こんにちは、もったいない本舗です。
「ダンジョン飯」を読んだ時に思ったのですが、
九井諒子さんのファンタジーは、どうしてか私達に馴染み深くて、
この現実世界に少しだけファンタジー要素が加わったら、
こんな風になるのかもと想像させてくれます。
そんな魅力のあるファンタジーが七つも収録された一冊があるんです。
『竜のかわいい七つの子』。
竜が、人魚が、神様が…人間と同じ世界で当たり前のように生きている。
ファンタジーと現実世界がこんなにも自然に融合してしまうことに驚きます。
そして、“人間”と“人外ファンタジー生物”の間にも
人同士みたいな絆が生まれたりして。
収録されている中で、個人的にお気に入りの話は「わたしのかみさま」。
中学受験を前に思い悩む少女。その前に現れた一匹の神様。
棲んでいた小川が埋め立て工事で無くなってしまった神様は、
少女に飼われることになります。
表紙の絵を見て、「女の子がでかい魚…抱えてる…。釣ったのかな?」
と思っちゃった方も居るかもしれませんが(居ないですかね)、
このイワナ風のお魚さん、実は神様なんです。お魚様。
お魚様と少女の絆、そして少女と父親の絆がほんのり感じられて
温かい気持ちになります。
他の短編も、全体的に優しくて暖かい絆を感じる作品が多いですが、
さすが九井さん作品、コメディ色も強くて面白い。
その笑いのノリが「ダンジョン飯」を思い出させて、一人ニヤつく私。
脳内でマルシルが 「ヤダーーーッ」と叫んでいたりしますね(笑)
九井諒子ワールド全開の七つのお話、
あなたのお気に入りの物語はどれでしょうか?
マンガ『竜のかわいい七つの子』のご購入はこちら(楽天市場にリンク)
【執筆担当者】
ミユキ(絵描きゲーマー女子)
”剣と魔法のファンタジー”をこよなく愛する、絵描きゲーマー。
異世界を旅する為に、マンガ・アニメ・ゲームに日常を費やしている。
そして溜まっていった想像力を駆使して、
マンガやイラストを描きまくるのが趣味。
自作の作品に深みを持たせる為に、ファンタジー以外の読み物も模索中。
もったいない本舗では、買取も行っております。
本、古本、CD、DVD、ゲームを自宅までネットで申し込みして、
無料集荷で簡単に回収して宅配買取ができます。
梱包用のダンボール、ガムテープも送料無料です。
中古本を処分、捨てる前に、『もったいない本舗』のご利用をご検討下さい。
詳しいご案内はこちら