めんどくさい家事どうしてる?無理せず楽ちん家事ライフのすすめ

皆さん、家事って面倒くさいと思いませんか?とくに女性は、毎日毎日同じ家事の繰り返し…もう逃げ出したい、全部投げ出したい!なんて思ったことありませんか?そんな家事にウンザリしている人へ、やる気UPのコツから時短テク、大胆な手抜き方法までいろいろご提案しちゃいます!

明るい日差しの部屋に置かれた洗濯機


日本の女性は家事をやりすぎ⁉衝撃のハナシ

「日本の女性は家事をし過ぎている」

衝撃的なこの言葉、あなたはどう思いますか?これは、2017年に出版された本『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす 』の著者である佐光紀子さんが指摘している問題で、本の発売と共に大きな話題となりました。タイトルだけでもインパクトが強いですよね。この本では、翻訳家でありながら家事、掃除術に精通している著者が、「諸外国と比べて日本では家事は妻がやるもの、という固定観念が強く、家族との分担率が低い」と現代の家事事情をバッサリ斬っています。同時に、「日本人が家事に求めるレベルが高すぎる、手間をかけ過ぎている」とも。そのことが女性の仕事と家庭の両立をためらわせ、ひいては少子化の一因ともなっている、と一石を投じています。

考えてみると、昔は「女は結婚したら家庭に入るもの」という価値観の中で家事の全てを担ってきた女性。時代が変化し男女平等が唱えられ、女性の社会進出も当たり前となったこの時代ですが、なんとなく「家事は女性がするもの」という感覚が私たちの中に残っていると思いませんか?専業主婦は家事して当たり前、働いている主婦だって家事をおろそかにしてはいけない…そんな強迫観念のような呪縛を感じている女性が多いのではないでしょうか。

それにしても、毎日の家事って終わりの無い大変な仕事ですよね。一日2~3食分の料理をし、食べれば洗い物が出て、服を着替えれば洗濯物となり、家は居るだけで汚れていく…。日々その繰り返しです。時間も気持ちも余裕の無いときは、なんだか泣きたくなってしまいますよね。

家事に疲れてしまった人、必見です!もっと肩の力を抜いて楽な気持ちで家事と向き合える方法を、

  • やる気UPのコツ
  • 時短テク
  • 手抜き㊙ワザ

の3つのポイントでそれぞれのシーン別にご紹介していきたいと思います!

【料理編】頑張り過ぎはNG!時短テクを上手く使うのがベター

オーブンから取り出した料理

まずは家事の中でも面倒くさいと感じる人の多い「料理」からいきましょう!

料理の面倒なところ
・献立を決める
・材料を買いに行く
・料理する
・後片付け

というように、料理の面倒なところは、最低でも4つの工程があることです。とくに夫や子どもがいる場合、献立を考えるのも一苦労。子どもが小さいと食べられるメニューも限られたり、夫は和食がいい、とリクエストしてきたり…。「いったい、どれだけの種類をどれだけの量作ればいいのか…」と考えるだけで疲れちゃいますよね。買い物も、スーパーが近くにないと買ったものを持って帰ってくるだけで重労働ですし、「今日はあれが食べたい!」と急にひらめいても材料が調達できず、あきらめざるを得ません。

そんな料理の3つのポイントはこちら!

やる気UPのコツ

自分の食べたいものを食べよう!
家族の好みや栄養のバランスを優先して献立を決めがちだけど、毎日作る自分にもごほうびを!思いっきり自分好みの献立の日があってもOK。料理もつまみ食いもはかどっちゃうかも?!

時短テク

下処理をして冷凍庫へポンッ!
毎日の献立で大活躍の鶏肉、豚肉。まとめて買って冷凍することが多いと思いますが、ここでひと手間!味付けして冷凍しちゃうのが断然オススメです!清潔なポリ袋に好きな味付け(塩こうじ/しょうゆ&みりん/味噌など)した肉を入れて軽くもみこみ、しっかり袋の口を縛って冷凍庫へ。あとは使うときに冷蔵庫にある野菜などと調理(炒める/蒸す/煮る)すれば調理時間は短いのに立派なおかずに大変身!

手抜き㊙ワザ

時には買ったものを上手く利用する!
手抜きメニューに欠かせないのが缶詰たち。長期保存できて、かつ種類も豊富なので重宝します。子どもにはツナが人気!キャベツやもやしと炒めるだけで大喜びして食べてくれますよ。さんまやさばの缶詰も、長ネギと炒めたりキムチを添えてみるとお酒のつまみにも良い一品に。 もう疲れ果てて料理したくない、なんてときはスーパーの総菜で済ませる!という日があっても◎。ただし、ちゃんとお皿に盛り付けること。それだけで見栄えがグッと良くなります。 茶碗洗いをする気力体力ナシ…という日は、紙皿&紙コップで乗り切ろう!今では100均アイテムで可愛くオシャレな使い捨て皿などたくさんあるので、たまに使ってみてはいかがでしょうか?

【洗濯編】"とにかくスピーディーに" を心がければ面倒な作業もラクラク

次は「洗濯」です。洗濯も必ずしなければならない家事の一つ。服を脱げば、それはもう洗わなければならないもの。子どもがいると成長と共に洗濯物の量も増え、特に運動系の部活をしている場合などは、洗濯はもはや苦行レベルではないでしょうか。

洗濯の面倒なところ
・洗う前に仕分ける
・洗い終わったものを干す
・乾いたものを取り込む
・たたんでしまう

最近はもう全自動洗濯機が主流だと思いますので、洗うのは洗濯機におまかせとしても、一連の作業はやはり面倒なものですよね。

洗濯の3つのポイントはこちら!

やる気UPのコツ

好きな音楽をかけて楽しく!
洗濯でいちばん面倒なのが干すことではありませんか?これはダラダラ時間をかけるともっと嫌になるので集中して終わらせましょう。やる気アップのコツとして、好きな音楽を流すのがおすすめ!アップテンポの曲は人間の体を自然と動かしてくれます。

時短テク
動作はルーティン化して効率よく!
① 洗うとき
すすぎが1回でOKの洗剤を使用して時間短縮
② 干すとき
物干し(洗濯ピンチ)に干す場所を決める=毎日の洗濯物ってほぼ同じものなので、下着、靴下、タオルなどの干す位置を決めてしまいましょう。そうすると毎日頭を使わずに手が勝手に動きます。
② 取込・しまうとき
一枚ずつたたまずに、取り込んだものを家族それぞれの引き出しの前に分けて置いていき、一気にしまいましょう。もしくは、一人ずつカゴを用意して取り込んだらそれぞれのカゴへIN!自分のものは自分で収納するというルールを作ると母の負担も減ります!
手抜き㊙ワザ

そのままでもいいんです!
いちいちキレイにたたんでしまうのは結構時間と労力がかかるもの。干したハンガーのままクローゼットに掛ければ畳みジワも防げて一石二鳥!子どものTシャツもハンガーのまま子どもが届く高さのハンガーラックにかけてあげれば、お店みたいで自分でコーディネートする楽しみにもつながるかも! 多少シワになってもよいもの(下着、靴下など)は種類別に収納するカゴ(場所)を用意して必ずそこに入れるというのも一つの手段。「下着の一枚まできれいにたたんでしまわなきゃ」なんてストレスから自分を解放してあげて!

【掃除編】スキマ時間で楽しみながらお掃除するのが基本!

「掃除」と一言で言っても、おうち全体をきれいにするのは大仕事ですよね。でも、一番手を抜きやすい家事、それは掃除なんです。料理や洗濯と違って、掃除はしなくても生活に直接ダメージはないからです。よく「家が汚くても死にはしない」なんて言う人もいますが、その通り!ここは力の抜きどころですよ。

とはいえ、散らかったままよりはキレイに掃除をして整頓された家の方が気持ちが良いですよね。見た目が乱雑だと気持ちまで荒れてしまう可能性も。ポイントを押さえて効率良く掃除して、"楽してキレイ"を目指しましょう!「ストレッチしながら掃除機をかける」とか、「筋トレをしながら拭き掃除をする」など、「掃除をする」というよりは、他のことをメインに、掃除はオマケみたいな感じで楽しみながらやると、同時に健康や美しさも手に入るかも?!

掃除の面倒なところ
・キッチン、リビング、トイレ、風呂、子ども部屋など、やる範囲が広い
・掃除機がけ、拭き掃除など汚れによってすべきことが違う
・掃除機、床拭きワイパー、ぞうきん、用途別の洗剤などグッズが複数ある

とくに一戸建ての家は2階もあったり部屋数も多く、掃除するのは大変ですよね。 そんな掃除の3つのポイントはこちら!

やる気UPのコツ

完璧を目指さない!
もちろん掃除が好きで苦じゃない人は別ですが、「家の中すべてをキレイにしなきゃ…」なんて思うとちょっとの汚れもストレスに。それよりも居心地よく暮らせる程度の掃除で十分、と考え方をシフトしましょう。
掃除の後に自分の好きなこと、ごほうびタイムを作るというのも◎。掃除が終わったらテレビを観る、お茶&お菓子タイムにするなど楽しみがあれば掃除も頑張れますね。

時短テク

まとめて長時間ではなく、少しずつ短時間で!
実は掃除ってまとめて大がかりにやるよりも、スキマ時間にちょこちょこやる方が時間を取らないんです!例えば寝る前にフローリング部分を床用ワイパーでざっとキレイにする、トイレ&洗面所は使用後に汚れをチェックし、その都度キレイにする、ダイニング、リビングのテーブルの物はその日のうちに片付ける、という具合に。そうしておけば毎日キレイな状態を保てて、改めて掃除しなくても大丈夫。あとは数日に一度、掃除機をかけるくらいでOK!

手抜き㊙ワザ

時には使い捨てのもので簡単に!
ズバリ、疲れてしんどい時は掃除しなくてヨシ!「それでもやっぱり…」と良心が痛むなら、目に見える所をキレイにするだけでも気持ちがかなり違うのでオススメです。赤ちゃんのおしりふきやウェットティッシュでキッチン、テーブル、床を拭いてゴミ箱へポイッ!手軽にキレイにできて楽ですよ。

家事は分担してやろう!家族のルールを決める


家族みんなで掃除をしている様子

最初でも述べましたが、どうしても家事は"女性・お母さんがやるもの"と思われがち。皆さんの家庭もそうじゃないですか?でも、これからは性別関係なく、家のことは誰でも出来るようになった方が良いのは目に見えています。家事をしたことがない夫は、先に妻が亡くなったとき、いきなりすべての家事がこなせると思いますか?年々若者世代の結婚率も下がる中、誰もが家庭を持てるなんて保証もなく、自分の子どもたちがこの先一人で生きていく可能性は十分にあります。自分のことは自分で出来るように、最低限の家事は出来るようにさせるのも妻の(親の)務めとも言えるのではないでしょうか。

家事の分担、家族のルールを決めよう!

例えば、

  • 朝のゴミ出し、夜の風呂洗い お父さん
  • 食後、食器を下げる 子ども
  • トイレ 汚してしまった人が必ずキレイにする

など、できそうなことをルール化してみるとわかりやすく、守りやすいと思います。小さな子どもも役割を与えられることで自尊心や達成感を持つことができ、精神的な成長にもプラスに!

お母さんだけが一人バタバタして、他の家族は知らんぷり—— 。そんな家族は良いと思いますか?

答えはノーですよね。

毎日の生活に追われて「自分でやった方が早いわ」と思って終わらせてしまうときもあるかと思います。ですが、そのときは良くても長い目で見れば何も解決していません。家族の為にも、家事を分担し、家族全員が「家事はみんなでやるもの」という意識を持てるように心がけましょう。

家事を助けてくれる強い味方!家電を生活に取り入れよう

最後に、時代の先端をゆく頼もしい家事家電をご紹介します!最近では、家事の時間を短縮したり、手軽で体力的な負担も減らせる家電が多数販売されています。"スイッチを入れるだけ"、"力を入れなくても良い"、など上手く利用することでその分生活に余裕もできますよね。中には高額な商品もありますが、その分強力な助っ人として活躍してくれること間違いなしです!

食事のあと、汚れた食器類を入れてスイッチオン!手荒れも防げて、さらに手洗いより水道代も節約。お母さんも家族と一緒に食後のだんらんを過ごせます。

材料を入れるだけで煮込み料理ができたり、火を使わずに揚げ物ができるなど、さまざまな種類があります。火を使わないので出かける前にセットすれば、帰ってきたら出来上がっているので時間に拘束されません。赤ちゃんや小さな子どもがいる家庭でも重宝するはず。

昔からありますが、電気代が高いイメージで使用していない人も多いのでは。ですが、新しいものほど節電や省エネ機能が進化していてそんなに電気代もかからなくなってきています。何と言っても干す手間が省け、機種によっては風の力でアイロンがけをしたようになるものまであるので、大幅な時間短縮が期待できます。

スティック式のコードレス掃除機ならゴミを見つけたときにすぐ使え、広い場所でもコードを差し替えせずに自由に動けるのでとても便利!昔は吸引力が弱いイメージでしたが、最近のものはとてもパワフルで、一度使えばコード式の掃除機にはもう戻れないはず。こまめに掃除機がけするのが苦にならないので、ズボラさんにはぜひ使ってほしい商品です。

ころんと丸いのや、角の掃除にも強い三角形のものなど形はいろいろ。雑巾がけまでできるものもあります。掃除しにくく、ホコリがたまりがちなソファの下やベッドの下もお掃除ロボットにおまかせ!ペットのような可愛さもあるのに高機能なので手放せなくなること間違いなし。

主婦(主夫)の家事労働を時給換算すると平均およそ950円。便利な家電で家事の時間が短縮できるなら、多少高価な家電でも充分元は取れてしまうかも!?時短になり、かつ簡単にできる、さらには自由時間もできるとなれば、もう使わない手はありませんね! 

まとめ

「家事」と一言で言えど、料理、洗濯、掃除…など無限にあるように感じます。食事の献立一つ考えるのだってコストや栄養面など細かく考えるとキリがなく、頭を悩ませる要因に。さらに家族が多ければ多いほど家事の量も増え、必然的に時間が掛かってしまいますよね。

毎日の家事が面倒くさいと感じている人や、疲れ果てて家事をする気になれないという人は多いはずです。でも、それはすべて完璧にしようと頑張りすぎているからではないでしょうか?少しでも心当たりがある人は、一度家事に対する気持ちを見直してみて下さい。

モチベーションを保つ1番のコツは「上手に手抜きする」こと。すべて完璧に出来ない日があったって大丈夫です。体調が悪いときは翌日に延期するとか、家族の誰かに替わりにやってもらうなど、すべて自分でやらなくてもいいんです!あらかじめ曜日によってパートナーと家事を分担したり、教育の一環として子どもにお手伝いの習慣をつけるなど、もう少し肩の力を抜いて、気楽に考えてみましょう。

「家事が面倒くさい、やりたくない」と思っているのはあなただけではありません。"手抜きの達人"になって、手を抜くところはとことん抜き、上手に家事の負担を減らしましょう。家事を苦痛に思ってイライラして過ごすより、余裕を持って笑顔で過ごしたいものですね!

otake
ライティング担当 : otake

札幌在住の40代2児の母。趣味は読書。小説からエッセイ、漫画まで何でもこいの雑食派。好きな作家は横山秀夫、誉田哲也、角田光代、篠田節子、乃南アサなど。とくに人間の本音や心の闇に迫る作品に惹かれる。テレビも好きで、笑えるバラエティで忘れた笑顔を取り戻す。一度手放した思い出の漫画たちを買い戻すことを目標に日々働く。すべての家事を終えて飲む一杯が一番の癒し。

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