【泣ける漫画】人生で一度は読んでほしい感動おすすめ漫画50選

涙腺崩壊、号泣必至。そんな＂泣ける漫画＂を厳選してランキング化しました。人気の完結作はもちろん、恋愛・青春・スポーツ・音楽・ファンタジーなど色々なジャンルからピックアップ！古本買取スタッフが面白いと太鼓判を押す感動漫画を感想付きでどうぞ！

古本屋スタッフが全力でおすすめする＂泣ける漫画＂の名作ランキング

最近、泣いていますか？

泣ける作品と言っても世の中には映画やドラマ、小説などたくさんの媒体があります。そのなかでも今回おすすめしたいのは、いつでも、誰でも、気軽に読める「漫画」です。マンネリ化している日常からすぐに抜け出したい人でも、漫画だったら簡単に非日常に飛び込むことができます。

ここでは、漫画の在庫数50万点以上を誇る日本最大級の古本買取サイト『もったいない本舗』の漫画好きスタッフが、独断と偏見で「泣ける漫画」を50冊チョイス！おすすめの泣ける漫画をジャンル別＆ランキング形式でご紹介します。

大人になるとなかなか泣く機会もありません。泣ける漫画を読んで、凝り固まった涙腺をほぐして感情を揺さぶりましょう！涙でページを濡らさないように、ハンカチやタオルの準備もお忘れなく。「号泣必至」「感動作」「絶対泣ける」などのコピーに惹かれる人は、ぜひ永久保存版に！

では、さっそく気になる順位を発表します！

【スポーツで泣く】競技に全力を注ぐ熱血スポーツ漫画ベスト5

1位：『弱虫ペダル』

	弱虫ペダル（1）少年チャンピオン・コミックス 作者 渡辺航 出版社 秋田書店 出版年月 2008年7月8日
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日本ではマイナーな自転車競技を題材にした作品ですが、ルールや知識がなくてもまったく問題なし！この『弱虫ペダル』は、ひたむきな努力、誰にも負けない強い信念、信頼する仲間との絆など、どの巻を手に取っても火傷しそうなほど熱い展開が盛りだくさんです。アニメと漫画が大好きなオタク少年・小野田坂道は、秋葉原に行くために小学生の頃から往復90kmの道のりをママチャリで通っていました。高校に入学後、漫研に入ろうとしたけれど部はまさかの活動停止状態。そんなときに、自転車競技界では有名な同級生・今泉に主人公の強靭な脚力を見い出されて勝負を挑まれ、そのことがきっかけで自転車競技部へと入部することに。今まで内向的に生きていた主人公が、部活の仲間たちの想いに共鳴して自分の限界までペダルを漕ぎ続ける姿は、泣かないわけがない…！常に高い熱量で競技と向き合うキャラクターばかりなので、何度も涙腺を刺激されます。スポ根好きな人は、絶対にお見逃しなく！

• 【関連記事】自転車が好きになる漫画！『弱虫ペダル』のキャラクター紹介！

2位：『1/11 じゅういちぶんのいち』（全9巻／完結済み）

	1/11 じゅういちぶんのいち（1）ジャンプコミックス 作者 中村 尚儁 出版社 集英社 出版年月 2010年12月3日
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『キャプテン翼』や『GIANT KILLING』などサッカーを題材にした漫画は世の中にたくさんありますが、その中でも本作はかなり異質な存在。なのに、多くの人におすすめしたくなるほど、個人的には一生心に残る漫画となりました。スポーツ漫画において大半を占める試合や戦術、練習や技術などは本作ではほとんど描かれず、主人公を中心に繰り広げられるヒューマンドラマがメインです。自分の才能に限界を感じ、中学卒業後にはサッカーを辞めようとしていた主人公・安藤ソラ。しかし、彼の前に女子サッカー日本代表の若宮四季が現れ、彼にアドバイスしたことでソラは再びサッカーと向き合うことに。でも実は、若宮四季には大きなヒミツがあって…。1話完結型のオムニバス形式なのに、一人の男のサッカー人生とその周囲を取り巻く仲間・家族たちの人間模様はどれも濃密で奥深いものばかり。ストーリーの幕引きも秀逸で、最終巻は泣きすぎて頭がクラクラしました。挫折したり、人生を諦めたり、やる気が出なかったり…。心が弱っているときこそ、本作を読んで元気をチャージしてほしいです。

3位：『ハイキュー!!』（全45巻／完結済み）

	ハイキュー!!（1）ジャンプコミックス 作者 古舘 春一 出版社 集英社 出版年月 2012年6月4日
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スポーツ漫画の中でも、サッカーやバスケに比べてバレーを題材にすると人気になりにくいというイメージを一蹴させた、バレー漫画の最高傑作！それがこの『ハイキュー！！』です。類まれなる運動神経を持ちながら身長は小さい主人公・日向が、チームメイトでありライバルでもある天才セッター・影山と共に、全国制覇を目指していきます。バレー経験者たちも絶賛するという、臨場感あふれるキャラクターたちの動きには毎回惚れ惚れ…！バレー特有の躍動感とスピード感をこんなにも絵だけで表現できるなんて…。その画力の高さにも惹き込まれます。挫折や苦悩・葛藤などを繰り返しながらも、地道な努力を続け、攻めの姿勢を貫き、過去のトラウマをも克服する選手たちの姿は、敵味方関係なく拍手を送りたくなるほど感動しました。物語も高校生からプロ、そしてオリンピックの日本代表戦へと移り変わりますが、2020年8月に無事に完結。涙なしでは見られない感動の最終回まで、ぜひ一気見を！

4位：『ちはやふる』

	ちはやふる（1）BE・LOVEコミックス 作者 末次 由紀 出版社 講談社 出版年月 2008年5月13日
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本作で初めて「競技かるたはスポーツだ」と認識した人も多いのでは。まさに私もその一人です！少女漫画にも関わらず、熱血すぎる展開の数々に「競技かるたは格闘技」と言われている所以にも納得です。小学生のときに転校してきた綿谷新の影響で、＂競技かるた＂に魅了された主人公・綾瀬千早。卒業後はバラバラになったけれど、かるたを続けていれば再び新に会えると信じ、幼なじみの真島太一を巻き込んで高校で「かるた部」を設立します。競技かるたならではの緊迫感、心理戦、プレッシャーなどさまざまなものと戦う勝負のシーンは、毎回本当に鳥肌もの！努力では埋められない才能の格差や仲間への嫉妬、そしてエースだからこその孤独感など、読んでいる側も一緒に胸が締め付けられてウルウルしてしまいます。普段少女漫画を読まないという人ほどハマる、ジャンプさながらの「友情・努力・勝利」が詰まった青春群像劇をどうぞ。

5位：『DAYS』

	DAYS（1）週刊少年マガジンコミックス 作者 安田 剛士 出版社 講談社 出版年月 2013年7月17日
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先ほどの『1/11』とは打って変わり、こちらは王道サッカー漫画！少年漫画らしいピュアな熱さはもちろん、サッカーの技術や部活への情熱などリアルな描写が光っています。スポーツ漫画の主人公の多くは、小さい頃からその競技を好きだったり、隠れた才能や身体能力を持っているもの。ですが、本作の主人公・柄本つくしはサッカー初心者な上、運動音痴で引っ込み思案。そんな天賦の才があるわけでもない少年が、ただがむしゃらに努力と根性で成長する物語です。愚直すぎる主人公の人柄と努力の結果は、サッカー部のチームメイトたちにも徐々に理解されて信頼を勝ち取っていきます。しかし、その裏では涙を飲む人たちも…。人気競技、そしてチームプレーであるサッカーならではのシビアな現実を突きつけるエピソードは、どれも共感と涙の嵐！過去に部活に青春を捧げていた人は、間違いなく号泣するでしょう。スポーツ漫画の醍醐味である試合のシーンも、手に汗握る一進一退の攻防の連続で、ページをめくる手が止まりません。

【青春で泣く】好きなことに没頭する姿に心が揺さぶられる漫画ベスト5

1位：『ハチミツとクローバー』（全10巻／完結済み）

	ハチミツとクローバー（1）クイーンズコミックス 作者 東村 アキコ 出版社 集英社 出版年月 2012年7月25日
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好きすぎて、ページが擦り切れるほど読み返しているのがこちら。優しく柔らかな空気を纏う青春群像劇であり、切なくて甘酸っぱい純愛ストーリーであり、羨ましくさえ思える仲間との絆の物語です。本作の「登場人物全員が片思い」というコピーも有名ですよね。美大に通う5人の男女と先生の日常を描きながら、叶うか叶わないか危うい恋模様がヒリヒリと進んでいきます。少女漫画ではありますが、このハチクロの世界観はセリフ・ギャグ・演出など、かなり独特。だけど、不安定な20代ならではの複雑な心理描写はピカイチで、言葉一つひとつが心に残ります。笑いとシリアスのバランスも絶妙で、特に卒業後の進路や今後の人生の生き方を模索するシーンはじれったくて、不器用で、歯がゆい。なのに、瑞々しくて、優しくて、羨ましい。そんな大学生ならではの青春の1ページを丁寧に切り取っています。好きな人と必ず結ばれるとは限らない、ということを強烈に思い知らされるので、読みながら心が震えて目から汗が…。男性が読んでも面白い漫画として、自信を持って太鼓判を押せる作品です。

2位：『ブルーピリオド』

	ブルーピリオド（1）アフタヌーンコミックス 作者 山口 つばさ 出版社 講談社 出版年月 2017年12月22日
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「全クリエイターが絶対読むべき漫画」。そんな触れ込みがあるほど、人々の感性を刺激してやまない漫画がこの『ブルーピリオド』です。周囲からは＂DQN＂や＂リア充＂だと思われている主人公・矢口八虎は、クラスメイトにも分け隔てなく接する人気者で成績も優秀。ですが、どこか物足りない毎日を過ごしていました。そんなときに、美術室で先輩の描いた1枚の絵に心を奪われ、自分も美術の世界へと足を踏み入れることを決意します。部活ものかと思っていましたが、実際は日本国内で最難関と言われている美大「東京藝術大学」に合格することを目指す受験ものです。「家にお金がないから藝大へ」なんて、安易な志望動機から始まる八虎の受験ですが、美術部の顧問や予備校の講師も認めるほど人一倍の努力をする八虎の姿に、こちらも刺激を受けないわけありません。本作を読んだ後は、名画を見て「この絵、私（俺）にも描けそう」なんて、二度と言えなくなりますよ。八虎が模索する美術の世界に没入しすぎて、芸術なんてわからない私でも何度も目頭が熱くなりました。7巻から新章がスタートし、高校生篇の頃とはまったく次元の違う壁にぶち当たることに。今後の八虎の成長はまだまだ見逃せません。

3位：『映像研には手を出すな！』

	映像研には手を出すな！（1）ビッグコミックス 作者 大童澄瞳 出版社 小学館 出版年月 2017年1月12日
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本作は私はテレビアニメから入りましたが、漫画も傑作！ここまで細部に渡ってアニメ制作をコミカルで楽しげに解説してくれる漫画が、かつてあったでしょうか。脳内で巻き起こる妄想冒険漫画であり、スポ根のような青春部活漫画であり、アニメ制作のノウハウ本でもあります。幼い頃からアニメーション制作を夢見ていた浅草みどりは、高校で同じくアニメに興味のある水崎と友人の金森と共に「映像研」を立ち上げます。アニメの設定や構想を練ってスケッチする浅草、アニメーターとして作画での演技に拘る水崎、プロデューサーの立場で現実的に立ち回る金森。それぞれ譲れない信念がありながらも、1つのアニメの完成に向かって妥協なき奮闘を続けていきます。どこに泣けるポイントが？と思うかもしれません。でも、懸命に、自由に、まっすぐと、アニメに向き合う3人がとても眩しくて…。読みながら常に憧れの眼差しを送っていたこともあり、1つの作品が完成したときにはなぜか私もキャラと一緒に泣いていました。消費者目線で読めば「ふーん」で終わりそうな部分を、作り手目線で読めば自分のクリエイティビティに大きな影響を与えてくれる。そんなアニメ制作のマニアックな知識が凝縮されています。クリエイター陣は予備知識として知っておいて損はない漫画なのではないでしょうか。

4位：『ランウェイで笑って』

	ランウェイで笑って（1）週刊少年マガジンコミックス 作者 猪ノ谷 言葉 出版社 講談社 出版年月 2017年9月15日
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少年誌では異色とも言えるファッション業界を題材にした作品ですが、ストーリー構造はきちんと王道な少年漫画。小難しい専門業界っぽさを極力排除しているため、ファッションにまったく無知な人でも抵抗なく作品の世界観に入り込むことができます。パリコレのモデルになることを夢見る少女・藤戸千雪は、モデルとしては致命的な低身長が足枷となり、周囲からも「無理だ」と言われ続けていました。そんなときに、家族のためにデザイナーの夢を諦めようとしていた同級生・都村育人の存在を知り、彼に自分に似合う衣装の依頼をすることに。物語の冒頭は千雪目線で始まるのでてっきり彼女が主人公かと思いましたが、実は本作は育人と千雪の2人が主人公なんです。モデルとファッションデザイナー。性格もまったく正反対な2人がお互いに高め合い、切磋琢磨して夢を追い続ける展開は、まるで熱いスポーツ漫画を読んでいるような感覚に。厳しすぎるファッション業界の中で、不退転の決意を胸にしがみつく若者たちは本当に尊敬に値します…！自分のやりたいことを貫く美学に、一緒に感涙しませんか？

5位：『SKET DANCE』（全32巻／完結済み）

	SKET DANCE（1）ジャンプコミックス 作者 篠原 健太 出版社 集英社 出版年月 2007年11月2日
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一風変わった部活といえば、この『SKET DANCE』に登場する「スケット団」に敵うものはないのでは。「スケット団」とは、藤崎祐介（ボッスン）、鬼塚一愛（ヒメコ）、笛吹和義（スイッチ）の3人で結成された「校内で困っている人を助ける」という部活です。生徒から相談を受け、困っていることやトラブルを解決することを目的としていますが、頼まれることは雑用ばかり。それでも真面目に、ときにはグダグダと学園のために活動しています。基本はコメディ漫画なので、頭を空っぽにしてニヤニヤしながら読んでいたのですが…。たまに登場するシリアス回で、想定外な涙がこぼれ落ちるんです。「笑いあり、涙あり」とは、まさに本作のための言葉かと！キャラの生い立ちを深掘りしたこのストーリーがあるからこそ、個性的な3人の魅力が際立ち、より日常のギャグ回を大笑いしながら読むことができます。笑いと感動の高低差が凄い作品なので、一度読むと忘れがたい作品になるはずです。

【音楽で泣く】ページから音が！？音楽の力に魅了される漫画ベスト5

1位：『四月は君の嘘』（全11巻／完結済み）

	四月は君の嘘（1）月刊少年マガジンコミックス 作者 新川 直司 出版社 講談社 出版年月 2011年9月16日
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周りに「最近の漫画の中で泣ける作品は？」と聞くと、このタイトルが返ってくることが多いほど、近年の泣ける漫画の代表作です。小さい頃から母親から厳しいピアノのレッスンを受け、正確な演奏で数々のコンクールで賞を総ナメにしていた天才ピアニスト・有馬公生。しかし、母親の死をきっかけに演奏するピアノの音が聴こえなくなり、ピアノを辞めてしまいました。それから3年の月日が流れた14歳の4月。同級生の宮園かをりと出会い、彼女の演奏に刺激を受けた公生は、再び音楽の世界へ。この作品の見どころは、何といっても音楽の演奏シーン。特にコンクールの回では、読んでいるだけで楽器の音やキャラの感情の変化が、私の心の中にも流れ込んでくるようでした。その演出や表現力も相まって、大きな感動が胸いっぱいに広がります。そして最終話で明かされるタイトルの意味を知ったとき、きっと涙が止まらなくなるはずです。共鳴し合う若き才能の演奏を、ぜひ堪能してください。

2位：『BLUE GIANT』（全10巻／完結済み）

	BLUE GIANT（1）ビッグコミックス 作者 石塚 真一 出版社 小学館 出版年月 2013年11月29日
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ジャズなんて全く聴いたこともないし、自分には無縁だと思っていましたが…。読み始めるとジャズの魅力にどっぷりと浸かり、私もこの漫画を機にちょくちょく聴くようになりました。本作の凄みは、読みながらサックスの音が本当に頭の中で聴こえてくるところ。それだけの高い画力と表現力に感服します。主人公の宮本大は、高校時代に見たジャズライブでの衝撃を忘れられず、自分でもサックスを始めることに。最初は地元の仙台で個人練習に励みますが、もっと上達するために東京へ上京します。スポーツでも楽器でも、一流になるためには血の滲むような努力をするのは同じこと。でも、音楽の場合は「楽器が高価だ」という大きなハードルが必ず付きまといます。だからこそ、本作の主人公の家族みんなが一丸となって大をサポートする姿には、何度読んでも滂沱の涙が。こんな風に子どもの夢を無条件に応援できる親になろうと、背筋がピンッとなった人も少なくないはずです。第1部である本作以外にも、第2部・第3部と物語はまだまだ続いています。煮えたぎる情熱を常に忘れずに成長し続ける青年の人生を、一緒に見届けませんか？

3位：『この音止まれ！』

	この音止まれ！（1）ジャンプコミックス 作者 アミュー 出版社 集英社 出版年月 2012年11月2日
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少女漫画さながらの綺麗な絵柄が特徴的ですが、本作はれっきとしたジャンプ作品！音楽系の作品の中でも珍しい箏（琴）を題材にした青春学園ストーリーです。そもそも「筝曲部（そうきょくぶ）」という部活があること自体知らなかった私も、一気にのめり込んでしまいました。先輩たちが卒業したことで部員が1人になり廃部寸前の「筝曲部」。そこに元不良少年の主人公・久遠 愛（ちか）が入部することに。最初は冷やかしで入部したのかと思い遠ざけていた部長も、箏を始めたいという主人公の本気な想いを受け入れていきます。そこに箏の家元である天才少女のクラスメイトや友人たちも集まり、筝曲部で全国大会を目指していきます。「元不良が箏を弾く」なんて、漫画のモブキャラたちもバカにするほどギャップのある設定も、より感動を際立たせています。特に、愛とおじいちゃんのエピソードや県大会の様子は何回読んでも涙目に…！箏で挫折したり、苦悩したり、トラウマに苦しんでいても、必ず「その人が、いま欲しい言葉」を部員それぞれが真っすぐに伝えてくれるところも感涙ものです。箏に興味も知識もない人にもわかりやすく、箏の音色を聴きながら読みたくなりますよ。

4位：『ピアノの森』（全26巻／完結済み）

	ピアノの森（1）モーニングコミックス 作者 一色 まこと 出版社 講談社 出版年月 2005年4月14日
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漫画を絵柄で選ぶ人にとっては「この絵、苦手…」といって手に取らない人もいるかもしれません。しかし、この素朴で温かなタッチだからこそ、こんなにも心が揺さぶられ、感動したんだと、読み終わった後に実感するはずです。不幸な家庭環境で育った小学5年生のカイは、森に捨てられたピアノを弾くことが唯一の楽しみでした。ある日、学校の音楽教師である阿字野壮介にその才能を見いだされ、本格的にピアニストの道を目指すことに。ピアニストの名家の息子である雨宮修平というライバルと共に、切磋琢磨しながら成長していきます。過酷な境遇なのを物ともせず、ピアノと真摯に向き合い続けるカイが健気すぎて…。悲しくて泣くのではなく、幸福感と満足感で胸がいっぱいで号泣できるのが、この作品の真価なのではないでしょうか。音楽が人生を豊かにしてくれる。それを真っ向から証明してくれる作品です。読まず嫌いをしている人たち、読んで損はさせません！ぜひ一度は手に取ってみてください。

5位：『ソラニン』（全2巻／完結済み）

	ソラニン（1）ヤングサンデーコミックス 作者 浅野いにお 出版社 講談社 出版年月 2005年12月5日
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＂売れないバンドマン＂なんて言葉をよく耳にするほど、音楽で食べていけるのはほんの一握りです。漫画の主人公たちは、寝る間も惜しんで練習し、仲間やライバルに恵まれて、どんどん上達して高みに上り詰めるのがほとんど。しかし、努力と根性だけでは夢を掴み取れない…。それもまた現実です。本作はよくあるサクセスストーリーではなく、音楽と本気で向き合ったその先に見える景色はなんなのか？そんな問題提起をする作品です。主人公の芽衣子は、大学の頃から付き合っている彼氏と同棲中。社会人2年目になった頃、あまりにも単調で退屈な仕事に嫌気がさし、勢いで仕事を辞めてのらりくらりと暮らしていました。彼氏の種田も定職に就かず、バイトとバンドを両立する中途半端な毎日を過ごしています。ある日、芽衣子の後押しにより本気でバンドや音楽と向き合うことを決意する種田。渾身の新曲「ソラニン」を引っ提げてレコード会社に乗り込みますが…。気だるげなモラトリアムな雰囲気も相まって、20代前半の自分と重なり気づけば涙がこぼれていました。夢を追いかけようか。就職しようか。そんな人生の岐路に立つ若者たちにもぜひ読んでほしいです。

【恋愛で泣く】胸キュンしながら感動する漫画ベスト5

1位：『僕等がいた』（全16巻／完結済み）

	僕等がいた（1）フラワーコミックス 作者 小畑 友紀 出版社 小学館 出版年月 2002年10月26日
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王道の少女漫画…と思いきや、甘酸っぱい胸キュンと苦しいドロドロが混在する切なさ100％のラブストーリー。高校生になった主人公・高橋七美は同じクラスの人気者である矢野元晴に恋をします。学校一のモテ男ということで、なかなか近寄れない七美。だけど矢野には忘れられない元カノがいて、そのことが原因で心に闇を抱えているようで…。ただの男女の恋物語では終わらず、自分ではどうしようもできない不幸の連続が続き、「人生とは」と考えずにはいられません。物語は、1巻～8巻が高校生篇、9巻～16巻が大学・社会人篇に分かれていて、漫画の雰囲気も一変します。キラキラした純愛にほのぼのしていた前半部分がすべてフリだったのでは？と思うほど、後半は重くて、切ない展開が続きます。だからこそ一人ひとりの心の機微が丁寧に描かれていて、読んでいるこちらも色々なキャラへ強く感情移入してしまうんです。切ないシーンを読みながら、何度も一緒に泣いてしまいました。途中で読むのが辛くなるかと思いますが、最終巻まで読めばそれもすべて忘れて心地よい余韻が残るはず。ピュアな恋愛漫画を読みたい人には、絶対におすすめです！

2位：『orange』（全6巻／完結済み）

	orange（1）アクションコミックス 作者 高野 苺 出版社 集英社 出版年月 2013年12月25日
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青春ラブストーリーの少女漫画には珍しく、SF要素を盛り込んでいるのがこの『orange』です。しかし、非現実感を思わせない絶妙な設定と予測のできないストーリー展開によって、SF要素がまったく気になりません。少し不思議な、爽やかで切ない純愛物語です。長野県の高校に通う女子高生・高宮菜穂の元に、ある日突然10年後の自分からの手紙が届きます。最初は半信半疑だった菜穂でしたが、手紙の通りに成瀬翔が転校してきたことで、手紙が本物であることを確信します。そして、その後の手紙に書かれていたのは、翔が17歳の冬に命を落とすという内容でした。未来を変える決意をした菜穂は、翔に恋をしながらも彼を救うために翻弄します。高校時代の青春をこれでもか！と詰め込んだエピソードは、大人にとっても最高にノスタルジック。魅力あふれる登場人物たちの存在も後押しし、最終巻ではページをめくるたびに温かい涙が頬を濡らします。日常の何気ない選択を大切にしたくなる、そんな作品です。

3位：『君は春に目を醒ます』

	君は春に目を醒ます（1）花とゆめコミックス 作者 縞 あさと 出版社 白泉社 出版年月 2017年11月2日
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恋愛漫画ならではの恋するドキドキ感を常に味わいたい人には、この作品がおすすめ！近所に住む7つ上のお兄ちゃん・千遥に恋をしている主人公の絃。しかし、難病を患っていた千遥は、治療のために7年もの間コールドスリープ状態に。千遥が目を覚ましたときには、なんと絃も同い年になっていました。憧れのお兄ちゃんが同級生になったことで、嬉しいやら恥ずかしいやらと素直なリアクションをする主人公が純粋に可愛いです。けれど、ただの胸キュンストーリーだけで終わらないのが、この漫画の良いところ。純粋な恋愛模様だけで、読者の胸をここまで切なさで苦しめる作品に久しぶりに出会いました。主人公の同級生・弥太郎推しの人は、涙なしでは見られません。（そうです…私です。笑）10～20代向けの作品ですが、大人が読んでも十分に面白い上に、自分の青春時代を思い出して心が若返りますよ。＂コースルドスリープ＂という部分にSFを感じるかもしれませんが、中身は完全に学園青春ラブストーリーなのでご安心を。

4位：『青のフラッグ』（全8巻／完結済み）

	青のフラッグ（1）ジャンプコミックス 作者 KAITO 出版社 集英社 出版年月 2017年4月4日
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恋愛漫画なのに「え、少女＆女性誌じゃないの？」と思いましたか？少年誌でも純愛ストーリーの傑作はあるんです！特に本作は「これは本当にジャンプ作品…？」とみんなが疑うほど、王道な青春学園漫画として話題になりました。高校生ならではの＂アオハル＂感が満載で、主人公・太一と親友・トーマ、そしてトーマに恋をするヒロイン・双葉の三角関係がじれったくてもどかしい…！双葉にトーマへの恋愛相談をされたことで、2人の仲を応援しようとする主人公。だけど、次第に双葉に惹かれていき…。というありがちな展開に「ベタで良い！」と思いながら読み進めていくと…途中、予想もしていなかった大きな衝撃が。読み始める前と後で、ここまで印象が変わる作品も珍しいかと思います。全8冊の中でキャラたちの気持ちの変化があるかと思えば、変わらぬ想いもあって…。人の心情を深く掘り下げる描写の数々に圧倒され、中盤あたりから何度も涙でページが見えなくなりました。最終話には賛否両論あるようですが「どうしてこうなったのか」というのを考えるところまでが、この作品の醍醐味。普通の恋愛漫画ではないけれど、いま、多くの人に読んでほしい作品です。

5位：『恋は雨上がりのように』（全10巻／完結済み）

	恋は雨上がりのように（1）ビッグコミックス 作者 眉月 じゅん 出版社 小学館 出版年月 2015年1月9日
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ファミレスでバイトをする美人な女子高生が、そこの冴えない中年の店長に恋をする…。設定だけ見たらまるで＂現代版の美女と野獣＂のようですよね。17歳と45歳の歳の差カップルの話かと思って読んでいましたが、実はそんな単純な物語ではありませんでした。物語の前半は彼女が店長に恋をした理由、照れ隠しのツンデレ、陰では乙女チックな行動の連発…など、ニヤニヤする展開が目白押し。でもストーリーが進むにつれて、お互いの存在を意識し、刺激し合い、惹かれ合っていても、絶対に埋まることのない28もの歳の差の壁にぶつかります。それは想像以上に残酷で、切ないものでした。甘酸っぱいけど、ほろ苦い恋愛模様に始終胸がキュッと締め付けられます。そして、誰もが気になる最終巻。若者たちは主人公のあきら目線に、大人たちは店長の近藤目線になりながら、2人の誠実さと夢への情熱に感動するはずです。毎日がルーティン化して退屈だと思っている人ほど、読み終えた瞬間になんだか自分の背中も大きく押されたような気がするはず。爽やかな読後感を味わったあとは、あなたも昔に好きだった何かを改めて始めてみませんか？

【人の成長に泣く】リアルなヒューマンストーリーに涙する漫画ベスト5

1位：『かくかくしかじか』（全5巻／完結済み）

	かくかくしかじか（1）愛蔵版コミックス 作者 東村 アキコ 出版社 集英社 出版年月 2012年7月25日
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この漫画は『海月姫』『東京タラレバ娘』『偽装不倫』などの人気漫画を手掛ける、東村アキコ先生のルーツを紐解く自叙伝です。宮崎の高校でなんの将来の夢もなく、絵が得意だからとなんとなく美大に通おうと決意するアキコ。クラスメイトに紹介されて受験対策のために通うことになった絵画教室で、後に彼女の人生において最大の恩師となる日高健三先生に出会います。とはいえ、アキコは厳しすぎる先生の指導法に最初は嫌気がさしていました。しかし、日高先生は生徒を絶対に見捨てず、失敗や挫折をするアキコをも常に気にかけてくれて…。東村アキコ先生自身も、大人になった今だからこそ先生へのありがたみを感じるけれど、当時はまったくそれに気づかず、受け流してばかりだったと振り返っています。その行動は本当に等身大であり、リアルです。そんな若さゆえに日高先生を邪険にしてしまったことへの後悔の念…。それは、自分にも思い当たる節がありすぎて、胸が痛くなりました。これが【実話】だと思うと、先生への感謝の言葉を綴った東村アキコ先生のセリフの数々にも涙が止まりません。すべて読み終わったあとは、最終巻の表紙を見るだけで泣けてきますよ。

2位：『コウノドリ』（全32巻／完結済み）

	コウノドリ（1）モーニングコミックス 作者 鈴ノ木 ユウ 出版社 講談社 出版年月 2013年6月21日
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夫婦で一緒に愛読してほしい漫画といえば、絶対にこの『コウノドリ』です！本作は「産婦人科医」と「ジャズピアニスト」という2つの顔を持つ主人公・鴻鳥サクラを中心に繰り広げられる産科医のリアルな現状を描いたヒューマン医療漫画。女性の身に起きる＂妊娠・出産＂をテーマにした漫画なのにも関わらず、作者が男性だというところも驚きです。物語には、さまざまな症状を抱える妊婦さんたちが登場し、あまり知られていない出産のトラブルやリスク、病気などの現状をリアルに描いています。「出産は病気じゃない」というイメージから世間では「普通に産まれてくるのは当たり前」と安易に思われがち。でも、この作品を読めば、今までのあなたの出産への常識がきっと変わるはずです。涙なしでは見られないエピソードばかりなので、読み始める前にハンカチかティッシュは常に置いておきたい…！また＂妊娠・出産＂における勉強読本としてもぴったり。ちなみに本作を原作にしたテレビドラマも最高なので、併せてお楽しみください！

3位：『リアル』

	リアル（1）ヤングジャンプコミックス 作者 井上 雄彦 出版社 集英社 出版年月 2001年3月19日
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読んでいて苦しくなりながらも、続きを読まずにはいられない。それがこの『リアル』です。『SLAM DUNK』の作者である井上雄彦さんの作品で、こちらもバスケットをテーマにしています。しかし、『SLAM DUNK』と同じような青春熱血スポーツ漫画を期待して読むと、盛大な肩透かしを食らいます。本作は、スポーツ漫画というより圧倒的にヒューマンドラマの要素が強め。高校時代にバスケに打ち込んでいた主人公の野宮は、部員たちとうまくいかず途中でバスケを辞めてしまいました。その後、街でナンパした少女を乗せたバイクで事故を起こし、相手は下半身不随に。その責任を取り、高校も中退します。そんなときに、野宮はある古ぼけた体育館で車イスバスケの練習をする戸川に出会います。戸川の生き様に刺激を受けた野宮は、少しずつ自分の人生を前向きに考えるように。その頃、野宮をバカにしていたバスケ部・部長の高橋がトラック事故に遭い…。物語の序盤には「なぜこんな悲劇が」と目を背けたくなる展開が続きますが、どれもリアル（現実）なんです。決して他人事ではない挫折と葛藤に触れたとき、自然と涙がこぼれているはずです。

4位：『聲の形』（全7巻／完結済み

	聲の形（1）週刊少年マガジンコミックス 作者 大今 良時 出版社 講談社 出版年月 2013年11月15日
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人間の偏見やずるさ、そして他者への負の感情が生々しく表現され、読み手の心を大きく揺さぶるのがこの作品。小学校時代クラスカーストで上位だった石田将也は、耳の聴こえない転校生・西宮硝子をターゲットに、クラス全体を巻き込んだいじめを始めてしまいます。しかし、エスカレートしたいじめが大人に明るみになった途端、今度は将也がクラスメイトからいじめられるように。謝ることもできないまま硝子は再び転校し、彼女への罪の意識を抱えつつ人間不信になったまま、将也は高校3年生へ。その頃には、将也は生きるのが辛くなり「人生の最後に」と硝子に謝罪へ行くことを思い立ちます。硝子と再会したことで、将也の日常にも少しずつ変化が現れて…。本作は、とにかく登場人物たちが、人が今まで見て見ぬふりをしてきた＂自分の弱さ＂にトコトン向き合っています。自己嫌悪に押しつぶされそうになりながら前へ進もうともがく高校生たち。それは、まるで臭い物に蓋をしてきた自分の過去の不甲斐なさを突きつけられているようで…。気づけば何度も咽び泣いていました。重いストーリーなので再読する勇気がなかなか湧きませんが、読んで良かったと思える人気作です。

5位：『水は海に向かって流れる』（全3巻／完結済み）

	水は海に向かって流れる（1）週刊少年マガジンコミックス 作者 田島 列島 出版社 講談社 出版年月 2019年5月9日
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流れるように辿り着く、完璧な結末が忘れられません。高校進学と同時に自分の実家から遠く離れた叔父さんの家に居候することになった主人公・直達。入居の日に駅まで迎えに来てくれたのは、榊さんという年上の女性でした。叔父さんの家では、クセの強い数人の大人たちが共同生活を送っていたのです。榊さんがもてなしてくれた牛丼に胃袋を掴まれた直達は、彼女に淡い気持ちを抱くように。しかし、共同生活を送るうちに自分の父親が絡んだ＂とある出来事＂が明るみになります。ほのぼのとした絵のタッチからは想像できないほど、シリアスな＂不倫＂をテーマにしています。「自分は怒っているのか？」。＂怒り＂って、他人が聞くととても単純な感情のような気がしますよね。でも大人になると、怒っていることを気づかないふりしたくなるときがあるんです。だって、怒りは何も解決しないから。過去のことに縛られながら自分の感情に蓋をしてきた榊さんが、直達との出会いによって後ろ向きだった生き方が前向きになったとき、不思議と涙が止まらなくなりました。読み終えた後すぐにもう一度最初から読みたくなるほど、読後の心地良い余韻もたまりません。

【絆に泣く】人や動物の良い話！ハートフルな日常で号泣する漫画ベスト5

1位：『甘々と稲妻』（全12巻／完結済み）

	甘々と稲妻（1）アフタヌーンコミックス 作者 雨隠 ギド 出版社 講談社 出版年月 2013年9月6日
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毎日の献立に悩む主婦のみなさんに、一度は読んでもらいたいのがこの作品。料理が苦手な私も週の半分以上は「夕飯作るのが面倒くさい…」という感情に襲われます。でも、この漫画のシーンがふと頭をよぎることで、背中を押されて台所に向うことができます。物語の主人公は、奥さんが亡くなり、男手一つで娘を育てている中年のおっさん・犬塚。元々自分がご飯をあまり食べないので食に興味がない上、日々の仕事や家事に忙殺され、娘・つむぎの食事も適当なお弁当や外食ばかりでした。だけど、娘に「おいしい手作りご飯を食べさせてあげたい」と一念発起！料理ができない教え子と一緒に、工夫しながら3人で色々な料理に挑戦していきます。なによりも娘・つむぎがおいしそうに、嬉しそうにご飯を食べてくれる姿は最高の癒し！パパと娘の絆と成長にも、ベタだけど感無量でした。家族に料理を振る舞う大切さを噛みしめつつ、誰かと一緒に食卓を囲む幸せを実感します。可愛い絵柄なのに、本作は特に男性ファンも多いのだとか。笑って泣ける心温まる家族愛をぜひお楽しみください。

2位：『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』

	犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい（1）パルシィコミックス 作者 松本ひで吉 出版社 講談社 出版年月 2018年6月13日
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永遠に終結することなのない「猫派VS犬派」論争。しかし、犬と猫の両方飼っている人にとってはどちらかなんて選べるわけありません。だって「どっちも、最高に、可愛い！」から。そんな作者のペット愛がふんだんに詰まった作品がこちらです！愛嬌たっぷりな犬とクールで気まぐれな猫と暮らす、作者の笑いと感動の実話を元にしたゆるいエッセイ漫画です。一度でも猫か犬を飼ったことのある人にとっては「あるある」すぎるエピソードばかり。読みながらニヤニヤしてしまうことでしょう。しかし、逆に共感する話ばかりなので、つい自分のペットと照らし合わせて幸せな物語なのに気づけば号泣してしまうことも。犬くんの天真爛漫な行動に反して、猫さまのあまりの冷めた態度に猫好きな人たちからはクレームがきそうですが、巻を追うごとに猫の魅力もたっぷりと描かれているのでご安心を。本作はTwitterで公開されると瞬く間に100万リツイートされるほど大人気になった漫画が書籍化されたのだとか。時代ですね！

3位：『おじさまと猫』

	おじさまと猫（1）ガンガンコミックスpixiv 作者 桜井海 出版社 スクウェア・エニックス 出版年月 2018年2月22日
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タイトルの通り、おじさまと猫の生活をほのぼのと描いた日常系の漫画です。私は犬派なんですが、この漫画を読んでいると猫を飼いたくなります。そのくらい、おじさまの飼い猫の「ふくまる」が可愛い！＂ぶさかわ＂とは、もはや、ふくまるのためにある言葉なのでは！？（笑）おじさま目線とふくまる目線で描かれる日常は、どちらとも幸せそのもの。だけど、ペットショップでずっと成猫になって値段が安くなっても、自分だけ誰もかってくれないトラウマを持つふくまる。おじさまが自分をかってくれてからも、ずっと自分に自信が持てないふくまるの心の声も切なくて…！そんなふくまるを優しく、大切にしてくれるおじさまも素敵すぎて…！ホロリと泣きながら、本を閉じたときには最高に心が癒されているはずです。健気なペットのエピソードだけでなく、妻に先立たれた孤独な男性の老後もちょっぴり現実的に描き、ペットの偉大さを改めて痛感する作品です。

4位：『深夜食堂』

	深夜食堂（1）ビッグコミックススペシャル 作者 安倍 夜郎 出版社 小学館 出版年月 2007年12月26日
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感動するのにグルメ漫画、でもメインは人生劇場…。なんて、ちょっと不思議なジャンルですよね。デフォルメ調のゆるいイラストを見るだけでも、なんだかホッとしちゃいます。ワケありな人生を歩む人々がふらっと立ち寄るとある食堂の営業時間は、0時～朝7時。夜中にしか営業しないので「深夜食堂」と呼ばれています。メニューがほとんどないけれど、マスターに言えばほぼなんでも作ってくれるという粋なお店です。そこに訪れるお客とマスターとの交流が描かれています。美味しそうな料理に癒され、お客さんの好物や思い出の味についてのエピソードに和み、しんみりする話にホロリ…。読めば読むほど、自分もこの「深夜食堂」の常連になっているような気分になり、読むのを止められなくなります。本作はテレビドラマを視聴後に漫画を読みましたが、どちらもそれぞれの魅力があって見比べるのも面白いです。

5位：『世界の終わりに柴犬と』

	世界の終わりに柴犬と（1）MFC 作者 石原 雄 出版社 KADOKAWA 出版年月 2018年11月21日
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柴犬好きは必見！タイトルの通り、なぜか荒廃した地球にたった一人で生きる女子高生と柴犬のハルさんとの日常を描いたほのぼの系4コマ（8コマ）漫画です。文明が滅びているので、人間は主人公の少女以外は登場しません。そして、なぜか柴犬や動物がしゃべったり、地球外生命体がしれっと生活をしていたり、全体的にはギャグ要素が強めです。が！巻末の書き下ろしで、不意打ちを食らうことになるでしょう。この巻末のストーリーが、本編のゆるさが嘘のような感動作に仕上がっているんです。＂廃墟に柴犬＂というシュールな設定と小気味良いギャグを楽しむ漫画だと思っていたのに…！最後にすべての印象がひっくり返されました。本編を読みながらクスリとした後は、巻末のハルさんとご主人についてのエピソードで涙のデトックスをしてください。本編は公式Twitterでも定期的に公開されているので、気になる人はまずはTwitterをチェックするのもおすすめです。

【ファンタジーで泣く】不思議な世界だからこそ泣ける漫画ベスト5

1位：『葬送のフリーレン』

	葬送のフリーレン（1）少年サンデーコミックス 作者 山田 鐘人 出版社 小学館サービス 出版年月 2020年8月18日
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RPGゲームでよくある「勇者が魔王を倒して世界は平和になった」というエンディング。しかし、その後の世界で勇者たちはどのように過ごしているのか。今までありそうでなかった、世界平和を叶えたパーティーたちの後日譚から始まるファンタジー漫画です。魔王との戦いでは＂魔法使い＂ポジションだったフリーレン。一緒に戦った仲間たちのほとんどが人間だったけれど、彼女は長命な＂エルフ＂という種族でした。そのため、彼女にとっては50年という歳月も一瞬の出来事ですが、勇者や僧侶などの他の仲間たちは着実に老いていき、彼らの最期も毅然と葬送していくのでした。しかし、勇者一行として過ごした時間を忘れられないフリーレンは、人間を知るために世界中を旅していきます。冒険をしながら過去の冒険の思い出を振り返るシーンは、フリーレンの切なさともの悲しさを思うと毎回目頭が熱くなります。悪い人がまったく出てこないので、始終優しい雰囲気に満ちた世界観も素敵。終わりから始まる冒険ファンタジーは、読む人の心をきっと癒してくれるはずです。

2位：『夏目友人帳』

	夏目友人帳（1）花とゆめコミックス 作者 緑川 ゆき 出版社 白泉社 出版年月 2005年10月5日
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少女漫画でも異例の長さで何度もアニメ化されている人気作。漫画を閉じるたびに優しい気持ちで胸がいっぱいになるので、何度も読みたくなる漫画です。幼い頃から妖怪が見えることで一人ぼっちだった少年・夏目。妖であるニャンコ先生に導かれ、祖母の遺品であった「友人帳」を使って妖たちに名を返していく物語です。「妖怪」と聞くと怖いものを想像しがちですが、本作に出てくる妖怪は恐怖を煽るものはほぼ出てきません。人間っぽい見た目から親しみやすいものまで、怖いものが苦手な人でも安心して見れる妖怪ばかりです。すべてのお話がハッピーエンドではないものの、最後には決まって切なさと温かさが残ります。夏目が孤独と戦いつつも、巻を追うごとに田沼やタキなど心を許せる友人ができるところも泣けるポイントです。どこか懐かしさを感じる田園風景に心和ませながら、人間と妖怪が心を通わせるホロリとするストーリーをお楽しみください。

3位：『GUNSLINGER GIRL（ガンスリンガー・ガール）』（全15巻／完結済み）

	GUNSLINGER GIRL（ガンスリンガー・ガール）（1）電撃コミックス 作者 相田 裕 出版社 メディアワークス 出版年月 2002年11月1日
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可愛らしい萌えイラストとは裏腹に、非情で残虐的な設定に最初は衝撃を受けました。物語の舞台は、架空のイタリア。一度は瀕死の重傷を負った少女たちを機械の体（義体）に改造し、国の転覆を計るテロリストを排除させていました。主人公の少女・ヘンリエッタも体を機械化され、日々銃を手にテロ組織との戦いに身を投じています。ガンアクションがメインなので、迫力あるバトルシーンや強靭な敵を前に苦戦する展開にも目を奪われるでしょう。しかし、この漫画はあくまでバトルアクションよりもヒューマンドラマが際立つ作品。過酷すぎる運命を背負った少女たちは、人間だった頃の記憶を失い、担当官への絶対服従の洗脳を受け、もう義体の兵士としてしか生きることしかできない…。顔をしかめたくなるほど辛い運命を背負う少女たちは、どんな気持ちで生きているのか。彼女たちの生き様を読みながら号泣したのに、なぜかラストの読後感はかなりスッキリしたのを覚えています。心えぐられるセンシティブな題材ですが、読む人の心を前向きにしてくれるだけでなく、人生で一生忘れられない作品になるはずです。

4位：『Pandora Hearts（パンドラ・ハーツ）』（全24巻／完結済み）

	Pandora Hearts（パンドラ・ハーツ）（1）Gファンタジーコミックス 作者 望月 淳 出版社 スクウェア・エニックス 出版年月 2006年10月27日
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がっつりファンタジーの世界を舞台にした物語なので設定や名前が難解ですが、それが逆に読み応えがあって面白い！ベザリウス家の次期当主であるオズは、15歳の成人の儀の最中に正体不明の「アヴィスの使者」たちによって、異世界アヴィスへと墜とされてしまいます。理由は「大罪を犯したから」だそうですが、オズは身に覚えがありません。アヴィスで出会った謎の少女・アリスの力を借りて、オズは元の世界に戻ることに成功しますが…。あらすじだけ読んでも気づかないかもしれませんが、本作は『不思議の国のアリス』をモチーフにして作られたそうです。オズが忘れている罪と世界に散らばったアリスの記憶を探しながら、さまざまな敵と対峙していくのですが…。途中の大どんでん返しに言葉を失いました。良い意味だけじゃなく、悪い意味でも予想を裏切ってくれます。しかも、1度や2度ではありません。物語の後半は悲観しながら読んでいたのに、すべてを読み終えたときには幸せな気持ちでページを閉じているから不思議です。あまりにも細かな伏線が散りばめられているので、一気見しないと見逃してしまうかも。感動するダークファンタジーの決定版を、ぜひ。

5位：『ハクメイとミコチ』

	ハクメイとミコチ（1）HARTA COMIX 作者 樫木 祐人 出版社 エンターブレイン 出版年月 2013年1月15日
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心をほっこりとしたいときは、この『ハクメイとミコチ』で癒されましょう。緑豊かな森で暮らす小さな小人のハクメイとミコチ。身長9㎝の彼女たちは、葉っぱを傘にしで雨露をしのいだり、虫たちや動物たちの背中に乗って移動したり、のんびりとマイペースに暮らしています。かつて子ども時代に見た絵本の世界観をそのままに、小人たちの日常生活をじっくりと垣間見ることができます。本作の魅力は、細部まで緻密に描かれた小人目線での暮らしぶりです。ファンタジーなので作者の空想で描かれているはずなのに、本物感がすごい…！素晴らしい画力に魅了されることでしょう。キャラクターたちの可愛さとゆるい空気感に油断していると、ふとしたエピソードで大泣きしてしまうのでご注意を。1話完結型なので、どの巻から読んでも楽しめますが、脇を固める小人たちも魅力的なのでぜひ1巻から読み進めてください。常に泣きっぱなしな作品ではありませんが、心のデトックスにはぴったりですよ。

【バトルで泣く】信念と情熱のぶつかり合いが熱い漫画ベスト5

1位：『僕のヒーローアカデミア』

	僕のヒーローアカデミア（1）ジャンプコミックス 作者 堀越 耕平 出版社 集英社 出版年月 2014年11月4日
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バトル漫画の中でも群を抜いて弱そうな風貌の主人公。それがこの＂ヒロアカ＂こと『僕のヒーローアカデミア』の主人公・緑谷出久です。物語の世界では「火を操る」「体を鉄のようにする」「ワープさせる」といった魔法のような能力を＂個性＂と呼び、その＂個性＂を活用しながら人々は平和に暮らしていました。しかし、出久は人間の中でも珍しくなんの能力も持たない＂無個性＂な人間。同級生たちにもバカにされ、親にも心配されていましたが、出久は個性を悪用する悪い奴らをやっつける「ヒーロー」を目指すため、ヒーローの養成学校に入学します。今までのジャンプの作品の＂良いとこ取り＂をしたような展開なのに、まったく既視感もなければ古臭さも感じません。「正義VS悪」の構図もわかりやすく、血の滲む努力、熱い友情、諦めずに掴み取る勝利、といったジャンプの王道路線をひた走るストーリーもとにかく読みやすい！それなのに、今さらどうして泣けるのか。その理由は、単純明解。とにかく【熱い】んです！友情で泣いて、努力で泣いて、勝利で泣いて…。ジャンプの三原則から外れることのないストーリー展開は、老若男女楽しむことができます。好みなんか関係なく、誰にでも薦めたくなるクセのない名作です。

2位：『金色のガッシュ!!』（全33巻／完結済み）

	金色のガッシュ!!（1）少年サンデーコミックス 作者 雷句 誠 出版社 小学館 出版年月 2001年5月1日
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絵柄で読む人を選ぶかもしれませんが、それだけでこの作品を読まないのはもったいない！魔界から人間界に送り込まれた「魔物の子」が人間とパートナーになり、他の「魔物の子」たちと戦って「魔界の王」を目指していくバトルファンタジーです。相手に負けた時点でパートナーとお別れしなければいけないため、泣けるポイントが目白押し！魔物と人間の友情・絆にホロリとするのはもちろんのこと、心通わせたパートナーとの別れのシーンには毎回こちらも涙腺が崩壊していました。人の弱い部分も強い部分もストレートに描き、だけどすべての話が優しさに満ちていて、何度泣いたのかもう数え切れません…。読む前は苦手だと思っていた絵のタッチも、巻を追うごとに画力が物凄い勢いで向上していくので、途中からはまったく気にならなくなります。むしろ、毎話ものすごい熱量で描かれた1コマ1コマに夢中になるはずです。キャラたちの感動エピソードだけでなく、魔物たちの熱すぎるバトルシーンも山ほどあるので、最終巻まで時間を忘れて一気に読み耽ってしまいました。バトルで成長した先に必ずある、巣立ちという名の別れ…。すべてのキャラの成長を多くの人に目撃してほしいです。ザケル！！

3位：『鋼の錬金術師』（全27巻／完結済み）

	鋼の錬金術師（1）ガンガンコミックス 作者 荒川 弘 出版社 スクウェア・エニックス 出版年月 2002年1月22日
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国内外から絶大なる人気を誇る少年漫画なので、タイトルくらいは知っている人も多いかと。実は、この＂ハガレン＂も泣けるポイントが盛りだくさんな作品なんです！大きな力を持つという「賢者の石」を探す旅をしている兄のエドワードと弟のアルフォンス。2人の兄弟は、幼いときに亡き母を蘇らせようと「錬金術の最大の禁忌」である人体練成を行いますが、結果は失敗。兄は左足を、弟は体のすべてを失いました。なんとか弟の魂を家の鎧の中に定着させることに成功したエドワードでしたが、そのときに今度は右腕も失うことに…。失われた体を取り戻すために「賢者の石」を探しながら、兄弟2人は黒い陰謀に立ち向かっていきます。普段聴きなれない「錬金術」というものをテーマにした本格アクション冒険劇なので、バトルシーンも迫力満点。魅力的なキャラクターたちの複雑に絡み合う人間関係もストーリーの面白さに拍車をかけています。また、広げた風呂敷を綺麗に畳み上げていく展開も賞賛もの！シリアスな部分に涙を浮かべることも多々ありましたが、特に最終巻は常に泣きっぱなしでした。いや、でもマスタング大佐の「いや、雨だよ」も捨てがたい…！

4位：『七つの大罪』（全41巻／完結済み）

	七つの大罪（1）週刊少年マガジンコミックス 作者 鈴木 央 出版社 講談社 出版年月 2013年2月15日
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一時は『ONE PIECE』と肩を並べるほどの人気を獲得していたバトルファンタジー。少年誌らしい熱い展開がてんこ盛りです。リオネス王国では聖騎士たちによるクーデターが勃発し、国王は幽閉され、国民も武力支配される劣悪な治安になっていました。王女のエリザベスはいまの国の情勢を変えるべく、かつてリオネス王国にいた「七つの大罪」という最強騎士団を探すことに。そこで出会ったのが、かつての団長だった主人公・メリオダス。エリザベスは彼と共に「七つの大罪」を見つける旅に出ますが、実は2人には悲しい因縁が…。個性が強すぎる「七つの大罪」のメンバーたちとの出会いまでテンポが良く、あっという間に読み切ることができます。後半は「十戒篇」として凶悪な魔神族と「七つの大罪」たちの壮絶なバトルが繰り広げられますが、その裏で明かされるキャラクターたちの過去の因縁や心の傷の数々も明かされていきます。しかし、どのキャラクターにもきちんと救いの手が差し伸べられるので、そこも泣ける…！ラストも文句なしの幕引きです。本作はストーリーのクセもなく、とにかくわかりやすい！王道路線のバトルアクションなので、親子2世代で楽しむのも良いかも！？

5位：『終末のワルキューレ』

	終末のワルキューレ（1）ゼノンコミックス 作者 梅村 真也（原作）、フクイタクミ（構成）、アジチカ（作画） 出版社 コアミックス 出版年月 2020年4月1日
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迫力ある本格的なバトルシーンを楽しみたいならこの『終末のワルキューレ』は外せません！700万年続いた人類の歴史…。しかし、なんの進歩もしない人類たちに対し、全世界の神々による会議で人類の終末が決定されようとしていました。そこに待ったをかけたワルキューレ（戦乙女）は、神VS人類の最終闘争（ラグナロク）を提案。絶対的な力を持つ神々と、人間の英雄たちによる1対1の13番勝負が開幕します。本作で登場する人類の英傑たちは実在した歴史上の人物ばかり。史実や伝説に基づいてアレンジされた、さまざまな技を繰り出します。もちろん神々も多くの神話で語り継がれている存在ばかりなので、歴史や神話などが好きな人にとってはたまりません。毎回鳥肌が立つほどの派手な戦闘シーンにも、男のロマンがきっちりと詰まっています。キャラ設定が少々力技ですが、彼たちが戦う理由や強い信念、そしてカッコ良すぎる生き様に、ワケもわからず涙が出ました。この漫画を読んで、最初の人類と言われているアダムやギリシャ神話のヘラクレスを好きになった人も多いのではないでしょうか。

【青年漫画で泣く】人間臭さが光る！読み応えのある本格派な漫画ベスト5

1位：『宇宙兄弟』

	宇宙兄弟（1）モーニングコミックス 作者 小山 宙哉 出版社 講談社 出版年月 2008年3月21日
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人間ドラマとSFを両方楽しむならこの漫画！子どもの頃に兄弟2人で宇宙に行くことを約束した兄の六太と弟の日々人。2人とも大人になった2025年、日々人は約束通り宇宙飛行士となり、月面への滞在クルーに大抜擢されていました。一方、兄の六太は会社をクビになり無職に。出来の良い弟に劣等感を感じながらも、弟からのメールで六太も再び宇宙を目指すことを決意します。誰もが知っていそうで知らなかった「宇宙飛行士になるには？」というノウハウはもちろん、宇宙への知識や訓練の様子、そしてJAXA顔負けのアイディアなど、宇宙を学ぶお勉強読本としてもピッタリ。学びだけでなく、厳しい試験を突破するための努力の過程や、少ない宇宙船の座席を巡る仲間との競争、そして弟との強い絆などヒューマンドラマ要素も満載です。読み進めながら各キャラの苦悩や葛藤を見守っていた分、目標を達成した彼らの姿を見た瞬間、一緒に涙するはずです。歳を重ねると男兄弟って疎遠になったり険悪になったりするイメージだったんですが、この漫画を読んで心から男兄弟を羨ましく思いました。漫画を読める年齢になったら、自分の子どもにも薦めようと決めている作品の1つです。

2位：『キングダム』

	キングダム（1）ヤングジャンプコミックス 作者 原 泰久 出版社 集英社 出版年月 2006年5月19日
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もともと歴史漫画にまったく興味がなかったのですが、テレビ番組「アメトーーク！！」の企画で目にしたことをきっかけに読んでみたところ…面白すぎる！と一気にまとめ買いました（笑）中国の春秋戦国時代を舞台に、戦災孤児だった少年・信が「天下の大将軍になる」という夢を抱き、壮絶な戦に身を投じる物語です。紀元前の中国大陸では、長い歴史の中で一度も天下統一が実現しておらず各国での熾烈な争いが500年も繰り返されてきました。長く続く戦乱の世をなくすべく秦国大王・嬴政（エイセイ）と共に「中華統一」を目指し、信は幾度となく敵国との戦いへ。そこでは多くの仲間や信頼できる武将・軍人たちの血が流れ、ときには最期を看取らなければいけないことも…。個性的でクセの強すぎるキャラや、ヒール役で誰もが嫌いだったキャラでも、最期の瞬間はとても勇ましく、気高く、カッコ良い。自分の信念や想いを次の世代に繋げようとするセリフも名言ばかり。嗚咽をあげながら読んでしまいます。一度読み始めると続きが気になって仕方なくなる作品なので、時間を確保してから読み始めるのが良いかもしれません！

3位：『ヴィンランド・サガ』

	ヴィンランド・サガ（1）アフタヌーンコミックス 作者 幸村 誠 出版社 講談社 出版年月 2006年8月23日
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青年誌らしい血生臭い壮絶な戦闘を描いた本作。『キングダム』が中国なのに対し、こちらはヨーロッパを舞台にしています。かつて西ヨーロッパ沿岸部を侵略していたと言われているヴァイキング（海賊）たちの生き様を描き、史実に基づいた内容を絡めながら最終的には幻の大陸である＂ヴィンランド＂を目指していきます。同じ「海賊」でも『ONE PIECE』のような熱い冒険活劇ではなく、本作は歴史上の出来事をなぞっているので描写もすべてリアルで残酷なものばかり。しかし、登場人物たちの生きる意味、生きた証、生きる道などを深掘りして練り上げられたストーリーは、とにかく重厚感が凄いです。正直、西洋の戦記物で「父親を殺した相手に復讐する少年」という設定も最初は苦手意識があったんですが、この漫画はバトルアクションがメインではありません。腕力や技術などの身体的向上だけではなく、信念や想いなど精神の成長を描いているからこそ、普段歴史バトルものに触れてきていない人でも夢中になれるんだと思います。ひとまず8巻まで読んでください。ここまでで、目を真っ赤にするまで泣いた人は、この作品がきっと自分の好きな漫画にランクインするはずです。

4位：『よろこびのうた』（全1巻／完結済み）

	よろこびのうた　イブニングKC 作者 ウチヤマ ユージ 出版社 講談社 出版年月 2016年7月22日
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真実を暴くことが正義。本当にそうでしょうか？この世の中には、知らなくても良いことが無数にあふれています。しかし、それを知りたくなるのが人の好奇心です。物語の冒頭で始まるのは、火葬場で見つかった老夫婦の焼死体。警察は老老介護の末に心中したと結論付けますが、週刊誌の記者をしている伊能はその事件の調査に乗り出します。近所で聞き込みをしても、限界集落の住民たちは多くは語ってくれません。しかし、1つの気になる痕跡をきっかけに、伊能は事件の真相を知ることとなります。本作は実際に起こった事件をモチーフにして創作されたそうです。事件当時にこの報道を目にして以来、自分の心を捉えて離さなかった「何か」を具現化した作品。そう作者はあとがきで語っています。ラストシーンは、色々な想像を巡らせて涙が止まらなくなるはずです。物語の終幕をハッピーエンドと取るか。バッドエンドだと取るか。それは、読んでいるあなたが決めて良いと思います。でも、すべての人の心に＂終活＂について考えるきっかけになるのは、間違いないはずです。

5位：『ザ・ファブル』

	ザ・ファブル（1）ヤングマガジンコミックス 作者 南 勝久 出版社 講談社 出版年月 2015年3月6日
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基本はハードボイルド作品ですが、笑いと感動、そして激しい闘争と人情ものなど、さまざまな要素が絶妙なバランスで混在した大人向けのストーリー。手に汗握るハラハラするシーンだったのに、次のシーンでは大笑い…。かと思えば、視界がにじんで見えなくなるほど涙があふれたり。読んでいて感情の起伏が忙しいのに、続きを読みたくてたまらなるんです。天才的な腕を持ち裏社会でも恐れられている伝説の殺し屋・ファブル。ある日、ボスの命令で突然一般人として暮らすよう命じられます。「大阪で1年間、誰も殺さず平和に暮らせ」という命令を忠実に守り、職にも就いて、さまざまな人々と交流していきます。笑いは「緊張」と「緩和」という言葉にふさわしく、本作はギャグっぽい笑いの回もあれば、感動するシリアスの回もキッチリと用意されています。クセのある絵柄もまた、笑いと感動を後押ししていますよ。

【90年代漫画で泣く】完結済みだから一気に読める！おすすめ漫画ベスト5

1位：『SLAM DUNK』（全31巻／完結済み）

	SLAM DUNK（1）ジャンプコミックス 作者 井上 雄彦 出版社 集英社 出版年月 1991年2月8日
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もはや、言わずもがな！30代～40代で知らない人がいないほどの有名スポーツ漫画ですよね。「スポーツで泣ける」という方程式を作り上げた漫画と言っても過言ではありません。バスケットとは無縁だった赤髪の不良少年・桜木花道は、高校入学時に一目惚れした赤城晴子の勧めによりバスケ部へ。部員たちと紆余曲折ありながらも、確実にバスケの才能を開花させていく花道は、晴子のためだけでなく自身でも純粋にバスケの虜になっていきます。湘北バスケ部のメンバー全員も魅力的ですが、対戦相手の強豪校の選手たちも素敵すぎて…！あなたも読みながら必ず自分の憧れ＆好みの選手が見つかるはずです。名言＆名シーンが多いことでも有名な本作ですが、やっぱり最も心を打たれるのは＂山王戦＂でしょう。試合終盤、セリフが一切なくただコマの絵だけで繰り広げられる試合展開は、本当に胸アツ！見開きで描かれた花道と流川のハイタッチのシーンは、涙でほぼ見えなくなるのでは。古い作品だと思って手に取るのを躊躇している若者たち。とにかく、1巻を読んでください。絶対に全巻あっという間に読んでしまうはずです。

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2位：『赤ちゃんと僕』（全18巻／完結済み）

	赤ちゃんと僕（1）花とゆめコミックス 作者 羅川 真里茂 出版社 白泉社 出版年月 1992年3月1日
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読破してから何年経っても、この作品を読んだときの感動を忘れられません。良い意味で少女漫画らしさが薄いため、大人でも男性でもすんなり読むことができるのではないでしょうか。母親が亡くなり、2歳の弟・実の面倒を見なければいけなくなった小学6年生の拓也。慣れない子育てにイライラしたり悩んだりしながらも、周囲の人たちと関わることで色々なことに気づき、成長していく物語です。小学生なのに友達と遊ぶ時間もなく、子育てに追われるお兄ちゃん・拓也の健気な姿は、子育て世代のママたちの心にもグッときます。普段は拓也と実、または2人を取り囲むサブキャラクターたちの日常に焦点を当てたほのぼのとしたストーリー。ですが、最終巻に拓也と実を襲った大事件をきっかけに、雰囲気は一変！あまりにも唐突な悲劇に読者の心もついていけず、しばらくその事実を受け入れられなくなるかも…！実が拓也へ「にいちゃ…ごめんちゃい…」と呟く姿には、誰もが涙腺崩壊するはずです。とはいえ、ラストはきちんと心温まる内容で終わるのも、また良し！涙なしで見られないクライマックスをぜひその目で確かめてください！

3位：『天使なんかじゃない（完全版）』（全4巻／完結済み）

	天使なんかじゃない（完全版）（1）愛蔵版コミックス 作者 矢沢 あい 出版社 集英社 出版年月 2000年10月30日
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恋愛に一途な漫画の主人公はたくさんいますが、こんなにも理想的で誰もが憧れるような主人公がかつていたでしょうか。明るく元気、学校中の人気者、友達想いで何事にも一生懸命…。漫画の中からも外からもたくさんの人に愛されるキャラクター、それがこの漫画の主人公・冴島翠です。創立したばかりの高校に入学した翠は、クラスみんなの後押しで第一期・生徒会役員に推薦され、副会長に就任します。そこで会長になったのは、密かに気になっていたリーゼント頭の男子生徒・須藤晃。晃への恋心を加速させる一方で、個性豊かな生徒会役員たちと共に、初めて続きの学校行事に奮闘していきます。ベタベタの恋愛漫画のどこに泣けるポイントが…？と思うかもしれません。でも大人になった今だからこそ、純粋な想いでぶつかっていく彼女たちの姿に心の底から感動してしまいます。ピュアな恋愛を見るだけで泣けてくるなんて…この作品に出会うまではそんな感覚知りませんでした。恋愛要素だけでなく、生徒会メンバーたちとの友情も最高です。

4位：『うしおととら』（全33巻／完結済み）

	うしおととら（1）少年サンデーコミックス 作者 藤田 和日郎 出版社 小学館 出版年月 1990年11月17日
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女性陣からは敬遠されそうな絵柄ですが、読んでみると逆にこの絵柄が最高だと思える感動巨編！主人公の蒼月潮（うしお）は、ある日実家の地下にいた妖怪＂とら＂と「獣の槍」の封印を解いてしまいます。そこで＂とら＂に憑りつかれて「お前を喰ってやる」と脅されますが、獣の槍の力によって＂とら＂は潮に手出しができません。封印を解いたことで荒ぶる妖怪たちを退治しながら、真の敵である大妖怪への戦いに挑んでいきます。物語が進むにつれて、いがみ合っていた2人の距離が縮まり絆も深まっていくので、それがより物語の後編の展開で涙を誘います。ラストへの盛り上がりも反則レベルです。ストーリー上に張り巡らせた伏線の回収、そしてキャラクターたちの切ない心理描写など、緻密で繊細な表現と演出も光っています。壮大なスケールで描かれた圧巻のバトルシーンも「これぞ少年漫画！」と言いたくなるほど熱い展開ばかりですよ。

5位：『フルーツバスケット』（全23巻／完結済み）

	フルーツバスケット（1）花とゆめコミックス 作者 高屋 奈月 出版社 白泉社 出版年月 1999年1月1日
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パッと見がコテコテの少女漫画＆学園漫画に見えるので、かなり損しているかと思います。いざ読み始めると男女問わずのめり込める良作だと気づくはずです。最愛の母親が亡くなり一人でテント暮らしをしている透（とおる）は、ひょんなことからテントを建てた土地の所有者であった地元の資産家・草摩家で暮らすことに。しかし、その草摩家の一族は異性に触れると動物（十二支）に変身してしまうという呪いを受けていました。底抜けに明るく、誰にでも優しい主人公・透は、本当に聖母様のような存在で…。読者の疲れた心に透の優しさが染み渡ります。しかし、そんな透や草摩家の人々の心の闇やトラウマが明かされてからは、毎回涙で頬が濡れることに。2019年には完全新作として再びアニメ化されるほどの人気作なので、この唯一無二の世界観をどうぞ覗いてみてください。

【おまけ】定番中の定番！泣けるジャンプの人気漫画ビックスリー

上記のランキングを見て「なんで入ってないの！？」と思った方々、ご安心ください。あまりにも有名すぎてわざわざランキングで紹介するまでもない、鉄板中の鉄板。それが『週刊少年ジャンプ』で連載されていたこちらの3作品です。これらの漫画を読んで泣かない人はいないはず！

『鬼滅の刃』（全23巻／完結済み）

	鬼滅の刃（1）ジャンプコミックス 作者 吾峠 呼世晴 出版社 集英社 出版年月 2016年6月3日
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令和最強の大ヒット漫画ですが、ただ面白いだけではありません。琴線に触れる名シーンが多く、キャラの過去の背景を知るたびに涙が出ること必至です。主人公の炭治郎は、自分が留守の間に「鬼」に家族を惨殺され、その中で唯一生き残った妹の禰󠄀豆子も、なぜか「鬼」に変わってしまいました…。炭治郎は禰󠄀豆子を人間に戻すために＂鬼狩り＂となり、妹と共に鬼たちの討伐へ立ち向かっていきます。兄弟の絆にもジーンとしますが、私が最も泣いたのは炭治郎が所属する鬼滅隊の「柱」たちの死闘です。鬼たちの頂点に立つ「鬼舞辻無惨」を倒すことが鬼滅隊全員の悲願なため、無惨の部下である「上弦の鬼」たちにも身を挺して挑んでいきます。そのカッコ良い生き様には、魂が震えるほど感動するはず。2020年12月に最終巻が発売され、物語も見事に完結。最終巻はずっと泣きながらページを捲っていました。人気絶頂の中、惜しまれつつも潔い幕引きに大きな拍手を送りたいです。また、2019年公開の『鬼滅の刃 無限列車編』は、日本映画の歴代第1位の興行収入になったことで大きな話題になりましたよね。こちらの映画も涙腺崩壊します！ハンカチのご用意をお忘れなく。

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『ONE PIECE』（ワンピース）

	ONE PIECE（1）ジャンプコミックス 作者 尾田 栄一郎 出版社 集英社 出版年月 1997年12月24日
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もはや知らない人はいない超人気タイトルなので、細かな説明は不要かと思います。今でも連載中の作品ですが、至るところに泣けるポイントが散りばめられているため、油断しているとふいに泣いてしまう可能性大！気を付けないと公共の場で号泣してしまうかもしれないので、読書場所にも十分に注意しましょう。特に泣けるところといえば、メリー号とのお別れと、兄・エースのシーン。名言が多い『ONE PIECE』の中でもメリー号の最期「ぼくは本当に幸せだった」、エースの最期「愛してくれて…ありがとう！」のセリフは涙を流しながら読んだ人がほとんどではないでしょうか。大人でも泣けるエピソードが多いというところが、『ONE PIECE』の根強い人気を支える理由かもしれません。

『NARUTO -ナルト-』（全72巻／完結済み）

	NARUTO -ナルト-（1）ジャンプコミックス 作者 岸本 斉史 出版社 集英社 出版年月 2000年3月3日
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『NARUTO』も好きな人、多いですよね。連載当時は『ONE PIECE』と共にジャンプの2大看板として君臨し、＂忍者もの＂ということもあり海外でもモンスター級の人気を誇っています。落ちこぼれの忍者だったうずまきナルトが忍五大国の1つである「火の国」の長である＂火影＂になるために、さまざまな術を学びながら成長していく物語です。バトルアクション以外にも仲間との友情や裏切り、強い師弟との絆、家族との隠された秘話、そして複雑に絡み合う恋愛模様など、深い人間関係も大きな見どころです。サスケとイタチのシーンで泣き、ナルトと自来也のシーンで泣き…。『NARUTO』も数え切れないほどの名シーンが。ナルトの情熱に背中を押され、勇気をもらった読者も多いのではないでしょうか。

まとめ

さまざまなジャンルの＂泣ける漫画＂を50冊ご紹介しましたが、気になる作品はありましたか？

映画などを観ようとすると、どうしても一定の時間拘束されてしまいます。でも「漫画」なら、自分の好きなペースでスキマ時間に読めるのが大きな魅力です。忙しくて時間がない人にもピッタリなので、お気に入りを見つけて常に鞄に漫画を忍ばせておくのもおすすめです。

また、人間にとって＂泣く＂という行為は、ストレス解消にもうってつけ。「涙活」という言葉が流行るほど、泣くことによって心も体もリフレッシュできます。日常を忘れて、漫画の世界にのめり込み、思いっきり泣きましょう！

	ライティング担当 ： momo 山梨県在住、30代の2児の母。テレビはドラマ・アニメ・バラエティを観ることが多い。ドラマなら恋愛・仕事・サスペンス、漫画やアニメならラブコメ・スポ根・青春・SFが好みだが、総じて＂泣ける系＂のジャンルにも弱い。特に30代に突入してからは若者の青春群像劇でたいてい号泣している。気になる映像化作品をチェックするときは、映画を観てから小説（漫画）を読む派。ゲームも好きだが、最近は息子と一緒にポケモンばかりやっている。