テレビはいらない⁈見てない人は何している?【現代テレビ事情】

実はテレビってもういらない?!インターネットが普及した今、パソコン、スマホ、タブレットに押されてテレビはこのまま消えゆく運命なのか?現代のテレビ事情からテレビ無し生活のメリット、動画配信サービスの紹介やテレビ以外の時間の過ごし方など、あらゆる角度から解説します!

砂浜に捨てられたテレビ


テレビは本当に見られてないの?データから読み解く"テレビ離れ"

みなさんはテレビが好きですか?今から数十年前は「オレたちひょうきん族」「ザ・ベストテン」「ひとつ屋根の下」…など、周りの人ほとんど皆が見ていた人気番組ってありましたよね。見た翌日はその話題で盛り上がる、なんてことも今となっては良い思い出。最近では、テレビが共通の話題になることが少なくなったように感じます。
"若者のテレビ離れ"と言われて久しいですが、実際に若者はテレビを見なくなったのでしょうか?また、その他の世代ではどうなのでしょうか?


テレビを見る人の割合グラフ

NHKが実施した国内における大規模調査結果によると、

●年齢が高くなるほどテレビ視聴時間も増える
●20,30代男性の約4割は、1日の中でほとんどテレビを見ない

ということがわかります。

>>>2015年 NHK 国民生活時間調査結果参照

また、『もったいない本舗』スタッフ(20~40代男女)にアンケートを取ったところ、約半数が、1日のテレビ視聴時間が30分~1時間以下という結果でした。

視聴時間が少ない理由については、

● 時間がない
● 面白い番組がない


という声が多く、特に若い世代においてテレビ離れが進んでいるということは事実のようです。では、なぜテレビを見る若者が減ってきたのでしょうか?そのことについて、じっくり考えてみたいと思います。

テレビをつまらなくしている"3つのマンネリ"とは?

なぜ若い世代がテレビを見なくなったのか。若者がおもしろくないと感じるのはいったいどんな理由で、テレビのどんな点に不満を抱いているのでしょうか。考えられる"3つのマンネリ"についてご説明します。

1.コンテンツのマンネリ化

視聴率が高い番組を各テレビ局が真似て二番煎じのような番組を作った結果、朝や昼の帯番組、ゴールデン帯の番組が似たようなラインナップに。例えば、長時間の情報番組、クイズ番組やネット上の衝撃映像を紹介する番組など、同じような内容の番組ばかりに。

2.出演タレントのマンネリ化

バラエティ番組にたくさんのお笑い芸人が並ぶ、"ひな壇"スタイルは以前からあるものの、最近ではどの番組を見ても同じ顔ぶれ…。賞取りレースで優勝したり、何かスキャンダルがあったりなど一時の話題性の高いタレントが毎日のようにテレビに現れ、いつの間にか消えてゆく…その繰り返し。また、"番宣" (映画やドラマの宣伝)でバラエティ番組に出演する俳優さん、女優さん。もはや"番宣"のない番組の方が少ないかも?!というくらい、堂々と使われる手法となっていますが、正直見ている方は食傷気味…なんてことも。

3.CM、番組構成のマンネリ化

テレビを嫌う人に多い意見が、「CMがイヤ」「CM見たくない」というもの。最も嫌がられるのが、「次にどうなるの?!」と気になる場面で必ずCMが入り、CMがあけた後もすぐに続きを見せずに少し前の場面まで戻って流すという"CMまたぎ"と呼ばれる方法。たしかに興味をそそり視聴者がチャンネルを変えない効果はあるかもしれませんが、イライラも募って、結果テレビ嫌いに…。

"ワイプ" ー テレビ画面の端に別画面で出演者の顔を映し出す手法、これもバラエティ番組ではよく見る手法だけど、いちいち出演者のわざとらしい驚き顔や笑い顔が目に入り、うんざりする人も。


「それわかる!」と共感できるところ、ありませんか?視聴者としては出演者がどの番組も似たような感じでニュースもお笑い番組も何だか同じ番組に見えてしまったり、スマホで動画見ている方がおもしろい!と感じることもしばしば。

しかしテレビ番組の制作側からすると、最近は色々な制限があったり、少し過激な内容にすればたちまち視聴者から批判や苦情の嵐で、結果無難な番組製作を余儀なくされるのが現状だそうです。昔のテレビはこんなんじゃなかったのにな…なんて少し残念な気持ちにもなってしまいますよね。

知らなきゃ損!人気の動画配信サービスとは?


タブレットから溢れるたくさんの動画 

テレビ離れの理由として、テレビのマンネリ化を挙げましたが、もちろんそれだけではありません。もう一つ外せない大きな要素として、インターネット世界の急速な進歩が生み出した多種多様な動画配信サービスの存在があります。

特に若い世代は幼い頃からインターネットが普及していて、家にパソコンがある割合も高く、インターネットによる動画視聴に抵抗を感じません。そのうえ、日中から夜まで学校やアルバイト、仕事などでほとんど家にいない、物理的にテレビを見る時間がないのも、若い世代の共通点。

そんな若い世代に今、支持されているのが動画配信サービスです。あまりインターネットを利用しない人には馴染みがない言葉かもしれませんが、そのサービスを知るとあまりの充実ぶりに驚くことでしょう。パソコン、タブレットやスマートフォン、インターネットの環境さえあれば、無料で気軽に楽しめるものから、有料であらゆるジャンルの動画を堪能できるものまで、さまざまです。

この動画配信サービスでは、なんとテレビ番組を見ることもできるんです。放送終了後にはなりますが、「あのドラマ見逃した~」なんて時も、ネットで後日見ることも可能です。録画予約も必要なし、なんてビックリですよね。

  

ではさっそく、最近人気の動画配信サービスをご紹介していきましょう!


【人気の動画配信サービス】

♦ 無料サービス

TVer(ティーヴァー)
民放テレビ各局が連携して立ち上げたポータルサイト。各テレビ局のオンデマンドサービスを一覧で見ることができる。テレビで放送された番組(一部)を、放送終了後約1週間見放題。

AbemaTV(アベマティーヴィー)
テレビ朝日とサイバーエージェントが出資、設立した会社が運営するサービス。テレビでやっていた過去のアニメ番組や、海外ドラマ、ドキュメンタリー、スポーツ、将棋など多彩な独自のプログラムが売り。最近では元SMAPメンバーの72時間番組や将棋生中継などが大きな話題となった。


♦ 有料サービス

Hulu
映画、ドラマ、アニメ、バラエティ、音楽、スポーツなど国内だけでなく海外の作品も充実。大晦日の定番となったダウンタウンの「絶対に笑ってはいけない」シリーズや大ヒット海外ドラマ「ウォーキング・デッド」も月額933円(税抜)で見放題!

Netflix
インターネットに接続ができるすべてのデバイスで視聴可能。3種類の料金プランからお好きなものを選択可能。Netflixオリジナル作品はもちろん映画にテレビ番組、ドキュメンタリーなど、国内外問わず充実したコンテンツが多数。視聴中のCMも無し、契約やキャンセル料も無し、いつでもオンライン上でキャンセル可能でストレスフリー!

Amazonプライムビデオ
Amazonプライム会員になると受けられる特典の1つ。洋画、アニメ、キッズ作品(ドラえもん、妖怪ウォッチ、ポケモンなど)が充実。プライムビデオだけでなくAmazonで買い物をすることが多い人は送料無料になったり、お急ぎ便や日時指定も追加料金無しとお得。年間プランは3900円(1ヶ月あたり325円)と格安。

dTV
NTT DOCOMOの映像配信サービス。ドコモユーザー以外でもⅾアカウントを取得すれば利用可能。月額500円(税抜)で、好きな時に好きなだけ視聴可能。Wi-Fiに接続した時にダウンロードしておけば通信料を気にせず移動中にも気軽に楽しめます。

U-NEXT

月額1990円(税抜)で6.5万以上の作品が見放題。毎月1200円分ポイントがチャージされるのでレンタル作品の最新作も追加料金なしで楽しめます。動画だけでなく、書籍や漫画、ラノベや雑誌も読み放題!さらに無料でアカウントが4つまで取得可能なので家族で分けて使う事も可能。年齢に適した視聴制限や購入制限もできるので安心です。


TSUTAYA TV
TSUTAYAの映像サービス。オンライン動画配信(対象作品)見放題だけでなく、CDやDVDの宅配レンタルも借り放題(9枚目以降は旧作のみ)で月額2417円(税抜)レンタルは送料無料で自宅まで届き、返却はポストへ投函でOK。スマホアプリからはいつでも予約可能です。


♦その他

JCOM(ケーブルテレビ)
インターネットとセットで専門チャンネルが見られるサービス。視聴チャンネル数や戸建てか集合住宅で料金が異なります。電気や固定電話、スマートフォンの契約も一つにまとめることが出来て月額3600円(税抜)~。

ひかりTV(光回線使用)
光回線とテレビがあれば利用可能。専用チューナーをレンタルもしくは購入が必要。外付けHDDをつなげば録画もできます。50チャンネル以上が見放題で月額1500円(税抜)~。オプションでプレミアムチャンネルやビデオサービス、NHKの大河ドラマなどの見逃し作品も視聴可能。


「名前は聞いたことある!」いうものがほとんどという方も多いのではないでしょうか?この他にも動画配信サービスは多数あります。それぞれに特徴があり、力の入れているコンテンツも違います。どのサービスも2週間~1カ月位、無料お試し期間が設定されていますので、自分の見たいコンテンツが多いか、視聴スタイルはどうかなど実際に試すことが出来ます。ぜひこの無料お試し期間を利用して、自分のニーズに合ったサービスを探してみてはいかがでしょうか。

テレビよりも必要なものは、実は○○だった!


さて、見出しにもある、若い世代の人の「テレビはなくても良いけど〇〇があれば良い」という声の〇〇とは、いったい何でしょうか?それはずばり、"モニター"です!

モニターとは…

ディスプレイとも言う。受信、録画機能などは付いていない、画面のみの製品。パソコンやゲーム機と繋いで利用する。

『もったいない本舗』スタッフへのアンケート結果でも、「テレビは見ないけど映画、ゲームは好き」という回答が20~30代に多く、「モニターがあれば用が足りる」という人もいました。モニターはテレビに比べると格段に安く、1万円以下で買えるものがほとんど。若い世代でも気軽に買え、数千円で売っているワイヤレスでテレビを受信できる機械(Wi-Fi環境が必要)と組み合わせれば、お金をかけずに自分好みのメディア環境を作り上げることができちゃいます。

また、大きなモニターを購入すれば、プレイステーションなどのゲーム機と繋いで大画面でゲームをプレイしたり、動画配信サービスで映画を鑑賞したりという臨場感も楽しめますよね!

モニターを利用する最大のメリットは、

●テレビに比べて価格が安い
●自分の好きなようにカスタマイズできる

ことです。

例えば、解像度を重視する人は良いモニター、音響にこだわる人は良いスピーカー、録画して撮りためたものをよく見るという人は、良いレコーダーを買うなど、予算の中でどれに力を入れるか自分で決められるのです。故障した時もその部分のみ交換すれば済みますし、あまりテレビを見ない人ならモニターに変えてもあまりストレスを感じないはずです。

一人暮らしでも、家族でも テレビを消したら良いことだらけ


楽しそうにゲームや読書している家族

テレビって「何となく習慣で」「見てないけどBGM代わりに」と言ってつけている人も多いですよね。たしかに、テレビを消すと、家の中がやたらと静かに感じてしまうものですが…ちょっと待って!見ていないのに、見たくないのに、電気を無駄に消費しているなんてもったいない!と思いませんか?

ここでは、「思い切ってテレビを消そう」を合言葉に、テレビに代わるおすすめな時間の過ごし方をご紹介します。


読書

一番のおすすめは何といっても読書です。テレビは流れる映像を目で追うだけの非常に受動的な行為であるのに対し、読書は文字を読んで自分の頭で咀嚼し理解する、その世界を想像して楽しむという能動的な行為です。どちらが脳に良いかは、言わずもがなですね。もちろん、脳に良いだけではなく、たくさんの本を読むことは必ず人を成長させてくれます。豊かな心、感受性を育んでくれます。テレビでは得られないものが、本は与えてくれるのです。

『もったいない本舗』なら
在庫が200万点以上!

新品だと値段も高く、ちょっと手が伸びない…という本も中古なら気軽に買うことができますよ!『もったいない本舗』では、多くの本がお手頃な値段なので、今まで読んだことのないジャンルの本に挑戦してみるのも良いと思います!


音楽、ラジオを聴く

音楽を聴くことも気分のリフレッシュやリラックスにおすすめです。自分の好きな曲や歌を聴くと、気分が上がったり癒されたり。そして音楽、ラジオの良いところは、"ながら作業"ができることです。聴きながら読書もOK、料理しながら、掃除しながら…など耳で聴く行為はあなたを束縛することなく心地良くさせてくれます。電気の消費量もテレビに比べるとグンと低いのも◎。


家族とだんらん

テレビを消すと自然に会話が増えます。テレビが付いていると何となくダラダラ見てしまうので、改めて家族と話をすることもあまりないでしょうが、不思議なことにテレビを消すとあれこれ喋りたくなるんです。子どもがいる家は、トランプやゲームをすると盛り上がること間違いなし!子どもも喜んで良いことづくめですね。

テレビがなくても生活できる?!処分後の意外なメリットとは?


実際に、「テレビがなくても良いんじゃないか?」と考えてテレビを処分した人の声を集めてみると、

● テレビがなくても何も困らない
● 思ったより影響ない

というものが大半でした。これはこれで少し寂しい気もしますが、結果テレビがなくても生活に支障がないようです。

そして、テレビを処分したことで生まれた意外なメリットが以下の2つ!

〈部屋が広くなる〉

「当たり前じゃないの?!」と思う人も少なくないはず。でも、テレビはほとんどの人がテレビ台の上に置いていますよね?テレビと一緒にこのテレビ台も部屋から撤去すると、意外なくらい広いスペースが生まれるんです。
〈家具の配置が自由になる〉

部屋の中でテレビを置く位置は、配線の関係上、ほぼ限定されてしまうものですよね。なので「まずテレビをここに置いて…」と無意識にテレビ中心のレイアウトになっていたはず。テレビがなくなると、ソファもテーブルも、どこに置いてもOK!今までの部屋では思いもつかなかったレイアウトを楽しめますよ。

思いのほか無くても困らないテレビ。思い切って処分してみると自由になることが増えるかもしれません。そんなに興味がない番組でもダラダラと見続ける…。その時間って、とてももったいないと思いませんか?!ニュースや天気もネットで自分の好きなときにチェックできるので、その方が時間に拘束されないで生活できるのではないでしょうか。時間の浪費をやめれば、もっともっと他のことに有効活用できるかもしれませんね!

まとめ


若者を中心に広がるテレビ離れ。決められた時間に見られないものは録画しなければ見られない、というスタイルは今の時代に合っていないのかもしれません。

家電量販店などでは、これから開催されるオリンピックに向けて4Kテレビを大々的に展示されています。さらに、今年から2020年にかけて、4Kテレビ放送も始まります。ですが、4Kテレビは本当に必要なのでしょうか?そして意外と知られていないのが4K対応テレビだけでは放送が視聴できないということ。別途、4K対応のチューナーが必要になってきます(2018年1月現在)。アンテナの設置も住居環境などが関係してくるようですので、4Kテレビをご購入の際にはよくご検討ください。

インターネットの普及や他媒体の性能の向上、選択肢の多様化により、テレビ離れは全世界的にも進んでいるそうです。とは言え、災害時や緊急事態の時など情報を得る媒体としてはテレビが役に立つ、という面もあります。まずは、テレビを処分してしまうのではなく、家じゅう持ち運びが出来るような小さいポータブルタイプのものにしてみたり、リビング以外の別の部屋に設置したりしてみてはいかがでしょうか。

テレビはあなたにとってどんなものでしょうか?必要なもの?不要なもの?これを機に少し考えてみて下さい!「テレビが大好き!テレビの無い生活は考えられない!」という熱烈なテレビ好きの人以外は、意外と無くても困らないもの。無駄にダラダラとつけてしまうその習慣をやめて、そのぶん他のことに時間を利用すれば、1日1日を有意義に過ごせること、間違いなしです!



otake
ライティング担当 : otake

札幌在住の40代2児の母。趣味は読書。小説からエッセイ、漫画まで何でもこいの雑食派。好きな作家は横山秀夫、誉田哲也、角田光代、篠田節子、乃南アサなど。とくに人間の本音や心の闇に迫る作品に惹かれる。テレビも好きで、笑えるバラエティで忘れた笑顔を取り戻す。一度手放した思い出の漫画たちを買い戻すことを目標に日々働く。すべての家事を終えて飲む一杯が一番の癒し。

  • フェイスブックでシェア
  • ラインでシェア
  • LINE友だち追加
  •  
  • もったいない本舗 無料メールマガジン登録
広告
古本・CD・DVD・ゲームの買取はこちら

もったいない本舗
メールマガジン登録

セール情報や最新情報をお届け!

無料のメールマガジン登録

新着の動画