読んだとき、まるで民話のような世界だな、と思った漫画がある。
清原紘著の「ツミツキ」
どこかで読んだような物語、という印象はぬぐえないが、絵が
とても魅力的なこの作品。スプラッタシーンも多いのに、それを
不快に思わなかったのは、絵柄の美しさゆえではないだろうか。
ツミツキとは「罪憑き」。罪に蝕まれ、人間ではない異形のものへと
落ちていく人間が描かれている。日本古来の民話や古文にありそうな
この設定。薄暗い神社の祠のような雰囲気の中、物語は展開していく。
ツミツキになった少女達は、全員救われることもなく、命を絶つ。
救いようのない物語なのに、どこか読後感がすっきりしているのは、
ツミツキになった少女達が、潔く生きているからではないかと感じた。
ツミツキになった少女達を食うことで、命を繋ぐ謎の少年クロエの
キャラクターも、魅力的だ。ただ、話が短いせいか、もっと掘り下げられる
はずの、クロエという人物像が、まだぼんやりしている気がする。
話が進むごとに、面白さ・物語の深さが増してくる作品なので、
1巻だけで終わらず、ぜひ続編が読みたいと思った。
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