- 2021/10/29
- 2018/05/07
ドラえもんで感動!泣ける映画NO.1は?漫画&アニメのおすすめ回も
すべてのドラえもん世代の人へ。今回は泣ける話が多いと評判の大長編・ドラ映画もランキング化しました。さらに、涙を誘うドラえもんの名曲も教えちゃいます。また、ドラえもんで感動する漫画&アニメのエピソードを一挙にご紹介!これを見れば、もっとドラえもんを好きになるはず!
国民的人気キャラクター!みんな大好き「ドラえもん」
もはや知らない人はいないと言って良いほどの国民的アニメ「ドラえもん」。
原作者は藤子・F・不二雄さんで、テレビアニメは1973年の放送開始以来、ずっと高い人気を保ち続けています。2020年にはドラえもん生誕50周年を迎え、老若男女から愛されているテレビ番組です。これだけ長く愛されているアニメですから、親子2世代で楽しんでいる家庭も少なくありません。
また「ドラえもん」の人気は日本だけに留まらず、さまざまな国でのアニメ放映はもちろん、原作漫画も数多く発売されています。特にアジア圏での知名度が高く、ベトナムの書店の漫画コーナーでは3分の1が「ドラえもん」で埋め尽くされているほど、熱狂的な人気があるようです。
2005年には、アニメ「ドラえもん」の声優陣やスタッフが一新され、すべてが大幅にリニューアルしました。“大山のぶ代・ドラえもん”の声に慣れていたオトナ世代も、今ではすっかり“わさび・ドラえもん”に親しみを感じているはずです。登場キャラクターの言葉遣いや服装なども時代と共に変化し、着実に「ドラえもん」は次の世代へ受け継がれています。
<登場人物>ドラえもん | ドラえもん | のび太を一人前の大人にするため、22世紀からやってきたネコ型ロボット。 |
---|---|---|
|
のび太 | 勉強も、スポーツも、何をやってもダメな少年だが、温厚な優しい性格で他人を思いやる心を持っている。 |
|
しずかちゃん | 困った人を見ると放っておけず、誰にでも平等な、優しい性格。大のお風呂好きで、「のび太さんのエッチ!!」は定番のギャグとなっている。 |
|
ジャイアン | 乱暴でスネ夫と一緒にのび太をいじめる一方、責任感が強く、涙もろい面もある。歌うのが好きだが、極度の音痴である。 |
|
スネ夫 | 裕福な家庭で育ち自慢話、イヤミが多い。ジャイアンの子分的存在。手先が器用で絵を描くことが得意。 |
【映画】涙腺崩壊した泣けるドラ映画!名作ランキング
ほぼ毎年、春に公開されている「ドラえもん映画」ですが、子ども向けアニメの域を超えるほど、泣けるシーンが多数あります。子どもと一緒に見ていた大人の方が号泣してしまう…なんてことも。大山のぶ代時代からのドラえもん好きで、第2期アニメも子どもと一緒に毎週欠かさず見てるスタッフが独断と偏見でランキングを作成しました。絶対に泣けるドラえもん映画とは?大人も子どもも楽しめる、最高に面白い名作を新旧ごちゃ混ぜでどうぞ!
1位 | 『映画ドラえもん のび太の新恐竜』 |
---|
ドラえもん映画の"恐竜"は「ピー助」しか認めない!そんな親世代ならではの凝り固まった考えが、この作品を観て一蹴されました。のび太が偶然見つけた恐竜の卵から生まれた恐竜「キュー」と「ミュー」が可愛すぎる…!特にキューは、のび太に色々なところがそっくり。双子のミューと違って空も飛べず、性格もとっても臆病者。そんなキューとのび太が、冒険を通じてお互い心を通わせながら成長していきます。「出来損ないだ」と笑われても、キューものび太も決して諦めません。そんな姿に、大人も素直にジーンとしてしまうはずです。また、本作の面白いところは史実を絡めた巧妙な脚本!「そうきたか!」と終盤ワクワクが止まりませんでした。のび太の優しさと強さを再確認しつつ、クライマックスは滂沱の涙で頬が濡れること間違いなしです。
2位 | 『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団』 |
---|
数々のドラえもん映画の中でも"傑作"との呼び声が高いのが、この「のび太と鉄人兵団」。旧作も大好きでしたが、第2期でのリメイクも時代にマッチした良い改変が行われ、子どもも大人も胸をグッと掴まされます。特に本作は、第1期の映画や原作にも登場しないオリジナルキャラクター「ピッポ」の存在は外せません。物語の終盤では誰もが泣いたしずかちゃんとリルルのシーンだけでなく、のび太とピッポの最期のやりとりも新たな涙を誘います。さらに、のび太・ジャイアン・スネ夫たちの熱い友情にも感動させられて…。ロボットアニメだと思って油断して観ていると、涙で顔がぐちゃぐちゃになってしまう可能性大!ぜひ、ハンカチのご用意を!
3位 | 『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』 |
---|
旧作の「のび太の日本誕生」の魅力をしっかりと引き継ぎつつ、終盤は誰もが納得する展開へと修正されているのがこちらのリメイク作品。かぶ?大きい大根?を割ると、中から自分の好物が出てくる「畑のレストラン」の道具は、子ども心を大きくくすぐります。また、旧作よりも動物たち(ペガ・グリ・ドラコ)への愛や絆がしっかりと描かれているので、ラストのお別れのシーンはこちらももらい泣きをしてしまいました。原始人・ククルも結構イケメンとなって生まれ変わっているのも注目です(笑)大冒険を通して見え隠れした"育ての親心"という視点もほど良いエッセンスになっていて、親世代も共感する部分が多い映画です。
4位 | 『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』 |
---|
ドラえもんの大長編映画の第1作目の作品ということで、根強いファンも多いこの作品。今回はあえて声優陣が一新した、第2期ドラえもんのリメイク版の方をランクインさせました。一番の見どころは、のび太の元にやってきた恐竜「ピー助」との絆。懸命にピー助の世話をするのび太と、可愛く懐いていくピー助の姿に多くの人がニヤニヤしてしまうはず。だからこそ、のび太の元から離れていく別れのシーンはもう自分が親になったような気持ちで大号泣してしまいます。生き物への愛情をメインに描いた感動物語です。
5位 | 『映画ドラえもん のび太の海底鬼岩城』 |
---|
夏休みになると観たくなる深海アドベンチャー映画といえばコレ!海の中でのバーベキュー、テントアパートでのキャンプ、海底探検、幽霊船や未知の巨大生物、海底人との遭遇など子どもの探求心やワクワク感を刺激する展開が盛りだくさんです。そして、この映画の重要なキャラクターといえば、ドラえもんのヒミツ道具のひとつである水陸両用のバギーカー「バギー」。生意気なおしゃべりをするバギーでしたが、心優しいしずかちゃんだけは「バギーちゃん」と呼んで可愛がっていました。その結果、ラストシーンではしずかちゃんのためにバギーが捨て身の行動を…!このシーンは、きっと涙なしには観られません。新ドラではいまだにリメイクされてないので、ちょっと古い映画ですがおすすめです。
6位 | 『映画ドラえもん のび太と雲の王国』 |
---|
衝撃度でいったら、ドラえもん映画NO.1かも!天国の存在を信じるのび太を筆頭に、いつもの仲間たちが自由気ままに過ごせる雲の王国を作るというファンタジックな物語。…なはずなのに!中盤からその雰囲気が一変。だんだんとシリアスなシーンが増えていくのがこの映画の特徴です。ドラえもんが壊れておかしくなってしまう姿は、子ども心にすごくビックリした記憶が…。夢と冒険というよりも環境問題がテーマになっていて、ドラえもん映画の中でも評価の高く、未だに心に残るドラえもん映画として名前が挙がる映画です。終盤のドラえもんがガスタンクに突っ込んでいくシーンは、何度観てもウルっときてしまうはず。
【映画・番外編】涙活にも◎!原作エピソードを再現した同時上映作品
旧ドラえもん映画では、本編映画の他に藤子・F・不二雄さんの別作品や「ドラえもんズ」・「ドラミちゃん」などを主人公にした中編ストーリーを同時上映していました。いわば、“おまけ映画”扱いされることの多いこの同時上映作品たちですが、ドラえもん映画ではそこに隠れた名作が多いことでも有名なんです。その中でも特に「大号泣した」との声が高いのがこちらの3作品。本編よりも短い時間で観ることができるので、忙しいけど涙活したい大人にもおすすめです。
『帰ってきたドラえもん』(1998年)
1998年に公開された『ドラえもん のび太の南海大冒険』と同時上映された中編ストーリー。原作の中でも特にファンからの人気が高い「さようならドラえもん」<6巻>と「帰ってきたドラえもん」<7巻>の2つの話が1つにまとめられています。『STAND BY ME ドラえもん』でも描かれたジャイアントとのび太の格闘シーンは、何度も観ても涙が溢れてくるはず。のび太の優しさに惚れ惚れしてしまいますよ。
『のび太の結婚前夜』(1999年)
前回の『帰ってきたドラえもん』に続く感動中編シリーズの第2弾。『ドラえもん のび太の宇宙漂流記』と同時上映されました。こちらのエピソードも『STAND BY ME ドラえもん』の一部のシーンとして盛り込まれていますが、この作品の方が大人になったのび太やしずかちゃんとの関係性や想い、そして大人・のび太の人となりが丁寧に描かれています。しずかちゃんのお父さんがしずかちゃんにかけた言葉が印象的ですが、個人的には結婚式前日に集まってくれるジャイアン・スネ夫・出木杉くんの男の友情にジーンときてしまいます。
『おばあちゃんの思い出』(2000年)
『ドラえもん のび太の太陽王伝説』と同時上映された今作。アニメでもたびたびリメイクされている人気エピソードなので、一度は観たことがある人もいるかもしれません。子どもならではのワガママな自分を目の当たりにして泣いてしまう今ののび太は本当に優しくて、その優しさはおばあちゃん譲りなんだなぁと実感。おばあちゃんっ子だった人は、必ずと言っていいほど泣いてしまうはず。家族の深い愛情に改めて感謝したくなる、そんなお話です。
歌でも感動!心に染み渡るドラえもんの映画のおすすめ曲
ドラえもんで泣けるのは、漫画やアニメ映画だけではありません。実は映画で使用されている主題歌も「泣けてくる」との声が多数!第1期・第2期ともに個性豊かなアーティストが奏でる音楽は、映画との雰囲気にもマッチしてより心に感動を呼び起こします。
また、歌詞には力強いメッセージが込められていたり、ハーモニーも清々しく心にスッと入ってくるようなものばかり。劇中で流れてくるタイミングもばっちりなので、曲を聴くだけで映画のシーンを思い出してしまい、また涙が止まらなくなる可能性も…!ドラえもん映画の色褪せない名曲を厳選したので、まずはこの5曲をお聞きください。
「雲がゆくのは…」(武田鉄矢) |
---|
『のび太と雲の王国』より
武田鉄矢さんといえば海援隊での『贈る言葉』が有名ですが、実はドラえもん映画の主題歌には数多く携わっています。映画の少し重いテーマ&悲しげな雰囲気を見事に曲で表現されています。 |
「キミに会いたくて」(小坂明子) |
---|
『ぼくの生まれた日』より
のび太の生まれた日を描いた同時上映作品『ぼくの生まれた日』の主題歌。ストーリーにマッチする歌詞は、映画を観終わったエンドロールで聴くと心に染みます。 |
「だからみんなで」(岩渕まこと) |
---|
『のび太の大魔境』より
聴くたびにジャイアンの背中を思い出す…!『のび太の大魔境』の主題歌ですが、本編で曲が流れるのは物語のクライマックス。タイトルも映画の展開にぴったりですね。 |
「YUME日和」(島谷ひとみ) |
---|
『のび太のワンニャン時空』より
明るい曲調でありながら、しっかりと映画の感動の余韻にも浸れるのがこちらの曲。大山のぶ代さんたちによる旧キャスト陣最後の大長編映画のラストに相応しい名作の情景が脳裏に蘇ります。 |
「かけがえのない詩」(mihimaru GT) |
---|
『のび太の新魔界大冒険』より
知らない人には「え、これドラえもんの曲だったの!?」という印象が強いかも。大切な人との聴きたいバラード曲です。これを聴くたびにラスボスを倒した感動シーンが思い出されます。 |
【アニメ&漫画】意外と知らないドラえもんの泣ける話まとめ
泣けるのは映画だけでありません!原作漫画のエピソードをベースにしたテレビアニメのストーリーも、ときにはホロリとする内容がいっぱいあるんです。かつてあなたが漫画やアニメで「見たことある!」というエピソードもあるかもしれません。何度も観たくなる『ドラえもん』の感動エピソード7選をどうぞ!
動物や生き物で泣ける!
ペロ! 生きかえって
ペットのペロが死んじゃったことを悲しむ、しずかちゃん。しずかちゃんのためにペロを生き返らせようと奮闘するのび太たちでしたが、果たしてペロは生き返るのでしょうか…?!しずかちゃんがペロとの思い出を語るシーンはペットを飼っている人は感情移入してしまうはずです。
ぞうとおじさん
戦時中の戦時猛獣処分をテーマにしたストーリー。空襲によって動物たちが脱走して住民に危害を加えないように殺処分される過去を知ったのび太たちが、過去の時代にタイムスリップするお話。動物の純真無垢な姿と、愛の奇跡に心が洗われるでしょう。
台風のフー子
ペットを飼いたいのび太のために、ドラえもんが出したのは「台風のフー子」。のび太は普通のペット同様にフー子を可愛がり、どんどん大きくなって家族も手がつけられなくなってものび太はフー子の面倒を見続けます。そんな優しいフー子が身を挺しての恩返し…。切ないラストに目頭が熱くなります。
さらばキー坊
緑がどんどん失われていく裏山から1つの小さな苗木を持ち帰ったのび太。ドラえもんの道具を使い、自由に歩き回れるようになった苗木に「キー坊」という名前を付けました。自然が大好きなのび太の優しさから生まれたキー坊との交流&お別れのシーンは感慨深いものがあります。
のび太の成長に泣ける!
タンポポ空を行く
ドラえもんの道具を使ってタンポポの言葉を理解できるようになったのび太。タンポポを大事に育てる一方で、次第に友達と遊ばなくなり庭の片隅でタンポポと会話するだけの毎日に。しかし、タンポポの言葉を聞いてのび太の心にもある変化が…。大切なことを気づかせてくれる優しいエピソードです。
ぼくよりダメなやつがきた
ある日、のび太のクラスに転校生がやってきました。その男の子はのび太よりも勉強も運動もできないため、のび太は珍しく優越感に浸ってご機嫌に。できない転校生に横柄な態度を取り続けている姿を見て、ドラえもんがある道具を取り出します。そこで初めて自分が彼にしてきたことに気づき、勇敢な行動を起こすのび太に誰もがホロリときてしまうはず。
森は生きている
裏山が大好きなのび太は、嫌なことがあると裏山でストレス解消をしていました。そこでドラえもんは裏山に心を吹き込む道具を使い、裏山とのび太をもっと仲良くさせてあげるのですが…。物語の終盤、のび太を連れ戻しにきたドラえもんの「ありがとう…。きみ、ほんとにのび太がだいすきだったんだね。」の言葉が胸に染みます。
「ドラえもん」が長年愛され続ける理由とは?
ドラえもんの魅力は、子どもには夢や希望にあふれた冒険のワクワク感を、大人には心温まる感動を与えてくれるエピソードの数々だと思います。大人も子どもも一緒に楽しめる内容だからこそ、今もなお、多くのファンが存在しているのかもしれません。
その証拠に、藤子・F・不二雄生誕80周年記念作品として制作された『STAND BY ME ドラえもん』は、最新の3D技術を駆使したアニメーションとして公開され、従来の子ども向けの映画のようなSF冒険ストーリーではないにも関わらず、映画興行収入は80億円を突破。2014年公開の邦画トップに輝き、親子連れはもちろん未婚のオトナ世代からも高い支持を集めました。子どもも親しみやすく退屈しない。だけど大人が観ると泣ける…。そんな話が『ドラえもん』にはいっぱい詰まっているんです。
また、長寿アニメだからこそ親子二世代、いや三世代で楽しめる。そこも『ドラえもん』の大きな魅力です。「人間とは・友達とは・家族とは何か?」「人生とは・未来とは?」と考えさせられるストーリーも多く、まさに多くの人の「人生の指南書」になっている作品です。
まとめ
『ドラえもん』の感動ストーリーをまとめてご紹介しました。
ほとんどの人が「自分のところにもドラえもんがいたらいいな…」「どこでもドアがあったらいいな…」と夢見たはずです。タイムマシン、パラレルワールドなど若干SF的な内容も非常にわかりやすく描かれているので、大人も子どもも関係なしに楽しめますよね。
とはいえ、子どもの頃には気づかなかった、心にジ~ンとくる名言が多数出てくるので、もしかすると大人になってからの方が『ドラえもん』の面白さを最大限楽しめるのかもしれません。漫画・映画・アニメ。自分のライフスタイルに合った方法で、ぜひ『ドラえもん』作品をもう一度観てみてくださいね。
▼ドラえもんの原点はココから!原作コミックを一気読み!ライティング担当 : momo山梨県在住、30代の2児の母。テレビはドラマ・アニメ・バラエティを観ることが多い。ドラマなら恋愛・仕事・サスペンス、漫画やアニメならラブコメ・スポ根・青春・SFが好みだが、総じて"泣ける系"のジャンルにも弱い。特に30代に突入してからは若者の青春群像劇でたいてい号泣している。気になる映像化作品をチェックするときは、映画を観てから小説(漫画)を読む派。ゲームも好きだが、最近は息子と一緒にポケモンばかりやっている。 |