映画完結編『ちはやふる-結び-』映画と原作の違いは?

2016年に2部作連続で公開され大ヒットした映画『ちはやふる』の3作目が、2018年3月17日に公開。『ちはやふる』って?”競技かるた”って?完結編公開に先駆けて、男女問わず人気を博し、“競技かるた”の存在を世に知らしめた原作マンガ&映画の見どころに迫ります!

競技用かるた

映画『ちはやふる』3作目にして堂々完結

“競技かるた”に青春を捧げる幼馴染3人の物語を描いたマンガ『ちはやふる』が初めて実写映画化されたのは、2016年春。「ちはやふる-上の句-」「ちはやふる-下の句-」の2部作続けての公開でした。“かるた”に親しみのある日本人でもあまり知られていない“競技かるた”の世界と、等身大の高校生たちが見せる青春群像劇のコラボレーションで、老若男女幅広く楽しめる作品だと話題に。興行収入は「-上の句-」が16億・「-下の句-」が12億と、2作品ともに10億超えを記録する人気映画となりました。

そして今回2018年3月に公開予定の3作目は、「-下の句-」から2年を経て高校3年生になった千早たちが登場します。高校最後の全国大会に挑む「瑞沢高校競技かるた部」の行方は?幼なじみ3人の三角関係の結末と、それぞれが進む未来とは…?ファンが待ち望んだ結末が『ちはやふる-結び-』で明かされます。

映画『ちはやふる-結び-』詳細情報


千早たちの「卒業」をテーマにしたという映画『ちはやふる-結び-』が公開されるのは、ちょうど卒業シーズンとなる3月。映画のメインビジュアルも、満開に咲く桜の花に囲まれた千早(広瀬すず)という、「卒業」を感じさせるものとなっています。卒業を迎える学生さんならば、共に卒業する友人と一緒に観に行くのも良い思い出になりそうですね。

<映画>
公開日:2018年3月17日
監督・脚本:小泉徳宏
原作:末次由紀『ちはやふる』(講談社「BE・LOVE」連載)
企画・プロデュース:北島直明
プロデューサー:巣立恭平
キャスト:綾瀬千早 役・広瀬すず/間島太一 役・野村周平/綿谷新 役・新谷真剣佑 他
配給:東宝

前作「-上の句-」「-下の句-」に引き続き、ヒロイン・綾瀬千早役は広瀬すず、千早に対して想いを寄せる幼なじみ・間島太一役は野村周平、小学生だった2人を”かるた”の道に進ませるきっかけになった幼なじみ・綿谷新役は新谷真剣佑が演じます。他にも、現クイーン・若宮詩暢役は松岡茉優、史上最強と謳われる名人・周防久志役は賀来賢人と、いま旬の若手俳優さんたちが集結!フレッシュな演技にも再び注目です。

さらに、今作初登場となる「瑞沢高校競技かるた部」メンバー新入生、映画オリジナルキャラクターも登場。豪華キャストが再び集結して紡いでいく、映画ならではの展開にもご期待ください。

普通の”かるた”と、どこが違うの?千早たちが青春を捧げる”競技かるた”とは

『ちはやふる』で題材にされている“競技かるた”、皆さんはもうご存知ですか?日本人なら多くの人が正月などに遊んだ記憶があるだろう”かるた”とは、実は少し違うんです。

一般的に“かるた”と言われて想像するのは、「【い】ぬも歩けば棒にあたる」でおなじみの“いろはかるた”でしょう。しかし『ちはやふる』で登場する“競技かるた”で行われるのは、“百人一首かるた”というものなんです。

“百人一首かるた”とは、鎌倉時代に活躍した歌人・藤原定家が、100人の優れた歌人によって詠まれた歌を集めた和歌集“小倉百人一首”を用いた“かるた”のこと。【読み上げられる”読み札”から”取り札”を取り合い、最終的な持ち札の数を競う】という基本ルールは変わりませんが、”百人一首かるた”の場合、“読み札”には「上の句」が、“取り札”には「下の句」が書かれていて、取り手は一対一で“取り札”を取り合うことになっています。

“競技かるた”はその名の通り、れっきとしたスポーツ!「上の句」を聞いてから、いかに相手より早く「下の句」を見つけ出して奪取するかを競い合うので、かなりの記憶力・瞬発力・集中力が必要になります。読み手が声を発した瞬間、周りの札まで吹き飛ばす勢いで札取りをする様子は圧巻。このことから、”競技かるた”は「畳の上の格闘技」とも呼ばれているんですよ。

ただの少女マンガじゃない!スポ根マンガの良さも兼ね備えた、原作マンガ『ちはやふる』

同名映画3作の原作となったマンガ『ちはやふる』(末次由紀/講談社「BE・LOVE」連載)は、2009年第2回マンガ大賞受賞・2010年「このマンガがすごい!オンナ編」第1位・2011年第35回講談社漫画賞少女部門受賞など、数々のマンガ賞を総ナメした大人気少女漫画。実写映画化に先駆けて、2011年秋にアニメ1期、2013年冬にアニメ2期が放送されています。

<マンガ『ちはやふる』あらすじ>

小学6年生の綾瀬千早と、千早に好意を寄せる間島太一は、福井から来た転校生・綿谷新と出会い“競技かるた”の存在を知ります。自分の祖父と同じ“かるた”の名人を目指す新から教えてもらう内にその世界に夢中になっていった2人は、本格的に”競技かるた”を始めることに。”かるた”を通じて絆を固めていく3人でしたが、新の祖父が倒れ、新は小学校卒業を機に福井へ戻ることになってしまいます。卒業前最後の大会で3人はチーム「ちはやふる」として団体戦に出場。惜しくも勝利を逃し、泣いてしまった新に対し、千早と太一は“かるたをやっていれば、また会える”と約束を交わします。
時は過ぎ、高校生になった千早は、同じ高校に進学した太一を巻き込んで「瑞沢高校競技かるた部」を作ることを決意。新との再会を信じ設立へ向けて奔走しますが、福井に住む新が”かるた”を辞めてしまっていたことを知り…。


ちなみに、ヒロイン・千早の名前にも掛かっている『ちはやふる』というタイトルは、“小倉百人一首”のうちの1首である「ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」(現代語訳:「竜田川が紅葉でこんなに紅く染まることなんて、神様がいた時代にもなかったのではないか」)から由来しているんです。

その他にも、マンガのところどころでキャラクターの心情やストーリーに寄り添うように“小倉百人一首”の和歌が登場しており、作者である末次由紀さんのセンスの良さを感じさせます。和歌の意味を味わいながら読み進めれば、物語をさらに楽しめるでしょう。加えて“百人一首”にも詳しくなれるので、映画の前に原作マンガから読み始めてみてはいかがでしょうか?

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映画『ちはやふる』の結末に、乞うご期待!

全国大会出場を目指して奮闘する「瑞沢高校競技かるた部」と、千早・太一・新の行く末を描いた映画『ちはやふる-結び-』。映画1作目「-上の句-」当時はまだ新人女優だったという広瀬すずさんも、今やメディアに引っ張りだこの人気女優になりました。その他のキャスト陣も、テレビで何度も目にしたことのある俳優・女優ばかり。それぞれに「ちはやふる」のキャラクターを背負い、映画『ちはやふる』3作目に挑む監督・小泉徳宏さんの元で、どんな幕引きを作り出してくれるのか楽しみですね。

『ちはやふる-結び-』2018年3月17日、全国劇場にてロードショー。前作の結びとなる作品なので、より楽しみたい方は「-上の句-」「-下の句-」を観てから劇場へ足を運びましょう!

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