映画『ピーターラビット』日本公開日決定!原作絵本との違いは?

ハリウッドで実写化された映画『ピーターラビット』が、2018年5月18日、ついに日本公開決定!世界中で愛され続ける絵本の世界が、実写とCGによって描き出されます。原作とイメージが大きく違うと話題の本作品。映画と原作の違いについてまとめてみました!

ウサギとニンジン

あの名作絵本のうさぎが、イケイケに!?実写映画『ピーターラビット』

世界中で長く愛されてきた絵本『ピーターラビット』が、映画「ANNIE/アニー」を手掛けたウィル・グラック監督により実写映画化。ファン待望の日本公開日は、2018年5月18日になることが発表されました!有名な絵本作品『ピーターラビット』の実写化で、どんな作品になっているのか気になる人も多いのでは?

映画で舞台となるのは、イギリスの湖水地方。のどかな田舎で親友のビアや動物の仲間たちと楽しい日々を過ごすピーターでしたが、ロンドンから隣に越してきたトーマス・マクレガーの登場で、その生活は一変。トーマスは、ピーターと仲間の動物たちを追い出そうとするだけでなく、心優しいビアに恋心を抱いてしまったのです。さて、恋のライバルとなったピーターとトーマスの戦いの行方は、一体どうなってしまうのでしょうか。

可愛らしい原作絵本のとおりに、実写映画でもロマンチックでハートウォーミングな物語が繰り広げられる…と思いきや、なんともテンションの高い“ドタバタコメディー”になっているよう。日本での情報公開後には、日本のファンから「これはこれで面白そう!」「いやいや、原作のイメージ壊しすぎ!」など、賛否両論が巻き起こりました。

映画『ピーターラビット』詳細情報



<映画>
日本公開日:2018年5月18日
監督:ウィル・グラック
原作:ビアトリクス・ポター『ピーターラビットのおはなし(原題:The Tale Of Peter Rabbit)』
原案:ロブ・ライバー
キャスト(ハリウッド版):ジェームズ・コーデン(声の出演)/ローズ・バーン/ドーナル・グリーソン
キャスト(日本語吹き替え版):千葉雄大(声の出演)
配給:ソニー・ピクチャーズエンターテインメント


ピーターの親友で心優しい女性・ビアを演じるのは「ANNIE/アニー」「X-MEN:アポカリプス」などで知られるローズ・バーンさん。ピーターの恋のライバルとなる隣人・トーマス・マクレガーを演じるのは、「スター・ウォーズ」シリーズにも出演しているドーナル・グリーソンさん。そして「ハッハー!!!」で印象的なピーターの声を担当するのは、「イントゥ・ザ・ウッズ」のジェームズ・コーデンさんです。

また、日本語吹き替え版のキャスト情報も明らかになってきました。ピーター役&作品主題歌「I Promise You」の日本語版を担当することになったのは、俳優の千葉雄大さん!主題歌を歌うことになり、今回が歌手デビューになるという千葉さんの歌声にも注目です。他にも、ビアやトーマス、他の動物たちの日本語吹き替えには誰があてられるのか、続報が待ち遠しいですね!

イギリスで生まれた原作絵本『ピーターラビット』シリーズ


青い上着がトレードマークのうさぎ・ピーターが登場する原作は、イギリスの絵本作家ビアトリクス・ポターさん原作の絵本「ピーターラビットのおはなし」。1902年に刊行されて以来これまで36ヵ国語に翻訳されており、『ピーターラビット』シリーズとして今も世界中で愛され続ける作品です。日本でもその人気の高さを表すように、さまざまなコラボグッズが登場していますよね。

物語の主人公であるピーターは、もちろん多くの人が知っているキャラクターでしょう。そのピーターが登場し、『ピーターラビット』シリーズのはじまりである絵本「ピーターラビットのおはなし」のあらすじを、改めてご紹介します。

<原作絵本「ピーターラビットのおはなし」あらすじ>
ある日、母親うさぎは子うさぎたちに「お父さんはマクレガーさんの畑で事故にあい、奥さんにパイにされた。マクレガーさんの畑には行ってはいけない」と話します。しかし、外に遊びにでた子うさぎのうち、いたずら好きのピーターだけは母親うさぎの忠告を破り、マクレガーさんの畑に入り込んでしまいます。そこで大切に育てられた野菜をつまみ食いしていたところを、マクレガーさんに見つかり追い回されることに…。

温かみのある絵柄とは裏腹に、冒頭から、お父さんが“うさぎパイ”にされて食べられたという悲しい設定が飛び出します。『ピーターラビット』生誕の地イギリスでは、うさぎ肉を使った伝統料理“うさぎパイ”があるらしいので、イギリスの人たちからすると当たり前なのかもしれませんが、うさぎは愛でるものである私たち日本人からすると、少しかわいそうな気もしてしまいますね。

さて、映画『ピーターラビット』にはピーターだけでなく、彼の妹にあたるフロプシー、モプシー、カトンテールの3匹や、いとこのベンジャミンなどの動物たちも出演しているようなんです。彼らが登場する原作絵本を読んでいれば、さらに映画が楽しめること間違いなしですよ!

【賛否両論】原作絵本とのギャップはどんなところ?

日本での公開が決定し、おもに原作絵本との違いが大きな話題を呼んでいる映画『ピーターラビット』。特報映像から判明した、原作と違うところ・原作と同じところをまとめてみました。


原作と違うところは?

まず、原作から大きく違うところ。特報映像を観ていて思わずツッコミたくなってしまうのが、ピーターがあんなにパリピで良いのか!?というところ。“パーリーピーポー”ならぬ“パーリーラビッツ”なピーターの、はっちゃけ具合に驚いた方も多いのではないでしょうか?さすがハリウッド作品!欧米なノリを感じますよね(笑)映画で登場するピーターは両親をなくしているという設定があり、原作絵本の頃より成長した姿なのだと思われます。そう考えると、性格の違いも許せるかも…?

また、原作絵本でピーターは、父親同様パイにされないようマクレガーさんの手から命からがら逃げ出します。こちらでは生きるか死ぬかの壮絶な追いかけっこになっていますが、映画でのピーターとトーマスは“仲良くケンカ”しているというイメージがあります。これは、映画の方が心穏やかに見守れそうです。

パリピなピーターによるハチャメチャコメディにはなってしまったものの、ピーターのイタズラ好きでモフモフな可愛らしさは健在。高クオリティのCGによって再現された動物たちの愛らしい毛並みは、動物好きの心をわしづかみすること、うけ合いです!とても触りたい!


原作と同じところは?

そして、そんなピーターのパワーに押されて見逃しがちですが、原作絵本の細かい設定を継承している部分もあるんです。

たとえば、映画本編でヒロインとなるビアは、うさぎをはじめとする動物が大好きで、画家として生活している女性。彼女は原作絵本に登場しないキャラクターなのですが、その名前から原作者のビアトリクス・ポターさんを連想しませんか?制作側から明言されている訳ではないものの、動物たちを愛する心があり、絵描きをしているという共通点をみても、ビアとビアトリクスさんの間には何かつながりがありそうです。

加えて、隣人トーマス・マクレガーについて。“マクレガー”と言えば、原作「ピーターラビットのおはなし」でピーターを追い回すあの老人マクレガーさんが思い浮かびます。当初は「トーマスはマクレガーさんの若い頃なのか?」とも考えられていましたが、どうやら別人であるよう。映画クレジットにはマクレガーさん(キャストはサム・ニールさん)もしっかり登場していて、トーマスはマクレガーさんの血縁者なのかもしれません。そうなると、ピーターの宿敵とも言える老人マクレガーさんが物語にどう関わってくるのかも気になります…!

まとめ

あの世界的に有名な絵本『ピーターラビット』がハリウッドで実写映画化。映画『ピーターラビット』は、2018年5月18日に日本公開予定!

イケイケな雰囲気に驚かされつつも、原作絵本とのギャップがクセになってしまう映画となっています。原作絵本を知っているからこそ楽しめる部分も山盛りですので、ひと味違った『ピーターラビット』の世界を、ぜひ劇場で味わってみてくださいね!

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