぬ展開となるが……
能力:引きこもりから脱した際に統一郎にもらった傘を武器として使用。モブ同様、強力な念動力を駆使し戦う。除霊・霊視も、もちろん可能。
最上啓示(もがみ けいじ) 生前、世界一有名だった霊能力者として活動。自身の力を他人の為に使い続けていたが、それが原因で母親を亡くしてしまう。絶望した最上は、今度は己のために力を使うことを決意する。死後『世直し』を行うため強力な悪霊となるため行動し、悪霊と化した。
能力:モブの全力でさえ効かない霊力を持つ。自分の精神世界に引き込んだモブに、『超能力を持っていないモブに、あり得たかもしれない生活』を見せ、精神的に追い詰めていった。
鈴木統一郎(すずき とういちろう) 犯罪集団『爪』のボス。世界中を見てきたが、自分以上の超能力者を見たことが無いと豪語。冷徹な性格で、息子にさえ躊躇うことなく力を向けている。『超能力者』が最も優れた人類であると、世界征服を企むが……その根底にあるものは……
能力:対超能力者では、最も苦戦を強いられた相手であり、モブ同様前提に複数のエネルギーを扱える上、能力がそもそも高い。『譲渡』『吸収』『蓄積』の3つの技を使い分けて戦う。
鈴木将(すずき しょう) 父親の『世界征服』という野望を阻止するため、暗躍をする統一郎の実の息子。強力な超能力は持っているが、父親と比べ弱い。兄に複雑な感情を抱いている律と、境遇が似ているため、何かと交流を持っている。戦うことを躊躇うモブに辛辣な言葉をかけたりもしたが、モブの家族を律と守ろうとしたりと、父親と比べると人間味のある少年である。
能力:超能力を利用して透明になったり、父親と同様、エネルギーを蓄積したものを放つ技を持つ。
芹沢克也(せりざわ かつや) 元引きこもりな、『爪』の幹部『5超』の一人。強力な力を持て余して人生を悲観していたところを、統一郎に見いだされ救われる。根は善良な性格ゆえ、世界征服には少々疑問を抱いているが、恩人である統一郎のためとその力をふるう。モブと対峙し、世界の広さとその真っすぐさに触れ、改心。その後、思わぬ展開となるが……
能力:引きこもりから脱した際に統一郎にもらった傘を武器として使用。モブ同様、強力な念動力を駆使し戦う。除霊ももちろん可能。

『日輪霊能連合会』

浄堂麒麟を会長とした、霊幻と違い本物の霊能力者達の集まり。フリーの霊幻とちょっとしたやり取りで遺恨が残り、後々苦しめられることに。会員の森羅万象丸とは、何かと縁があり親交を深めている。

『爪』

世界征服を目論む、超能力者たちによる能力犯罪組織。超能力を覚醒させる人間を作ろうと、意図的に非人道的な方法で組織の兵隊を増やしている。新興宗教を利用した資金集めなど人間を利用し、準備が整ったとばかりにテロ行為を始める。『第7支部』など組織内で分けられており、上下関係はあまりよくなく下剋上上等な職場な模様。モブたちとの戦闘後は、霊幻の説得などもあり協力的になる元組織の人間も多い。

【その他のキャラクター】

高嶺ツボミ(たかね つぼみ) 米里イチ(めざと いち)
モブの幼馴染であり、恋心を寄せる女の子。とてもモテており、学校のアイドル。美人でかなり気が強い。モブが超能力者と知っているが、特に興味はない振る舞いを見せる。恋愛対象に見ていないようだが、モブの奮闘姿を見守っているような言動も見受けられる。 新聞部の部員で、スクープ探しの為に乗り込んだ宗教団体(笑)で、モブが超能力者だと知る。『サイコヘルメット教』の活動に気付いた後は、モブを隠しつつも焚きつける行動を見せたりと、さんざん振り回すことも。
高嶺ツボミ(たかね つぼみ) モブの幼馴染であり、恋心を寄せる女の子。とてもモテており、学校のアイドル。美人でかなり気が強い。モブが超能力者と知っているが、特に興味はない振る舞いを見せる。恋愛対象に見ていないようだが、モブの奮闘姿を見守っているような言動も見受けられる。 米里イチ(めざと いち) 新聞部の部員で、スクープ探しの為に乗り込んだ宗教団体(笑)で、モブが超能力者だと知る。『サイコヘルメット教』の活動に気付いた後は、モブを隠しつつも焚きつける行動を見せたりと、さんざん振り回すことも。

塩中学校:脳感電波部・肉体改造部・生徒会

■脳感電波部…暗田トメが部長を務める、宇宙と交信するためテレパシー能力を身に着けることを目的とした部活。しかし、目立った活動はなく自堕落に過ごしている。部員の竹中が退部したことで、部員不足で廃部の危機に瀕し、モブを勧誘することになるが…

■肉体改造部…脳感電波部が廃部後に、空いた部室を譲渡されることになっている部活。その名の通りの部活動で、思いがけず入部を希望したモブを温かく迎え入れた。部長の郷田武蔵をはじめ部員全員、何かとモブの力となり頼もしい活躍を見せる。

■生徒会…律が役員として所属している。後に、モブが生徒会長に立候補するといった事件も……

暗田トメ(くらた とめ) 郷田武蔵(ごうだ むさし)
宇宙人と交信するため、テレパシスト探しをモブと共に行う。肉体改造部に入ったモブが、倒れるたびに世話をしてあげるなど、面倒見は良い。少々素直じゃない一面も。第15巻では、卒業を控えた彼女の、最後の脳感電波部活動が描かれている。 どう見ても中学生とは思えない肉体を持った、熱血漢。仲間思いで、入部したばかりのモブを何の疑いもなく助けに行くなど、頼もしい部長。そして、体を鍛えることに対するモブの考えが間違っていないことを、その肉体で証明した人間でもある。
鬼瓦天牙(おにがわら てんが) 神室真司(かむろ しんじ)
絵にかいたような不良で、塩中の番長。頭があまりよろしくなく、企みがミエミエな誤字脱字のラブレターでモブを呼び出した。生徒会に陥れられ、一時期は孤立することに。その際に唯一信じてくれていた武蔵と交流を深め、後に肉体改造部に所属する。 家庭環境から、承認欲求が強く、生徒会長という立場を利用しそれを満たそうと画策。超能力が覚醒するキッカケを律に与えてしまったことにより、逆に利用されることに。事件解決後は、自分の行いを反省し、生徒会長を辞任したが……
暗田トメ(くらた とめ) 宇宙人と交信するため、テレパシスト探しをモブと共に行う。肉体改造部に入ったモブが、倒れるたびに世話をしてあげるなど、面倒見は良い。少々素直じゃない一面も。第15巻では、卒業を控えた彼女の、最後の脳感電波部活動が描かれている。 郷田武蔵(ごうだ むさし) どう見ても中学生とは思えない肉体を持った、熱血漢。仲間思いで、入部したばかりのモブを何の疑いもなく助けに行くなど、頼もしい部長。そして、体を鍛えることに対するモブの考えが間違っていないことを、その肉体で証明した人間でもある。 鬼瓦天牙(おにがわら てんが) 絵にかいたような不良で、塩中の番長。頭があまりよろしくなく、企みがミエミエな誤字脱字のラブレターでモブを呼び出した。生徒会に陥れられ、一時期は孤立することに。その際に唯一信じてくれていた武蔵と交流を深め、後に肉体改造部に所属する。 神室真司(かむろ しんじ) 家庭環境から、承認欲求が強く、生徒会長という立場を利用しそれを満たそうと画策。超能力が覚醒するキッカケを律に与えてしまったことにより、逆に利用されることに。事件解決後は、自分の行いを反省し、生徒会長を辞任したが……

上述したエピソード以降は、『人間』の主要キャラクターは特に登場しません。これまで培ってきたキャラクター同士の、感情のぶつかり合いや、解決していない問題に向けて、最終巻まで駆け抜けます。

『モブサイコ100』は、主要・モブキャラクター問わず、味わい深いキャラばかりです。モブキャラだと思ってたキャラが、意外なところで活躍したりといったことが度々起こります。また、物語内に登場する悪霊なども、ここでは紹介しきれない程、個性豊かなキャラクターが盛りだくさんです。それぞれのキャラごとに共感する部分があるので、ご自身の好きなキャラや、好きなエピソードを思う存分見つけてください!!

21世紀の新星・霊幻新隆の必殺技一覧!!

『モブサイコ100』では、『超能力』でのバトルが熱く描かれています。敵側では能力を利用して、技名なるものもあったり。しかし、基本的に『念動力を利用した○○』だとか、『テレポートと○○の併用』といった解説のみが語られることが多く見られます。主人公のモブも、『感情』が重要視される点と、根本的な強さが飛びぬけていることもあり、技名と呼べるものがありません。ある意味、『力技』という技になるのですが……

そんな中、主要キャラクターの中で唯一超能力の無い『普通の人間』である霊幻新隆が、やってくれます。

一切の超能力が使えないにも関わらず、超能力者が蔓延る作中で、その存在の異色さを遺憾なく発揮!人並以上に何でもこなす器用さと達者な弁舌で、何だかんだと依頼主の悩みを解決!超能力を使わず依頼・事件を解決に導く、作中で披露された霊幻新隆の主な必殺技をまとめてみました!

【本編で解説付きで紹介された必殺技一覧】

『ソルトスプラッシュ』

食塩を激しく 撒き散らす 

霊幻の必殺技である。

by (1巻)

最も有名であり、作中でも使用頻度の高い必殺技。霊幻といえば、この技。アニメでも高らかに披露されました。

『呪術クラッシュ』

肉体疲労からくる負担をほぐし、肩凝り・腰痛などを解消する

霊幻の必殺技である。

by (1巻)

ときには、アロマを焚いたり、岩塩を使用したり……平たく言えば、マッサージ。霊幻の腕前はすでにプロ級と言われています。マッサージ代(お祓い代)40分で3800円也。

『お祓いグラフィック』

CGソフトを用いて写真を
不自然なく合成処理する

霊幻の必殺技である。

by (1巻)

パソコンも難なく操作。のちに、ホームページも自作。絵柄がだいぶ地味な必殺技ですが、霊幻の多才っぷりを感じられます。

『チーズバーガートルネード』

全身のバネを使い強烈な回転の
かかった掌打を

相手の顔面に叩き込む
霊幻の必殺技である。

by (3巻)

霊能力のれの字も感じさせない技名。しかし、状況としては凶器を向けられた際に繰り出した必殺技のため、殺傷力は高いと思われます。

『催眠術パンチ』

相手をいきなり殴る
霊幻の必殺技である。

by (6巻)

相手は当然キレます。どこら辺に催眠術要素が含まれているかは、ぜひ漫画でお確かめください!

『正当防衛ラッシュ』

厳密に正当防衛と言えるか
判らない際に、

とりあえず正当防衛と叫んでおく霊幻の必殺技である。

by (11巻)

完全に霊能力が関係なくなっておりますが、霊幻の技の中では1,2を競うカッコ良い技となっています。

気になる必殺技はありましたか?他にも解説はありませんが、技名を叫びながら繰り出す必殺技はまだまだあります。本編だけでなくコミックの書き下ろしや、『裏サンデー』に掲載されているおまけ漫画、アニメオリジナルの必殺技も披露されています。

シリアスな展開が続くシーンでもシリアスブレイカーを発揮。霊幻の必殺技のおかげで窮地から脱することもしばしば。様式美とも呼べる『霊幻の必殺技』シリーズも、作品の見どころの一つです!この笑いと感動をぜひその目で確かめてみてください。

▼個人的にもイチオシなキャラクター霊幻。彼の活躍にも注目していただきたいです。

ストーリーの魅力&みどころを紹介!

▼TVアニメ『モブサイコ100』 ティザーPV▼

完結しているからこそ、最終巻までキャラクター達と駆け抜けるように『モブサイコ100』の青春を浴びることができる!読む上で、注目したい魅力やみどころを見ていきましょう!

モブの『爆発』までの心の動き

主人公・モブは感情があまり表に出ないキャラクターです。幼少期に、自分の力の暴走のせいで大切な弟を傷つけてしまったことが、要因の一つとなっています。何らかの強い感情を抱くと、ときに自分の意図とは関係なしに能力が暴走。それを起こさないために、無意識に感情を内に留めてしまっていました。

しかし、抑えている感情というものは、蓄積されていくものです。ストレスになるような出来事や、感情を揺さぶる出来事が起こると、『0%』だった感情が話が進むごとに増えていきます。物語内で、このようにモブの感情が数値化されており、読み手の期待やワクワクも数字とともに募っていきます。シリアスだけでなく、ギャグ展開でも数値が上がっていくことが多々あり、こんなことで?!と笑ってしまうことも。

そんな高まり続けていく感情。ストーリーの展開により、モブのどんな『感情』が『爆発』するかが変わってきます。『100%』にまで達した感情を、超能力で爆発させる瞬間は非常に熱く、バトルだけでなくストーリーを一層盛り上げます。更には『100%』を超越した『???%』という状態にまで行きつくことも……

負の感情から正の感情まで、モブの感情が見られる『爆発』。モブにとって辛い感情の爆発だと、待ってました!と素直に思えない部分がまた味があり、心に響きます。『モブサイコ100』にとって、最大の見せ場と言えます。

喜怒哀楽の感情渦巻くストーリー展開

『モブサイコ100』の『感情』表現は、とてもリアルで胸に刺さります。何よりも超能力者以外の『普通の人間』であるキャラクターたちの『感情』表現が素晴らしいです。わかる!と嬉しくなる共感も、わかるけど……と複雑になる共感を覚える場面が多くあります。良い意味でも悪い意味でも、登場するキャラクターは『人間臭い』のです。

想像よりずっと普通の生活の中で、その人にとっては大きなキッカケとなる。私たち誰しもが持ち得る『感情』に対して、後悔や希望だけでなく、改めて気付かされることも多いストーリーは必見です

読者の感情にも突き刺さる感情のやり取りは、モブの『感情』を刺激するのも頷けます。キャラクターの感情描写が素晴らしい作品は、世にたくさんあふれていますが、『モブサイコ100』もその一つと言えるでしょう。

『能力者』と『普通の人間』、たまに『人間以外』

この物語は、超能力者であるキャラクターが主要キャラに多くいます。しかし、モブの世界は『超能力者』だけでは決して完結しません。『普通の人間』がいるからこそ、頑張りが報われる様子や、その世界が広がっていくのが見られます。モブの想い人で、その超能力にまったく興味のない幼馴染の『ツボミちゃん』。現状のままで良いのかと、考えるキッカケを与えた『脳感電波部』。人付き合いが苦手なモブの、交友関係が広がるキッカケを作った『肉体改造部』。すべて、『普通の人間』に該当します。

何よりも、幼い頃に自分の能力に悩んでいたモブに、きちんと対応しアドバイスを施した『霊幻新隆』の存在。もう一人の主人公と言っても過言ではありません。モブが霊幻を霊幻師匠と呼び、さまざまな『人間力』を学ぶ過程で、霊幻もまたモブの姿に感化される様子が描かれていきます。

強大な『超能力』以外、特筆した特徴の無い、不器用で人との交流が苦手なモブ。器用で人との交流も難なくこなし、何でもそつなくこなすが『超能力』を一切持たない霊幻。二人の対比は、物語の中でもたびたび見られ、都度その騙し騙されな師弟関係の絆が構築されていきます。この師弟関係の変化は、最後まで見守りたいと思える魅力の一つでしょう

また、『悪霊』である『エクボ』と『モブ』の関係性も重要になっています。出会いは最悪でしたが、着実に信頼を培っていく様子は、微笑ましさでいっぱいです。後半巻に掲載されている『神樹編』は、まさにモブとエクボの関係性の集大成となっている、注目のシリーズです

『神樹編』は13巻からのエピソード

コツコツと心を交わし、信頼を積み重ねてきた、上級悪霊エクボとモブ。霊幻や、他の人間に接する様子とは違い、エクボに対しては過去やらかしたこともあり、モブは少々辛辣な態度を取ります。しかし、その様子からエクボに対する、気安さが伺え、二人のやり取りは思わず笑ってしまうことも多いです。第3期アニメでも、このエピソードに繋がる話から始まりました。

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モブの成長物語

『モブサイコ100』は、現状の周囲に流される自分に疑問を抱き、変わりたいとモブが行動したことで動き出した物語です。

人付き合いが苦手で、空気が読めないモブは、他者の感情を読み取るのが得意ではありません。だからこそ、相手を逆上させてしまったり、相手に理解されないといった場面にぶちあたっていきます。なおかつ、本人は自分を変えようと自分なりに頑張っているだけなのに、周囲がモブと【モブの超能力】を放ってはくれません。モブが望む青春をたびたび邪魔をされ、困難に常にぶち当たっていきます。

『超能力』は日常生活においては、あっても無くても同じで、必要のないものという持論がモブにあります。その考えを肯定する人、否定する人。モブと『超能力者』、モブと『普通の人間』、モブと『人外』。どの交流も、モブの成長を促すためのものとなります。さまざまな人間と出会い、事件に遭遇しても解決に向けて奮闘する。自分が変わることで得た仲間たちの助けもあり、成長をしていく姿は、本当に眩しく元気を貰えます

▼TVアニメ『モブサイコ100 III』最終章予告PV▼

これまでの成長が詰まった『モブ編』

変わろうと思った、最初のキッカケ『ツボミちゃん』が引越すことになり、告白を決意するモブ。どのように告白をすれば良いのか、戸惑うモブを、みんなにさまざまなアドバイスを受ける姿は、第1巻のときを思うと、成長という言葉しか出てきません。まさに、これまでモブが色んなことに悩み、築き上げてきた人と人との繫がりを、強く感じさせるエピソードとなっています。

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『超能力』や『悪霊』といった要素が強く見受けられる今作。しかし、本質は人と人との繫がりで変化していく、主人公・モブの成長物語だと思います。

原作最終回までのアニメ化!漫画版との違いは?

大団円まで丁寧に描かれた三度のアニメ化!

アニメ「モブサイコ100 Ⅲ」OP映像

2017年に漫画連載が終了。2016年7月にアニメ第1期、2019年1月にアニメ第2期、そして2022年10月秋アニメシーズンに第3期が放送。以降、舞台などのメディア化がありましたが、連載終了してからも約5年越しのアニメ化を果たした人気コンテンツ!絵柄の素朴さから想像も付かない、スタイリッシュで耳に残るOPは必見!本編も、モブサイコの世界観が余すことなく描かれていました。海外のファンからの人気も根強く、期待以上のクオリティでファンは大満足だったことでしょう!

アニメと漫画の違いは?

『モブサイコ100』のアニメと漫画のストーリーに関する大きな違いは、特にありません。アニメは原作に忠実に作られており、ラストが変わるといったことも見られません。漫画のオマケ漫画などのエピソードや、1話で完結する日常回が前後するくらいです。

しかし、アニメと漫画はそれぞれに魅力がたくさんあります。喋って動くことで、漫画だけで抱いていたキャラクターへの印象とは、また違った一面を発見することも。綺麗なアニメの画面には華があり、超能力を使用するシーンなど迫力満天です。逆に、独特の間で繰り出されるシュールなギャグは、漫画特有のものだと思います。容赦なく表情を崩すことで、臨場感が増すのもONEの漫画ならではです。ちなみに、第1期の最終回では、原作者自ら原画を描いた小話もあります!

また、キャラクターが全体的にクールな印象の漫画版ですが、アニメ版はかわいらしい印象が強いです。特に、モブの表情はアニメの方が幼く豊かに見えます。

こういった違いも楽しめ、新しい発見を得られる要素だと思います。ぜひ、どちらの媒体にも触れてもらいたいです!

また、声優さんは主要キャラはもちろん、サブキャラクターまで有名声優さんで固められています!主人公・モブ役が初主演となる伊藤節生さんの熱演や、安心して楽しめるキャスト陣に注目です。

<主要キャスト>

影山茂夫 伊藤節生 霊幻新隆 櫻井孝宏
エクボ 大塚明夫 影山律 入野自由
花沢輝気 松岡禎丞 芹沢 星野貴紀
暗田トメ 種﨑敦美 米里イチ 嶋村 侑
ツボミ 佐武宇綺 郷田武蔵 関 俊彦
鬼瓦天牙 細谷佳正 神室真司 遊佐浩二

イラストが得意だという伊藤節生さんは、第1期から第3期まで最終回のエンドカードを描かれています。

第1期の時から、原作者のONEさんもたびたび応援イラストを投稿されていました。その時々のストーリーに合ったイラストは、ファンにとっても嬉しいものでしたね。

また、第3期が始まる頃には、もう連載は終了していました。しかし、期間限定でアニメに合わせてTwitter上でおまけ漫画が更新されたのです!

▼モブサイコ100 おまけ漫画(公式)▼

他にもアニメ終了まで数話更新されています。アニメに合わせてということですが、内容は漫画だけ読んでいる方も問題なく楽しめます。むしろ、この機会にアニメに触れてみるのはいかがでしょうか。

シーズンごとのエピソードは、漫画だと何巻?

アニメ「モブサイコ100 Ⅲ」ティザーPV

キャラクター紹介でも少し触れましたが、第1期は漫画だと1巻~6巻に該当するエピソード。第2期は6巻~12巻第3期は13巻から最終巻に該当するエピソードで構成されていました。傾向としては、キャラクターたちの紹介的な要素の強い1期。バトルの比重が大きい2期。1期と2期をかけ合わせた3期という印象。日常の描写もバトル描写も、『モブサイコ100』らしさが満載のアニメ。漫画だけでなく、こちらも多くの方に観て頂きたいです!

■アニメ公式Twitter

こちらでもモブサイコ関連の情報が発信されています。要チェックです!

■『モブサイコ100』原作&アニメ展覧会~軌跡~【公式】

連載終了後も、様々な企画が展開している『モブサイコ100』。これまで見守ってきたモブの青春を、最後までしっかりと見届けていきましょう!

アニメ化で盛り上がっている『モブサイコ100』ですが、過去には『実写ドラマ化』や『舞台化』もされています!

■実写ドラマ『モブサイコ100』

全12話。現在は、NETFLIXで全話独占配信されています。漫画1~6巻までの内容から作られています。エクボの声が、アニメ版と同じ大塚明夫さんが担当されています。

■舞台『モブサイコ100』

3度に渡り、舞台化がされています。ドラマ版同様、漫画1~6巻の内容となっています。アニメでモブの声優を努めた伊藤節生さんが、舞台版でもモブ役を演じられました。

他にも、スマホゲームがリリースしていたり、アクリルスタンドやクッションといったさまざまなグッズの販売まで、連載当時の盛り上がりは本当に凄いものでした。当時の熱気を、今回のアニメ化を機に振り返って見るのはいかがでしょうか?

霊幻が主人公!?スピンオフ作品や公式ファンブックも!

スピンオフ『REIGEN ~霊級値MAX131の男~』

REIGEN ~霊級値MAX131の男~ (裏少年サンデーコミックス)

作者 ONE
出版社 小学館
出版年月 2019年2月
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『モブサイコ100』の連載終了後、完結後のストーリーが描かれたスピンオフ作品の連載がされました。主人公は『霊幻新隆』。本編では語りきれなかった、モブ以外の周囲と霊幻の関係性や、本編後の変化などを知ることができます。

本編との明確な大きな違いは、『超能力』を使ったバトル展開が無い点です。代わりに、自称・霊能者らしく『ホラー』な要素が本編よりも強くなっています。本編を読んでいた方が、楽しめるのは間違いないですが、この1冊だけを初めて読む方でも十分楽しめます。

脳感電波部の元部長・暗田トメが高校に進学し、『霊とか相談所』に押しかけアルバイトをするようになっています。大好きな超常現象に関して、友達などに大きな声で言えなくなっていく年頃のトメ。そんなモヤモヤを抱えたまま、霊幻の仕事の手伝いをしていきます。

『モブサイコ100』とはまた違った、思春期の悩みや対人関係が描かれています。何の力を持たない霊幻と、霊幻が霊能力者であると信じているトメ。騙していることに変わりはないですが、モブのときとは違う霊幻の姿は、新鮮な部分も多く楽しめます。また、タイトルにもある『霊級値』とは一体何なのか…?!その謎を解明するためにも本編読了後は、こちらも絶対に皆さんに読んでほしい一冊です!!

『モブサイコ100 公式ファンブック』

モブサイコ100 公式ファンブック (裏少年サンデーコミックス)

作者 ONE
出版社 小学館
出版年月 2022年11月
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こちらは、連載終了後に発売された公式ファンブック!作中では触れられなかったキャラクターの詳細や名前など、ファンにはたまらない情報がたくさん詰まっています。また、読者からの質問に作者のONEさんが答えてくるキャラクターに関するQ&Aも!『モブサイコ100』の創作に関して、当時の様子をインタビューで語ってくれており、まさにこれをもって『大団円』なファンブック!漫画だけでなく、アニメだけという方も、キャラたちのその後も語られているので、是非お手にとってみてください!

まとめ

バトルあり、ギャグあり、ホラーあり、青春ありと、たくさんの要素が詰まった『モブサイコ100』。すべての要素が合わさって、積み重なってできあがる道筋の着地点には、優しくときに厳しい『人と人』の繋がりの大切さが強く伝わってきます。一度きりの青春を全力で生きる超能力者の少年。その生きざまや成長に絶対に心動かされる、上質なヒューマンドラマが好きな方には、おすすめの作品です!!

連載終了後に最終回までアニメ化という快挙。世界中を賑わせた少年の青春を、この機会に大団円のフィナーレまで堪能できる漫画版でも、手に取ってみてはいかがでしょうか!

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モブサイコ100 (1) (裏少年サンデーコミックス)

作者 ONE
出版社 小学館
出版年月 2012年11月
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maru
ライティング担当 : maru

札幌在住の30代。ジャンルを問わず小説や漫画を主に愛読。映画も舞台もドラマもアニメも気になるものにはとにかく一直線。音楽はロック・パンクから昭和歌謡、インストまで気に入った曲を延々と聞き続ける派。愛犬の柴犬が心の支え。リズムゲームと、大相撲を筆頭に各種格闘技観戦が趣味なにわかファン。松井優征、西森博之、篠田節子作品が好き。

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