人気漫画『BLEACH』ついに実写映画化!あらすじは?原作との違いは?

【2018年7月20日公開】久保帯人先生による人気漫画『BLEACH』が福士蒼汰主演で実写映画化。現在公開されているキャスト陣や映画あらすじ、原作との相違点などをまとめてみました。2016年に完結した原作漫画『BLEACH』の魅力にも迫ります!

刀を抜いている人

『週刊少年ジャンプ』の人気漫画『BLEACH』が初の実写映画化!

2016年8月に15年に及ぶ連載の幕を閉じた人気漫画、『BLEACH(ブリーチ)』。少年心をくすぐる格好良いバトルや、作者の久保帯人先生のセンスが光る登場人物たちやセリフ回し、そして何より伏線回収にゾクゾクする魅力的なストーリーに、夢中になって読んでいた人も少なくないことと思います。

そんな『BLEACH』が、今回満を持しての実写映画化!劇場版アニメ映画はこれまでにも4作品公開されていますが、実写版は今回が初めて。

原作者の久保先生も、今回の実写化に対して期待のコメントを寄せており、多くの原作ファンからも注目が集まっています。

《映画公式サイト 原作者コメント》
映画化です。ボンヤリ浮かんでは、なんやかんやで(主に俺のイチャモンにより)立ち消えてた実写映画が遂に実現することになりました。幸運にも連載完結のタイミングと重なったので、原作者としてできる限り協力して、BLEACHを知らない人にも楽しんで貰え、BLEACHの読者にも満足して貰えるものに近づける一助になればと思っています。唯一心配なのは一護の髪の色かなー!あの色実写だとヘンだけどどうすんだろなー!
“2016年8月”

映画『BLEACH』詳細情報



原作:『BLEACH』久保帯人(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督・脚本:佐藤信介
脚本:羽原大介
音楽:やまだ豊
主題歌:[ALEXANDROS]『Mosquito Bite』(UNIVERSAL J / RX-RECORDS)
製作:映画『BLEACH』製作委員会
制作プロダクション:シネバザール
キャスト:福士蒼汰、杉咲花、吉沢亮、早乙女太一、MIYAVI 他

実写化不可能!?映画『BLEACH』あらすじとキャスト

今回の映画で描かれるのは、通称「死神代行編」と呼ばれる物語序盤のお話。コミックスでは大体1巻から8巻までが該当します。

《『BLEACH』“死神代行編”あらすじ》
霊が見えること以外は普通の高校生・黒崎一護。

ある日「死神」と名乗る少女・朽木ルキアと出会い、いつも通りの日常が少しずつ変わっていく。はじめは死神の存在を否定する一護だが、己を救ったことで窮地に陥ったルキアや家族を守るため、ルキアの能力を譲り受け、「死神代行」として人知れず「虚(ホロウ)」と呼ばれる悪霊を切り伏せていく。
しかし、ルキアと同じく死神を名乗る男たちや、死神と対立関係にある「滅却師(クインシー)」の登場により、一護の戦いは熾烈を極めていく。そして現れた強敵の虚「グランドフィッシャー」に、一護は勝利することができるのか––––!?

監督・脚本を務める佐藤信介は、『GANTZ』や『図書館戦争』シリーズ、『いぬやしき』など、数多くの漫画作品を実写映画として世に送り出した実績のある人物。『BLEACH』には異形の敵が登場したり、特殊能力を使った激しいバトルが繰り広げられたりするので、実写映像化にはどうしてもCG演出の多用が必須となります。そのため実写化は不可能かと思われてきましたが、佐藤監督が指揮を執るならば映画の出来にも期待できそうですね!

そして気になるキャスト陣は、役柄と同様、かなり個性的な顔ぶれがそろっています。ファンの皆さんも、このキャスティングは予測できなかったのではないでしょうか?

  『BLEACH』キャラクターと実写キャスト

黒崎一護(くろさき いちご):福士蒼汰

主人公。霊が見えることとオレンジ色の髪が特徴の普通の高校生だったが、ある事件をきっかけに「高校生・兼・死神代行」として悪霊と戦うことになる。演じるのは今大人気の俳優・福士蒼汰さん。アツい心を内に秘めたクールな一護にぴったりです!

朽木ルキア(くちき るきあ):杉咲花

一護の前に現れた「死神」を名乗る少女。悪霊「虚(ホロウ)」の襲撃に遭った一護を守るために負傷し、場を切り抜けるため自身の死神の力を一護へ譲渡する。演じる杉咲花さんはドラマ『花のち晴れ』で主役を演じるなど、今もっとも勢いのある女優さんです。

石田雨竜(いしだ うりゅう):吉沢亮

一護のクラスメイトだが、実は死神と対立する「滅却師(クインシー)」という種族の生き残りでもある人物。雨竜自身も死神を激しく嫌っていて・・・?そんな雨竜役は実写映画『銀魂』で沖田総悟役も演じた吉沢亮さんが演じます。

阿散井恋次(あばらい れんじ):早乙女太一

ルキア同様「死神」を名乗り、死神代行を名乗る一護に対して激しい怒りを見せる人物。その理由はルキアとの関係に秘密が・・・?赤い長髪に派手な入れ墨とインパクトある外見ですが、実力派の早乙女太一さんが演じることで迫力と存在感がすごい!!

朽木白哉(くちき びゃくや):MIYAVI

恋次とともに死神の世界「尸魂界(ソウル・ソサエティ)」から現世へやってきた死神。ルキアや恋次よりも高位の死神であり、厳格で冷徹な人物です。演じるのは世界的ギタリストとして知られるMIYAVIさん。

井上織姫(いのうえ おりひめ):真野恵里菜

一護のクラスメイトで、一護に淡い恋心を抱く美少女。織姫を演じるのは、『仮面ライダーフォーゼ』で福士さんと共演したこともある真野恵里菜さん。

茶渡泰虎(さど やすとら):小柳友

一護の親友の一人。愛称は「チャド」。寡黙で一見すると怖そうだけど強く優しいチャド役は、俳優の小柳友さんが演じます。

浦原喜助(うらはら きすけ):田辺誠一

「浦原商店」の店主であり、死神代行を務める一護やルキアを援助する謎多き人物。演じるのは画伯としても知られる田辺誠一さん。ひょうひょうとした喜助ははまり役かも?

黒崎一心(くろさき いっしん):江口洋介

一護の父。男手ひとつで子どもたちを育て上げた明るく熱血な人物。原作ファン的には「江口洋介さんは一心役には格好良すぎないか」という不安も・・・?(笑)

黒崎真咲(くろさき まさき):長澤まさみ

一護の母。幼い一護を命を賭して守り、故人に。優しく強く、家族の太陽であった真咲は、長澤まさみさんが演じます。

2016年、堂々完結!漫画『BLEACH』の魅力とは?

「高校生・兼・死神代行」の黒崎一護の戦いと成長を描いた超大作『BLEACH』。世界累計発行部数は1億2千万部を超えるなど、日本にとどまらない人気を誇る国民的漫画となりました。本編が完結した今でも、『デュラララ!!』や『バッカーノ!』シリーズなどで知られる成田良悟先生によるスピンオフ小説が刊行されたり、実写映画化が決まったりと、まだまだ人気が衰えませんね。

軽快な会話の飛び交う日常シーンや、恋愛要素、激しいバトル、内なる能力の目覚め……。本作品はいろいろな要素がこれでもかと言うほど詰め込まれているのが魅力のひとつです。主人公がクールでアウトローっぽいけれど、「仲間や家族を守る!」「敵を倒す!」と行動が一貫していて、王道から外れているように見えるけどまさしく主人公!なのが、これほどまでに読者から支持を得た理由なのではないでしょうか?

また特筆すべき点といえば、やはり登場キャラクターの格好良さも大きいですよね。登場人物が非常に多い『BLEACH』ですが、本当にそれぞれキャラが立っているのが特徴です。ヒロインポジションである井上織姫や朽木ルキアなどの女性キャラクターにも死力を尽くした戦闘があって、守られるだけの存在じゃないのが格好良いんですよね。男性キャラクターもビジュアルを含め個性的でインパクトのあるキャラが多くて、海外のファンが多いのも頷けます!

そして『BLEACH』を語る上で絶対に外せないのが、なんといってもスタイリッシュさ!!インターネット上では「オサレ」などと形容される『BLEACH』ですが、久保帯人先生の圧倒的な画力はさることながら、言葉選びにもセンスの良さが光り、印象に残るシーンは枚挙にいとまがないほど。単行本の最初のページにある数行の詩も、ストーリーやキャラクター性を的確に表現していてファンも多いです。「アーロニーロ・アルルエリ」や「グリムジョー・ジャガージャック」、「バンビエッタ・バスターバイン」などのキャラクター名は声に出して読みたい単語としてファン内外からも大人気だそうです。技名や詠唱などもかなり格好良くて、少年心がうずいてしまうこと間違いなしかも?


賛否両論?映画『BLEACH』原作との違いと見どころ

そんな『BLEACH』が満を持して実写映画化となれば、原作ファンとしてはどうしても原作と映画の違いが気になってしまいますよね。現時点で公開されている情報の中でもっとも大きな原作との違いといえば、やはりキャストへの印象でしょうか?

一護のオレンジ色の髪や死覇装(しはくしょう)と呼ばれる黒い装束などは良く再現できているのですが、朽木ルキアに関しては原作からがらりと見た目が変更されています。ルキアは原作ファンからかなり人気の高いキャラクターなので、がっかりしているファンも多いようです。良く言えばコスプレ感がなくてリアリティが上がった実写版ルキア、みなさんはどう感じましたか?

逆に、個人的にこれは!と思ったのは、朽木白哉役のMIYAVIさん。個性的な髪形は「ルキアと同じくらい再現が難しいのでは」と言われていましたが、皆さんぜひPVをご覧ください。この再現度はすごい!!佇まいやビジュアル、激しい剣戟からも“強キャラ感”がひしひしと感じられて、まさに朽木白哉といった印象です。MIYAVIさんといえばロックミュージシャンとしての印象が強いですが、2014年にアンジェリーナ・ジョリーが監督・製作を務めた映画『不屈の男 アンブロークン』で俳優としてハリウッドデビューするなど、演技にも定評のある人物。白哉も作中屈指の人気キャラクターですが、これならばファンも納得かもしれませんね。

PVの中の街中でド派手にバトルしているシーンも、原作ファンには新鮮に映るかもしれません。原作では、一般人を巻き込まないように上空や人気のない場所で戦ったり、現世とは別の世界などで戦うシーンが多かったですからね。ビルや車をガンガン壊しながら戦うというのも、迫力満点でスクリーンに映えます!

まとめ

「死神代行編」は原作序盤の導入的なお話かと思いきや、物語の根幹にかかわる伏線が隠されていたりして、『BLEACH』ファンの中には思い入れの強い人も多いのではないでしょうか?

そんな「死神代行編」も根強い人気がありますが、『BLEACH』でもっとも熱狂的なファンが多いストーリーといえばなんといっても「尸魂界(ソウル・ソサエティ)編」ですよね!仲間を助けるために数々の強敵に立ち向かっていくストーリーはまさに少年漫画の王道!という感じで、今でもかなり人気のあるエピソードです。「死神代行編」に比べるとぐんと実写化の難易度は上がりそうですが、魅力的なキャラクターもたくさん登場して映画映えすること間違いなしなので、ぜひ挑戦してほしいですよね。『BLEACH2(仮)』に期待です!(笑)

映画『BLEACH』は2018年7月20日より全国の映画館で公開開始です。

原作者の久保帯人先生も実写映画に可能な限り協力しているとのことなので、『BLEACH』ファンの皆さん、必見です!!原作ファンの皆さんもキャストファンの皆さんもそれ以外の皆さんも、ぜひ劇場に足を運んでみてくださいね!

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