こんにちは、もったいない本舗です。
約半年ぶりに発売された『ヴィンランド・サガ』の新刊17巻。
絵の凄まじい描きこみもさることながら、とにかく内容が濃い!期待以上の一冊でした。
8年前に家族をトルフィンに殺された女狩人ヒルドが、トルフィンの前に立ちはだかります。
復讐は何も生み出さない、相手を許せとヒルドの父親も師匠も言いますが、
復讐だけを原動力に生きてきたヒルドの事を考えると、何ともやりきれない気持ちになります。
ヒルドの回想シーンのトルフィンが、色々な意味であまりにも幼くて、
身近な人の死や奴隷を経て、今は別人だといくら言っても死んだ人が生き返る訳ではなく。
元々ただの幸せな少女として暮らしてきたヒルドの苦悩が伝わる、悲しい展開でした。
両親の仇を前にして、この展開はやはりマンガだなぁという気がしないでもないのですが、
それでも主人公のトルフィンを殺されてしまってはこのマンガが成り立たないので(笑)
ただ、もしヒルドが今後行動を共にするとなると、
新天地ヴィンランドでの大工の腕が生きてくるのかなぁ、なんて淡い希望を抱いてしまいます!
それにしても、このマンガのヒロインは誰なんだろう・・・(ふと)
続巻は、おそらく早くても夏~秋以降になるんでしょうか。楽しみです。
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【執筆担当者】
ナナミ(ハイボール女子)
ハイボールをこよなく愛するアラサー。
小説、コミックが日々の活力で、好きな作家はとことん追いかける。
愛読書は北方謙三の『三国志』と、栗本薫の『グイン・サーガ』。
ミステリ、ファンタジー、SF、ホラー、古典まで幅広く読む。
好きなゲームが発売されると、徹夜でハイボールを飲みながらプレイする。
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