コレで子どもも片付け上手!片付けたくなる部屋作りのコツ

娘・息子の子ども部屋。可愛いスペースを作ってみたけど、おもちゃや絵本で散らかり放題!「子どもだから仕方ないか…」いえいえ、お片付けを教えるのは親の務め!そのためには、片付けやすい部屋作りが重要です。収納アイデアやおすすめ家具と一緒に片付け術を学びましょう。

部屋を散らかす子ども

子ども部屋…なぜこんなに散らかるの?

家の中でもとりわけ散らりやすいのが、子ども部屋。一日に何度も何度もパパやママが片付けて「もうイヤ!どうせ散らかすし、また次の日も遊ぶし、そのままにしておこう…」とつい放置してしまったりしていませんか?でもそれは諦めてしまっているだけで、根本的な解決にはなっていません。

なぜ、子ども部屋はこんなにも散らかってしまうのでしょうか?もちろん、小さな子どもは散らかすこと自体が遊びのようなもので仕方のない部分もありますが、実は、そもそもの部屋づくりが間違っている可能性もあるんです!まずは、子ども部屋が散らかる理由を一緒に考えていきましょう。

子どもは好奇心旺盛

特に1~2歳の頃の子どもは、おもちゃを取っては投げ、ばらまいて満足。部屋の中に置いてあるものにも興味しんしん、畳んだ洗濯物もひっくり返して得意顔、ティッシュは取っても取っても出てくる魅力的な謎の箱…。親にしてみたら「どうしてこんなことを…」と思うような行動をするのはよくあることです。小さな子どもは、自分の口でなめたり、見たり、触れたりすることで、それが安全なものなのか、どんなかたちをしているかなどを発見・把握していきます。その経験により脳が成長して、創造性や独創力が鍛えられるのだそうです。子どもにとって、部屋にあるものすべてが学びのツール。まずはそのことを理解して“子どもの手の届く範囲に何を置くか”を見直すことも重要です。

買い足すだけで捨てない

初めて子どもが生まれた親にとって、子どものアイテムはまさに未知の領域。今まで買ったことのない小さな洋服やおもちゃは、どれも可愛くて選ぶ方もワクワクしますし、どれが本当に必要なものかわからないからとりあえず買い揃えた!なんて経験、子を持つ親には誰にでもあるはずです。さらに、出産祝いやお誕生日プレゼントで知人やおじいちゃん・おばあちゃんからも色々なものをもらうので、3歳くらいになると部屋中が子どものものであふれている!というのも珍しくありません。しかし、成長スピードの速い子どもの洋服・おもちゃは整理整頓することが不可欠。まだ着られる・使えるからと言って洋服やおもちゃをむやみに取っておかず、“捨てる”という選択肢も常に頭に入れておきましょう。ものが多いことが、部屋が散らかる大きな原因の一つです。

家の収納場所が少ない

マンションや賃貸アパートなどの場合、家の収納のスペースや数に限りがありますよね。「押し入れやクローゼットが少ないから…」と家の間取りのせいで散らかっていると思い込んでいるのであれば、それは間違い!適切な収納家具やアイテムを用意して収納場所を作ってあげないと、部屋はいつまでたっても散らかった印象に。収納したいものの量と部屋のサイズをきちんと把握したうえで、上手に使える収納家具を探しましょう。部屋自体が狭くて収納家具も置けない場合は、バスケットやBOXなどで”見せる収納”にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ちなみに家具や小物は、色や形の統一性を意識すると見た目もスッキリするのでおすすめです。

ものの定位置を決めていない

部屋にものが散乱してしまう一番の理由とも言えるのが「ものの片付ける場所」が決まっていないということです。「使ったら元の場所に戻す」という片付けの基本ができるように、子どもでもわかりやすい収納アイテムを用意してあげるのが大きなポイント。これができてないと、いつまでたっても子ども自身が片付けをしてくれません。「ここにおもちゃがあるよ!」とわかるように、箱に目印や写真を貼ったり、中身の見えるクリアケースにしたりなど、子どもの性格に合わせて工夫してみましょう。また、子どもの遊ぶ場所・スペースを、例えばジョイントマットの上まで、リビングの隣の和室の中、というように区切って決めてあげると「おもちゃを広げるのはこの中だけ」と感覚的に分かりやすいのでむやみに散らかさなくなりますよ。

よくいる場所にしまう所を作っていない

「子どものものは子ども部屋に!」と考えがちですが、まだ年齢が低い子はママの目が届くリビングで遊んでいる場合が多いです。そんな時は、リビングに子どものおもちゃや洋服などをしまう場所を作ってあげてください。子ども部屋だけに収納スペースを設けてしまうと、ものを使うたびに持ってきたり片付けたりしなくてはいけないため、次第に面倒になってしまいます。「面倒くさい」は、片付け習慣が身につかなくなる最初のきっかけです。子どもの遊ぶ場所や行動範囲を考えて、極力片付けることへの負担を減らしましょう。小学生以上でリビング学習をしている子には、リビングにランドセル置き場を作ってあげることも忘れずに!

収納方法を細かくしすぎている

子ども部屋にあるものは、おそらくほとんどが子どものもの。散らかしているのが子どもであれば、子ども自身に片付ける習慣をつけさせる必要があります。しかし、親目線で収納ルールを細かく決めすぎると子どもが理解できず、結局片付けられない!ということになってしまいます。なので、最初のおもちゃ箱はフタのないものにしたり、子どもが取り出しやすい大きさのものにしたり、兄弟・姉妹でスペースを共有するなら、色分けしたボックスなどを用意すれば「自分のものはここに入れる!」と認識させられるのでおすすめです。


親のちょっとした心がけや工夫をプラスするだけで、部屋は劇的にキレイになります。「子どもだから仕方ない…」という先入観は捨てて、子どもも親も一緒に片付けやすい部屋作りをしていきましょう。

子どもの片付け上手への第一歩!親が守るべき4か条

子ども自身にお片付け・お掃除習慣を身につけさせたい…!そんなパパやママも多いはず。子どもにお片付けを教えるべき最初の年齢は、意思疎通ができて物が掴めるようになった1歳半頃~だと言われています。では、どんなことに気を付ければ良いのでしょうか。ここでは、子どもに片づけを教えるパパやママに気を付けてほしい4つのルールをご紹介します。

1 親が勝手に片付けない!

まだ上手に片付けられない年齢の子に“お片付け習慣”を教えるのはひと苦労です。夕飯前や就寝前など急いでいる時は「自分でやった方が早い!」と思わず手を出したくなるけれど、できるだけ子どもに任せるように心がけて。「ナイナイしようね」などと声をかけながら根気よく教えてあげることが大事です。子どもがうまくできない時は、親がきちんとしまう様子を見せてあげて。あくまで親は“お手伝い”で、子どもが主となって片付けをするように方向づけていきましょう。


2 怒鳴って叱りつけない!

おもちゃを散らかしたり、洋服を脱ぎっぱなしにしても、大きな声で怒らないように。大人の怒鳴り声は子どもを委縮させるだけです。また「親に怒られるから片付けよう」と子どもが思ってしまうのも、本人のためになりません。それが片付けられない子の第一歩になってしまうかも?!最初はうまくできなくて当たり前。うまくしまえた時には、とにかく褒めてあげましょう。完璧を求めず、スピードが遅かったり、ちょっと間違えてもやろうとする姿勢を伸ばしてあげることが大切です。


3 子どもに考えさせる!

子ども本人に片付けをしてもらうためには、まずは「自分のものは自分で」ということを教えてあげる必要があります。どう片付けるのかを親が全部決めてしまうと、いつまでたってもやってもらえるものだと思い込んでしまう可能性が。そうならないためにも、しまう場所は子どもの意見を尊重して「どこにしまいたい?」と聞くのが良いです。場所を決めたら、そこにしまう収納方法をなるべく簡略化してあげましょう。「子どもが取り出しやすいか」「中身がわかりやすいか」などを意識して、必要であれば小分けのビニール製ジップ袋やプラスチックのカゴ、透明BOXなどを用意してあげて「これには何を入れたい?」と聞きながら片付けを進めていけば、“自分のもの”という意識も自然と芽生えるはずです。


4 遊び感覚で片付けを楽しくする工夫を!

子どもは楽しいことは進んでやるもの。片付けも「楽しい」と思わせたらしめたものです。例えば、おもちゃをしまう場所は“おもちゃの家”だと教えてあげる、BOXを色別に分けたり、入れてるおもちゃの写真を撮って貼ったり、数字を付けてあげたり、などやり方は色々あります。色や数字を覚えるきっかけにもなり、ゲーム感覚で片付けができるようになって一石二鳥です。電車やミニカーなどの細々としたおもちゃは、思い切って専用棚を作ってあげるのもおすすめ。ディスプレイにもなるので部屋のアクセントにもなるし、子どもが好きにレイアウトできるので夢中になってお片付けしてくれるようになりますよ。


【やり方&手順】子どもでもできる、お片付けの法則

子どもに片付けを教える時は、工程をシンプルにしてあげることが重要です。良かれと思ってあれもこれも、と教えても、子どもが出来なけれな意味がありません。やることはたったの4つ!これさえおさえておけば、あっという間にお片付け完了です!

①まずは一カ所に全部集める

部屋中に散らばったおもちゃや細かなものを、まずは一ヵ所に集めましょう。車、ブロック、人形など、この時に種類はまったく考えずに集めればOK。集めるだけなので、年齢が小さいお子さんでもこれならすぐに実践できます。


②おもちゃの種類別に分ける

おもちゃなどが部屋の隅に集まったら、お片付けスタート!収納場所も種類別に分けておけば、しまうときにも一気にそこに入れるだけ!持っている分量も把握できるので、いる・いらないの判断もつきやすくなります。


③おおざっぱに収納してもらう

最初は「順番に並べる」「キレイに整える」などは一切せず、「そこに放り込む」くらいの感覚で片付けられるような収納場所にしてあげると、子どもも楽に片付けられます。自我が芽生えてくると、自分からキレイに入れるようになりますよ。


④一時置き場をつくる

ジャケットや帽子、保育園・幼稚園の鞄やリュック、ランドセルなど次の日も使うような使用頻度の高いものは、「しまう」のではなく「置く」場所を作ってあげましょう。ポールハンガーなどものをかけやすい家具を置くのもおすすめ。


★ お役立ちmemo ~年に数回、“断捨離の日”を設定する~ ★

子どものおもちゃ・身の回りのものは定期的に捨てる習慣を作っておきましょう。自治体によっては年に数回しか粗大ゴミ収集の日がない場合もあるので、その日に合わせていらないものを断捨離すれば、家に不要なものを長期間保管しなくて済みます。小学生以上なら、夏休み、冬休み、春休みなどの長期休みのタイミングがベスト!教科書やプリントの整理と一緒にいる・いらないを見直してみましょう。

片付けやすい子ども部屋作りのコツは、ズバリ家具選び!

お値段も手ごろで多種多様な収納家具を選べる今、実は家具選びはとっても重要。子どもが片付けやすい部屋を作れるか否か、収納家具選びにかかっていると言っても過言ではありません。選び方の大前提として、子どもの成長に合わせた家具を選ぶ、ということがありますが、それ以外にも子どもの年齢(学年)別に選び方のコツをまとめてみました。

年齢(学年) 家具選びのコツ おすすめの家具
1歳半~5歳 ・すべてワンアクションで完結できるものを選ぶ。
・BOXやケースはフタ付きではないものを選ぶ。大きめのバスケットなども使いやすい。
・子どもの目線の高さに合ったものを選び、決して子どもの手が届かないサイズのものは買わないように。
・マガジン&絵本ラック
・バスケット
・カゴ
・プラスチックBOX
小学校低学年 ・子ども性格に合わせた収納術を取り入れると◎
例)几帳面な子 ⇒ 並べて収納
  面倒くさがりな子 ⇒ ただ入れるだけの収納
・服はすべてハンガーにかけて全体像をわかりやすくするのがおすすめ。
・学校でもらったプリント類は平積みせず、ファイルボックスに入れる習慣を。
・ワードローブ(ハンガーラック)
・カラーボックス
・ファイルボックス
小学校高学年 ・成長しても使えるチェストや教科書・漫画をしまえる本棚が大活躍!
・好きなものの好みが出てくる時期。お気に入りのものを壁に飾れるウォールシェルフも良さそう。
・収納グッズだけ渡してアドバイスだけすれば、自分の個性を発揮して自由に収納するようになるかも?!
・本棚
・チェスト
・ウォールシェルフ

いかがでしょうか?

子どもは1年1年、体も精神も大きく成長します。家具はリサイクルショップや親戚、知人と交換し合うなど工夫すれば無駄にせずに済みます。また、親目線だとどうしても掃除のしやすさ(ホコリがつきにくい、など)考えてしまいがちですが、あくまでも子どもの使いやすさを優先して決めましょう。

◎番外編 : いつまで子どもの部屋を親が掃除・片付けをするべき?

中学生くらいになると親が勝手に部屋に入るのを嫌がるようになる子が多いもの。プライバシーを気にするようになったら、部屋の掃除機だけ、ホコリ取りだけするという親がほとんどのようです。自分で掃除する習慣を身につけてもらうためにも、親があまり干渉せずに、子どもの自主性に任せるのも一つの手。ここまで散らかったら注意する、など親が自分の中で基準を決めてみてはいかがでしょうか。

子どもだけじゃない!親の意識づけも大切です


部屋の掃除をしない親

これまで、子ども自身が片付けできるようになるための話をしてきましたが、もちろん親自身の姿勢も重要です。“親の背を見て子は育つ”――。まさにこの言葉通り、いくら子どもに口をすっぱくして「片付けなさい」と言っても、親がやっていないと子どもは自主的に片付けるようにはなりません。子どもはしっかりと親のやることを見ています。

子どもが片付け上手になるためには…
まずは親が片付けの基本をマスターしよう!

まず心がけたいのは、日頃からリビング・キッチン・水回りなど、家族の共有スペースをきちんとキレイにしておくことです。大人でも片付けや掃除が苦手な人もいると思いますが、100%の完璧を目指す必要はありません。子どもに言っていることを、自分も実践していることが大事なのです。特にリビングなどの共有スペースでは、家族のものでもどこに・何がしまってあるのか、出し入れしやすくしてあるかなどを改めて見直して、子どもにも分かるようにしておきましょう。子どものものだけでなく、家族全員がどこに何があるのかがパッと見て分かるように収納するのが理想です。

これはやっちゃダメ!親がやりがちなNG集


□ 親のセンスで収納や家具を選ぶ
□ 子どものものをクローゼットや押し入れなど見えないところに入れる
□ 長い間使いたいから…という理由で子ども用じゃないものを買う
□ 子どもの手の届かない場所が収納場所になっている

NG!



「家のインテリアやテイストにこだわりがあるから!」「見た目がオシャレだから!」そんな理由だけで子どもの収納や家具を選んでいませんか?特に家にいる時間が長いママからすると、家は自分の好きなもので統一したい!と思うのも当然かもしれません。また、節約家の人は「子どもっぽいものを買わなければ何年も同じものが使える」とタンスやチェストを子ども用でなく大人用のものを用意することもあるかと思います。

しかし、いま一度考えてみてください。それは、本当に子どもにとって使いやすいものですか?

見た目のみを重視したインテリアは、子どもには取り出しづらかったり、角が尖がっていて危険なものだったり、汚れにも弱いものが多いです。“子ども目線”を忘れずに、もう一度部屋の中のものを見渡してみてください。じっくり見てみると、買い替えが必要な家具や収納方法を変えた方が良い場所が見つかるかもしれませんよ。

子どもに合ったもの、使いやすいものを選んだ上で、自分なりの満足のいく部屋作りを目指していってください。決して、子どもを置いてけぼりにしないように!

まとめ


きれいに片付けられた子ども部屋

毎日すっきりと片付いたキレイな部屋で過ごしたい、でも小さい子どもがいるとまるでほど遠い現状…理想と現実のギャップに悩んでしまいますよね。今回、子どもの部屋の片付けについてさまざまなコツなどを紹介してきましたが、少しでも解決のヒントは見つかりましたか?

子どもは日々、成長していきます。昨日できなかったことが今日できていたり。親にとっては、それが何よりの喜びですよね。子どもの片付けも、すぐにきちんとできるようになることはほぼありません。少しずつでも子どもが自分でできることが増えていく、その成長の過程を見守ってあげてみてください。

最後に、子どもの成長とともに出てくる不用品は、エコのためにもリサイクルを考えてみてはいかがでしょうか?特に読み飽きてしまった絵本は、重いしかさばるので収納に困るけど、ゴミとして捨ててしまうのも抵抗がありますよね。そんな時には、自宅で気軽に本を売ることができる『もったいない本舗』をぜひご利用ください。汚れや破れがヒドイものでない限りは、当店ですべて買い取りいたします。学校の教科書の買取も行っているので、進級・進学のタイミングで不要になった本などあればすぐにご連絡ください。

宅配買取なので自宅まで買取荷物を取りに伺いますが、梱包資材が自宅にない場合でも当店では大丈夫!ダンボール&ガムテープは無料でプレゼントいたします。お子さまのいるご家庭の住まいを快適にするために、『もったいない本舗』が少しでもそのお手伝いいたします。

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