蓼科のおすすめ温泉宿は?3万冊の蔵書を誇るラウンジ&バーが人気!

長野の蓼科にひっそりと佇む温泉宿をご存知ですか?大正15年創業の<蓼科 親湯温泉>は、2018年4月にリニューアルオープン。こだわりの温泉は勿論のこと、3万冊の本を揃えた「蔵書ラウンジ&Bar」は、全国の本好きたちの心を掴んでいます。親湯温泉の魅力をたっぷりとお伝えします!

親湯温泉ロビー
出典:蓼科 親湯温泉

蓼科の『親湯温泉』ってどんなところ?

美ヶ原の大自然

慌ただしい夏が終わり、日に日に空気にひんやりとした秋の訪れを感じるようになってきた今日この頃。秋といえば、皆さん何を思い浮かべるでしょうか。食欲の秋、読書の秋。温泉に浸かりながら、ゆったりと秋の夜長を満喫したいなぁなんて思いませんか?そんな願いをすべて叶えてくれる場所があります!

それは長野県に位置する「蓼科(たてしな)」という人気観光スポット。「地名だけは聞いたことがある!」という人もいるかもしれませんが、実際にどんな観光地なのかご存知の人は少ないのではないでしょうか。今回は『もったいない本舗』のスタッフが、蓼科の魅力と、おすすめ温泉旅館についてあますところなくお伝えします!

   蓼科ってどんな場所?

蓼科(たてしな)は、長野県の真ん中に位置しています。夏でも平均気温が20度程度と冷涼で過ごしやすい気候のため、古くから軽井沢と並んで本州の代表的な避暑地として栄えてきました。残雪を背景に可憐な花が咲き乱れる春、貴重な高山植物が目を楽しませてくれる涼しい夏、黄金色と真っ赤な紅葉のコントラストが美しい秋、そしてどこまでも白銀の世界が広がる冬。蓼科は春夏秋冬、さまざまな表情を見せてくれます。

蓼科高原は、ビーナスラインという<蓼科-美ヶ原高原>までの延長約76kmもの観光道路が縦横を貫いています。四季折々の大自然と共に、眺望の良いスロードライブが楽しめるのが特徴です。美術館やゴルフ場などもあり、現在は高原リゾート地としても大変人気の場所なんです!

   蓼科のおすすめ温泉は?

蓼科には、かの有名な戦国武将・武田信玄の隠し湯が点在していると言われています。傷ついた兵士たちを癒すために使われていた温泉が、今も変わらず私たちを癒してくれているなんて、なんだか不思議な感じがしますね。滝の湯川沿いにある『親湯温泉』もそのひとつ。信玄公の隠し湯として、約400年以上も親しまれている歴史のある温泉です。

今回は温泉の魅力だけではなく、週末を癒しのひとときに変えてくれる温泉宿<蓼科 親湯温泉>をご紹介いたします。

2018年4月リニューアルオープン!「蔵書ラウンジ&Bar」

蔵書ラウンジの3万冊の本
出典:蓼科 親湯温泉

<蓼科 親湯温泉(たてしな しんゆおんせん)>(旧:蓼科温泉 ホテル親湯)は、創業大正15年。渓谷にひっそりと佇む隠れ家的な温泉宿で、日常を忘れて美しい自然を堪能することができます。山間ならではの澄み渡る空気、耳をすませば川のせせらぎが聞こえてきます。

そんな風光明媚な土地にある<蓼科 親湯温泉>は、2026年には創業100周年を迎える予定です。そのためのカウントダウンプロジェクトが現在着々と進んでおり、今年2018年4月には「個室レストラン」と「蔵書ラウンジ&Bar」が新たにリニューアルオープンしました!今回は本好きにはたまらない「蔵書ラウンジ&Bar」をクローズアップしてみましょう。

蔵書ラウンジ&Bar
出典:蓼科 親湯温泉

この度リニューアルした「蔵書ラウンジ&Bar」は、アンティークな家具や調度品が演出する、華やかながら落ち着いた空間。そして何と言っても圧巻なのは、ラウンジに所狭しと並ぶ約3万冊の本!3万冊の本なんて、作家さんの本棚でも普段なかなかお目にかかる機会はありませんよね。一冊一冊に目を向けると、厳かな雰囲気を壊さないようによく吟味されていることに驚きます。また、併設されたバーではチェックイン時にビールやシャンパンなどを提供してくれるという、大人の皆さんにとっては嬉しいサービスもあるんです。

あらゆる種類の本が揃っているので、少し早めにチェックインしてあなただけのお気に入りの一冊を探すもよし、夜はワインやウイスキー片手に非日常の空間で本を読みふけるもよし!本好きにとって、<蓼科 親湯温泉>の「蔵書ラウンジ&Bar」はとにかく魅力的で"夢のような空間"であることは間違いないでしょう。

蓼科と名だたる文人たちとの深い関係とは?

本と万年筆

ところで、「なぜ温泉宿に蔵書ラウンジを作ったの?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。確かに「温泉」と「本」ってどこかそぐわない気もしますよね。そこには、蓼科と文学との深~い繋がりがあったのです。

実は蓼科という土地は、多くの名だたる小説家や歌人たちに愛されたことでも有名。現代の作家もそうですが、ひとつの文学を生み出すのにはインスピレーションが必要だと言います。その一瞬のひらめきは日常生活では訪れてくれません。非日常の空間や、誰にも邪魔されない豊かな自然環境こそが不可欠だったのかもしれません。明治~昭和初期の知識人たちが別荘地として愛し、その類稀な文学を生んだ場所がこの「蓼科」だったのですね!

では、蓼科とゆかりのある人たちを少しだけピックアップしてみましょう。 「人間失格」や「斜陽」などで有名な作家・太宰治は、新婚旅行で蓼科を訪れたといいます。酒をこよなく愛し、自堕落な生活を送っていた太宰は、蓼科に到着しても宿にこもって酒びたりだったとの記録が残っています。また美貌の歌人として有名な柳原白蓮は、大恋愛と駆け落ちの末に蓼科に別荘を持ったとの記録があり、蓼科と文人たちの恋とは切っても切り離せません。一方、代表作「野菊の墓」で有名な伊藤左千夫は、蓼科の豊かな自然に関する詩をいくつも残しており、蓼科文学作家の代表的な一人とも言われています。

親湯温泉はまさに「文学の宿」。たくさんの文人たちが親湯に浸かりながら数々の名作を生んだのかと思うと、感慨深い気持ちになりますよね!同じ場所で、彼らの足跡をたどるのもまた面白いものですよ。<蓼科 親湯温泉>の「蔵書ラウンジ&Bar」は、蓼科と古くからの文学の繋がりを体感できる唯一無二のスポットです。

開湯400年を誇るこだわり温泉の秘密


親湯温泉の露天風呂
出典:蓼科 親湯温泉

では、文人たちもお気に入りだった親湯温泉とはどんな温泉なのでしょうか?親湯温泉は、戦国武将・武田信玄の隠し湯として400年にわたって親しまれている自家源泉です。弱酸性の柔らかな泉質は、切り傷やすり傷へ効能があるほか、美肌の湯としても知られているそう。地元女性も足繁く通うという温泉なので、ツルツルのお肌を目指す女性の皆さんには嬉しい効果ですね!

そして<蓼科 親湯温泉>の特徴は、"こだわりの浴場"。子供から大人まで安心・安全にゆったりと湯浴みができるよう心配りがされているんです。

♢ 畳風呂(お座敷風呂)

小さなお子さんと一緒に入ったとき、またはお酒を飲んだ後…お風呂場の床が滑ってヒヤリとした経験がある人は多いのでは?<蓼科 親湯温泉>が全国に先駆けて導入した畳風呂は、転倒防止と温泉情緒に一役買っています。畳が濡れちゃっても大丈夫?!と不安になる人もいるかもしれませんが、試行錯誤のもと開発された防菌防カビの畳風呂なのでご安心ください。濡れても滑らず、歩くと足裏が柔らかく沈む感触はクセになりますよ!

♢ 渓流沿いの露天風呂

2017年4月にオープンしたばかりの、滝の湯川を望む露天風呂。大浴場に直結した露天風呂は大自然に囲まれ、新緑の季節、紅葉の季節とさまざまな顔を見せてくれます。段差も少ないので、お子さんやお年寄りでも安心して入浴することができますよ。天然のマイナスイオンをたっぷり受けながら、豊かな自然美を楽しみませんか?時々、野生のカモシカに出会えることも?

♢ 貸切露天風呂

<蓼科 親湯温泉>には、貸切露天風呂もあるんです!緑深い森と渓谷を一望できる露天風呂は、大切な人との時間を過ごすのにぴったり。夜は柔らかな灯りと満天の星空を楽しむこともでき、リピーターも多数いるようです。そして特筆すべきは、この貸切風呂は日帰りでも利用できるということ。宿泊をせずとも貸切露天風呂を楽しめるところは、全国でもそう多くはないですよね。北八ヶ岳のロープウェイや白樺湖の観光を楽しんだ後、家族で貸切露天風呂に入って帰るというのも良いかもしれませんね!

贅沢!「蓼科ごはん」と選りすぐりのお酒に舌鼓


蓼科山ごはん
出典:蓼科 親湯温泉

ゆったりと温泉に浸かった後は、自慢のお料理を楽しみましょう!2018年4月にリニューアルした「個室レストラン」で、朝食・夕食ともに大切な人と水入らずの時間を過ごすことができます。最近はビュッフェ形式の食事が多い中、あえて個室が用意されているのは嬉しいですよね。

信州には、全国的にも有名な信州味噌をはじめ、信州牛や蓼科牛、高原野菜…と美味しいものがたっぷり。<蓼科 親湯温泉>では、和食ベースの「蓼科 山ごはん」と、フレンチベースの「蓼科 山キュイジーヌ」の2種類の夕食を用意しています。和食も創作フレンチも、どちらも手の込んだお料理で迷ってしまいますね…!また朝食も、素朴ながら信州らしさを大事にしているので、旅の醍醐味を存分に味わうことができますよ。

また、お酒好きの皆さんにも朗報です!お食事だけでなく、お酒にも手を抜いていないのがこのお宿の素晴らしいところ。信州の蔵元から取り寄せた日本酒のほか、和食にも合う長野ワインを豊富に取り揃えているんです。「このメインにはこのワインかな」と選ぶ楽しみもありますよね。ぜひ信州のお料理とお酒を堪能しましょう!

まとめ

親湯温泉の客室
出典:蓼科 親湯温泉

今回は長野県の<蓼科 親湯温泉>の魅力をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?本温泉宿は、今回のリニューアルにより古き良き部分は残しつつ、快適に滞在できる大正ロマンあふれるお宿に生まれ変わりました。3万冊の本を揃えた「蔵書ラウンジ&Bar」でウイスキーやワイン片手に至極の読書タイムを過ごすのも良し、こだわりの温泉と蓼科ごはんでのんびりとした週末を過ごすのも良いでしょう。

古くからの文人たちも愛した蓼科には、圧倒的な自然美があり、澄み渡った空には満天の星空を見ることができます。ぜひ次の旅行の予定に取り入れてみてはいかがでしょうか?

<蓼科 親湯温泉>(たてしな しんゆおんせん)
〒391-0301 長野県茅野市北山蓼科温泉4035
TEL:0266-67-2020 FAX:0266-67-3348
HP:https://www.tateshina-shinyu.com/
(※施設概要や料金、宿泊プラン一覧についてはHPをご覧ください。)

▼交通アクセス(自動車)
・東京高井戸ICから中央道経由約で2時間30分
・名古屋ICから中央道経由で2時間50分
・諏訪ICからビーナスライン経由で約30分

□■姉妹宿のご案内■□

<上諏訪温泉 しんゆ>(かみすわおんせん しんゆ)
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り2-6-30
TEL:0266-54-2020 FAX:0266-58-9494
HP:https://www.kamisuwa-shinyu.com/

<萃sui-諏訪湖>(すい すわこ)
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り2丁目5-27
TEL:0266-58-3434 FAX:0266-58-2828
HP:https://www.sui-suwako.jp/

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