• 2020/06/17
  • 2019/01/31

朝の読書がオススメな理由とは?本から一日のパワーをもらおう

朝の読書というと「忙しい朝には無理!」と思うかもしれませんが、実は意外な効果がたくさんあるんです!なんと9割の小中学校でも朝読書を実施中。子どもだけでなく自分をステップアップさせたい、上手に気分転換したい、など思っている大人も試す価値大です。ぜひご参考に!

朝日の中の本とコーヒー


朝読書はこんな人におすすめ!まずはチェックしてみよう

突然ですが、チェックです!

毎日仕事だけで一日が終わっているような気がする
ストレスが溜まっている
最近、新しいアイデアや柔軟な発想が出づらいと感じている
流行や新しい情報などに疎くなってきている
資格試験や語学勉強に興味がある
ちょっと空き時間があるとスマホを見てしまう
朝、目覚まし時計が無くても自然に目が覚める

いくつ当てはまりましたか?
何個もチェックが付いたあなたへ、ぜひオススメしたいことがあるんです。

それは何かというと…朝読書なんです!

「朝?読書?朝っぱらから本なんか読んだことないよ!」という反応が多いと思いますが、実は、"朝に読書すること"で得られるメリットがたくさんあるんです。そのことについて解説していきますので、ぜひ最後まで読んでくださいね!

"朝"が持つパワーとは

みなさんは「朝」と言うと、どのようなイメージをお持ちですか?太陽が昇って、一日が始まるちょっと神秘的で爽やかなイメージ?でも現実は、出勤・登校前の一分一秒を争うバタバタした慌ただしい時間…、「もう、とにかく忙しいんだ!」と、そんな感じでしょうか。

夜寝て朝起きる、当たり前のように私たちが繰り返している日々の営みは、実は遺伝子に組み込まれたリズム(=サーカディアンリズム)に則って行われているのです。日中活動し、疲れた体を夜の睡眠で癒す。そして朝を迎え、また新たな一日を始めるというサイクル。このサイクルは長い長い時間をかけて獲得してきた生物の基本です。

朝日を浴びると『セロトニン』が増える!
『セロトニン』とは精神を安定させる作用を持つホルモンで、日光を浴びることでリラックス効果、幸福感を得ることができます。

一晩寝たことで脳内がリセットされている!
夜に睡眠を取ることで脳は休息し、その間に昼間の記憶を整理&定着させています。なので、人間の脳は朝が一番スッキリしているのです。

このように、朝は人間が活動を始める態勢に整えられているのです。最近では『朝活』なんていう言葉も流行し、朝から運動や習い事をする人も増えましたよね。

朝起きてカーテンを開け、さんさんと日光を浴びる――。その心地良さや、エネルギーが満ちてくる感覚は、理屈じゃなく本能で感じるものなのでしょう。

では、なぜ朝に読書をすると良いのか、次の段落で説明していきたいと思います。

 朝読書の<3つの効果>とは?実はメリットだらけ!

3本の黄色いチューリップとコーヒー

朝の時間帯が『活動のスタートに良い』のは先ほどお話ししましたが、なぜ読書が良いのでしょうか?ここでは、朝に読書するメリットを3つご紹介したいと思います!

① 新しい知識・情報が入りやすい

朝は、夜の睡眠で脳内がリセットされた状態。読んだ本の内容がスッと頭に入るので、実用書や資格勉強の本などがおすすめです。何か身につけたいと思っていることがあるなら、朝の方がより効果的な読書ができます。同じ理由で、勉強するのも実は朝が適しているんです!よく "一夜漬け" なんて言葉があるように、テスト前日は徹夜…なんて学生さんも多いと思いますが、ちょっと頑張って朝型に変えてみると、効率良く成績アップが期待できるかもしれません。

② 新しい発想が生まれやすい

効率良くインプットができると同時に、新しい発想やアイデアも朝の方が出やすいんです。社会人の方なら、夜遅くまで会社で残業して「なかなか案が浮かばない~」と時間だけが過ぎる…そんな経験ありませんか?そんな時は実は脳内は疲労しきっていてアウトプットは困難です。それよりも思い切って早く帰宅しぐっすり寝て、朝読書してみましょう。昨日は思いつかなかったような発想がポンと出てくるものです。

③ リフレッシュできる

一日の始まりに、好きな本を読む。これだけで気分をリフレッシュすることができます。「友達とうまくいかなくて学校に行きたくない…」「昨日仕事でミスをしてしまった…」そんな憂鬱やモヤモヤしている朝に、好きな本を開いてみましょう。ちょっとの時間でも本の世界に入ることで気持ちが悩み事から離れるので、予想以上に気分転換でき、また新しい気持ちで家を出ることができますよ。

朝に読書する3つのメリットを紹介しましたが、いかがでしたか?もちろん、これだけではなく他にもメリットがたくさんありますが、忙しいからとあきらめていた人ほど実践してもらえたら、と思います。朝の限られた時間だからこそ、その時間は集中して読めるものです。そして、集中力が高まったときに得た知識は忘れにくいですし、これから活動が始まる朝なのですぐ実行に移すことが出来ます。一晩寝たら忘れてしまった…という経験がある人も多いと思いますが、だからこその"朝読書"なんです!

朝は時間がないと思いがちですが、少しだけ早起きして時間をつくって「5分だけ読む」、など、短時間でもいいんです。決めた時間内に読書をすることで、心の余裕につながるはずです。ぜひ試して実感してみてくださいね!

朝読書の注意点 & おすすめの読み方

朝読書の効果、メリットを紹介しましたが、ここで注意点を。

それは、無理しないことです。

真面目な性格の人ほど、「メリットがあるから続けなければ…」と考えがちですが、「読書しなきゃ」なんて重荷に感じるようならば逆効果です。あくまでも楽しさを感じられる程度でやりましょう。どうしても眠いのを無理矢理…なんて辛いですよね。読書が嫌いになっては本末転倒です。

おすすめの読み方は、通勤・通学での電車やバスなど、すきま時間を活用することです。それならば毎日決まった時間に、コツコツ読み進められるので、気づいたら1冊読み終えてた、なんていう風に自然と読書が習慣となります。

1週間で1冊の本が読めたら、1年で約48冊!

どうですか?48冊もの本を読んだら身に付く知識や味わえる物語の量は相当なものです!こう考えるとモチベーションも上がるのではないでしょうか。また、いつもより少し早く家を出てカフェなどでコーヒー片手に30分くらい本を読むのも素敵ですよね。家じゃない場所で読書体験するのも脳が活性化されるのでオススメですよ。

小・中学校の『朝の読書運動』とは

図書館で笑顔の女の子

初めにも書きましたが、実は日本の小中学校の約9割で「朝の読書運動」が実施されているんです。「朝の読書運動」って何?と疑問に思った人へ、簡単に説明します。

クラス全員で(先生も)、毎日、自分が選んだ好きな本をただ読むだけ!

子どもたちに読書の習慣を付けてもらうことがねらいです。朝、登校してから朝の会や1時間目の授業が始まるまでの10~15分間、各自持ってきた本や、教室に置いてある本を読みます。「それだけ?」と思う人もいるかもしれませんが、これだけです。読み終えた後の感想文なども必要ありません。本は毎日少しずつでも読むことで、身近なものになります。また、本を読むことで自然に読解力がつき学力が向上したり、読み終えた達成感や自信から心に余裕ができて、生徒同士の問題も起こりにくくなった、などという例もあるようです。

とにかく、本を読むことへの抵抗感を無くし、義務だから読むのではなく、本を好きになって自発的に読みたいと思ってもらいたいということなのです。

中学生の朝読書にオススメの本は?

中学校での朝読書の際に「どんな本を持たせたら良いのか?」と悩む保護者の方が多いようです。おそらく学校ごとにルールがあると思いますが、一般的にはこのようなルールのところが多いようです。


一般的な小説、新書 雑誌、マンガ ライトノベル
〇(学校によります)
一般的な小説、新書
雑誌、マンガ
ライトノベル
〇(学校によります)

それから、いわゆる "携帯小説(ケータイ小説)"と呼ばれる、ウェブ上で公開されている小説は、携帯電話やスマートフォンなどの端末が持ち込み禁止の学校ではNG。ですが、人気の高い作品は書籍化されているものもあり、現在は「ケータイ小説文庫」なるレーベルも出ています。会話文が多く比較的読みやすいものなので、「読書初心者だし、難しい本はハードルが高い!」という人には携帯小説から始めてみるのもアリかもしれません!本屋さんで探してみてはいかがでしょうか?

また、中学生ともなると大人と同じように様々な本を読めるようになります。つい、"タメになる本"や "役に立つ本" を勧めがちですが、それでは読書の楽しみが減ってしまいます。小説も、とくに女子は恋愛系の本を好んで読むようですが、親としては「娘はどんな本を読んでいるのか?!」と、ちょっと内容が気になりますよね。でも、よほど過激なものでない限り、子どもが選ぶ本については口を出さず見守る立場でいてあげましょう。

朝読書におすすめなのはどんな本?

朝という限られた時間帯におすすめの本、ジャンルをいくつかご紹介しましょう。

おすすめ度 ジャンル  
★★★ 短編小説・ショートショート 短時間で1つの物語が楽しめます!
★★★ 実用書・参考書 仕事に関する分野や資格勉強の本はスキルアップに!
★★★ エッセイ 作家や芸能人、知識人の考え方、物の見方や生活を知ることができ面白い!
★★☆ 長編小説 毎日続きが楽しみになります!
★★☆ 哲学書・名言集 日常の煩悩から離れ、生きるヒントが得られます!

「どんないいのかわからない…」と頭を悩ませている方にオススメなのは「短編小説」や「実用書」。もちろん、毎日少しずつボリュームのある本を読み進めていくのも良いですが、限られた時間の中で終わるものから始めた方がキリもよく、実用書で得た知識を日中に実際に試してみるというのもアリなので、朝読書の導入にはもってこい!朝の読書がだんだんと習慣化してきたら、周りの人におすすめなど聞いて、普段自分が読まないジャンルの本に挑戦してみるのも良いと思います。

次は、もう少し具体的におすすめしたい本のタイトルをいくつかご紹介します。

『ショートショートの広場』(星新一)
Amazon 楽天市場 もったいない本舗

『人生が変わる「朝5分」速読勉強法』(高島徹治)
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『ポジティブ・チェンジ』(メンタリストDaiGo)
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まとめ

今回は、朝の読書についてその効果やメリットなどをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?これまで「読書は夜にしかしてこなかった」という人も、ちょっと発想転換して、朝の時間に本を開いてみてください。これまでと違った見え方や捉え方ができ、今まで以上に仕事に役立つアイデアが生まれたりするかもしれません。

朝読書のポイントは、短時間でもいいので「毎日継続すること」。家よりも、電車などの時間や空間的に制限があり、少し緊張感が持てる場所が最適です。ちょっとだけ早起きして読書で脳の動きを活発にし、学校や仕事が始まる頃には最大のパフォーマンスが出来る状態にして一日を迎えてみて下さい!

まずは、3日に一度・1週間に一度でもOK!さっそく朝の読書をはじめてみませんか?習慣化できたらあなたの人生も、もっと豊かなものになるかもしれませんよ!

otake
ライティング担当 : otake

札幌在住の40代2児の母。趣味は読書。小説からエッセイ、漫画まで何でもこいの雑食派。好きな作家は横山秀夫、誉田哲也、角田光代、篠田節子、乃南アサなど。とくに人間の本音や心の闇に迫る作品に惹かれる。テレビも好きで、笑えるバラエティで忘れた笑顔を取り戻す。一度手放した思い出の漫画たちを買い戻すことを目標に日々働く。すべての家事を終えて飲む一杯が一番の癒し。

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