今、何かと話題になっている、映画「告白」を観てきた。
告白は、中島哲也監督の最新作で、湊かなえ著の「告白」が
原作の作品だ。
主演の松たか子は、わが子を亡くした、シングルマザーの
中学教師。終業式後のホームルームで、我が子がこのクラスの
生徒に殺された、と告白することから、物語は始まる。
R-15指定にもなっている、この作品。まぁ、R-15になっても
仕方ないのかな?と思えるようなシーンも多々あったが、個人的には、
14歳前後の、不安定な子供たちにこそ、見てほしい気もした。
思春期のころ、漠然と持っていた不安やあせり、そんなものの
極論を、同じティーンエイジャーの俳優陣がリアルに演じている。
そんな子供たちをとりまく、大人たちの姿も、実に人間くさく
滑稽で、どきりとする。
物語についても、映像についても、賛否両論分かれている
作品ではあるが、観ていて損はないだろう。
損がないどころか、観ておいたほうがいい映画として、強くお勧め
できる、映画である。