今日から始める終活のススメ!断捨離のメリットとその理由とは?

最近よく耳にするようになった「終活」。年配の方が取り組むイメージですが、最近では若い人たちの間でも少しずつ広がってきています。終活のための第一歩は、「断捨離」です。断捨離をできるだけ早めに始めることのメリットから、処分しておくべきリストまで徹底的に解説します!

緑の中散歩をする老夫婦


そもそも「終活」「断捨離」ってどういうこと?


「終活」とは?

最近、メディアなどで度々耳にするようになった「終活」という言葉。 何となくネガティブなイメージだけが先行していますが、実際にはどんな意味なのか、どのようなことをすれば良いのかわからない!という人が多いのではないでしょうか?

「終活」とは、文字通り人生の終わりを迎えるための活動のこと。 つまり人生の最期を目前に控えた人が、さまざまな準備をしたり自分の人生を振り返ったりすることです。


「断捨離」とは?

「終活」のための第一歩は、「断捨離」と言っても過言ではありません。

<断捨離とは?>

ヨーガの行法の断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)を応用した片付け法。不要なものを()ち切り、()て、ものへの執着から()れる。自らが作り出す重荷からの解放を目指し、身軽で気楽な生活を手に入れることを目的としている。

以前、俳優の高橋英樹さんが自宅を徹底的に断捨離して、約33トンもの不用品を処分したことで話題になりましたね。初めはリサイクル業者に買取ってもらったそうですが、なかなか不用品は減らず、それならばと思い切ってトラックで運んで、片っ端から捨てたのだとか。必要のないものを徹底的に処分することで、今の自分に本当に必要なものが見えてきます。


「終活」における「断捨離」のメリットとは?

「旅立つ前の準備なんて悲しい」「なんだか気が滅入ってしまう」という人も中にはいるでしょう。でも、膨大な遺品を前に、残された家族のことを考えてみて下さい。何を残すべきなのか、何を処分して良いものかわからず途方に暮れてしまう可能性も…。大事な家族に負担をかけないためにも、できる限り自分で生前整理をしておくことが重要です。

そして終活における「断捨離」の一番のメリットは、老後の自分のライフスタイルをコンパクトで快適なものにするということです!不必要なものから身を遠ざけることで、驚くほど快適な人生を手に入れられます。必要なものとそうでないものが明確になれば、時間や生活スペースにも余裕ができ、生活環境の向上につながります。物がたくさんあればあるほど、便利で幸せだという考え方はもう古いんです!

断捨離を始めるタイミングとは?何歳からがベスト?

では、断捨離の必要性はわかったけど、具体的に何歳から始めれば良いの?という疑問をもつ人も多いと思います。答えは、終活に興味を持った「今」からぜひ始めるべきです!最近では、終活や生前整理は、TVやメディアなどの影響で若い世代にも広く知られるようになりました。ご家族とも、気兼ねなく話し合いがしやすい時代になりましたね。また、人間誰しも"もしも"のときはいつ訪れるかわかりません。年齢に関係なく、思い浮かんだときにすぐ始めるのがベストです。

とはいえ、子育て世代やまだまだ働き盛りの世代には忙しくてなかなか時間がとれない人も多いはず。一般的な断捨離を始めるタイミングとしては、定年退職後に老後の生活を意識するようになる60~70代。早い人ならなんと40代から始める人もいるようですが、おすすめは、リタイアした直後の、時間と生活に余裕ができたとき。

あまり気負わず、毎日少しずつ不用品を処分する「プチ断捨離」を進めてみるのはいかがでしょうか?断捨離は体力や気力が必要不可欠です。後回しにしているうちに重病を患ったり、認知症になって意思疎通が出来なくなってしまうことも。元気だからまだ必要ない!ではなく、まだ元気なうちに始めましょう。

【断捨離チェック】お家にこんなものありませんか?

チェックリストで確認しよう

それでは、何から断捨離していけば良いでしょうか?それは、「今」使用していないものです。必要のないものは、どんどん処分していきましょう。いつか使うかもしれないと食器棚の奥に重ねられた来客用の食器、そのうち読むかもと部屋の隅に置きっぱなしの古い雑誌、クローゼットから何年も出していない洋服はありませんか?今使っていないものは今後も使いません!何から処分したら良いかわからないという人も下の表でチェックして、該当するものは思い切って処分して下さい!


来客用の食器 割れるのが嫌でしまいっぱなしの高価なお皿・コップ・ティーセットなど。せっかくの良い食器をしまっておく方が勿体ない!でも使わないなら一度手放してみるのも◎。
予備の寝具 いつか使うかもと押し入れに入れっぱなしの寝具。普段使わないので、もしかすると虫がたくさん!という可能性も。必要なときはレンタルしましょう。
しばらく使っていない調味料 賞味期限切れのものありませんか?たまにしか使わず、期限が切れたものは躊躇することなく処分決定です。
放置しっぱなしのガーデニング用品 植木鉢や使っていないスコップなど、そのまま放置されているものは見た目にも良くないです。
子ども・孫のおもちゃ 息子が小さいときに使っていたおもちゃ・たまにくる孫の外遊びの道具。遊ぶ期間が過ぎたら手放して、誰かの手に渡れば喜んでもらえるはず。
古い雑誌や通販カタログ インターネットで最新の情報はいつでもチェック出来ます。雑誌やカタログは鮮度が命なので、読み返すことはほぼありません。
空箱や紙袋 いつか使うかもとたくさん取ってあっても、出番があったのはいつですか?こちらも処分!
壊れた家電用品 修理すれば使えるからはNG!いまや安価で高性能な電化製品はたくさんあります。修理代は購入代金以上になってしまう可能性も。
思い出の品 元恋人からの手紙や写真、思い出は胸に…しまいましょう。
高価で捨てられない衣類やバッグ 今着ていないものはこの先も着ません。いざ着てみるとサイズが合わない可能性も。
写真やアルバム 子どもに渡しておいたり、データ化して保存すれば収納も場所をとらずスッキリ。
人には見せられないあれこれ ポエム、小説、秘蔵の○○本など、人に見せたくないものは事前に処分しておかないと大変なことになります。

※これは捨てないでください!
・今実際に生活で使っているもの
・土地の権利書、不動産やリフォーム関係の書類、証券類
・預金通帳、実印や銀行印
・ネットバンク、ウェブサイトなどのアカウントの控え

断捨離しなければ、捨てなければ!とムキになって何でも捨てるのは間違いです。逆に、捨てすぎることで残された家族が困ってしまうことも。家族のものや大切なものまで捨ててしまい、家の中のムードが殺伐とする…では断捨離本来の意味から離れてしまいます。捨てることは「目的」ではありません。目的は「身軽に楽しく暮らす」ことであり、捨てることはあくまでも「手段」に過ぎないのです。

すべてをやみくもに捨てるのではなく、必要な書類や情報はまとめてわかりやすく保管し、趣味のものなど自分の人生に潤いを与えるものは残しておいたほうがその後の人生も充実したものになりますよ!

本・CDの断捨離は一番の難所!早め早めの対応を

さて、段々と断捨離の必要性が理解出来てきましたね。では、いったい何から断捨離していくとよいでしょうか。それは本やCDです。本やCDは数が少なければさほど問題ありませんが、本好きな人や音楽好きの人は持っている数も必然的に多くなっているはず。数が多くなればなるほど、とにかく重く、かさばるので最も処分が大変なものと言えます。大変なものだからこそ、体力があるうちに断捨離してしまうのがベストです!

「もうすでに体力に自信が無い…」という人も、安心して下さい。宅配買取というサービスはご存じですか?宅配買取なら、自宅でダンボールに詰めるだけで運送会社の人が取りに来てくれるので、体力に自信のない人でも大丈夫!後回しにせず、この機会に終わらせてしまいましょう。

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4つの処分方法~断捨離するものが決まったら

実際に断捨離するものが決まったは良いけど、どうやって処分するの?と、また新たな疑問が出てきました。わからないからまた今度にしよう…と、また先延ばしにしていては何も変わりません。ここではいくつかある処分方法をわかりやすく表にしましたので、ぜひ参考にして実践してみて下さい!


【処分方法】 【メリット・注意点】
ゴミに出す
・一番簡単に処分できる。自治体のルールに沿って決められた日に出す。
・大型のものは別に手数料のシールなどを購入しなければならない。
リサイクルショップに売る
・その日のうちに売却でき、値が付くものなら買取ってくれる。
・リサイクルショップへ自分で持ち込まなければならない。
家族や知人に譲る
・欲しい人に譲ればとても喜ばれる。
・無理矢理に押し付けるのは禁物。トラブルを招く可能性も。
遺品整理業者に引き取ってもらう
・必要なものは使いやすく片付けて不要なものは適切に処分してくれる。
・片付けのプロなので短時間で終わる。
・費用が発生する。
・必要なものまで捨てられてしまう可能性も。悪徳な業者も中には存在する。

※悪徳業者かどうか見極めるためには、事前に複数社から見積もりをとって比較してみるべきです。


極端に安すぎるなど、他とあまりにも違う業者は注意が必要です。『遺品整理ドットコム』では厳選された、特に優良な業者を紹介してくれるのでこのようなサイトを利用してみるのも一つの手です。

何を重視するかで、処分方法を選ぶとスムーズに終わるはず。ゴミとして出せば、手っ取り早く終わらせることができます。また、まだまだ使えそうなものは必要としている人に譲るととても喜ばれます。手早く終わった!喜んでもらえた!と充実感が増えれば、さらに断捨離への意欲も湧き、生活そのものも前向きになって、より充実したものになるのではないでしょうか。

こんな場合はどうすれば良い?終活におけるQ&A

恥ずかしくて今さら人に聞けない、聞いたけどよくわからない…と疑問や不安、残っていませんか?少しでもつまづくと嫌になってしまうものですよね。終活するために断捨離を始めると決めたなら、その気持ちをすべて解決してから進めましょう!

Q1 家族に心配をかけたくないから、内緒で断捨離を進めたいんだけど…
A1 家族に相談した上で断捨離を進めるのがベスト!内緒で進めるのは後々書類関係や相続などの問題でトラブルになりかねません。家族の協力があってこその終活と考えましょう。
Q2 体力に自信がなくて…息子やお嫁さんに手伝ってもらうのも気が引けるし…
A2 遺品整理業者に依頼しましょう!生前整理・老前整理に対応している業者が多いです。
(相見積りをとるなどして比較を)
Q3 衣類が大量にあって、何から捨てて良いものやら…
A3 自分なりの明確な「捨てる基準」を決めてから、取り掛かりましょう。
例)毛羽立っているもの、少し痩せたら着られるもの、高価だったけど今の時代に合わないもの、1年間袖を通していないものなど
Q4 ブログやフェイスブックなど、自分がいなくなった後はどうなるの?
A4 いわゆる「デジタル遺産」は、自分の死後も残ってしまいます。ブログやSNSサービスなどのアカウントは事前にメモに残しておきましょう。それを見て家族が手続きすることができます。

まとめ

シンプルで豊かな生活を

ここまで、終活における断捨離のメリットや方法を紹介してきましたが、いかがでしたか?

断捨離は、どうしても「捨てる」ということに集中してしまいがちですが、簡単に言えば今までを振り返り、自分を見つめなおすということ。ただやみくもに捨てるのではなく、あくまでも自分にとって必要なものを見極め、ものへの執着から離れて楽に暮らすことが目的です。また、断捨離した後は余計なものを持ち込まないなど意識から変えることで、よりシンプルで豊かな生活を送ることができますよ!

「なんだか縁起が悪いから終活なんかしない!」という考えはもう終わりにして下さい。終活をしてもっと自分を知り、残りの人生も後悔しないように、どう身軽に楽しく生きていくか考えていきましょう!

sakura
ライティング担当 : sakura

札幌在住30代。本や少年コミックを読むことが大好きで、家事の合間にハイボールを飲みながら読書をするのが至福のとき。小説はイヤミス、ホラー、児童文学まで好きなジャンルは多岐にわたり、ラストですべてがひっくり返される「大どんでん返し」本を好んで読む。子どもの頃からホラー映画が好きで、最近は『死霊館』や『インシディアス』など心の奥底まで恐怖心をかきたてられるようなジェームズ・ワン監督作品に魅了されている。

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