こんにちは、もったいない本舗です。
少年マンガ誌の最高峰ともいえる『週刊少年ジャンプ』において、
もはや「掲載されている期間の方がレア」とさえ言われている異色の作品といえば
『HUNTER×HUNTER』以外にないと思います。
1998年に連載を開始してからというもの、
2016年時点で、連載期間の約6割は休載しているのだとか。
…ここまでお休みするのであれば、
もはや週刊誌じゃないところで連載した方が良い気もします(笑)
しかし、この作品の何がすごいのかというと…
長期休載の常連なのにも関わらず、まったく打ち切りにならないということ。
おそらくその理由は、
累計発行部数6000万部以上を誇る驚異的な人気があるからですかねぇ。
現に、今年の4月16日発売のジャンプ20号にて、
1年8ヶ月ぶりの連載再開が発表された時にも、ファン一同がネットで大喜び。
ここ数年、ストーリーが全然進んでいないのにも関わらず、
まったくファンが離れないという、不思議な作品です。…まぁ現に私も大好きですが。
そんなマンガ界での奇才である作者の冨樫義博さんの隠れた名作をみなさんご存知ですか?
1995年から1997年までジャンプで連載されていた『レベルE』です。
富樫さんといえば、もう一つの代表作『幽遊白書』を思い浮かべる人が多いと思いますが、
この『レベルE』もコアなファンの間では、「冨樫義博氏の最高傑作」と呼ばれるほど、
かなり高い評価を受けているんです。
何人かの地球人が宇宙人・ドグラ星の王子の悪ふざけに巻き込まれる、というSEマンガで、
それぞれのキャラクターごとの視点に変えたオムニバス形式で展開されていきます。
「アシスタントを入れずに一人で描く」という
現在の富樫さんのスタイルを確立させるきっかけにもなった作品で、
この時にも、週刊誌である『ジャンプ』で異例の月1連載で掲載されていました。
…もう富樫さんは、この時点でジャンプ編集部からも特別扱いされていたんですね。
肝心の内容はというと、ギャグとシリアスを絶妙に融合させたストーリー展開と、
読者の予想の斜め上をいく驚きのオチ、そして考えぬかれた舞台設定など、
すべてにおいて完成度が高いんですが、やはり世界観は独特で、
読み終わった後になんだか不思議な気持ちになる作品でした。
全3巻という少年マンガにしたら珍しい短い作品なので、気軽に読めるところも魅力です。
『HUNTER×HUNTER』連載再開記念に、ぜひこちらの『レベルE』も読んでみてください。
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【執筆担当者】
アサミ(サブカル女子)
少女マンガと恋愛ドラマをこよなく愛するアラサー。
好きな音楽はロキノン系(邦楽ロック)が中心で、
夏になると全国各地の夏フェスに飛び回る。
アニメもゲームもライトユーザーながら、有名どころは押さえている。
もちろん、サブカルの代名詞である
ヴィレヴァン(ヴィレッジヴァンガード)も大好き。
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