• 2020/07/16

おすすめのイライラ解消法!原因別で発散するやり方、教えます

職場での仕事や同僚とのトラブル、家での旦那さん・奥さん・子どもの言動、外出時の行列や渋滞…。人や情報であふれた現代は大きなストレス社会です。本記事ではイライラしている人に読んでほしい、即効性のある解消法をご紹介。さらに話題のアンガーマネジメントによる対処法も!

イライラして悩んでいる女性


【イライラの原因】ストレスが溜まるシチュエーション

イライラして気持ちが収まらない…!"怒りっぽい"などの性格は関係なく、イライラする気持ちは生きていれば誰にでも起こりえることです。

自立神経やホルモンバランスの乱れなど、身体の不調により気持ちが不安定になることもありますが、ほとんどの人が日常でイラっとする原因は「自分の思い通りに物事がいかないこと」が多いのではないでしょうか。日常生活の中でストレスを感じてイライラするのは、次のようなケースがほとんどかと思います。

職場
  • 上司や部下、取引先の人と揉めたり、理不尽なことを言われた。
  • 仕事がうまくいっていない。または、ミスをしてしまった。
  • 仕事が連日忙しくて、残業も多く帰りが遅い。
▼イライラ対処法
プライベート
  • 店員さん(または相手がお客様)の対応や態度が不適切・不誠実だった。
  • 電車などの共有スペースで非常識なことをしている人がいた。
  • 行列での待ち時間・車の渋滞・バスや電車での混雑など。
▼イライラ対処法
ケンカ・人間関係
  • 夫婦喧嘩、または恋人・パートナーと言い争いをして納得がいかない。
  • 友達にひどいことを言われたり、メールやLINEの既読無視をされた。
  • 不条理なことをされたのに、言い返せなかった。
▼イライラ対処法
子育て・育児中
  • ずっと子どもと二人きりで、わがままや泣き声を聞いていて疲れてしまった。
  • 授乳で連日寝不足で、家事もままならない。
  • 子どもが言うことを聞かない。反抗期なのかひどい態度や言葉を投げかけられる。
▼イライラ対処法
コロナ禍(か)
  • なかなか外に出れず、自粛疲れ&運動不足になった。
  • 仕事がテレワークになり、今まで以上に負担が増えた。
  • 好きなことができなかったり、行こうとしていたイベントがキャンセルされた。
▼イライラ対処法
女性のからだの不調
  • 生理前でからだが重くてだるく、肌荒れがひどくなった。
  • 妊娠中のつわりが辛い。産後は情緒不安定で些細なことが気になる。
  • 更年期になり、感情のコントロールが難しくなった。
▼イライラ対処法

これでイライラを撃退!即効性のある解消法まとめ

「このイライラを今すぐに落ち着けたい」。本ページを読んでいる人の中には、現在進行形で怒りが収まってない人もいるかと思います。そんなあなたに【すぐにできるイライラへの対処法】を教えます!

シチュエーションによってできること・できないことがあったり、イライラの種類によって解消法もさまざまなので、ここではシチュエーション別で適切な方法を26個集めました。自分にぴったりな解消法を見つけておくだけで、ときには一瞬でイライラが消える!なんてことも。これを読みながら実践できそうなものは、今すぐやってみましょう。

職場での【対処法】
深呼吸をする
深呼吸をする
一番簡単に実践できる解消法は、ズバリ【深呼吸】です。「そんなの当たり前じゃん」と思うかもしれません。でも、イライラしているときほど、実は深呼吸って忘れがちなんです。長いため息でも同じ効果があるとされていますが、ため息ばかりしてると周囲にマイナスな感情を与えてしまうのでできれば避けましょう。ゆっくり空気を吸って、ゆっくり吐く。イライラしたときは、どんなシーンでもまず深呼吸をしてみてください。
ガムを噛む
タブレットガム
"噛む"という行為は、ストレス緩和の効果があるだけでなく、記憶力もアップしてくれるのだとか。気持ちを落ち着かせてくれるだけでなく、仕事も集中して取り組めるので常にデスクには忍ばせておきたい一品です。ただし、職場によってはガムを噛むこと自体あまりよく思わない人もいるので、TPOや社風に合わせて食べるタイミングは考えましょう。
イラっとしたことを
メモに書いて破る
メモを破る
イライラとストレスで目の前の仕事が手につかない!そんなときは、5分だけ仕事のことを忘れて、イライラした理由・出来事を紙に書き出してみましょう。言葉で可視化することで気持ちが整理され、自分の感情も客観的に見れるように。最後は破り捨てることでスカッとするだけでなく、誰かに読まれることを未然に防げます。
スクイーズを握る
スクイーズ
子どもたちから絶大な人気を誇るスクイーズ!プニプニした独特な触感は、大人にとってはストレス解消グッズとして大活躍してくれます。食品サンプルのような食べ物系の見た目のものから、キャラ・動物など種類もさまざま。デスクに置いておけば、心がモヤっとしたときにすぐに"にぎにぎ"できますよ。
プライベートでの【対処法】
ニコニコ・笑顔を心がける
笑顔になる
イライラする自分がイヤ。そんな風に自己嫌悪に陥ってしまう前に、実践してほしいのが"笑うこと"です。もちろん、無理に作り笑顔になる必要はありません。でも、イライラしていると、つい顔が強張っていませんか?口角をあげて笑顔になるだけで、自然と心もリラックスするだけでなく、周囲の人にイライラを伝染させない効果も。笑顔の心がけは意外と大切です。
大切な人のことを考える
家族の笑顔
感情的になると、攻撃的な言葉を思わず口に出してしまうことも。しかし、そんなことをしてもトラブルを誘発するだけです。イライラが止まらないときは、家族・恋人・ペットなど自分の味方になってくれる存在のことを思い出し、一旦冷静になりましょう。あなたの怒りに任せた行動により、その大切な人も傷つけてしまうかも…。あなたの心のストッパーとなる、かけがえのない存在のことを忘れないで。
自分を客観視する
ぼーっとする女性
自分の価値観と違う行動をされたり、思うように物事が進まなかった場合、人はどうしても負の感情が生まれてしまいます。そんなときこそ「自分の考えは、本当に正しいのか」と自問自答する時間を作ってみましょう。状況や相手に変化を求めるのではなく、自分がやり過ごすという選択肢を自分の中に持っておくと、だいぶ気が楽になりますよ。常に「人は人、自分は自分」と割り切って考えてください。
音楽を聴く
電車で音楽を聴く女性
どこかに外出すれば、誰もが遭遇してしまう行列・混雑・渋滞。特に朝晩のラッシュ時、連休などのハイシーズン、旬な人気スポットなど、出かけるとどうしても人混みは避けられません。混雑による思いがけない時間の浪費にストレスを感じたら、音楽の力を使って即座に気分を切り替えて。音楽の世界に入り込めば現実逃避にもなり、気づけばイライラが消えているかも?
ケンカ・人間関係での【対処法】
友人に連絡をする
スマホで連絡をする
誰かと衝突してイライラしたときは、第三者の意見が聞きたくなるものです。電話だとケンカ相手が同じ家の中にいて友達に愚痴りづらい!というときは、メールやLINEでメッセージを送ってみましょう。文章で打ち込むうちに冷静さを取り戻せるだけでなく、話を聞いてもらえるだけでイライラが落ち着いてきますよ。
その場から離れる
ケンカして離れる男女
ケンカをしているときはお互い感情的になってヒートアップしていることがほとんど。同じ部屋にいたら別の部屋に、外にいたら少し離れたところに行って、一旦クールダウンしましょう。離れて一人になることで自然と気持ちも整理され、相手に「ごめん」と素直に言えることも。ただし【実家に帰らせていただきます】などの作戦はあくまで最終手段に。状況によっては、余計にこじれたり長期戦になる可能性大です。
散歩に行く
散歩をする
夫婦や同棲中のカップルの場合、ケンカして顔も見たくない状況でも同じ家の中にいるので逃げ場がない…。そんなときは思い切って外に出て散歩に行ってみては。外の空気を吸うだけで気持ちがリセットされ、頭を冷やすことができます。しかし、ケンカが夜のときは要注意。夜道に女性1人だけで飛び出すと、思いがけないトラブルに巻き込まれる危険が。出ていく側も出ていかれる側も、夜の散歩に行くときは冷静な判断を。
大声を出す(ドライブ・カラオケ)
大声を出す
大声を出すと自律神経を刺激してストレス発散になることは有名です。山や海などで叫んでスッキリ!こんなシーン、テレビでもよく目にしますよね。とはいえ、いきなり家の中で大声を出したら家族に驚かれたり、ご近所迷惑になってしまいます。大声を出したいときは、密室になる車やカラオケに出向くのがベター。車の場合は、そのままドライブに出かけて気分転換しましょう。
育児・子育てでの【対処法】
ぬり絵・クロスワードをする
大人の塗り絵
気持ちがモヤモヤしたときには、手先を使った作業をするのがおすすめ。近年、ストレス発散になると大人気の「大人のぬり絵」や、頭を使って考える「クロスワード」は家に一冊ストックしておくと良いかも。また、手を細かく動かす「手芸」や「編み物」などに挑戦すれば、子どもの可愛いグッズも作れて一石二鳥です。
アロマを焚く
アロマオイル
アロマの心地よい香りを嗅ぐと心が休まるのはみなさん周知の事実かと思います。ですが、その効果を侮るなかれ。香りは感情を左右する脳機能にダイレクトに届きやすいため、即効性も抜群。特に、自然成分100%のオイルを使うとより効果を実感できます。イライラを抑えたいときには「イランイラン」、「サンダルウッド」などのアロマオイルを使ってみて。
ハーブティーを飲む
ハーブティ
アロマオイルと併せて試してほしいのが、ハーブティーです。アロマと同じく芳香成分によるリラックス効果も期待できますが、ハーブティーは栄養成分も豊富なので、美容にも最適。身体の内側と外側からケアできる優れものです。イライラの鎮静に効果があるハーブは「ラベンダー」や「カモミール」。どちらも飲みやすいので、育児の合間のティータイムにぜひ取り入れてください。
美容院に行く
美容院に行く女性
子どもが小さいときは四六時中子どもと一緒…。特に専業主婦のママは、普段自分の時間なんてまったくないものです。だからこそ、家族に協力してもらって定期的に一人の時間を作るようにしましょう。美容院で髪をキレイにするだけで、気分がリフレッシュします。美容院だけでなく、エステやネイルサロンに行くのも良いかも。自分磨きをすると気分が上がるので、気づいたらイライラも緩和しているはず。
身の回りを整える
部屋を片付ける女性
「部屋の乱れは心の乱れ」。こんな言葉もあるように、家の中がごちゃごちゃしていると、自然と気持ちも落ち着きません。でも、掃除をしようとするとハードルが高い…。だからできるだけ「整える」ことをやってみましょう。自分が目に見えるスペースだけでも綺麗にしておくと、気持ちもスッキリしますよ。でも【頑張りすぎ】は禁物。子どもが小さいうちは、すぐ散らかるので適度にやることが大切です。
日記を書く
日記を書く
子育てをしている中で「泣き止まない」「ワガママに振り回される」「言うことを聞かない」「すぐに汚したり散らかす」など、色々なシーンで子どもにイラっとすること、多いですよね。咄嗟に怒鳴ってしまい、あとで自己嫌悪に陥ることはよくあることです。そんなイライラした出来事と共に、子どもの成長記録を日記に書いてみましょう。すると、子どもの悪い部分より良い部分や愛しい感情が勝るはず。自分の怒り方についても反省できる良いきっかけにもなります。
コロナ禍での【対処法】
ゲームをする
ゲームをする
「ゲームは子どもがするもの!」そんな時代はとっくに終わり、現代は大人も子どもも関係なく、多くの人がゲームをする時代に。ゲームは、巣ごもりで楽しめる最高の娯楽アイテムです。特に、いまはオンライン通信のゲームが主流になりつつあるので、外で友達と遊べなくてもゲーム上で自由に会うことができます。ボイスチャットを駆使すれば、友達と会話をしながらプレイすることだってできるんです。ただし、もちろんやりすぎは禁物。メリハリをつけて遊びましょう。
体を積極的に動かす
ランニングをする親子
「コロナ太り」なんて言葉が登場するほど、自粛によって多くの人たちが運動不足になっています。感染を恐れて家から出ることを躊躇する気持ちもわかりますが、屋外での活動は厚生労働省も推奨しているので、ジョギングや散歩には積極的に出かけましょう。また、室内でできるストレッチやヨガも大人気。すぐにスカッとしたい人は、パンチバッグやキックミットを買って思いっきり殴るのも良いかも?!体を動かして汗をかくと、ピリピリした気分も吹き飛びますよ。
美味しいものをお取り寄せする
高級お肉
普段外食する機会が多い人たちにとって、飲食店でご飯が食べられないのは大きなストレス!お酒が好きな人も、誰かと居酒屋に飲みに行けないことでガス抜きができず悩んでいるのでは。そんなときこそ、ネットで美味しい食べ物やお酒をお取り寄せしましょう。「ちょっと贅沢かな」と思うようなものでも、実は外食するよりも格段に安上がりです。"おうち居酒屋"を楽しみながらオンライン飲み会をすれば、ストレスも軽減されること間違いなし。
植物を育てる
観葉植物
外出できず「自粛疲れ」に陥っている人ほど、家で植物を育ててみませんか?土や水に触れることで気分が落ち着くだけでなく、小さいのに元気に生きる植物の成長にも心がほっこりします。さらに、植物は部屋の空気をキレイにしてくれるだけでなく、マイナスイオンも発生させてくれるので良いことずくめ。視界の中に緑があるだけで、自律神経のバランスを整える効果もあります。
キャンプをする
キャンプをする
コロナでストレスを抱える人にいま注目されているのが、3密を避けられるキャンプ!外なので空気がこもることもなく、人とも距離をとって楽しめるため大人気なんだとか。自然に癒されながら、時間に縛られず自由に過ごせるので気分転換にもバッチリです。逆に人気のせいでキャンプ場に人が密集しているのでは…と心配な人は、"おうちキャンプ"でもOK!室内に簡易テントを広げて、そこでご飯を食べたり、読書をしたりするだけでも非日常を味わえますよ。
涙を流してデトックスする
涙活をする女性
ステイホームで家にいる時間が長いと「映画やドラマでも観ようかな」という発想になりがちです。そんなときは、感動系の泣ける作品を積極的に選び、どんどん"涙活"しましょう。涙を流すことで交感神経から副交感神経に切り替わるので、緊張状態だった体がリラックスしてストレスを緩和してくれるそうです。さらに、笑うよりも泣く方がストレス発散になるのだとか。【家族】【子ども】【生死】【動物】など泣けるツボは人それぞれ。コロナ禍で疲れた身体を泣いてスッキリさせましょう。映画だけでなく、小説・漫画・アニメなどもおすすめ。
女性のからだの不調での【対処法】
医療機関でケアを相談する
病院の診察
女性特有の身体の不調は「仕方ない」と諦めて我慢していませんか?不調によるイライラの原因のほとんどは、ホルモンバランスの乱れによって起こるもの。あなたが短気になったわけではありません。でも、その不調をそのままにしておくと、慢性的な病気につながってしまうかもしれません。我慢せず、きちんと医師や薬剤師の方と相談し、適切な処置をしてもらいましょう。また、イライラを一人で抱え込まずに、家族にも相談して共有することも大切です。
漢方やサプリをうまく活用する
サプリや漢方
気分がイライラする…。ただそれだけなのに、人工的に合成された薬を飲むのにちょっと抵抗感がある人もいるのでは。そんな人への強い味方が【漢方】や【サプリ】です。自然の生薬を配合した漢方は比較的に副作用も少なく、病名がつかないような身体の不調にもアプローチしてくれます。また、サプリは薬と違って妊娠・授乳中でも飲めるものも多く、ママと赤ちゃんの健康をサポートするのにも役立ちます。これらは直接的に"治す"というものではありませんが、身体の改善には役立ちますのでお試しあれ。

これはダメ!ストレス解消法としてやりがちな3つのNG行動

イライラしているときほど、ストレス発散したい!そう思うのは当然です。でも、解消法を間違えると余計に危険な状況に陥ることもあるので注意しましょう。特に、誰もが手軽にやりがちな以下の3つの行動は気を付ける必要があります。

  • 買い物をする
  • お酒を飲む
  • パチンコ・競馬・競艇などのギャンブルをする

買い物やお酒でストレスを解消する人は多いと思うので、驚きですよね。これを書く私も、正直ストレスを抱えたときは「飲まないとやってられん!」と言いながらお酒を飲んでいたこともしばしば…。では、なぜこれらのことはダメなんでしょうか。

それは、これらの3つのことが興奮作用を引き起こすことだからです。脳からドーパミンが出ることによりその瞬間だけはイライラを忘れて気分がハイになるけれど、その反動で時間が経つと気分がローに。つまり気分の浮き沈みが激しくなり、それらをやっていないとさらにストレスを感じたり、満足しなくなってしまうんです。また、依存症や浪費癖にもなりやすいため、別のイライラを抱える可能性も。これら3つのことは、あくまで趣味の範囲として適度に嗜むようにしましょう。

さらにイライラを抑えるにはコレ!【食べ物・ツボ・言葉】

イライラしたときに試す対処法がわかったところで、今度は【イライラしないための予防法】について考えてみましょう。これを読んでいる今はイライラしていないけど、「最近怒りっぽくなった」と悩んでいませんか?日頃からこれらのことを気を付けるだけで、イライラが激減するかも?!知っておいて損はないイライラを落ち着かせる【食べ物・ツボ・言葉】。さっそく見てみましょう!

イライラを落ち着かせる【食べ物】

食事に含まれる栄養素も、イライラや気持ちの浮き沈みに大きく左右します。バランスの良い食事はもちろんですが、以下の食材を積極的に摂ることで興奮状態やストレスを緩和させる働きがあるそうです。日頃の食生活を見直すことが、イライラしない身体作りの第一歩!積極的にこれらのものを摂取してくださいね。

マグネシウム ほうれん草・ゴマ など
カルシウム 牛乳・ヨーグルト
ビタミンC レモン・イチゴ・キウイ・ブロッコリー
ビタミンB1 豚肉・大豆・卵
たんぱく質 卵・豚肉・レバー・大豆
DHA・EPA ブリ・マグロ・サバ

甘いお菓子やスイーツ

疲れたときやストレスが溜まったら甘いもの…。よくそんな言葉を耳にします。しかし、イライラして冷静な判断ができないときに甘いものを食べるのは要注意!食べているときはイライラを忘れるかもしれませんが、つい食べ過ぎて太ってしまった!なんてことになったらイライラが増長。特に女性は、甘いものを食べ終わったあとに罪悪感が生まれる人も多いため、それが逆にストレスになってしまうことも。甘いものよりも"美味しい食事"を食べた方が心も体も満たされて、「頑張ろう」と前向きな気持ちになれます。

イライラを落ち着かせる【ツボ】

イライラ解消のツボ押し

どこにいてもすぐにできる【ツボ押し】。ツボを押すと身体の緊張を緩めてくれるので、次第に怒りの気持ちも落ち着いてくるかも。日常で少しイラっとしてしまったときに、自分自身で【セルフツボ押し】をする習慣を作るのもひとつの手です。ズバリ「痛気持ち良い」ところを押すのがポイント!ここでは、イライラに効果的なツボをご紹介します!

神門(しんもん)

手のひらの小指側の手首の内側のしわ。その周辺にくぼんでいるところが、神門のツボです。そこをググーっと親指でゆっくり押してみましょう。押しながら左右に動かして力を入れるのがコツ。気が滅入ったときに気持ちがスッキリします。

百会(ひゃくえ)

両耳を結ぶ線と、眉間の中心の線が交わる頭のてっぺんにあるツボ、それが百会です。息を吐きながら両手の中指で押してみましょう。頭のツボなので公共の場ではなかなかやりづらいかもしれませんが、仕事の合間にひと息つくときに3秒ほどゆっくり押してあげると、全身がリラックスします。

イライラを落ち着かせる【言葉】

"言霊"という単語がある通り、言葉は想像以上に大きい力を持っています。誰かにカチンとくることを言われたとき、こちらも対抗して言い返したくなりますが、大人になるとぐっと我慢しなければいけないシーンも多いはずです。そんなときは、自己肯定感を上げる言葉を自分自身に投げかけるクセをつけておきましょう。

大丈夫、大丈夫。なんとかなるさ。
帰りに○○(好きなもの)でも買って帰ろう。
自分と相手の考え方が違うから、しょうがないな。

【気持ちを抑える言葉】を事前に用意しておき、イライラしたときに心の中でその言葉を反復してみてください。すると、不思議なことに怒りの感情が抑えられ、冷静に目の前のことが対処できるように。イライラ撃退の呪文をぜひ自分で生み出してくださいね。

イライラしないために!日常で試してほしい5つの心得

1 他人に期待したり、求めすぎない

「どうして言われたことしかやらないの?」。忙しくて余裕がないときは、こんな風に相手に"察して"と考えてしまいがち。でも、基本的に自分の思い描いた通りに他人は動かないということを肝に銘じておきましょう。「やってくれない」ことを怒らずに「やってくれたらラッキー」とポジティブに捉えておくと、余程のことがない限り相手にイライラしなくなります。

2 自分や誰かと比べることをやめる

「自分がやった方が早い」。「違う人だったらもっと良かったのに…」。こんな風に相手を否定するのは絶対にNG。イライラの種を自分で作っているようなものです。特に「自分だったら絶対やらないのに…!」と思うときほど、相手に怒りの感情が湧きやすくなります。できるだけ自分や誰かと比較せず、相手のポテンシャルを理解しようとすることに注力しましょう。

3 (イライラしちゃう人との)会話を減らさない

いつも特定の人の言動にイライラしてしまうと、防衛本能的にその人との関わりは避けたくなります。でも、本当にそれで良いのでしょうか?相手が毎日顔を合わせる仕事の同僚や夫婦の場合、避けているだけでは職場や家庭の雰囲気が悪くなることも。そうならないためにも、相手との交流を遮断せず適度にコミュニケーションを取るようにしましょう。会話を「増やす」のは難しいにせよ「減らさない」努力を続けていけば、相手の良さに気づき些細なことでイライラしなくなるかもしれません。

4 自分の気持ちを紙に書いて整理する

先ほどの対処法にも登場した「メモに書く」「日記を書く」という方法にも似ていますが、突発的な場合は形式ばったものではなく、そのへんにある紙に殴り書きをするだけでもOK。紙に書くことで気持ちを"見える化"できるだけではなく、書くことに意識を集中させることで感情のクールダウンにもなります。「どうしてこんなにイラっとしたんだろう」「そんなに自分にとってイヤなことだったのか」というのを冷静に考えられるので、ぜひ書くことは習慣化してみてください。

5 体調管理をしっかりする

イライラの原因…。それはすべて外的要因ではありません。内的要因の一つとして最も多いのが体調不良です。風邪・片頭痛・生理痛・寝不足・つわり・肩こり・体の痛み…。不調があるだけで気分もどんよりして、気持ちに余裕がなくなります。挨拶文の結びの言葉でもよく使われる「ご自愛ください」という言葉の通り、日頃から食事・運動・睡眠には気を付けて過ごしましょう。


この5つのことを心がけるだけで、心がスッと軽くなりポジティブに生活ができるようになります。心を乱している原因を除外したり遮断しようとせず、自分の中で受け流すスキルを身に付けた方が周りとの人間関係も円滑になり、トラブルも減って結果ストレスフリーになることも。自分自身でコントロールできることは何かを模索し、日常の行動や考え方を少しずつ変えてみてください。

子どもが思春期にイライラしてる…。そんなときは?

小学生の高学年、中学生、高校生くらいの子どもたちは、いわゆる多感な時期。親の予期せぬタイミングで突然の反抗期が訪れたり、家で原因不明に怒ったり、怒鳴ったり…。パパやママの立場からすると、どのように接して良いのか困惑することもあるのでは。常にイライラしている思春期の子どもを持つ親御さんにとって、終わりの見えない反抗期ほど辛いものはありません。ここでは、子どものイライラに関する悩みの解決になるヒントをお伝えします。

中高生のイライラの原因で多いのは?

  • 自分の思ったとおりにならない(挫折)
  • 自分のことでとやかく口を出される(干渉)
  • 将来・恋愛・勉強での悩み(不安)

成長によるホルモンバランスの影響が大きいため、この頃の子どもたちは心が情緒不安定になりやすくなります。そのため、今までは気にしなかった出来事も急にイラっとしてしまったり、傷ついたり、気にして落ち込んだりと、感情のコントロールがうまくできなくなっているんです。

また、成長するにつれて自我も確立し始めるため、家族中心だった生活も学校の友達との人間関係が中心に。そうなることで、家族間では気づかなかった新たな価値観が自分の中で生まれているはずです。それにより「親の考えと自分は違う!」ということに気づき、親の言うことに従うのを止めてしまう傾向が。また、親の目から離れた環境で過ごすことも多くなり「自分のことを知らない、わかってない」と感じてしまう子も多いようです。

親にとって、子どもはいつまでたっても子どものまま。しかし、子どもたちはずっと小さな頃と同じ考え方を持っているわけではありません。思春期での親子関係に悩んでいる人は、まず今までの親子の関係とはガラッと変わったと割り切って接することが大切です。あくまで子どもも一人の人間。そう思えばそこまで過度に干渉しなくなり、子どもへの向き合い方も変わるはず。【人 対 人】だと考えて、また一から関係性を築いていく心構えで接してみましょう。

親子で一緒に!子どものイライラ期におすすめな解決法

好きなことに熱中させる

自分の好きなことに夢中になっているときは、大人も子どももイヤなことを忘れているはず。スポーツをやったり、絵を描いたり、楽器を弾いたり、子どもが好きなことに没頭できる環境をサポートしてあげましょう。ただし、できればインプットだけで終わるものより、自身でアウトプットできるものがおすすめ。【本を読む→自分でも小説を書いてみる】など、子ども自身が実践するところまで導いてあげた方が、より熱中しやすくなりますよ。

必要以上に声はかけず、話す時間を設ける

「どこに行くの?」「宿題はしたの?」「テストが近いのに勉強しなくて大丈夫?」など親がついつい声をかけてしまうこのワード…。子どもにとっては「関係ないでしょ!」「言われなくてもわかってる!」と反抗したくなるきっかけになってしまいます。だからと言って、ずっと子どもを放って置くのも危険!ゆっくり会話ができそうなタイミングを見計らい、コミュニケーションを取る時間はしっかり作りましょう。また、会話をしたときに積極的に子どもを褒めることで、間接的に「見守ってるんだよ」というメッセージにも繋がります。

イライラの原因を言葉で表現してもらう

ただイライラしているのを放置すると、子どもの中でどんどん溜め込んでいき、気持ちもネガティブに傾きがちに。見た目は大きくなっても、思春期はまだまだ語彙力も未熟で自分の感情の表現方法も不器用なままです。そのため「イライラしているのはどうしてか」ということを、自分の言葉で表現するよう諭してあげるのもひとつの手です。親と会話するのを拒んでしまう場合は、ノートを1冊渡して文字に書くように薦めるだけでもOK。自分のイライラの原因を見つめ直しながら自己分析できるだけではなく、問題を解決するために「怒ること」があまり得策ではないことに気づくきっかけになります。

怒りをコントロールできる「アンガーマネジメント」とは

最近テレビや雑誌、ネットなど色々なところでよく耳にする【アンガーマネージメント】

【アンガーマネージメント】とは、怒りや苛立ちを適切にコントロールして自己管理するための心理トレーニングです。現代人は家庭内、職場、外出先などさまざまな場所で人とのコミュニケーションを強いられるため、そこでどうしても怒りの感情が生まれてしまいます。しかし、その中で「自分の怒りっぽい性格を変えたい」「一時の衝動による怒りの感情を抑えたい」と考える人も多く、いま【アンガーマネジメント】は多くの人たちから注目されています。

ここでは、【アンガーマネジメント】の中でも代表的な怒りの抑制法を3つご紹介します。

6秒カウントしながら別のことを考える

"人間の怒りのピークは6秒間"と言われているのはご存知ですか?この6秒間を過ぎると、人の怒りの感情は徐々に収まってくるのだとか。この6秒間をいかにしてやり過ごすか。これがとても大切なんです。イラっとした瞬間に言葉を発したり、行動を起こすのではなく、まずは深呼吸をしたり、違うことを考えるようにしましょう。そうすることで、衝動的なアクションは激減します。

できるだけ目線を上にするように心がける

人は自分の中に抱えた感情を処理しようとすると下を向く傾向があるそうです。逆に頭で何かを考えるときは、空を仰ぐ…。つまり、思考を処理するときは上に目線がいきがちなんだとか。そう言われると、なんとなくわかる気がしますよね。つまり、イライラを感じたときに意識的に上を向くようにすると、感情から思考へと脳の処理パターンをチェンジさせることができるそうです。

怒る以外の解決方法を探す

あなたが怒りを爆発した後、その先に何があるのかを想像してみましょう。ひどいことを言われて、傷ついた人。理不尽な態度に恐怖を覚え、怯える人。怒りをぶつけられて壊され、散乱した物。信頼を裏切られて、修復不可能になった人間関係。後戻りのできない、大きな事件やトラブル。良いことは1つもありません。イライラした態度を表面に出すことは、失うものが多いことを覚えておきましょう。また「自分が怒ることでこの問題が解決するのか」ということを考え、もし変わらない場合は執着する必要はなし。感情を人や物にぶつける以外のストレス発散法を身に着けて。

本で学ぶイライラ解消法!ストレス過多の人に読んでほしい本3選

超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド

あまりの人気に一時売り切れ状態となった話題の本!著者の鈴木さんは、年間およそ5,000本もの科学論文に目を通すそうで、研究機関や大学の研究室が実証するストレス解消法について具体的に紹介しています。そのため、個人の主観による抽象的な方法ではなく科学的な信頼度が高い解消法ばかりなので、即効性や効果も期待できます。100ある解消法はどれも一度は試してみたくなるものばかりです。

超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド

超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド

作者 鈴木 祐
出版社 鉄人社
出版年月 2018年5月22日
ルーペ この本を探す
Amazon 楽天市場 もったいない本舗

アンガーマネジメント超入門 怒りが消える心のトレーニング

タイトルの「超入門」という言葉にもある通り、子どもでも理解しやすいような"わかりやすさ"が売りです。イライラ、ムカムカしやすいのは性格のせいだと思っていませんか?アンガーマネジメントは誰にでも習得できる技術であり、人間はみんな怒りをコントロールできる力を持っているということを気づかせてくれます。怒りは【抑える】のではなく【切り抜ける】もの。ストレスフリーに生きる指南書として、ぜひ手元に置いておきたい一冊です。

アンガーマネジメント超入門 怒りが消える心のトレーニング

アンガーマネジメント超入門 怒りが消える心のトレーニング

作者 安藤 俊介
出版社 ディスカヴァー・トゥエンティワン
出版年月 2018年9月26日
ルーペ この本を探す
Amazon 楽天市場 もったいない本舗

怒らない習慣力 心と感情が整う「平常心」の作り方

この本では「怒らないようにする」といった感情を抑え込む方法ではなく、怒りに振り回されない生き方を提案しています。心にゆとりを持つこと。平常心でいること。言葉にすると簡単ですが、これが意外に難しいんです。日常生活でふと怒りが湧く感情のメカニズムを理解できるのと共に、自分の気持ちを冷静に分析できるようになります。何も考えず思ったまま生きるのではなく、自分がどうなりたいのかを考えて感情を意識的に選択する…。この本を読めば、そんな生き方をしたくなりますよ。

怒らない習慣力 心と感情が整う「平常心」の作り方

怒らない習慣力 心と感情が整う「平常心」の作り方

作者 種市 勝覺
出版社 WAVE出版
出版年月 2019年5月16日
ルーペ この本を探す
Amazon 楽天市場 もったいない本舗

まとめ

イライラが解消してリフレッシュしているカップル

イライラを解消したい人に知ってほしい対処法をご紹介しました。

"怒り"という感情は、ふとした瞬間に誰にでもやってくる感情です。なかには「自分は怒りっぽい性格なのかな…」「イライラする自分がイヤ」など、悩んだり自己嫌悪に陥る人もいますが、あまり自分を責めすぎないことも大切です。

また、解消法を実践したことにより、その一瞬はイライラが消えたかもしれません。でも、やはり時間が経てば再び思い出してモヤモヤしたり、また同じイライラを繰り返してしまうかも。イライラの解消法はひとつの手段として考え、自分の考え方や捉え方を変えてみることも実践してみましょう。特に「人と自分を比べない」「相手に求めすぎない」ということを意識してやってみるだけで、嘘のように心に余裕ができます。

怒りの感情から生まれるものは、ほとんどが良いものではありません。ピリピリして過ごすよりも笑顔で過ごした方が圧倒的に人生が楽しくなります。気持ちを切り替えて、あなたがストレスフリーで前向きな暮らしができますように。

momo
ライティング担当 : momo

山梨県在住、30代の2児の母。テレビはドラマ・アニメ・バラエティを中心に観ることが多い。ドラマなら恋愛・仕事・サスペンス、アニメならラブコメ・青春・SFが好みだが、総じて“泣ける系”のジャンルにも弱い。漫画は専ら少女漫画ばかりで、矢沢あいの『天使なんかじゃない』は自分史上最高の作品である。最近では咲坂伊緒の漫画が大好き。気になる映像化作品をチェックする時は、映画を観てから小説(漫画)を読む派。

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