• 2020/03/03
  • 2018/08/13

【やる気の出し方】実は単純なことだった!驚きの3ステップとは

学校のテスト勉強、仕事のプレゼン資料作成、部屋の掃除…学生も大人もなぜかやる気が出ない時ってありますよね。やらなきゃいけないのにやりたくない。そんなモヤモヤはさっさと解消してスッキリしちゃいましょう!実は意外と簡単な【やる気の出し方】を3ステップで解説します。

空に向かって手を伸ばす3人の若者


やる気が出ないのはなんで?!実は理由があるんです

「もうすぐ定期テストなのに
全然勉強する気がしない…」
 「プレゼンの資料作成が進まない…」
 「部屋が汚れ放題だけど
片付けやりたくない…」

“やらなければならないことがあるのにやる気が出ない…” そんな経験、誰しもあるのではないでしょうか?「やらなければならない」と思えば思うほど、なぜか手が動かず行動を起こせない…。不思議なほどやる気が起きない時ってありますよね。

ではなぜ、こんなにもやる気が起きない時があるのでしょうか。それは、きちんとできている時には気づかない、「やる気が出ない理由」が存在するからです。

《やる気が出ない理由》
① 精神的、身体的に疲れている

② 悩み、考えごとなど他に気になることがある

③ それをやりたくない気持ちが大きい(それ自体が嫌い)

人間の心と体は切っても切れないもの。どちらかに不調があれば、何事も集中して取り組むことはできないですよね。また、「やらなければならない」ことは自分にとってどんなことなのか一度考えてみましょう。“興味のないこと”なのか“嫌いなこと”なのか、細分化して考えてみるとモチベーションをあげる方法が見つかるかもしれません。

それでも「何だかやる気が出ないな…」と感じている人は、まず《やる気が出ない理由》で思い当たる点がないか振り返ることから、始めてみてくださいね。

【やる気の出し方:ステップ1】 まずセルフケアをしよう

栄養、運動など健康維持のためのもの

一番大事と言っても良いのがこちら。セルフケア=自分で自分の世話をする・管理をするという意味です。《やる気が出ない理由》の ①「精神的、身体的に疲れている」状態を、健康な状態にする、というのがセルフケアです。

具体的には、

 ・しっかり睡眠する
 ・栄養バランスの取れた食事をとる
 ・適度な運動をする

ということです。

「そんなことから始めなきゃ駄目なの?」と思う人もいるかもしれませんが、実は人間の行動における、すべての基本とも言えるのが、セルフケアです。自分で自分を健康な状態に保つ努力を怠れば十分に学ぶ・働くことも、十分に遊ぶこともできません。心や体が調子悪い時って、何をやっても楽しめませんよね。そのように、自分の調子が整っていないと、当然ながらやる気が出ません!日頃からセルフケアを意識して生活しましょう。

【やる気の出し方:ステップ2】 頭の中を整理しよう

学生でもビジネスマンでも主婦でも、“やる気が出ないけど、やらなければならないこと”ってありますよね。頭が思考停止状態になってしまった時は、一度整理をしてみることが必要です。

そのやり方とは、

■ やらなければならないことと、やりたいことを紙に書き出す
 (勉強なら課題、科目、単元など、具体的に。箇条書きでOK。)
期限を書く
 (テスト日、締め切り、納期など)
優先順位を決める


いわゆる“TO DO リスト”と呼ばれるものです。書き方に決まりはありませんので、自分なりに整理できればそれでOKです。よりイメージを持ちやすくするために、できるだけ具体的に書いた方が良いでしょう。

例)高校2年生の“やるべき&やりたいことリスト”
 やらなきゃいけないこと  
・数学 (式と証明、三角関数) 6/18 テスト
・英語 (未来系、進行形) 6/19 テスト
・国語 (古文、漢文) 6/18 テスト
   
 やりたいこと!  
・友達とカラオケ 優先度:低 ↓
・新しくできたアイス屋に行く     中
・修学旅行のバッグを買いに行く     高 ↑

このように、紙に書き出してみると「今やるべきこと」「今はやらなくてよいこと」が一目ではっきり分かります。勉強や資料作成など、手をつけるまでなかなか気が乗らない時こそ、まずこのリストを作ってみてください。頭の中が整理されて「よし、やるか!」という気持ちになりますよ!

【やる気の出し方:ステップ3】とにかく少しでも手を付けよう


階段を一歩上がる足

さあ、最後のステップです!「とにかく」「少しでも」というのが実はとっても重要なんです。やる気がしないけどやらなきゃいけないことがある時は、特に効き目があります。

どういうことかと言うと、

■ 勉強・・・問題集を開き、まず1問解く。

■ 仕事・・・パソコンを起動し、1行打ってみる。

■ 掃除・・・リビング、トイレなど1カ所だけやってみる。

のです。

この簡単な行動、小さな始めの一歩は、心理学においても「ベビーステップ」と呼ばれ、効果が実証されているんです。いきなり50問、100問やろうと意気込んでも、たいてい続きません。1つ1つ、小さな行動を地道に続けることが、結果的にやる気を持続させることへ繋がります。

そして不思議なことに、「とりあえず少しでも」やり始めると、そこからは次へ、次へと手が動いていくはずです。“千里の道も一歩から”という言葉がありますが、まさに最初の一歩がとても大きいということを、忘れずに頭に入れておいてくださいね。

【やる気の出し方:子ども編】~小学生・中学生・高校生~

ここからは、世代別それぞれにおすすめの“やる気の出し方”を提案していきたいと思います。まずは子ども編から!

  学生の人へ 〔勉強のやる気を出す方法〕

「勉強大好き!」…なんて人はきっとほとんどいませんよね。多くの人は仕方なくやっていることでしょう。でも、勉強は将来の自分の可能性を広げるために必要なことでもあります。〔勉強する〕=〔自分一人の力で困難に立ち向かう・解決する〕という一つのトレーニングでもあるんです。どうせやるなら、こんな方法でサクッとやってしまいましょう。


教科ごとに時間設定をする

当てもなくダラダラやっても頭に入らず、ただ時間だけが過ぎていくもの。そんなときは、教科ごとに細かく時間設定をして取り組むとゴールが見えてやる気が出ますよ。例えば、「数学を60分やる」「英単語を20分やる」といったように、明確に決めるのがポイント。目標時間をクリアするごとに達成感も得られるので、どんどん勉強がはかどるオススメの方法です!

勉強ができるポジティブな
自分をイメージしてみる

「今度のテストで上位に入ったら女子が驚くかな…」「勉強頑張ったら、憧れの○○君と同じ高校に行けるかも…」なんてイメージするだけでも、実はやる気UPに効果があるんです!人間とは無意識のうちに「そうなりたい方向」へ向かうものなので、遊ぶことやサボることばかり考えていたらどんどん堕落していきます。逆に、ポジティブで良いイメージを常に持っていると、自然とそうなるための行動を取るのです。信じがたいかもしれませんが、だまされたと思ってやってみて!


  学生の親へ 〔子どものやる気を出させる方法〕

笑ヘッドホンしてゲームすむ娘を叱る母親

「全然勉強しない」「片付けなど、うるさく言わないと何もやらない」

子どもを持つ親なら誰でも一度はこのような愚痴を言ったことがあるのではないでしょうか。“子どもの自主性を尊重して、じっと見守る”なんて理想を思い描いても、現実は“何も言わなきゃ何もやらない”ということがほとんど。では、いったいどのような方法が子どものやる気を出させるのでしょうか?


環境を整える

一見、やる気と直接関係のないように思えますが、環境はやる気に大きく影響を及ぼします。例えば、ぐちゃぐちゃな机、テレビの点いている部屋などは勉強に向いていると思いますか?そうは思いませんよね。まずは子どもを取り巻く環境を見直して、改善が必要なら子どもと一緒に片付けたり、勉強の時は必ずテレビを消すなど明確なルールを決めて、すぐに取り組みましょう。

なぜそれをやらなければ
ならないか、を一緒に考える

子どもはよく「なんで勉強しなきゃ駄目なの?」「計算なんて、計算機でやればいいじゃん」などと、屁理屈をこねてくるものです。実はそれは親にとってチャンス!今までは「つべこべ言わないでいいからやりなさい!」「あんたのためなんだよ!」なんて一蹴していた人も、これからはグッとこらえて以下のように対応してみてください。


「本当だね、なぜ勉強しなきゃいけないのかな?ちょっと考えてみようか」

勉強することは何をもたらすのか、どんなメリットがあるのかなど、親自身(自分なり)の考えで良いので、一生懸命伝えてあげましょう。ここで丁寧に対応することで、子どもの中にモチベーション(=目的意識、内的動機づけ)が生まれます。モチベーションを植え付けることができたらしめたもの!きっかけさえつかめば、子どものやる気はどんどん育っていくものなので、温かい気持ちで見守ってあげましょう。

目標を決める

ただ単純に「やりなさい」と言っても、子ども自身も何を目標にしたら良いか分からず身が入らないものです。例えばテストなら「この間は60点だったから、次は80点を目指そうか」などと具体的な目標を提案してみましょう。もちろん、子ども自身に目標を決めさせるのもgood。それが習慣になると、放っておいても勉強するようになり、グングン成績も伸びていきます。
(※あまり高すぎる目標は逆効果になるので気をつけて。努力すれば達成できる範囲がベストです。)


  大学生の人へ

大学生ともなると、ある程度自立して大人とみなされる時もありますよね。そうは言っても、ゼミの課題や部活、サークル活動、アルバイトなど毎日多忙なスケジュールに追われてやる気が失せていく人も多いはず。そんなときは、以下の方法でやる気を出してみてはいかがでしょうか。


やるべきことを周りに公言する

思い切って、友達やブログ、SNSなどで宣言してしまうのも一つの手。「俺は〇〇日までにコレを絶対やる!」なんて言ってしまうと、嫌でもやらざるを得なくなります。自分を追い込むことになりますが、予想以上に結果が出るはずです!

【やる気の出し方:大人編】~社会人・主婦~

空に向かって駆け上がるビジネスマン

最後は大人編です。日々の雑事に追われて一日を終えるだけで精一杯の人も多いと思いますが、そんな中でも自分のやる気を引き出すことは可能です。自分で自分の事ができて当たり前の大人の皆さん、眠っている“やる気”を起こしてあげましょう!

▶自分に報酬を与える

よく「自分へのご褒美」という言葉を聞きますよね。これはやる気を出すのに有効な手段でもあるんです。仕事でも家事でも、何か頑張って成し遂げた時に、自分へ報酬を与えるのです。買い物や好きなものを食べる、自由時間を取る、でも何でもOK。自分にとって魅力的な報酬を用意しておけば、物事への取り組みにもっと力が入りますよ。

▶パターン化してしまう

仕事も家事も、たいていは毎日やることが決まっているもの。そこで、〔やるべきこと〕・〔やらなければならないこと〕は自分なりにパターン化してしまいましょう。“やる気がUP”とは少し違いますが、日々のルーチンワークの処理をだらだら延ばさずにサクッと終わらせてしまって、新たに生まれた時間を他の作業に回せば効率UP!

▶タスクリストを上手く使い達成感を得る

終わりのない作業は本当にやる気が出ないものですよね。その場合は、タスクリストを使って(細分化して大体の所要時間を書く)、終わったものからチェックを入れていくと達成感が得られて頑張ろうという気持ちになります。タスクリストはアプリなどネットでも入手できるので、ぜひ検索してみて!

▶自分の中で「必ず終わらせる」時間を設定する

例えば「19時までに皿洗いを絶対に終わらせる」、「20時までにお風呂に入り終わる」など、“絶対にこの時間までに終わらせる!”という小さな目標をその都度決めてみましょう。1つクリアごとに〈プチごほうび〉というのもアリかもしれません。時間管理術も自然と身に付き、新たに生まれた自由時間で好きなこともできちゃいますよ。

▶一度そのことから離れてみる

やる気が出ないときは、いくら考えても気持ちだけ焦って、何をやってもうまくいかないものですよね。さらに効率も悪いので時間ばかり無駄にすることに…。そんなときは、思い切って一度そのことから離れ、気分転換した後に改めて取り組んでみると、やる気が復活しているかも?!

上記の方法はほんの一部。いろいろな方法を試して、自分のやる気が出るきっかけを探してみてくださいね。

やる気の出し方が分かる!おススメ本8冊

ここまで、やる気の出し方についてご説明してきましたが、最後に<やる気の出し方>について書かれた本をいくつかご紹介したいと思います。

  • 『やる気がなくてどうしようもない僕を救ってくれる本 ダメな日の「やる気」復活トレーニング』午堂 登紀雄  WAVE出版
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  • 『グズな人がやる気を起こす心理 人はなぜ、やる気が萎えてしまうのか』斉藤 勇 成美堂出版
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  • 『自分を「やる気」にさせる! 最強の心理テクニック』 内藤誼人  ぱる出版
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  • 『元気と勇気とやる気がわき出る本 笑いで勝ち取る吉本流人生経営学』 中邨 秀雄  小学館
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  • 『やる気のコツ アドラーが教える9つの勇気』 / 植西 聡 / 自由国民社
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  • 『和田式勉強のやる気をつくる本 やれない自分を変えるちょっとしたアイデア75』和田 秀樹  学研教育出版
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  • 『男の子が本気でやる気を出す育て方』 横峯吉文  すばる舎
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  • 『なぜかやる気はあるのに行動できない人へ ホンモノのやる気を引き出す実践トレーニング』 近藤 裕  海竜社
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記事と合わせて本も読んだらより<やる気>がUPするかも?!気になるタイトルの本がありましたらぜひ読んでみてください!

まとめ

仕事、家事、勉強、趣味、遊び…「毎日たくさんやらなければならないことがあるのに、なかなかやる気が出ない…」ということは誰にでもありますよね。今回は、簡単で気軽にできそうな方法をピックアップしてご紹介しました。「自分ならこうした方が良いかな」「私にはこういうやり方が合うかも」など、人それぞれに最適なスタイルがあると思いますので、それを見つける一助となれば幸いです。


otake
ライティング担当 : otake

札幌在住の40代2児の母。趣味は読書。小説からエッセイ、漫画まで何でもこいの雑食派。好きな作家は横山秀夫、誉田哲也、角田光代、篠田節子、乃南アサなど。とくに人間の本音や心の闇に迫る作品に惹かれる。テレビも好きで、笑えるバラエティで忘れた笑顔を取り戻す。一度手放した思い出の漫画たちを買い戻すことを目標に日々働く。すべての家事を終えて飲む一杯が一番の癒し。

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