「くまのプーさん」実写化!映画『プーと大人になった僕』原作との違いは?

ディズニーアニメ「くまのプーさん」が実写映画化!2018年9月14日、ついに日本公開決定!大人になったクリストファー・ロビンとプーの再会から始まる奇跡の物語。成長したクリストファー・ロビン?リアルになったプーさん?気になる映画の魅力や、原作との違いに迫ります!

旅するテディベア

アニメ「くまのプーさん」登場から40年。ついに実写映画化

近年、漫画やアニメを原作とする作品の実写化が話題になっていますよね。さまざまなタイトルが実写化されている中、あのディズニー映画でも、実写化ラッシュが起きているのをご存知でしょうか?ディズニーのアニメーション映画として登場している「シンデレラ」「アリス・イン・ワンダーランド」「美女と野獣」などなど、私たちが幼いころから慣れ親しんできたあの作品たちが、実写映画として生まれ変わっているんです。

さて、実写化ラッシュ真っただ中のディズニー映画で次に公開が決まったのは、まさかまさかの「くまのプーさん」くまのぬいぐるみ・プー心優しい少年クリストファー・ロビンの友情と仲間たちとの日々を描いた「くまのプーさん」ですが、日本公開が決定した実写映画版では大人になったクリストファー・ロビンが登場します。

プーと過ごした“100エーカーの森”を離れ、ロンドンで家庭を持ち社会人として働くクリストファー。仕事に追われ、家族との時間も取れない日常に疲れ果てていた彼は、ある日突然、親友プーと奇跡の再会を果たします。

プーたちとの久々の再会は、クリストファーにどんな物語を運んでくるのでしょうか?

映画『プーと大人になった僕』詳細情報

<映画>
公開日:2018年9月14日
原作:「くまのプーさん(原題:Winnie the Pooh)」A.A.ミルン(1926年)
監督:マーク・フォースター
製作総指揮:レネ・ウルフ、ジェレミー・ジョーンズ
製作:ブリガム・テイラー、クリスティン・バー
キャラクター原案:A.A.ミルン、E.H.シェパード
脚本:トム・マッカーシー、アレックス・ロス・ペリー、アリソン・シュローダー
キャスト:ユアン・マクレガー、ジム・カミングス(声の出演) 他
日本語版キャスト:堺雅人、かぬか光明(声の出演) 他
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

大人になったクリストファー・ロビンが登場!実写化「プーさん」ってどんな話?

映画『プーと大人になった僕』あらすじ
クリストファー・ロビンが、プーや仲間たちに別れを告げてから長い年月が経った。
大人になったクリストファー・ロビンは、妻イヴリン・娘マデリンと共にロンドンで暮らし、仕事で多忙な毎日を送っていた。
ある日、家族と休暇を過ごすと約束した日に、急遽仕事を任されてしまう。会社と家庭との間で苦悩するクリストファー・ロビンだったが、そんな時、かつての親友プーがやって来る。「仲間たちが居なくなったから一緒に探してほしい」と頼まれたクリストファー・ロビンは、久しぶりに“100エーカーの森”を訪れる。昔と変わらない仲間たちと再会し懐かしさを感じながら、残してきた仕事のことを思い出す。慌ててロンドンに戻っていくクリストファー・ロビン。それを見送ったプーたちは、彼が仕事の道具を忘れていったことに気が付いた。
仲間たちと一緒にロンドンに向かったプーと仲間たち。偶然出会ったマデリンに助けてもらい、忘れ物と“本当に大切なもの”を届けるため、親友の元へ急ぐ——。

戦争が終わり、復興と経済成長に向かって行くロンドン。経営が思わしくない会社からはプレッシャーをかけられ、仕事で多忙なあまり共に過ごす時間が取れない家族との間にはわだかまりが…。うまくいかない毎日に思い悩むクリストファー。

そこに現れたのが、子どもの頃に親友だったぬいぐるみのプーでした。プーと共に“100エーカーの森”に戻ってきたクリストファーは、コブタのピグレットやトラのティガー、ロバのイーヨー、カンガルー親子のカンガルー、ウサギのラビットなど、森の仲間たちとも再会。童心に返って、懐かしく楽しい時間を過ごします。しかしふと頭をよぎるのは仕事のこと。家族のため、仕事をしてお金を稼がなければなりません。大人になった今は、“100エーカーの森”に居続ける訳にはいかないのです。

ディズニーアニメ「くまのプーさん」を原作として実写映画化された『プーと大人になった僕』。タイトル通りに、主人公は大人になったクリストファー・ロビンなんです。

舞台となる世界は、原作アニメ「くまのプーさん」からは、30年後の世界という設定だそう。そうすると映画に登場するクリストファー・ロビンの年齢は、40歳前後だということに…!立派な中年男性になったクリストファーなんて、これまでは想像したことありませんでしたよね(笑)

大人クリストファーを演じるのは、「スター・ウォーズ」のオビ=ワン・ケノービ役としても有名なユアン・マクレガーさん。ディズニー実写映画「美女と野獣」では、ロウソク姿の給仕頭ルミエール役も演じていました。また、日本語吹き替え版でクリストファーの声をあてるのは、俳優の堺雅人さんに決定。実写の吹き替えは初体験だという堺さんは、どんなクリストファーを演じてくれるのでしょうか。

原作アニメ「くまのプーさん」とは時代も舞台も大きく変わる実写版。不安だったのは、プーたち“ぬいぐるみ勢”がどんな姿で登場するかということ。実際、CGで動くプーと仲間たちに一瞬びっくりさせられましたが、これはこれで良いかもしれない…!CGになってものんびりとした語り口と可愛らしい容姿は変わらず。アニメ版の彼らと比べてぬいぐるみっぽさが強くなっていて、フワフワぬいぐるみのプーが本当に喋って動いているよう。観ていてとってもホッコリしてしまいます。

予告動画で動くプーたちを観ていて、ひとつ気になることが。30年経ってクリストファーは立派な男性に成長した訳ですが、ぬいぐるみの身体を持つ“100エーカーの森”の仲間たちも、長い時を経て少しくたびれているような印象がありませんか?アニメと比べて色あせているように見えたり、若干毛並みがボサボサしていたり…。クリストファーが大人になっていく長い間、プーたちも同じように長い時間を過ごしていたんだなぁと考えると、ちょっと感慨深いものがありますね。プーさん好きの方々は、実写プーさんを見た瞬間ジーンと来てしまうのではないでしょうか。

実写映画と原作アニメとの違い

A.A.ミルンによって書かれた小説「くまのプーさん」から40年後、ディズニーからアニメ「くまのプーさん」が発表されました。初めにアニメ化されたのは、原作小説でも1番初めに登場するエピソードでした。「プーさんとはちみつ」というタイトルで映像となったこのお話は、ファンからも根強い人気を受ける作品になっています。

その後もさまざまなエピソードが短編アニメ化されて登場しているのですが、「プーさんとはちみつ」にはどうやら実写映画でも取り上げられるモチーフが出てくるようです。そこでこちらでは、ディズニーアニメ「プーさんとはちみつ」の内容をご紹介していきます。

「プーさんとはちみつ」あらすじ
プーはいつものように鏡の前で体操をすると、お腹が減ったのではちみつを食べることにしました。しかし家にあった壺は全て空っぽ。肩を落とすプーでしたが、近くをミツバチが飛んでいるのに気付き、後を追いかけます。
ミツバチが集まっていたのは高い木の上。プーは木に登りますが、あと少しのところで失敗してしまいます。諦めきれないプーは、クリストファー・ロビンから風船を借りて、巣穴まで飛んでいくことに。しかし、途中でうっかりミツバチを怒らせてしまい、この作戦も失敗してしまいました。
困ったプーは、穴ぐらの中にあるラビットの家でハチミツをご馳走になりました。お腹いっぱい食べて丸々太ったプーは、玄関の穴につっかえて動けなくなってしまいます。何も食べれないまま1週間後。クリストファー・ロビンや仲間たちに引っ張り出され、なんとか穴から抜け出せたプーでしたが、抜け出した勢いで今度は高い木の穴に引っかかってしまいました。偶然にも、そこはミツバチの巣穴。お腹の減っていたプーは、大喜びではちみつを食べましたとさ。

ちょっとおとぼけなプーさんの可愛らしさと、“100エーカーの森”の緩やかな日常がとても良く分かるストーリー。そう言えばこの話、小さい頃にアニメで観た!絵本で読んだ!という人も多いのではないでしょうか?

グッズやイラストなどで、“風船に捕まってプーさんが空を飛ぶ”という画を多く見かけますが、これは「プーさんとはちみつ」のお話が元になっているんです。また、映画『プーと大人になった僕』の中でも、クリストファーとプーと繋ぐ絆の象徴として風船が登場しています。

「プーさんとはちみつ」で起きた2番目の事件“プーさん、穴に詰まるの巻”のエピソードも、覚えていると映画でクスッと来てしまう場面が隠されています。クリストファーとプーの仲の良さを実感して、頬が緩んでしまうこと間違いなし(笑)劇場に行った際は、よーく探してみてくださいね!

今回ご紹介した「プーさんとはちみつ」に合わせ、ディズニーランドのアトラクション“プーさんのハニーハント”の元にもなった「プーさんと大あらし」、トラのティガーが主役の「プーさんとティガ―」は、プーさんシリーズでも代表的な3作品。ディズニーアニメ版DVD「くまのプーさん 完全保存版」ではこの3作品に合わせ、クリストファー・ロビンがプーや仲間たちとお別れをする「最終章」のお話も楽しむことが出来ます。実写映画『プーと大人になった僕』の前日譚とも言える「最終章」も必見!子どもの頃に観たことがあるという人も、映画公開前に「くまのプーさん」をもう一度振り返ってみてはいかがでしょうか。昔と違った感動があるかもしれませんよ!

プーさんは実在した?ファンでも知らない原作小説の秘密

「くまのプーさん」と言えば、多くの人がディズニーアニメに登場する“黄色いクマのぬいぐるみ”を想像するでしょう。しかしその原作となったのは、イギリスの作家A.A.ミルンによって1926年に書かれた児童小説「くまのプーさん(原題:Winnie the Pooh)」。ディズニーのプーさんが有名過ぎて、プーさん好きな人でも原作小説のことをあまり知らない人も多いのでは?そこで、プーさんファンでも知らない(かもしれない)原作小説の秘密に迫りたいと思います!

原作小説「くまのプーさん」は、著者ミルンが自身の息子のために書いたお話だと言われています。その息子の名前が、クリストファー・ロビン・ミルン。そして、くまのぬいぐるみである「ウィーニー・ザ・プー」やコブタのぬいぐるみ「ピグレット」、トラのぬいぐるみ「ティガー」なども、その当時息子が持っていたぬいぐるみがモデルだったそうです。クリストファー・ロビンもプーたちも、実在した人物&ぬいぐるみから着想を得ていたんですね。

私たち一般人からすると、息子と友達(ぬいぐるみ)を物語にしてあげるなんて原作者A.A.ミルンは良い父親だなぁ、とも思ってしまいますが、現実はそう甘くなかったそう。小説「クマのプーさん」が人気になったことで、息子のクリストファー・ロビン・ミルンは友人たちにからかわれることが多くなり、モデル本人としては良い迷惑だったという話もあります。大人気作品に本名そのままで登場しているとなれば、そうなりますよね…(汗)

可愛らしさで人気の「プーさん」シリーズ。その一方で哲学的だったり、大人になっても読み続けたくなったりするのが「プーさん」の魅力。アニメ「くまのプーさん」だけでなく、原点となる原作小説も読んでみることをオススメします!

まとめ

ディズニーアニメ「くまのプーさん」を実写化した映画『プーと大人になった僕』は、2018年9月14日公開

大人になり、プーたちとの日々を忘れかけていたクリストファー・ロビンは、プーと奇跡の再会を果たします。設定もストーリーもアニメとは大きく違う内容となっていますが、プーたちの可愛らしさと優しい物語は、あの「プーさん」そのもの。きっと懐かしい思いで胸がいっぱいになるはずです!

映画前売り券として、特製ポストカード(非売品)3枚が付いたムビチケカードが好評発売中。特典ポストカードの絵柄は、クリストファーとプーたち・クリストファーの帽子を被ったプー・砂浜で日光浴を楽しむプーたちの3種類。どれも可愛らしい絵柄で、プーさん好きにはたまりません!特典はなくなり次第終了になってしまうので、気になる人は早めにチェックしてみてくださいね!

原作小説、原作アニメとはひと味違ったプーさんワールド。ぜひ劇場でご覧ください!

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