読書におすすめの場所は?自宅派or屋外派…あなたはどっち?

あなたはいつもどこで読書しますか?自宅?それともカフェや公園?好みの場所は人それぞれだと思いますが、意外と環境を変えて本を読んでみると、非日常感を味わえたり、気分転換できたりと良い効果が!今回『もったいない本舗』のスタッフが読書におすすめの場所をピックアップ!

ビーチに寝転がり本を読む女性


本なんてどこで読んでも同じ?答えは……

みなさんはいつもどんな場所で読書していますか?自宅?それとも外出先?「本なんてどこで読んでも同じだろう」なんて言う人も多いと思いますが、案外そうでもないんです。

例えばこんな声も。

「家でしか本を読む習慣がなかったが、初めて公園で読書したとき、何とも言えない非日常感を味わえたことが忘れられず、それ以来、外出する際には本を持参し、いろいろな場所で読書するようになりました。」

実は、環境を変えて本を読むことでいつもより集中して内容が頭に入ったり、短時間で気分転換できたりと予想以上の効果があるんです!

それでは、これから読書におすすめの場所を紹介していきたいと思います。

「読書は自宅派」という人へ~こんなデメリットも

自宅でくつろぎながら本を読む女性

まずはここから!やっぱり「読書するのは自分の家で」という人が多いのではないでしょうか。むしろ「自宅以外で本を読むのが考えられない」という人もいるのでは?そこで、自宅で読書するメリット・デメリットを整理してみました。

〇 メリット

・早朝、深夜など時間に関係なく読める
・他人の目がないので外見(すっぴん、パジャマなど)を全く気にしなくて良い
・寝転がるなど、どんな体勢でもOK
・持ち運びにくい、重たいハードカバーの本でも気兼ねなく読める
・飲んだり食べたりできる
・いつでもトイレに行ける


✖ デメリット

・昼間だと余計に「部屋を片付けなきゃ…」など、家のことが気になってしまう
・変わり映えのしない環境だと読書に没頭できず飽きてしまう
・家族(特に子ども)がいるときは、なかなか集中できない


家族構成などによっても多少違いはあると思いますが、自宅で読書するのは落ち着く半面、「慣れ、飽きがくる」のは避けられないですよね。つい、テレビを点けてしまったり違うことをしてしまったり、「読書に集中できない」ことも多いでしょう。

それでも「やっぱり外より家で読みたい…!」という人へおすすめなのが、"自宅を快適な読書空間に変えてしまう"ということです。

例えば、

  • 座り心地の良い椅子を置く(ロッキングチェアなど〇)
  • 夜の読書用に照明を用意する
  • お気に入りの香り・アロマを焚く
  • ジャズなどのカフェで流れているようなBGMを流すく
  • 美味しいコーヒーを用意する(コーヒーメーカーを買う)

何もしなくてもリラックスできる自宅ですが、こんな風にいつもの風景をちょこっとだけワクワクするような空間に変えてみるのもオススメ。想像しただけでも、本が読みたくなりませんか?!

【自宅:番外編】おうちの中の、こんな場所もアリ⁈

続いておすすめの場所はこちら。自宅は自宅でも、普通は選ばないようなこんな場所もアリなんです。「え~、こんなところで?!」と思う人もいると思いますが、そこで読書してみると意外と集中できて、あっという間に読み終えてしまうかもしれません!この場所、あなたはどう思いますか?

お風呂

「お風呂で読書?!」と驚く人もいるかもしれませんが、本好きの間では結構いるんです。ぬるめのお湯に浸かり、ゆっくりと本を読む。さらに、半身浴でたくさん汗もかき、美容にも良いなんて、一石二鳥な読書法ですよね。ファッションや美容系の雑誌を読むというのも美意識が高まるのでオススメです。本が水に濡れるのが嫌な人は、専用の防水ブックカバーが販売されているのでネットなどで探してみてくださいね。

トイレ

こちらは賛否両論あるかと思いますが、「実はトイレで本を読むのが好き…」という人、結構いるんですよ!あの閉鎖された自分だけのミニマムな空間…。そこは自宅の中で誰にも邪魔されない特別な空間とも言えます。中にはトイレ内に本棚を設置する人もいるそうです。続きが気になる長編はトイレから出られなくなる可能性があるので、軽く読めるギャグ漫画などがオススメです。
(※長時間トイレで座ることは腰痛や痔の原因となるおそれがありますのでご注意ください。)

キッチン

料理中(例えば煮物をしているとき)に軽く読書をする人もいるようです。キッチンから離れられない、でも火が通るまで微妙に時間がかかる…。そのスキマ時間を利用しない手はありません!集中しすぎて、吹きこぼれる…なんてことを避けるためにもキッチンタイマーは忘れずに。もちろん揚げ物をしているときは危険なのでやめましょうね。

エアロバイク

エアロバイクをこぎながら読書をするという猛者も。一度始めると、ある程度の時間は確保できて、かつ上半身は空いている…その時間を有効利用しないのはもったいない!テレビを観ながらでも良いですが、小説や漫画なども難なく読めますよ。辛いエクササイズも、読書に集中してしまえばあっという間に過ぎてしまうはず!

街に出て、本を読もう【おすすめの場所4選】


カフェで本を読む女性

ここから自宅以外でおすすめの場所をご紹介していきます! 普段、仕事で忙しくて読書する時間が取れない、という人も、休日のお楽しみとして参考にして頂けると嬉しいです。

カフェ、喫茶店

最近は、一人でも入りやすいおしゃれな店が増えましたよね。カフェは混んでいる時間を避ければ、読書するにはたまらない場所でもあります。美味しいコーヒーや紅茶などを味わえ、心地よいBGMや人の声など、適度な音量の雑音があることでかえって本に集中できます。ソファや一人掛けの椅子など選べて疲れづらいという点も◎。

そして、穴場なのが昔ながらの喫茶店です。古い喫茶店では、一人で読書を楽しむスタイルは定番。人の出入りも激しくなく、静かで落ち着いた空間がさらに非日常感を演出してくれます。自然と本の世界に引き込まれていくことでしょう。

また、「ブックカフェ」という"読書するためのカフェ"もあることをご存知ですか?こちらは壁一面に店がチョイスした本や写真集、美術書、洋書などさまざまなジャンルの本が揃っており、訪れたお客さんがそこにある本を好きに読んで良い、というスタイルのカフェです。こういう店なら、堂々と読書に集中できること間違いなし!しかも、自分では選ばない本や、絶版となっていて本屋では入手できない作品に出会える可能性も大きいのでとてもおすすめです。

フードコート

ショッピングモールや大きなスーパーなどにあるフードコート。手軽に軽食が取れたり、流行りの飲食店が入っていたりと、よく利用する人も多いのではないでしょうか?土日のお昼はいつも混んでいるイメージですが、平日の午後などの時間帯は意外と空いているのでおすすめです。ぜひ、好きな食べ物や飲み物を注文して、読書してみて下さい。広いフードコートでは周りの目もあまり気にならず、意外と読書に没頭できますよ。

本屋

本屋さんで読書と言えば、立ち読み?と思いますよね。基本的に1冊まるまる立ち読みで済ませてしまうのはマナー違反。ですが、最近はカフェを併設し、"買う前に本を持ち込んで読める"本屋があるんです!画期的なアイデアですよね。気になっていた本も、試し読みして買うかどうか決められます。しかもカフェでコーヒーを飲みながら、なんて本好きにはたまらないサービス。もし近くにあるなら、ぜひ足を運んでみて下さい!

図書館

これはもう説明不要かもしれませんが、本を読むための施設とも言えるのが図書館。手ぶらで行ってたくさんの本を眺めつつ興味のある本があればその場で読む…これは本好きなら至福の時間ですよね。また、読みたい本を持参して、静寂の空間で読みふけるのも良いと思います。もし、資格取得のための勉強や、調べものがしたいという人は、自習室がある図書館がおすすめです。周りの人も勉強しているので、家で一人で勉強するより俄然やる気が出ること請け合いです。

注意点は?
店での読書は、混んでいる時間帯を避ける、他のお客さんが待っていないか確認する、あまり長時間居座らない、など周囲へ十分配慮しましょう。

自然の中で、本を読もう【おすすめの場所3選】

静かな公園のベンチで読書する男性

次にご紹介するのはコチラ。キレイな空気、川を流れる水の音、心地よい風や鳥のさえずりなど、自然のヒーリングサウンドを聴きながらの読書は格別です。都会の喧騒を忘れ、ゆったりとした時間の中で読書に没頭してみてはいかがでしょうか。

公園

こちらは、広くて緑が多く芝生のある公園がおすすめです。ベンチでも、敷物を持参しても良いですよね。お尻が痛くならないよう、クッションシートのようなものを持参するのがベスト!ぜひ一人でいても居心地の良い公園を探してみて下さい。

海、湖、川

波の音、川のせせらぎなど「水の音」はヒーリング効果の代表格。その「水の音」を聴きながら、最高のリラックス状態でする読書は特別な時間。癒されること間違いなし!きっと、日ごろのストレスや嫌なことも忘れられるはずです。

サイクリング

気ままに自転車で出かけて、景色の良いところなど気に入った場所を見つけたら、文庫本を開いてみましょう。軽い運動で得た心地よい疲れは、ストレス発散&良い気分転換になります。同じ本でも普段とは違う読み方や新たな発見ができるかもしれません。

キャンプ

キャンプというと家族でするもの、というイメージがありますが、最近では一人で行く"ソロキャンプ"や女子友達だけで行く"女子会キャンプ"が流行中。キャンプの夜は、静かに読書をしてみてはいかがでしょうか。満点の星空の下、焚火の前で本を読んでみるというのも素敵ですよね。

こんな場所もおすすめ~スキマ時間に本を読もう

駅のホームで読書する女性

「忙しくて読書する時間がとれない」「長時間、読書に集中できない」という方へオススメなのが、隙間時間での読書です。通勤時間やお昼休みなど意外と隙間時間ってありませんか?隙間時間には必ず終わりがある(時間に制限がある)ので、1冊全部を読みきることはできませんが、逆にそこが重要。続きを読みたい楽しみも生まれるし、頭と気分の切り替えスイッチにもなります。スマホでゲームやインターネットを見る時間を読書に変えて、自分の見聞を広めましょう!

電車、バス

通勤で交通機関を利用しているなら、この時間を使わない手はありません。数十分の乗車時間、何となくスマホでニュース見て過ごす…そういう人が大半だと思いますが、代わりに手軽で読みやすい文庫本をおすすめします。短めの本なら2、3日で1冊くらい読めてしまうので、ビジネス関係の新書など選べば自分のスキルアップにも役に立ちます。

新幹線、飛行機

新幹線や飛行機など、長時間乗るものは読書が断然おすすめです!ミステリーや推理小説など長編大作を読めばグイグイ物語に引き込まれて、時間が経つのも忘れてあっという間に目的地へ到着!

旅行先、出張先のホテル

意外とホテルの夜って、することがなくて手持ち無沙汰ではありませんか?家とは違う、非日常の部屋での読書は、旅情も高まり印象に残ることでしょう。旅に関するエッセイや紀行文などオススメです。

会社

「え?会社で読書?」と思うかもしれませんが、昼休みに読書すると頭もリセット・リフレッシュできて仕事の効率も上がります。ミステリーを毎日少しずつ読むも良し、スキルアップのための専門書を読むも良し!

オーディオブック を知っていますか?
本は、目で読むだけのものではありません。俳優や女優やナレーター、人気の声優が朗読した音声データを耳で聴く"オーディオブック"というのが、今注目されています。"ドラマCD"と呼ばれCDで販売されているものから、アプリでダウンロードできるものまで形態も幅広く、自分のライフスタイルに合わせて選べます。音楽やラジオを楽しむように、本を耳で楽しめるので、車を運転しながら、料理しながらなど、さまざまなシチュエーションで利用できるのがgood!

まとめ

読書を楽しむためには「場所」選びも重要なポイント。「いつも家で本を読むけどなんか飽きてきたな…」という人は、一度思い切って環境を変えて読書をしてみて下さい。休日にカフェで本を読むだけで、気分転換になるはずです。図書館や公園などを選べば料金もかからないので、無料で楽しめるというメリットも!

また、「どこでも本が読める」ようになると、読書量が格段に増えます。読書は人の感性を豊かにし、知性も育ててくれる良いことづくめの娯楽です。そういう意味でも、"いつもと違う場所で本を開いてみる"ことをおすすめしたいと思います。きっと、そこから読書ライフが広がっていき、もっと本が好きになるはずです。

どの場所が良いかは人それぞれ違うと思います。いろいろな場所で試してみて、ぜひ自分の一番のお気に入りの読書場所を見つけてみて下さいね。

otake
ライティング担当 : otake

札幌在住の40代2児の母。趣味は読書。小説からエッセイ、漫画まで何でもこいの雑食派。好きな作家は横山秀夫、誉田哲也、角田光代、篠田節子、乃南アサなど。とくに人間の本音や心の闇に迫る作品に惹かれる。テレビも好きで、笑えるバラエティで忘れた笑顔を取り戻す。一度手放した思い出の漫画たちを買い戻すことを目標に日々働く。すべての家事を終えて飲む一杯が一番の癒し。

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