スマホって、もしかしていらない?スマホ依存の弊害と解決策とは

今やスマホを持っていることが当たり前の時代になりました。SNSでの交流、充実したゲームやアプリ…もはや絶対になくてはならない存在という人も多いはず。でも、その反面「スマホ依存症」が深刻になっているのをご存知ですか?依存度セルフチェックとその解決策を教えます!

スマホを片時も離さない女性


日本のスマホ保有率は7割超え!でもその裏では…

A子

ねぇ、家に帰ったらいつも何して過ごしてるの?

B美

えーと、まずごはん食べながらインスタとTwitterをチェックして、お風呂入ったら今ハマッってるゲームアプリをちょこっと遊んで、あとはLINEニュースとか見てたらあっという間に寝る時間になっちゃう。本当一日って時間ないよねー


…この会話で「そうそう!」と思った人はいませんか?

そう、現代はスマホ社会。平成29年総務省の調べによると、なんと日本のスマートフォン(以下スマホ)保有状況は70%を超えているとのことです。ちょっと周りを見渡してみて下さい。通勤・通学中のバス、教室内、友達と待ち合わせをしているカフェ…どこもかしこも皆スマホをいじっていませんか?ほんの10年前には見られなかった光景ですよね。それほど現代の日本人はスマホが必需品になり、離れられなくなってしまっているんです。

▼【参考】数字で見るスマートフォン利用状況(出典:総務省)

LINE、Twitter、Facebook、InstagramなどのSNS、瞬時に入ってくる情報、カーナビ以上に精度の高いナビ、目移りするほど膨大な種類のアプリ。ガラケーの時代は、せいぜい電話やメール、アラームぐらいしか機能がありませんでしたが、スマホはもはや携帯電話の域を超えており、「スマホがないと生活が成り立たない!」という人もいるのではないでしょうか。

スマホの普及で快適かつ便利な生活を享受できていますが、その裏で「スマホ依存症」という病気が増えているのをご存知ですか?スマホが原因の睡眠障害や肩こり、慢性的な頭痛などは、今や現代病のひとつに数えられるほどです。病気と聞くとドキッとしてしまいますよね。「でも私は大丈夫」と思っている人、実は「スマホ依存症」予備軍かもしれませんよ!まずは、セルフチェックで今のあなたの状態を確かめてみましょう。

「スマホ依存症」セルフチェック!あなたは大丈夫?

スマホを覗き込む若者たち

「私は絶対、スマホ依存症じゃないよ!」と思っているそこのアナタ!スマホに依存している人の多くが自覚がないと言われています。特に目的がある訳ではないのに、ついスマホを手にしている…、スマホが見えるところにないと不安で仕方がない…という経験はありませんか?少しでも心当たりがある人は危険信号!それでは、実際に「スマホ依存症」かどうか自分でチェックしてみましょう。

☝「スマホ依存症」セルフチェック!
  スマホを家に忘れると落ち着かず、取りに戻ってしまう
 特に通知も着信もないのに、スマホが鳴ったような錯覚に陥る
 常に充電器を持ち歩いている
 朝起きるとまずスマホを確認する
 トイレやお風呂でも肌身はなさずスマホを持っている
 wi-fi環境をいつも探している
 気付くとだいたいTwitterやInstagramを見ている
 車を運転していてもスマホを触っている
 友人や恋人と一緒にいるときもスマホを見ている
 料理はまず食べるより写真!

以上10項目、何個チェックが入りましたか?チェックした数の結果を見てみましょう!

青信号

あなたは私生活を大事にしています。
今後もスマホに頼り過ぎずバランスの良い生活を続けましょう!


黄色信号

あなたは「スマホ依存症」予備軍!!
少しずつスマホが生活の中心になりつつあるみたい。
今後は意識してスマホを遠ざける努力が必要です。


赤信号

あなたは立派な「スマホ依存症」。
ここから再起を図るのは容易ではありませんが、大丈夫!!
この後のコンテンツでしっかり対策法を伝授します。


スマホはいらない?手放すべき10の理由

一見、便利で非の打ち所がないように見えるスマホ。しかし実は、こんなデメリットがあるんです。適切に使わなければ”うつ病”などの精神障害のほか、睡眠障害やストレートネックといった健康被害まで出る恐れがあります。学生なら不登校になったり、社会人なら仕事が手につかず会社を辞めてしまう…など極端なことを言えば生活が成り立たなくなる可能性も。生活を便利にするものに依存して、生活に支障をきたしていては本末転倒ですよね。ここで、自分が当てはまっていないかどうかもう一度チェックしてみましょう。

-スマホを手放すべき10の理由-

SNS疲れ

LINEやInstagram、常に気にしていませんか?既読マークがつかないと気になって何度も見てしまう、「いいね!」がつかないとイライラする、逆に「いいね!」返しをしないと空気が悪くなる。そんな応酬に疲れてしまう人が続出しているようです。

Instagramに投稿するために豪華なランチに行く

今や「インスタ映え」という流行語が生まれるほど、たくさんの人たちが日常をInstagramに投稿しています。女子たちに人気なのは何と言ってもお洒落なランチ。"食べたいから"ではなく、"撮りたいから"ちょっと無理をして豪華なランチに行く人が増えています。その結果、多数の貧乏女子が生まれています。

人の目を見て会話することができない

特に10~20代前半の人たちはスマホ世代。スマホとともに育ってきているので、面と向かって他人と話をする機会が極端に減っています。LINEのやりとりが当たり前になっているため、実際に人の目を見て会話をしたり意見を述べたりすることがとても苦手です。LINEではテンションが高いのに、実際に会ってみると「あれ、印象が違う?」なんていう人いませんか?

家族との交流の時間がなくなる

食事の時間でもスマホを手元に置いておかないと落ち着かない…通知が来るたびにスマホを覗き込んで、そこからまた違うニュースが目に入り、結局ずーっとスマホいじり。家族の質問にも上の空なら、相手はどんな気持ちになるでしょうか。最近家族と一緒に過ごす時間、減っていませんか?

常に誰かと繋がっていないと不安になる

スマホを持っていなかった時代を思い出して下さい。必要な情報は自分で調べに行くものでしたし、必要なときに連絡を取るのが普通でした。でも今やスマホさえ持っていれば、ありとあらゆる情報や通知が自動で入ってきて、常に誰かと繋がっています。それが「安心感」という錯覚を与えるのです。

時間のロスが増える

LINEで相手から返事がないと、不安になって何度も何度も確認しませんか?既読マークがついている、ついていない…そんなことに一喜一憂しながら、やっぱりスマホを頻繁にチェックしてしまう。そんな時間、とても無駄ですよね。3分スマホを確認したとして、それを10回繰り返せば30分です。それが毎日積み重なれば…と考えると時間のロス以外の何物でもありません。

交友関係が不透明になる

現代は中学生のみならず、小学生もスマホを持つ時代です。小中学生がスマホを持ち始めたことによって、親が自分の子の友人などを把握することが難しくなりました。どんな友達がいるのか?どんな遊びや会話をしているのか?すべてスマホ内で完結する交友関係を確かめるのは容易ではありません。近年ではスマホが原因で犯罪に巻き込まれる子供たちが後を断ちません。

皆がスマホを覗き込んでいる光景が異様

通勤・通学中、普段スマホをいじっている人は、ちょっと顔を上げてみてください。バスの中も、地下鉄の中も、ほとんどの人が下を向いてスマホを覗き込んでいます。これって少し異様な光景に見えませんか?外国人は、この日本ではごく一般的になった光景に驚いてしまうそうです。

スマホでアプリやゲーム、生産的な時間がなくなる

暇さえあればスマホアプリやゲーム、ギクリとした人はいませんか?今は無料で楽しめるアプリもたくさんあり、一度始めると時間を忘れてのめりこんでしまうほど中毒性があるものも。気付けば何も生産的なことをしないまま深夜をまわってしまった…という人もいるのではないでしょうか。一時的に罪悪感に駆られても、また同じことの繰り返し。それがスマホの恐ろしさです。

視力の低下と睡眠障害

現代病のひとつとして深刻になっているのが、スマホによる視力の低下です。また、スマホやタブレットが発する「ブルーライト」は、脳を覚醒させ睡眠障害に繋がるという報告も…。ずっと同じ姿勢でスマホの画面を見続けることにより、慢性的な肩こりを引き起こす可能性もあります。肩こりは万病の元。今は大丈夫でも数年後、十数年後はどうでしょうか?「私は大丈夫」という自信は禁物ですよ!

スマホをやめるにはどうすれば良いの?


SNSをチェックする若い女性

集中力の低下、スマホに縛られた生活、健康被害などスマホの弊害は十分理解できたと思います。しかし実際に、スマホ依存を自覚してその依存から抜け出そうとしている人は少ないのではないでしょうか。「頭ではわかっているのに、やめられない!」という人がほとんどのはず。スマホ依存だけでなく、どんな依存も克服するには相当の努力が必要です。

それではここで一度、どうしたらスマホ依存をやめられるのか?一緒に考えてみましょう。

《スマホをやめるには?》
対 策 1

スマホを目の届かないところに置く


スマホが目に入ると、無意識のうちについつい触ってしまうものです。スマホが目の届くところにないと不安!という人もいるかもしれませんが、まずはその習慣を根本から見直してみましょう。


学校や会社から帰ったら、まずスマホを机の上に置く・寝るときに枕元に置くという習慣を止めましょう。おすすめなのは机の中に入れてしまうことです。目に入らなければ意識をスマホから逸らすことができます。


対 策 2

スマホの通知設定をOFFにする


スマホをずっと見ていなくてもいいように、と考案されたプッシュ通知。しかし逆に、この通知がONになっているとアプリの通知が来るたびに確認してしまい、その流れでそのままずるずるとスマホを見続けてしまう…という事態に。


そんなに親しくない人のSNSのコメント通知や、緊急性のないメルマガの受信通知は無くても困らないと思いませんか?通知が来ればどうしても気になってしまうので、通知自体こないように設定してみるのがベスト。


対 策 3

格安SIMや小容量プランに変更する


物理的に”できない”状況を作ってしまうのが得策。設定した容量を超えると通信制限や料金がかかってしまう…と思えば自然と利用する時間が減るはずです。初めは不便に感じるかもしれませんが、すぐに慣れますよ!


スマホの料金も同時に節約できるので一石二鳥ですね。


対 策 4

通話以外の機能は別のデバイスで


多機能で1台あれば何でもできてしまうスマホ。音楽プレイヤーとして使ったり、カメラ機能を使う人も多いと思います。ですが、ここは思い切って音楽は専用のプレイヤー、カメラはデジカメというようにそれぞれ別の端末を使うとスマホの使用頻度を少なくできます。


専用の端末を使えば、スマホより細かい機能が備わっているのでこだわりをもって楽しめるはずです。そこから意外な趣味を発見!ということもあるかもしれませんよ!


対 策 5

文字通り壊してしまう


スマホ依存から抜け出すにはスマホを持たないことが一番。どうしてもやめられない人に、最終手段!それは文字通りスマホを壊してしまうことです。処分方法は住んでいる地域によって異なりますので各自治体へご確認ください。


壊すのは何だかもったいないな…と思う人はネットで販売したり、お店で買取してもらって手放してしまうのがおすすめです。ネットで個人売買する場合はデータ消去もお忘れなく!


一度便利なスマホ生活に慣れてしまうと、すぐにやめるのは難しいかもしれません。もしかすると、外部との連絡ツールを失ったような気持ちになるかもしれませんね。でも、ちょっと想像してみて下さい。一日の大半の時間をスマホに使った人と、読書やスポーツなど生産的なことに時間を使った人。10年後にどんな差が出るかは想像に難くないですよね。どうしても必要な情報や調べものは、パソコンを使えば良いだけです。パソコンはスマホのように画面が小さく見づらいということもなく、安定して便利なツールであることに変わりはありません。

補足

スマホは災害時に情報を得られたり、山で遭難したときの助けになるなど決して悪いことばかりではありません。どんなものにも一長一短があることを理解して、スマホに依存しすぎない生活を目指しましょう!

時間が「ない」のではなく、時間は「作る」もの

料理を楽しむ女性

現代人はとにかく忙しく、日々の生活に追われています。「時間がない!」という言葉が口癖になってしまっている人は、一度自分のライフスタイルを見直してみましょう。時間は誰もが平等に与えられているものです。時間は自分で「作る」ものであって、どういう使い方をするのかはあなた次第。少しずつスマホから離れてみると、想像以上に自由な時間が増えることに気付くはずです!一度原点に立ち返ってみて、自分が今どんなことをしたいのかを考えてみましょう。

<おすすめの時間の使い方>
読書

読書は知識や言葉のボキャブラリーが増えるだけでなく、集中力UPや記憶力UPにもつながり良いことづくめ!ただなんとなくネットニュースやSNSを見ていた無駄な時間を読書に置き換えてみましょう。意外なほど時間が確保されることがわかるはずです。その時間でどんどん新しい本を読んで、豊かな人生にしましょう!色々な本をたくさん読むためには、新品よりお得に購入できる中古本を買うのもおすすめです。


料理

スマホを触る時間を減らし、その分料理のひと手間にあててみてはいかがでしょうか。料理のマンネリ化も脱却でき、レパートリーも増えるかも?!レシピもスマホでネット上のレシピを見るのではなく、レシピ本を買ってみるのがおすすめです。本格的な料理に挑戦したり、作り置きをして普段の家事の負担を軽減しましょう。


資格勉強

スクールに通ったり、通信教育を受けるだけが勉強ではありません。電車の中、お昼休みなど、スマホでネットをチェックするのをやめて、その時間で少しずつ勉強し資格取得を目指しましょう!新しい資格を取得して“自分ができること”が増えれば、仕事や趣味の幅も広がり「なりたい自分」に近づくはずです。


趣味やスポーツ

家にいる時間が長いほど、ゲームやネットなどスマホを利用する時間が長くなるといいます。それならば、家にいる時間を減らしてみましょう。趣味の仲間を作ったり、スポーツで汗を流す…「ネット以外にも楽しいことはたくさんある」とわかれば、おのずとスマホ依存から抜け出せます。


家族とのだんらん

大人も子どもも、一人一台スマホを持つ時代。家の中にいてもそれぞれスマホを触っていて会話も無い…というのは現代ではよくある光景かもしれませんが、何だか悲しいと思いませんか?一緒に会話しながらご飯を食べる、お風呂に入る、散歩する、何でもいいんです。家族とたくさん会話をして、その瞬間しか味わえない時間を大切にしましょう。


まとめ

今やほとんどの人が利用しているスマホ。SNSやインターネット、ゲーム、ナビ代わりなど、1台あれば何でもできる便利なツールですよね。しかし、朝起きてから、食事のときやトイレ、お風呂にまでスマホを持ち込み、寝るまで片時も手放せない…!という「スマホ依存」に陥っている人が急増しています。これではスマホを便利に使っているのではなく、スマホに支配されていると言っても過言ではありません。

SNSが更新されたかどうか分単位でチェックしたり、ただ何となく暇だから見ているスマホに縛られた時間。その時間でできる、もっと大事なことはないか一度考えてみて下さい。緊急時にはとても便利で必要なものとなりますが、意外と普段は必要がないことに気が付くはずです。少しだけスマホから離れて読書を楽しんだり、家族との団らんの時間にし、今よりも充実した生活を送りましょう!

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