年末に、友人や知人数人と「紅白歌合戦」を観ていた時の事。
わたしは熱狂的なファンというわけではないが、わりと「アイドル」と呼ばれる人々が好きで、
嵐やSMAP、Perfumeを割と楽しみにしていた。
ところが、一緒に観ていた知人の1人は、アイドルが嫌いらしく、ものすごくけなす。
「自分で、作詞作曲もできないくせに」「口パクのくせに」「むかつく」などなど・・・
そこまでいわなくても、というほどの罵詈雑言だった。こういった人と、テレビをみたりするのは、本当に疲れる。
アイドルはアイドル。ロッカーはロッカー。シンガーソングライターはシンガーソングライター。それでいいじゃないか。
にっこり笑顔を浮かべながら、踊るアイドルも、相当な苦労がある。
それは、ロッカーやシンガーソングライターだって同じ事。華やかな世界で、より輝く為には、
わたしたち凡人には計り知れない苦労や努力があるのだろう。
それよりなにより、「好きだ」と公言している人の前で、その好きなものをけなす、という心境が理解できない。
せめて、生活に直結しないものくらい、目くじらを立てずに、ゆるりと楽しめばいいのにと、疲れてしまうのだ。