- 2024/01/29
「食育」とは?絵本やレシピ本でも◎美味しく学んで選択肢を広げよう
ごはんがおいしいと幸せ!毎日必ずある食事の時間は、できるだけ楽しいものにしたいですね。しかし食事の好みや苦手なものは千差万別。健康に大きな影響を与えることから、悩みの種にもなりがちです。それらを和らげ、子どもも大人も楽になる知識「食育」についてご紹介します。
食育とは?
食品メーカーや農協などの広告でもよく見かけるようになった単語「食育」。しかし、その内容をよく知らない方も多いのではないでしょうか。
食育は、「食」に関する教育のことです。私たち人間が生きる上で欠かせない「食」に関する基本的な知識を身につけ、健康的な生活を促進することを目的としています。
その他にも「食」に関連する、食材の選び方や食事の重要性、地域の食文化や食のマナーなど、分野は幅広く多岐にわたります。2005年に食育基本法が成立したことから、幼児食を少しでも楽しんでもらえるように、最近では保育園や幼稚園でも教育課程に食育を取り入れている場所が多くなっています。
しかし小さなお子さんたちに複雑なことを理解してもらうのは難しい。大人だって、生活スタイルや考え方も嗜好も人それぞれですよね。そのため、あくまでもこちらの記事では
- お子さんの食事問題で頭を悩ませているパパママ
- 食べることを前向きに考えたい方
- 料理に苦手意識がある方
など、年齢関係なく「食」に関する幅広いお悩みを持つ方が選択肢を広げて心を軽くすることを目的とした「食育」に役立つ本を、古本店の現役ママスタッフがご紹介します!
気負わなくてOK!食育へのアプローチ方法
食育は「健康に生活できるように、たくさんの人に知ってもらいたい」という「食」に関する知識です。年齢は関係はありません。しかしながら、食に関するお悩みは大人よりもお子さんの方が多いのではないでしょうか。そのため小さなお子さんにもわかりやすいものを中心にご紹介していますが、大人もしっかり使えて勉強になるもののため、子ども向けだと侮らずぜひ一緒にご覧ください。
① 絵本やゲーム、動画を活用する
一番シンプルで簡単な方法ですね。面白くて分かりやすい絵本や学習漫画を使って、お子さんたちにさりげなく色々なことを知ってもらいましょう。キャラクターやストーリー性があると、より印象に残りやすくなります。またYoutubeなどの動画サイトで、「酪農家の一日」や「家庭菜園」で動画を検索すると、よりリアルな様子を知ることができますよ。
栄養素キャラクター図鑑
食べ物とお菓子の世界
クッキングシミュレーター
レストランのシェフになって、さまざまなメニューを作ることができるシミュレーターゲームです。食材を包丁で切るのも調味料を計って入れるのもすべてがリアルで、実際に自分が料理している気分になれますよ!天穂のサクナヒメ
お米を作れば作るほど強くなれるアクションゲーム!農林水産省の公式ホームページ「水稲の技術情報のページ」が攻略サイトになってしまうという、本格的な稲作を知ることができるゲームです。かっぱえびせんができるまで
ジュース用トマト「凛々子」が出来るまで
食欲を直撃するグルメ漫画の紹介記事はこちら
② 料理体験や食材の触れ合い
可能な範囲で、実際に体験してもらいましょう!小さなうちは野菜や果物など実際に触れられるものを使って、五感を通して食材の特徴を楽しく学びましょう。家庭菜園や果物狩り、地域で開催している農業体験のイベントに参加してみるのも良いですね。ペットボトルなどを使ったベランダ菜園や水耕栽培も気軽に挑戦できて楽しいですよ!ある程度子どもたちが成長してこちらの言葉を理解できるようになったら、今度は料理体験。お手伝い感覚で食器を並べてもらうところから少しずつキッチンに慣れてもらって、シンプルで安全なレシピを選びましょう。食材や調理方法に実際に触れてもらったら、今までお皿に載った状態で出されていた食事がどのように作られているのかを知ってもらえますよ。
子どもキッチン
おいしい野菜づくり入門
③ 「食事」を楽しく感じてもらう工夫
料理が苦手でも時間が足りなくてもOK。食事の時間を少しでも楽しく過ごしてもらうことを考えましょう。料理が苦でない方は食べ物の見た目を工夫して、彩り豊かで楽しい盛り付けに挑戦してみても良いですね。苦手な方は食器やピック、ランチョンマットなど食卓に上がるアイテムをお子さんの好きなキャラクターのものに変えてみたり、お弁当箱に詰めてピクニックごっこをするなど、料理以外の部分で雰囲気を変えてみましょう。ファミリーレストランなど子ども向けのメニューが豊富な場所で外食するのも一つの手です。その際には「にんじんが星型でかわいいね」「コーンにはバターの味がついているね」と、事実を一言添えればOKです。大人はメニュー写真を見て、盛り付けテクニックの参考にしましょう。
Youtubeなどの動画サイトで、さまざまなレシピを紹介している動画を一緒に見て、「きゅうりを丸い形になるように切っているね」「じゃがいもはゆでてつぶすとほくほくになるね」など、さりげなく補足してあげるのも良いですよ。
食べられる実験図鑑
サイエンススイーツ
『パンどろぼう』シリーズ
食べものが顔に見える!? 読み聞かせ絵本『どんなかお?』
DELISH KITCHEN
【簡単ごちそう♪】人気おにぎりアレンジレシピ10選【お弁当にもおすすめ】
Tastemade Japan
【保存版】Tastemadeのバズ動画 BEST35
テイストメイドジャパン
絵本も漫画も動画も◎お役立ち関連書籍の紹介
ここからは他にもおすすめな食育絵本や書籍の紹介です。お好みや対象年齢に合わせて、ぜひ参考にしてみてください。
園児さんへの食育にこちらの絵本を使われている教育機関も多いようです。小さな子にもわかりやすくタイトルも衝撃的、谷川俊太郎氏の詩による心の深い所までしっかりと刺さる絵本です。「どうしていただきますやごちそうさまを言わないといけないの?」という疑問もスッキリ解決。自分が食べているものは一体何なのかを考えられたのなら、「なんとなく」で残してしまうようなことも少なくなるのではないでしょうか。大人になってからもしっかりと意識していきたい大切な内容です。
"食べる"マナーに関することも、もちろん食育です。生きていく上で大切な食事のマナーは、できれば小さなうちから習慣化しておきたいですね。そんな親御さんたちの想いを優しく叶えてくれる、テーブルマナーの絵本です。優しい絵柄で、箸の使い方や魚の食べ方などがわかりやすく紹介されています。もちろん大人が読んでも、今まで知らなかったマナーに関することが合理的な理由も含めて理解でき、しっかり身につきますよ。
「苦手なものを美味しく食べろは無理」「けどそれとは別に成功体験は大事」。食事だけではなく、生きる上でもヒントになりそうな寄り添った名言ですね。小さな弟妹に美味しいご飯を作ろうと奮闘するヤンキーくんに、ダウナー系の科学の先生が科学に基づいた方法で美味しい調理方法を教えてくれるという形式でストーリーが進んでいきます。作るときに卵が破れないオムライスに、現代の炊飯器にぴったりのお米のとぎ方・焚き方、べちゃべちゃにならない焼きそばなどなど、いつも食べている身近なレシピが科学の力でもっと美味しいものに大変身します。「この行程にはこういう理由があったのか」と納得したり、今まで自分がなんとなくやってきたことを科学的にスッキリさせてくれて、「今度から試してみよう」と自然に思えますよ。侮れない料理の科学、ぜひあなたもお試しください。
魚料理へのハードルを思い切り下げてくれる、お魚のレシピ本です!一匹の生魚をさばいたことはありますか?魚の下処理は、臭いだったり内臓の下処理だったりと、人によっては触れるのにとても勇気がいることです。しかしこちらの本はそういった部分はすべてイラストで紹介されているため、初心者さんでも最後まで隅々と見ることができますよ。むしろイラストだからこそ、下処理の行程に必要な動きだけが解説されていて、とてもわかりやすい。もちろん美味しそうなレシピの完成品はしっかり写真です!魚の特徴や、読んだだけでお腹が鳴ってしまいそうな魚のレシピがこれでもかとページ内に詰め込まれていますよ。おさかな図鑑としてもとても優秀な内容のため、ぜひお子さんと一緒にご覧ください。
テレビドラマ『おいしい給食 Season3』
350人分の学校給食ができるまで
まとめ
食育における一番大切なことは、食事が大切な行為であるという認識を持つことです。苦手な食べ物を無くすことではありません。食について知ることで興味を持ち、「美味しい」と感じながら食べられる食材が増えれば増えるほど、食事の選択肢が広がり気持ちが楽になるのではないでしょうか。気負わず無理せず、多様なライフスタイルを尊重し合って、おいしく健康的な生活を目指しましょう!
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ライティング担当 : miz札幌在住30代2児の母。レトロゲームとクラシック音楽が大好きで時々自分でも弾く。ムーミンのアニメを観ることと、子どもたちの寝かしつけ後にやるサバイバルアクションホラーゲームが日々の癒し。博物館や郷土資料館の類が好きだが、シビアな開館時間の前によく惨敗している。インドア派だったのが活発すぎる子どもたちによってアウトドア派にさせられた。司馬遼太郎、M・ルブラン、川原泉、藤田和日郎作品が好き。 |