• 2022/10/25

【2022年最新】実話に基づくおすすめ映画40選<ランキング>

《映画好きスタッフおすすめ!》この世に数多ある映画の中でも、「実話」を基に描かれた作品をピックアップしてみました。とても実話とは思えない衝撃のサスペンスや、歴史に名を残した人物を描く伝記映画、涙なしには観られない感動作まで、おすすめ作品をジャンル別にご紹介!

実話映画TOP画像
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「実話」を基に描かれた映画の魅力とは?

"事実は小説よりも奇なり"とはよく言いますが、世の中にはフィクションよりも衝撃を受けるような驚きの「実話」がたくさん転がっています。最近はそんな実話ベースの映画が人気を集めています。よく映画のオープニングで「これは実話である」という字幕が流れることがありますが、虚構ではないからこそどっぷりと没入できる《実話映画》は、鑑賞後に深い余韻を残します。

そこで、古本店『もったいない本舗』の映画好きスタッフsakuraが厳選するオススメ《実話映画》をランキング形式でご紹介します。ヒューマンドラマから伝記映画、まさかのオカルトホラーまで、ジャンルごとにピックアップしました。どれも外れのない作品ばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

<映画好きスタッフ推薦>実話映画人気おすすめランキング!

①【サスペンス映画】手に汗握る!緊張感とスピード感あふれる5選

1位 運び屋(2018年)
  

90歳のおじいちゃんがメキシコ麻薬カルテルの運び屋になるという、嘘のような本当の話。でも最も驚いたのは、同じ歳の俳優クリント・イーストウッドが監督・主演をつとめているというところ!年齢的にちょっと心配になるのですが、そんな不安も杞憂に終わったようで。イーストウッドは孤独で、家族思いで、でも実は陽気な老人アールを自然体で演じています。「自分は役立たずだからお金を稼ぐしかない」と危険な仕事に臨むアール。限られた人生で一番大事なものは何なのか?と考えさせられる作品でした。

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2位 15時17分、パリ行き(2018年)
  

2015年、<アムステルダム発パリ行き>の高速列車で起こったイスラム過激派によるテロ事件。その列車に居合わせた幼馴染3人が犯人に立ち向かう映画なのですが、この作品のミソは、なんとそのご本人たちが実際に出演しているということ!これも監督のクリント・イーストウッドの手腕なのでしょうが、事件の状況をご本人たちがリアルに再現することでこの映画に真実味が生まれたのだと思います。彼らの少年時代のエピソードを絡め、ごく普通の人間である彼らがとった勇気ある行動が浮き彫りになる素晴らしい映画!

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3位 パピヨン(2017年)

1973年にもスティーブ・マックイーン主演で映画化されていますが、今回ご紹介するのは2017年のリメイク版。『パシフィック・リム』のチャーリー・ハナムと『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックという人気急上昇中の2人が主演なのですが、彼らの存在感がとにかく大きい!無実の罪で脱出不可能な悪魔島に投獄されるパピヨン。これが実話ベースと考えるともう絶望しかない…。「脱獄」なんて考えもしない絶望的な状況でも絶対に諦めないパピヨンの精神力の強さ、そしてドガとの男の友情にホロリとさせられます。

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4位 スポットライト 世紀のスクープ(2015年)
  

カトリック教会の数十人もの神父による幼児の性的虐待を、教会が組織ぐるみで隠蔽してきたという前代未聞のスキャンダル。ボストン・グローブ紙がこの暗闇を白日のもとにさらす社会派映画!人々の心のよりどころであるはずの教会のタブーに、記者たちはどのようにして切り込んでいくのか?これが実話だと思うと恐ろしくなりますが、重いテーマを扱っているにもかかわらず、中だるみせずテンポ良く展開していく構成に脱帽です。信念を曲げることなく真相をとことん追究する。これこそジャーナリズムの本質ですね!

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5位 クーリエ:最高機密の運び屋(2020年)
  

この映画は名優ベネディクト・カンバーバッチだからこその、スタイリッシュさと手に汗握る緊張感だと思うのです!アメリカvsソ連の「キューバ危機」。この戦争を回避するべく、機密情報の運び屋に抜擢されたのは、なんとスパイ経験など何もない英国人のセールスマン。「007」のように派手なアクションシーンがあるわけではありません。ただひたすらモスクワから情報を運ぶのですが、それがまたリアリティを伴います。役作りのためとはいえ、カンバーバッチのあの変貌ぶりには驚きを禁じ得ません。

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②【ヒューマン映画】心にじんわりと優しさが染み入る5選

1位 最強のふたり(2011年)
  

もう10年以上前の映画になるのですね、公開以降何度この映画を観たことでしょうか!それほどまでに心温まるヒューマンドラマですし、何度観てもアース・ウィンド・アンド・ファイアーの曲に踊りだしたくなります(笑)ある事故をきっかけに全身麻痺となってしまった車いすの富豪フィリップ。彼は身の回りの世話をしてくれる介護人を探すのですが、面接で出会ったのはスラム街出身の黒人青年ドリスでした。何もかもが真逆の2人が、お互いをありのままに受け入れ友情を育んでいく姿に心がほっこりします。

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2位 ドリーム(2016年)
  

1962年、アメリカ人として初めて軌道宇宙飛行を行った宇宙飛行士ジョン・グレン。彼の功績の裏には、NASA職員として尽力した3人の黒人女性がいました。でも当時は、黒人でさらに女性というだけで差別されてしまう時代。それでも超秀才の彼女たちが実力でのし上がっていき、周囲を認めさせるストーリーは何とも痛快です!自分の仕事に誇りと自信を持って全力で取り組む姿は、今を生きる私たちにとって良い刺激になり、「明日から頑張ろう」という活力をもらえます。それにしてもケヴィン・コスナーは良い役どころだなぁ。

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3位 チョコレートドーナツ(2012年)
  

育児放棄されたダウン症の少年を、ゲイのカップルが育てるというお話。今でこそ"多様性"が少しずつ認められつつありますが、当時はLGBTが一般的ではなかった時代です。奇異な目を向けられたり、冷淡な態度をとられたりという厳しい現実に立ち向かう2人。もしこれが今の時代だったらまた違う将来が待っていたのでしょうか。マイノリティはいつでも生きづらい世の中です。自分の価値観に合わないものを非常識とみなすなら、きっとそれは一生埋めることのできない「偏見」に繋がるのでしょうね。

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4位 タクシー運転⼿ 約束は海を越えて(2017年)
  

恥ずかしながら、この映画を観るまで1980年に韓国で起こった「光州事件」のことを知りませんでした。民主化を求めるデモを軍が弾圧し、多数の死者が出た事件。情報統制下で、ドイツ人ジャーナリストは「通行禁止時間までに光州に行けたら大金を支払う」とソウルのタクシー運転手に伝えるのです。本来タクシー運転手は目的地まで行けば終わり、ジャーナリストはスクープの映像を撮れば終わりのはずなのに、2人はそうしなかった。国を超えた彼らの友情と、真の報道のあり方に心打たれました。

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5位 ミス・シェパードをお手本に(2015年)
  

マギー・スミスさん(ハリポタのマクゴナガル先生!)の名演技が光る映画です。黄色いオンボロ車でホームレス生活を送るミス・シェパード。そこに引っ越してきた劇作家ベネットは、親切心から自宅の庭に車ごと入れてあげることに。ミス・シェパードの高飛車な態度に悩まされつつも、2人の間には奇妙な友情関係が生まれていきます。近所の住人たちも親身になって食事の差し入れをするあたりが、イギリスらしいというかなんというか。コミカルで笑えるんだけど、最後にはちょっぴり切なくなる作品です。

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③【ホラー映画】えっこれも実話なの?恐怖と戦慄の4選

1位 死霊館(2013年)
  

世界中を震え上がらせた『死霊館』ですが、本作が恐ろしい理由は何といってもこれが「実話」であることです。悪魔に襲われた一家を、心霊研究家ウォーレン夫妻が救うというお話。「日本人には<悪魔>は馴染みがないもんね」と高をくくっていると痛い目にあいますよ!本当に震え上がるほど怖い映画です(汗)でもこのジェームズ・ワン監督による『死霊館』シリーズが人気なのは、ただ怖いだけではなく毎回<家族愛>が描かれていること。ホラー映画なのに、毎回最後にはほんのり温かな気持ちにさせられます!

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2位 ライトハウス(2019年)
  

1801年にイギリスのスモールズ灯台で起こった事件を基に作られた映画です。荒れ狂う嵐の中の孤島で、2人きりの灯台守。そして定期的に聞こえてくる無機質な霧笛の不快な音…。もうそれだけで気が狂いそうになるんですが、なぜだか最後まで目が離せないのです。行き着くところがわからない怖いもの見たさ、とでも言うのでしょうか。ウィレム・デフォーとロバート・パティンソンという2人の狂演も見どころのひとつで、観客も徐々に理性を失っていくかのような、そしてその中に美しさを見出してしまう恐ろしい映画。

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3位 ポゼッション(2012年)
  

実在する「ディビュークの箱」をモチーフに描かれた映画です。恐怖度は控えめながらさすがはサム・ライミ製作、正統派オカルトホラーでなかなか面白かったです。ガレージセールで買ったアンティークの木箱に、娘のエミリーは異常な執着を見せるようになります。そしてやがて不可解な現象が起こり始めるように…。とにかくエミリー役の女の子の迫真の演技が見事。エクソシスト系は少女が主演となることが多いですが、どの子もすごい演技力だと感心します。ちなみに虫嫌いの人は、嫌なシーンがあるので要注意です(汗)

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4位 ディアトロフ・インシデント(2012年)
  

1959年、現在のロシアのディアトロフ峠で雪山登山をしていた男女9人が不可解な死を遂げた「ディアトロフ峠事件」を基に作られた映画。通常の雪崩などではあり得ない死に方、そして何人かの犠牲者の衣服からは高い放射線量が検出されるなど、未だに謎多き事件として扱われていますね。本作では、その事件のドキュメンタリー映画を撮影するために若者たちが現場に入るというストーリー。設定に少し無理はありますが、なにしろモチーフが魅力的で、ブレアウィッチ的なPOV手法も個人的には結構気に入っています!

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④【伝記映画】有名なあの人物の軌跡を辿って…おすすめ6選

1位 イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年)
  

何故だか繰り返し観てしまう映画のひとつ。第二次世界大戦中、世界最強と言われたドイツ軍の解読不可能な暗号エニグマ。その暗号解読に挑んだ天才数学者アラン・チューリングの半生を描いた映画です。天才ゆえに他者とわかりあえない孤独さも、アランという非凡な人間を際立たせています。彼がいなかったら現代のコンピュータはなかっただろうし、彼がもっと長生きしていたらおそらく今とは全く違う世界になっていただろうと思う。アランの残した偉大な功績とともに、切ない余韻の残る名作伝記映画です。

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2位 ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年)
  

第二次世界大戦中の重要な局面で、英首相に就任したばかりの政界の嫌われ者・ウィンストン・チャーチル。今でこそ英雄視されているチャーチルですが、この映画を観ると人間味にあふれ、葛藤だらけの彼の姿を垣間見ることができます。チャーチルを演じたのは名俳優ゲイリー・オールドマンですが、どこからどう眺めてもゲイリーには見えないほど作り込まれていて驚き!チャーチルの行動が後のダンケルクでの史実に繋がります。本作を観た後は、ぜひクリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』もご覧くださいね。

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3位 アメリカン・スナイパー(2014年)
  

「米軍史上最多、160人を射殺した、ひとりの優しい父親」という衝撃的なキャッチコピーが話題となりました。クリス・カイルという、アメリカの伝説的スナイパーの半生を描いた戦争映画です。彼はアメリカ側からしてみれば"レジェンド"という異名を持つ英雄ですが、対するイラク側からすれば悪魔そのものなんでしょうね。家族を愛するただの無骨な男なのに、神がかり的な狙撃の腕前を持っていたばかりに英雄に仕立て上げられてしまいます。優しい日常を蝕んでいく戦争の恐ろしさを思い知らされる哀しい映画です。

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4位 スノーデン(2016年)
  

2012年、「アメリカ政府が全世界のメール、SNS、通話を監視している」との内部告発をした元CIA職員エドワード・スノーデン。当時日本でもかなり話題になったので、記憶に残っている人もいるのではないでしょうか。今の時代は情報がすべてと言っても過言ではありません。それがすべて筒抜けだったとしたら、一国のインフラなんてすぐに止めることさえできるんだろうかと空恐ろしくなります。賢さ、正義感、使命感、すべてを兼ね備えたスノーデン氏だからできること。そしてこれが現在も続いているのが恐ろしい。

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5位 ハウス・オブ・グッチ(2021年)
  

世界に名だたるラグジュアリーブランド「グッチ」。でもその煌びやかな繁栄の裏にある歴史をご存じでしょうか?本作はグッチ一族のドロドロな泥沼権力争いを描いた作品で、主演のレディー・ガガの凄まじい存在感に圧倒されっぱなしでした。貧しい家庭で育ち、野心家であるパトリツィアはグッチ家の後継者のひとりマウリツィオと結婚するのですが、まぁこの主張の強い女性と上手くいくはずはありません。この映画を観た後にグッチを買いたくなるか、否かはあなた次第(笑)アル・パチーノが渋くて格好良かったです。

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6位 博士と狂人(2018年)

今私たちの時代には「辞典」が当たり前のように存在しますが、当然のことながらそれは誰かが編纂したものなのですよね。それが世界最高峰と言われる「オックスフォード英語大辞典」となれば、苦労は並大抵のものではなかったはず!本作ではその誕生秘話が描かれています。世界的に有名な辞典の編纂に、殺人犯が関わっているという衝撃!博士を演じたメル・ギブソンと狂人を演じたショーン・ペンの怪演(と言っても良いと思う)が印象的で、実在した異端の天才たちを見事に演じています。

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⑤【感動映画】ハンカチを用意して!奇跡を呼び起こす5選

1位 グリーンブック(2018年)
  

何度でも観たくなる感動の実話映画NO.1は『グリーンブック』です。舞台は1962年のニューヨーク。黒人天才ピアニストであるドクター・シャーリーは、南部コンサートの運転手としてナイトクラブの用心棒トニーを雇います。無学で、ガサツで、喧嘩っ早いトニーと、正反対の性格をしたドクター・シャーリーはたびたび衝突するものの、徐々に心を通わせていく姿に思わず涙…。当時は人種差別が現代の比ではなく、黒人というだけで白人と一緒に食事を取ることさえ制限されていたという事実に驚きました。

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2位 LION ライオン 25年目のただいま(2015年)
  

インドという国の恐ろしさとともに、Google Earthの偉大さを再確認した作品です。幼い頃インドで迷子になり、人身売買組織の手を逃れて、その後オーストラリア人夫婦の養子となったサルー。夫婦の愛情を一心に受けて大人になった彼は、子供の頃のおぼろげな記憶だけを頼りに故郷を探すというお話。これが実話とは…そして、インドでは年間8万人も行方不明になる子供がいるとは…色々な意味で衝撃を受けました。サルーの行動力、執念、故郷への愛情、そして養父母の寛大さすべてがプラスに働いたお話ですね。

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3位 シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年)
  

アメリカでフードトラックブームを生んだロイ・チョイさんの実話にインスパイアされて作られた映画です。これがまた何度観ても幸せな気持ちになるんですよ。やっぱり美味しい食べ物って、人を幸福にするんですね!オーナーとのトラブルにより突然店を辞めた一流レストランのシェフ・カール。彼は絶品のキューバサンドイッチとの出会いから、フードトラックを始めることに。仕事であり、趣味でもあり、生きがいでもある。毎日こんな生き方ができたらどんなに楽しいだろう。息子との絆にもホロリとするハッピー映画。

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4位 ホテル・ムンバイ(2018年)
  

2008年、インドのムンバイで発生した同時多発テロ。その中でも5つ星ホテル「タージマハル・パレス・ホテル」での事件を中心に描かれた実話映画です。従業員にだってもちろん家族はいる。圧倒的な暴力を前に、次の瞬間には殺されているかもしれない。それでも「お客様は神様」「このホテルが家だ」とホテルの従業員たちが一丸となって宿泊客を逃がそうと奔走するのです。これがただのフィクションだったら大団円で終わっていたかもしれません。でもこれは実話。押し寄せる感動とともに、哀しい余韻が尾を引きます。

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5位 キーパー ある兵士の奇跡(2018年)
  

第二次世界大戦中、ドイツ空軍の空挺兵として従軍した後、イギリスのマンチェスター・シティFCと契約したバート・トラウトマンさんの涙なしには観られない実話。ナチス兵士として捕虜となっていたトラウトマンは、イギリスの収容所で地元サッカーチームの監督の目に留まり、ゴールキーパーとしてスカウトされることに。彼の人柄や実力が認められたのだと思いますが、さぞや波乱万丈の人生だったことでしょう。過去にどのような遺恨があっても、結果的に敵国出身である彼を受け入れたイギリスという国もまた素晴らしいです。

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⑥【衝撃映画】ただただ言葉を失ってしまう衝撃の実話5選

1位 ルーム(2015年)
  

オーストラリアで実際に起こった事件をベースに作られた作品。実の娘を24年間も自宅の地下室に監禁していたという「フリッツル事件」。世の中にこんなおぞましい事件があるのかと震え上がりました。地下室で生まれた息子ジャックは、監禁された地下室しか見たことがありません。外がどんな世界なのか、母親は必死に説明するけれど、ジャックにとってはこの薄暗い部屋がすべて。この映画の良いところは、地下室からの脱出がゴールではなくその後の親子の人生を丁寧に描いているところ。ラストシーンも素晴らしいです。

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2位 エベレスト 3D(2015年)
  

1996年のエベレスト大量遭難事件をもとに描かれた作品です。終始鳥肌が立つ自然の荘厳さと恐ろしさ。もう、観ているだけで体が凍り付きそうです(汗)世界中の登山家たちを魅了するエベレスト。ツアー客たちは皆登頂を夢見るのはもちろんのこと、高額な参加費を払って来る人たちもいます。でも、結局自然が相手なんですよね。「これくらいなら」という小さな判断ミスが命取りになってしまう。もうこんな映像を観てしまったら、エベレストどころか雪山登山なんて絶対できないです。神々しさは死と隣り合わせなんだ…。

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3位 ハン・ゴンジュ 17歳の涙(2013年)
  

2003年に実際に起こった女子中学生集団暴行事件を描いた韓国映画です。さきほどご紹介した映画『ルーム』でも感じたことですが、世の中に本当にこんな鬼畜が存在するのか…。『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』は韓国の抱える社会の闇が浮き彫りになった衝撃作。こういう映画を観てよく思うのが、なぜ加害者が守られて被害者がさらし者になる構図になってしまうのか?ということです。韓国にはこのような社会派映画が多いのですが、目を覆いたくなるような事件が一向に減らないのは何故なのでしょうか?

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4位 スキャンダル(2019年)
  

2016年、全米視聴率NO.1の「FOXニュース」のCEOが、長年務めてきた人気女性キャスターにセクハラ被害で訴えられた事件。そのわずか3年後に実話として映画が作られるのだから、つくづくアメリカって色々な意味で恐ろしい国だと感じます(笑)SNSで#MeToo運動が話題になりましたよね。元人気キャスターをニコール・キッドマン、そしてFOXニュースの看板番組を担当するキャスターをシャーリーズ・セロン、とにかく美しく格好良い女性たちの共演!社会問題にバッサリと切り込む、これぞアメリカ映画です。

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5位 ザ・シークレットマン(2017年)
  

アメリカ最大の政治スキャンダルと言われる「ウォーターゲート事件」を描いた作品です。民主党本部への盗聴に端を発して、任期途中のリチャード・ニクソン大統領を辞任に追い込んだこの事件の裏側には一体何があったのか。当時FBI副長官だったマーク・フェルトが、実は"ディープ・スロート"(内部告発者)であったことが後に明らかになりました。政府を敵にまわして、命があるほうがおかしい。そんな状況で真実を追い求めるフェルトの豪胆さに驚くばかりです。いつもは"娘のために戦う父親"という印象が強いリーアム・ニーソンですが(笑)FBI副長官がとにかくハマリ役でした!

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⑦【歴史映画】過去の歴史はやがて現代へ繋がる。おすすめ5選

1位 英国王のスピーチ(2010年)
  

アカデミー賞の作品賞や監督賞など4部門受賞も納得、良質の歴史映画です。先日亡くなったエリザベス女王の父であるジョージ6世は、子どもの頃から吃音に悩んでいたと言います。国民の前で絶対に間違えられないスピーチをしなければならないなんて、そのプレッシャーは想像するに難くないですね。本作で描かれるのは、ジョージ6世と、吃音の治療にあたった言語聴覚士・ライオネルとの信頼関係。無礼とも思える態度で臨むライオネルですが、そんな彼だったからこそ友情を育むことができたのではないでしょうか。

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2位 それでも夜は明ける(2013年)
  

たった200年前には、アメリカには奴隷制度があったんですよね。現代ですら毎年のように人種差別を発端とするさまざまな事件が起こります。では1800年代、当たり前のように人種差別があった時代は、黒人たちにとってまさに地獄のような毎日だったのではないでしょうか。自由黒人として家族と幸せに暮らしていたソロモンはある日突然誘拐され、すべてを奪われて奴隷とされてしまいます。彼が家族と再会するまでの長い長い年月を描いた問題作。この映画がアカデミー賞を受賞したことこそ、大きな進歩なのだと思います。

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3位 最後の決闘裁判(2021年)
  

リドリー・スコット監督の中世映画といえば『グラディエーター』のような決闘映画を思い出すのですが、本作はそれにミステリー要素が含まれた斬新な作品!騎士の妻マルグリットは夫の旧友に乱暴されたと訴えるのですが、目撃者はいない。一体誰が嘘をついているのか?3者の視点から事件が描かれていきます。同じ事件でも捉え方は人それぞれで、最初に抱いた印象が徐々に変わってくるのも面白いですし、いつの時代も女性の立場はなんと弱いのだろう、と思い知らされます。マット・デイモンとベン・アフレックの貫禄っぷりも見事。

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4位 戦火の中へ(2010年)
  

北朝鮮と韓国の戦争を描いた映画は数多くありますが、この作品はとりわけ心に突き刺さる一本。BIGBANGのT.O.Pや、クォン・サンウ、チャ・スンウォンなどそうそうたるメンバーが出演していることでも話題になりましたが、そんなミーハーさも忘れてしまうほどに壮絶な映画でした。38度線を超えてきた朝鮮人民軍を迎え撃つ韓国の学徒兵。人手が足りないからと学生たちを戦争に駆り出す状況がなんとも悲しい。現在も未だにらみ合いが続く38度線、同じ言葉を話す同じ民族なのに殺し合わなければいけないなんて残酷すぎる。

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5位 ポンペイ(2014年)
  

西暦79年に起こったヴェスヴィオ火山の噴火により、そのふもとにあった美しい都市ポンペイは一夜にして消滅したというのは有名な話です。「古代ローマ帝国のことなんて昔すぎてピンとこない」という人もいるかもしれませんが、現在でも火山灰堆積層では高熱で体を焼かれた人間の骨などが見つかっています。そんな悲劇の実話を描いたのが『ポンペイ』。sakuraは、主演のキット・ハリントンのファンということもあって迷わず鑑賞したのですが、一瞬のうちに栄華が消え去る儚さが切なくてとても記憶に残る作品でした。

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⑧【日本映画】身近なシチュエーションに心揺さぶられる5選

1位 罪の声(2020年)
  

昭和最大の未解決事件「グリコ・森永事件」をベースに描かれた小説『罪の声』(塩田武士・著)。山田風太郎賞を受賞するなど高い評価を得た本作が、ついに小栗旬さん×星野源さん主演で映画化されました!この事件というのがまた不気味で、江崎グリコの社長が誘拐され身代金を要求、そしてグリコだけにとどまらず他の菓子メーカーにまで被害が及んだのです。そして青酸入りの菓子が店頭に置かれたという恐怖。一体誰が罪を負うべきなのか。未だに謎に包まれている事件を、一切の中だるみなく描き切った良作です。

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2位 余命10年(2022年)
  

こういう"余命〇年"系恋愛映画は、いかにも泣かせにかかってくるようで苦手なんですが…本作『余命10年』は、やはり実話ベースということもあって胸に迫るものがありました。同名の原作小説の作者・小坂流加さんは、作中で茉莉が患ったのと同じ難病により、38歳という若さで亡くなっています。おそらくご自身を重ねて執筆されたのだと思いますが、そのことを念頭において鑑賞すると涙なしでは観られません。終わりが見えているのに、好きな人を自分の人生に巻き込んでしまうことの葛藤や苦しさが切なく描かれています。

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3位 MOTHER マザー(2020年)
  

「毒親」「親ガチャ」という言葉がよく聞かれるようになった現代ですが、本作を観ると完全に合点がいきます。これが実話だということ、そして世の中にはこういう共依存の親子が少なからずいるのだろうと思うと、現代社会の闇が垣間見えますね。本作に出てくる長澤まさみさん演じる母親は、子どものことを単なる道具としか見ていません。自分の手は直接汚さず、徹底的に息子の自己肯定感を奪うような親。それでも子どもにとっては唯一の母親。それがこんな悲しい事件を引き起こしたのかと思うとやるせない気持ちになります。

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4位 凶悪(2013年)
  

徹底的に体力と精神力を奪われるような恐ろしい映画で、sakuraは若干トラウマになっています(笑)死刑判決を受けて上訴中だった男が、獄中から告発することにより、あるおぞましい殺人事件の首謀者が明らかになった「上申書殺人事件」。本作に登場するすべての人物に狂気を感じて、人間不信になること必至です。特にリリー・フランキーさんの演技が凄まじく、この人は本当にこういう人なんじゃないかと勘違いしてしまいそうなほどに...!人間の抱える闇、残虐性、利己主義があぶり出される問題作です。ヤクザ映画好きさんにも。

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5位 楽園(2019年)
  

都会は都会で生きづらいと思うけれど、この映画に出てくるような田舎の閉塞的なコミュニティや同調圧力を見ていると、真綿でじわじわと首を締められるような気持ちになってきます。最初から最後まで、正直「田舎怖い!」となる映画です。実際にある田舎で起こった女子失踪事件がベースの映画で、さまざまな仄暗い人間模様が描かれています。何とも皮肉なのは本作のタイトルが『楽園』ということ。人間にとっての楽園とは何なのか?タイトルとは裏腹に村全体がまるで息をひそめて監視しているような狂気がひどく不気味です。

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まとめ

さて、ここまで「実話」を基に描かれた映画をジャンルごとにご紹介してきましたが、興味のある作品に出会えましたか?実話映画は、実際にあった出来事なので真実味・信憑性がありますし、作り物(フィクション)が苦手な人でもきっと楽しめるのではないでしょうか。

今回は古本店『もったいない本舗』のスタッフsakuraがとりわけ気に入っている映画40本をピックアップしましたが、この世にはまだまだ面白い実話映画がたくさんあります!今回はご紹介できませんでしたが、『マネーボール』や『インビクタス/負けざる者たち』『ラッシュ/プライドと友情』などスポーツ映画も魅力的な作品揃いです!

今は「Amazonプライム・ビデオ」や「 Netflix (ネットフリックス) 」などのサブスクで気軽に映画を探すこともできますし、気に入った作品はDVDで手元に置いておくのも良いでしょう。『もったいない本舗』では、お手頃な価格で各種DVDを取り揃えています。気になった方はぜひ商品を探してみて下さいね。

sakura
ライティング担当 : sakura

札幌在住30代。本や少年コミックを読むことが大好きで、家事の合間にハイボールを飲みながら読書をするのが至福のとき。小説はイヤミス、ホラー、児童文学まで好きなジャンルは多岐にわたり、ラストですべてがひっくり返される「大どんでん返し」本を好んで読む。子どもの頃からホラー映画が好きで、最近は『死霊館』や『インシディアス』など心の奥底まで恐怖心をかきたてられるようなジェームズ・ワン監督作品に魅了されている。

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